SUZUKA 8 HOURS 鈴鹿8時間耐久ロードレース

レース結果
鈴鹿8時間耐久ロードレース
世界耐久選手権シリーズ第3戦 2008“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース
天気 気温 観客
晴れ〜雨〜晴れ 34.5度 71000人
順位 チーム 第1ライダー メーカー タイム
1位 DREAM Honda Racing Team 11 清成龍一
C・チェカ
Honda 8:00'20.726
2位 YOSHIMURA SUZUKI with DENSO IRIDIUM POWER 酒井大作
渡辺篤
Suzuki 8:01'39.626
3位 Kyubo.com team HARC-PRO 小西良輝・高橋巧 Honda 8:02'16.360
5位 YAMAHA RACING 佐藤裕児
中須賀克行
Yamaha 8:00'56.222 DUNLOP
6位 モリワキMOTULレーシング 山口辰也
C・クラッチェロ
Suzuki 8:00'21.168 DUNLOP
8位 MotoMap SUPPLY 波多野祐樹
生形秀之
行方知基
Suzuki 8:02'19.802 DUNLOP
9位 Team 桜井ホンダ 10 亀谷長純
L・ハスラム
Honda 8:02'30.445 DUNLOP
10位 Team 桜井ホンダ 71 津田一磨
J・ブルックス
Honda 8:00'36.960 DUNLOP
24位 BEET LUMIX RACING ジパツー 西嶋修
長谷川克憲
Kawasaki 8:02'17.345 DUNLOP
39位 TEAM 茶LLENGER 藤原儀彦
宇井陽一
秋谷守
Yamaha 8:01'50.678 DUNLOP
リタイア DREAM Honda Racing Team 33 J・レイ
高橋裕紀
Honda 5:04'00.323 DUNLOP

DREAM Honda Racing Team 33が序盤4位につける

決勝当日、少し雲があるものの真夏の晴天に恵まれた。午前11時30分にル・マン式で全70台がスタート。レース序盤は、YOSHIMURA SUZUKI with JOMOの秋吉耕佑選手、DREAM Honda Racing Team 11の清成龍一選手、YOSHIMURA SUZUKI with DENSO IRIDIUM POWERの酒井大作選手、F.C.C.TSR Hondaの伊藤真一選手、DREAM Honda Racing Team 33のJ・レイ選手がトップ集団を形成。レイ選手は5番手につけ、酒井選手と4位争いを演じていく。 一方、YAMAHA RACINGの中須賀克行選手は、先頭集団から遅れて6位につけ、その後ろにモリワキMOTULレーシングの山口辰也選手が続いている。中須賀選手、山口選手、Kyubo.com team HARC-PROの小西良輝選手が6位争いを展開。スタートで出遅れたTeam 桜井ホンダ 10の亀谷長純選手が9位に続いた。


そして、酒井選手と激しい4位争いを演じていたレイ選手は、21周目のデグナーカーブで転倒。すぐに再スタートして、YAMAHA RACINGの中須賀選手、モリワキMOTULレーシングの山口選手、Kyubo.com team HARC-PROプロの小西選手の5位争いに加わる。
そして、1時間が経過した12時半ころ、各チームともピットインしてライダー交替。DREAM Honda Racing Team 33は高橋裕紀選手に代わり、5位を走行していく。モリワキMOTULレーシングのC・クラッチェロ選手、YAMAHA RACINGの佐藤裕児選手はKyubo.com team HARC-PROの高橋巧選手と6位を争っていく。
高橋裕紀選手は徐々に後続を離して単独5位をキープ。クラッチェロ選手が6位。佐藤選手、高橋巧選手、後方から追い上げたTeam 桜井ホンダ 10のL・ハスラム選手が7位争いを展開。ハスラム選手が追い上げて7位を奪う。

ところが、1時間半が経過した41周目に高橋裕紀選手がシケインで転倒。すぐに再スタートしたが、モリワキMOTULレーシング、Team 桜井ホンダ 10の後方7位に後退する。 それでもDREAM Honda Racing Team 33はすぐに追い上げを開始。レイ選手、高橋裕紀選手の力走で挽回。2時間を経過したころには再び5位を奪い返した。 6位以下は、Team 桜井ホンダ 10、モリワキMOTULレーシング、Kyubo.com team HARC-PROと続き、YAMAHA RACINGが9位につける。しかし、モリワキMOTULレーシングの山口選手は緊急ピットイン、マシンを修復して再スタートするが、タイムロスして9位に沈んでしまう。
さらに、Team 桜井ホンダ 10の亀谷選手は、午後2時5分にシケインで転倒。再スタートしてピットに戻るが、大きくポジションを落としてしまう。 一方、上位を走っていたF.C.C.TSR Hondaの伊藤真一選手が転倒して後退したため、DREAM Honda Racing Team 33の順位は4位へと順位を上げる。


