SUZUKA 8 HOURS 鈴鹿8時間耐久ロードレース

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FIM 2006 世界耐久選手権シリーズ第5戦 “コカ・コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第29回大会 2006.7.27?30開催
直前インタビュー
SUZUKI MORIWAKI RACING YSP & PRESTOレーシング
YSP & PRESTOレーシング
北川圭一選手 SUZUKI CASTROL TEAM

──まずは、もうかなり古い話になってしまいますが、昨年の世界耐久選手権のタイトル獲得、おめでとうございました。北川選手は、昨年からこの世界耐久選手権に参戦していますけど、この8耐に関する想いは、一昨年までと違ってきているのでしょうか?

北川選手:いえ、あまり変わりなくて、鈴鹿8耐も世界耐久シリーズの1戦ではありますけど、今まで通り特別なイベントだと思っています。やっぱり、日本で一番盛り上がるレースですし、一番力の入るレースではあります。そしてこれは、ヴァンサン(フィリップ選手)も一緒なんです。もっとも、もしかしたらヴァンサンは、日本に来るのが楽しいだけかもしれませんけど(笑)。でも、気合いが入っています。昨年から僕が入ったことで、鈴鹿のレースは体制が良くなったので、ワークスチームとも勝負することも出来ますしね。

──なるほど。ところで北川選手は、6月上旬に開催された鈴鹿300km耐久レースの練習走行で転倒し、ケガによりこのレースへの参戦をキャンセルしました。現在、カラダの状態はいかがでしょうか?

北川選手:ケガのほうはお陰さまで回復して、バイクを乗る分にはまったく問題なくなっています。

──バイクのセッティングなどはいかがでしょうか?

北川選手:そっちはちょっと問題があって、レース一週間前の3日間テストで煮詰めるはずが、雨ばっかりで、ドライで走行出来たのは1時間くらいしかなくて……。ちょっと不安な8耐、という感じですね。僕が普段出ている世界耐久選手権は、ヨーロッパのコースだとみんながぶっつけ本番に近いんで、イコールコンディションなだけですけど、鈴鹿8耐だけは特別で、日本のチームはみんながスゴく走り込んでいますから。そういった意味では、海外チームは不利ではあります。

──マシンセッティングはレースウィークに入ってからという感じなんですね。

北川選手:そうですね。ただ、マシンは昨年と似たようなもんなんで、昨年の8耐でのセッティングデータが残っているんで、昨年よりはマシです。ただ、そのデータをベースにテストで煮詰めていけたら、スゴくいい状態になったと思うんで、雨が恨めしいですね。

 

──そういった状況の中、どのようなレースをしようと考えていらっしゃいますか?

北川選手:とにかく今は、やれるだけのことをヤルだけだ、と思っています。もちろん、表彰台には立ちたいですし、出来れば優勝もしたいですけど、ね。

──そのためには、ファンの応援も不可欠ですよね?

北川選手:もちろんです! メインスタンドS2席に北川応援団席も出来ますけど、とにかくみんな応援しに鈴鹿サーキットに来て欲しいです。そしてどんどん騒いでもらって、パワーを分けてもえればと思います!

モリワキ MOTUL レーシング
ヴァンサン・フィリップ選手 MORIWAKI RACING

──ようこそ、1年ぶりの日本へ! ところで、ヨーロッパからは遠く離れた国でのレースですけど、不自由とかはありませんか?

フィリップ選手:元々は世界GPの250ccクラスで走っていたので、旅には慣れているし、日本にも6回以上来ているんで、とくに時差ボケや文化的な違いが気になるということはありません。でも唯一、朝ご飯だけは、ちょっと不満なんです。というのも、僕は甘いモノが大好きで、ホットチョコレートの中にショコラパンを浸けて食べたりするのが、普段の朝ご飯なんです。朝は甘いモノしか食べないという生活なのに、日本ではホテルで洋食を頼んでも、どちらかというと塩味系のモノが多い。パンも、バターだけとかね。それだけが、ちょっとイヤですね(笑)!

──なるほど。でも、朝ご飯以外はあまり問題ないわけですね。では、鈴鹿というサーキットに関してはどうですか? ヨーロッパのコースと比べて、難しいのでしょうか?

フィリップ選手:確かに、難しいコースではありますね。でもそれ以上に、日本は速いライダーがスゴく多いので、サーキット自体よりもライダーがコンペティティブで大変です。でも、今年で3回目の鈴鹿8耐となるので、過去2回に比べれば僕もかなり慣れてきてるので、昨年よりもいい走りが出来ると思います。

──その速い日本人ライダーの1人である北川選手が、昨年からフィリップ選手のパートナーとなっているわけですが、フィリップ選手から見た北川選手は、どんなライダーなのでしょうか?

フィリップ選手:圭一とはこれで2年目を迎えて、単なるチームメイトという域を超えて、親友みたいな関係になってきました。レースの時以外も、どこかで何かの遊びを一緒にしたり……。耐久レースというのは、他のライダーと協力して走らなければならないんで、これはスゴく重要なことなんです。それからレースに関しては、ヨーロッパのコースだと圭一がハマッたりすることもあるので、そういう時は僕が助けるようにしていますし、逆にこの鈴鹿の場合は、圭一に絶対的なアドバンテージがあるので、僕が助けてもらうことが多いです。スゴくいい関係が築けていて、2人でお互いを助けつつ、うまくシーズンを闘えていると思います。

──最後に、この大会でフィリップ選手が目標としていることを教えてください。

フィリップ選手:テストでは走り込めてないし、予選がどこまでイケるかも自信はないですけど、普段から耐久レースを闘っているチームだけに経験も豊富ですし、ピットワークとかもスゴく速いので、決勝では転ばなければ表彰台に上がれる実力はあると思います。実際、昨年も転ぶまでは2位にいましたし……。今年は、どの高さでもいいので表彰台には上がりたいです!