鈴鹿8時間耐久ロードレース

鈴鹿300km耐久ロードレース
■ 2007/6/10 “Road to 8hours”鈴鹿300km耐久ロードレース 鈴鹿サーキット
天気 気温 観客
晴れ 20.2度 12,500人
順位 選手名 チーム メーカー 周回数 タイム  
1位 清成龍一
ジョナサン・レイ
Team HRC Honda 52 1:55'15.860  
2位 小西良輝 急募com Team HARC-PRO. Honda 52 1:56'04.721  
3位 中須賀克行 YSP & PRESTO レーシング Yamaha 52 1:56'12.344 DUNLOP user
4位 辻村猛 F.C.C.TSR ZIP-FM Racing Team Honda 52 1:56'12.456  
5位 渡辺篤
酒井大作
ヨシムラスズキwith JOMO Suzuki 52 1:56'33.030  
6位 徳留和樹
鎌田学
Honda DREAM Racing Team Honda 52 1:56'39.625  
7位 阿部典史 ワイズギアレーシング Yamaha 52 1:58'08.102 DUNLOP user
8位 山口辰也
レオン・キャミア
モリワキMOTULレーシング Honda 51 1:55'16.310 DUNLOP user

ヤマハの中須賀選手がひとりで300キロを走りきり、3位入賞を果たす

今年も、鈴鹿8耐の前哨戦、「“Road to 8hours”鈴鹿300km耐久ロードレース」が行われた。8耐のためにマシンのセッティング、ライダーの調整をかねて1〜2人が300キロを走る耐久レースで、エントリーしているのは、8耐へ参加予定のライダーたちだ。
主なダンロップユーザーは、YSP & PRESTOレーシングの中須賀克行選手(ヤマハ)、モリワキMOTULレーシングの山口辰也選手・L・キャミア選手(ホンダ)のペア、ワイズギアレーシングの阿部典史選手(ヤマハ)、Moto Map SUPPLYの波多野祐樹選手・寺本幸司選手(スズキ)のペアとなっている。


10日土曜日の予選は、悪天候に苦しめられた。雷雨に見舞われたり、雨が止み路面が乾き始めたりと激しいコンディションとなった。予選A組の中須賀選手は、ウェットコンディションで2分9秒102という最速タイムをマークしてポールポジションを獲得するかと思われた。しかし、B組の走行の時に路面が乾き始めると、秋吉耕佑選手(スズキ)が2分8秒645をマークしたため、中須賀選手は惜しくも2番手となった。
「Aグループは、ほとんどドライコンディションで金曜日を走れました。僕は今回ひとりで走るので、自分のセッティングを進めることができました。予選では、レインコンディションで走ったのですが、今年はレインではあまりテストができていないこともあって、今一つの状態です。決勝は、ぜひドライで走りたいですね。ドライであれば、タイムはけっこう出ているので、精一杯頑張るだけです。」と中須賀選手は語った。
グリッドは、B組1位A組1位、続いてB組2位A組2位と、交互に組まれ、阿部選手が7位、山口選手・キャミア選手のペアが11位、波多野選手・寺本選手のペアが12位となった。



朝方まで雨が残ったものの、決勝レースはドライコンディションでスタートした。阿部選手が7番手グリッドから飛び出してホールショットを決める。後ろから秋吉選手、清成龍一選手(ホンダ)、辻村猛選手(ホンダ)、中須賀選手などが続く。1周目を終えると、清成選手、秋吉選手、阿部選手、中須賀選手の順位のオーダーとなる。
その後、中須賀選手が阿部選手を抜き去り3位に浮上。前を行く、清成選手と秋吉選手を追いかけていく。阿部選手は辻村選手にも抜かれると5位に後退してしまう。


中盤を迎える頃から、雨がぱらつき始める難しいコンディションとなった。24周目、中須賀選手はピットインしてタイヤ交換とガス給油を行う。この直後、清成選手の後方2位につけていた秋吉選手が、ガス欠のためにマシンストップ、リタイアとなった。
これで、中須賀選手はトップの清成選手の後方2番手に浮上する。レース中盤、清成選手はJ・レイ選手にライダー交替した。一人で走り続ける中須賀選手はレイ選手との差を着実に詰めていく。3秒以上あった差はすぐにつまり、32周目のヘアピンで中須賀選手はレイ選手をパス、トップに躍りでる。小雨が降る厳しいコンディションの中、中須賀選手はトップを守っていった。

しかし、レイ選手はペースをつかむと中須賀選手に追い付き、猛チャージ。41周目に入ると、今度はレイ選手がトップを奪回する。中須賀選手も必死で追走していくが、残り7周で急きょピットインのサインが出された。中須賀選手はガス給油のためにピットに入った。
ピットアウトした中須賀選手は、一旦順位を4位に落とした。
レース終盤に入ると、中須賀選手は阿部選手、辻村選手に追い付き、3位争いを開始。3台が激しい順位争いを繰り広げていった。残り2周で阿部選手は燃費が厳しくなり、ガス給油のためにピットイン。これで表彰台争いから脱落してしまった。


レース終盤、中須賀選手は、辻村選手を抜き去ると3位表彰台をゲット。8耐へ向けて好スタートを切った。
「レース序盤は順位が分からず、しかも途中でガス欠の症状が出て予定よりも2周早くピットインをしなければいけませんでした。その後も順位が分からず、がむしゃらに走っていきました。今年はマシンが新型になりデータがない状態でしたが、自分自身はドライで走れてほっとしています。コンディションは難しいレースでしたが、状況把握はできていました。2回目のピットインはしょうがないと思います。鈴鹿8耐に向けて良いテストになったと思います。」と中須賀選手は語った。

また、阿部選手は最後のピットインで順位を下げてしまい7位となる。「ラスト2周で予定外のピットインは本当に悔しい。表彰台圏内だっただけに、本当に残念です。レース全体としては、耐久の安定した走りに徹していました。そのうち上位陣のいくつかは潰れていくと思っていたし、実際にそうなったのだけれど、まさか自分がその幾つかのチームに入るとは思っていませんでした」と阿部選手は肩を落としていた。
一方、山口選手・キャミア選手の組が8位。波多野選手・寺本選手の組はリタイアに終わっている。