通り雨に見舞われ、波乱のレース展開に

3時間が経過した午後2時半、DREAM Honda Racing Team 33は4位、YAMAHA RACINGが5位、モリワキMOTULレーシング挽回して7位につける。
ところが、にわかに雲が多くなり、天候の悪化が心配され始める。そして、午後2時45分頃、スプーンカーブから雨が落ち始めた。雷が鳴り、大粒の雨が落ちはじめるが、西コースではすぐに日差しが戻っていく。夏特有の通り雨がコースを襲った。
厳しいコンディションとなったが、DREAM Honda Racing Team 33はスリックタイヤのままで走行を続けていく。高橋裕紀選手は1コーナーでコースアウトする場面もあったが、すぐにコースに戻り4位を守っていく。
YAMAHA RACINGはピットに戻りレインタイヤに替えるが、雨が止むとペースが鈍り、Kyubo.com team HARC-PROに抜かれて6位をキープ。モリワキMOTULレーシングもレインタイヤを装着して、クラッチェロ選手が7位を守っていった。そして、雨は3時すぎには止み、路面は徐々に乾いていった。レインタイヤに替えたチームはライダー交替のときに、スリックタイヤに戻してレースを続けた。


5時間を経過しようとしていた午後4時半すぎ、3位を走行していたYOSHIMURA SUZUKI with JOMOの秋吉選手が転倒。これで、DREAM Honda Racing Team 33が3位に浮上する。しかし、その直後4時36分、135周目のスプーンカーブでDREAM Honda Racing Team 33のレイ選手が転倒。そのまま無念のリタイアとなってしまう。


YAMAHA RACINGが粘り強く走り続け5位でチェッカー

午後5時、残り2時間半となったころ、ダンロップサポートチームのトップは、4位のYAMAHA RACINGの佐藤選手、5位にはモリワキMOTULレーシングのクラッチェロ選手がつける。
悪天候、転倒などアクシデントが次々に発生する2008年の8耐は、いよいよ終盤戦へと向かっていった。
YAMAHA RACINGの中須賀選手と佐藤選手は4位を快走。後方からモリワキMOTULレーシングを抜いたYOSHIMURA SUZUKI with JOMOが差を詰め始めてくると、中須賀選手は逃げ切りを図る。そして、午後6時5分YOSHIMURA SUZUKI with JOMOの秋吉選手がヘアピンで再び転倒。すぐに再スタートするが大きくタイムロスしてしまう。

このアクシデントで、YAMAHA RACINGは単独4位、5位のYOSHIMURA SUZUKI with JOMOの後方にモリワキMOTULレーシングが6位に続く。
また、序盤から安定した走りを見せていたMotoMap SUPPLYは、中盤は13位につけていたが、着実に挽回。終盤に入ると8位にまで順位を上げていた。


YAMAHA RACINGは午後6時半に最後のピットイン。アンカーを務める佐藤選手が4位のままコースへと向かう。6位につけるモリワキMOTULレーシングはクラッチェロ選手が最後の走行に入った。
徐々にサーキットに夕闇が訪れ、午後6時45分にライトオンのサインが出される。いよいよ最後の夜間走行の時間帯となった。
YAMAHA RACINGの佐藤選手は、再び後方からYOSHIMURA SUZUKI with JOMOの加賀山選手に迫られていく。初の8耐、初の夜間走行に臨んでいる佐藤選手は必死の逃げ切りを図るが、残り20分199周目にパスされてしまう。
佐藤選手は、それでも無理せずに走り続け、5位でチェッカーを受けた。

「初めての8耐でいろいろと学ぶことがありました。体力面はもっと鍛える必要があります。途中で雨が降ってきたときにレインタイヤに変更しましたが、これが順位を落とすことになりました。状況判断も課題です。今回、8耐に出場したことで、大いにプラスになりました。この経験を全日本の後半戦に生かしたいです」と佐藤選手。
チームメイトの中須賀選手は「参戦3年目にして初完走で5位入賞。自分としてもベストを尽くし、アピールする走りもできたと思います。今後のレース活動につながる戦いができました。結果には満足していませんが、今回の戦いで優勝もみえてきたので、次はさらに上位を狙います。今回の8耐のデータを生かしながら全日本の後半戦もがんばります」と語った。


続いて、モリワキMOTULレーシングのクラッチェロ選手が6位でチェッカーを受けた。
また、MotoMap SUPPLYは8位と大健闘。亀谷選手が転倒したTeam 桜井ホンダ 10は、一旦40位近くまで順位を下げていたが、見事な追い上げを展開して9位。続いてTeam 桜井ホンダ 71の津田一磨選手が、予選の転倒で足にケガを負いながらも大健闘。10位でチェッカーを受けた。
BEET LUMIX RACING ジパツーは24位、TEAM 茶LLENGERは、宇井陽一選手が午後1時22分にデグナーカーブでクラッシュ。ピットでマシンを修復して走り続け、39位となった。

一方、前半3位にまで順位を上げる健闘を見せながら転倒してしまったDREAM Honda Racing Team 33のレイ選手は「ピットインする周に転倒してしまった。スプーンでプッシュしていたらフロントが切れ込んだ。3位につけていたので、とても残念だ。チームと高橋選手に申し訳ない。表彰台に上がれると思っていたので残念です」とコメント。
高橋裕紀選手は「今日は最初にレイ選手がコースアウトして、僕もその分をリカバーしようとして転んでしまった。その後はがんばって3位にまで追い上げていたので、転倒は残念だけど、レイ選手にケガがなくてよかった。また機会があったら、この経験を生かしたいと思います」とコメントした。