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8耐は過酷なレースで有名ですが、僕は若いときのほうが体力不足を感じていましたね。常に全開、100%の走行で、いろいろなところに無駄な力が入っていたのでしょうね。経験を重ねることで楽に乗れるようになりました。それでも、8耐の湿気を含んだ暑さは特別なので、集中力を持続する難しさは変わりませんでした。
僕は1回目の走行が一番きつく感じます。スタートして1時間は、超が付くくらいのハイペースですから気が抜けない。ここで流れが決まるというプレッシャーも大きい。2回目以降は楽になります。ダンロップタイヤは初期グリップがいいので、最初から勢いに乗れるのが魅力で僕は好きでしたね。だから、タイヤに助けられた部分は本当に大きかったと感謝しています。
周回遅れをパスするのはテクニックがいるし、精神的な部分でも重圧がありますね。バックマーカーを抜こうとしたら、アウトにはらんできて接触転倒したこともあります。予測のつかない動きをするので、神経を使います。それに、雨が降ったりやんだりと天候が急変したときに、その路面コンデションに合わせた走りが求められる。タイヤ選択もシビアになりますね。転倒車両も多いので、オイルが漏れていたりする。小さなオイル漏れや、落下物など、思わぬ落とし穴に足元をすくわれる危険性も多い。
チームワークも重要で、ピットでのワンミスが、順位変動に関わって来る。それを、ライダーが取り返えそうとするとリスクは大きくなる。ライダーのちょっとしたミスでポジションが替わるしマージンが消える。周回遅れをこれでもか、これでもかと何台もパスしながらも、アベレージタイムを大きく落とすことはできないです。耐久レースはミスを取り返して勝負するのが魅力だけど、8耐はそれが許されない。スプリントレースより速さとテクニックが求められます。
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