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■ 2006/10/15 第16戦 ポルトガル エストリル
天気 気温 観客
曇り 20度 41,016人
MOTO GP
順位 選手名 チーム DUNLOP タイム
1位 T.Elias Fortuna Honda Honda 46'08.739  
2位 V.Rossi Camel Yamaha Team Yamaha 46'08.741  
3位 K.Roberts Jr Team Roberts Honda 46'08.915  
7位 C.Checa TECH3 Yamaha Yamaha 46'38.087 DUNLOP
11位 A.Hofmann Pramac d'Antin MotoGP Ducati 46'50.272 DUNLOP
13位 J.Ellison TECH3 Yamaha Yamaha 47'20.852 DUNLOP
14位 J.L.Cardoso Pramac d'Antin MotoGP Ducati 47'49.455 DUNLOP
250CC
順位 選手名 チーム DUNLOP タイム
1位 A.Dovizioso Humangest Racing Team Honda 44'30.727 DUNLOP
2位 青山博一 Red Bull KTM GP250 KTM 44'30.742 DUNLOP
3位 A.De.Angelis Master-MVA Aspar Team Aprilia 44'31.075 DUNLOP
4位 R.Locatelli Team Toth Aprilia 44'32.569 DUNLOP
5位 J.Lorenzo Fortuna Aprilia Aprilia 44'37.129 DUNLOP
6位 高橋裕紀 Humangest Racing Team Honda 44'40.346 DUNLOP
125CC
順位 選手名 チーム DUNLOP タイム
1位 A.Bautista Master-MVA Aspar Team Aprilia 40'48.792 DUNLOP
2位 H.Faubel Master-MVA Aspar Team Aprilia 41'03.890 DUNLOP
3位 M.Kallio Red Bull KTM GP 125 KTM 41'03.904 DUNLOP
4位 L.Pesek Derbi Racing Derbi 41'04.537 DUNLOP
5位 J.Simon Red Bull KTM GP 125 KTM 41'04.570 DUNLOP
6位 小山知良 Malaguti Ajo Corse Malaguti 41'16.380 DUNLOP
第16戦終了時点
MOTOGP
順位 選手名 チーム DUNLOP ポイント
1位 V.Rossi Camel Yamaha Team Yamaha 244  
2位 N.Hayden Repsol Honda Team Honda 236  
3位 M.Melandri Fortuna Honda Honda 217  
15位 C. Checa TECH3 Yamaha Yamaha 69 DUNLOP
17位 A.Hofmann Pramac d'Antin MotoGP Ducati 30 DUNLOP
18位 J.Ellison TECH3 Yamaha Yamaha 24 DUNLOP
19位 J.L.Cardoso Pramac d'Antin MotoGP Ducati 10 DUNLOP
GP250
順位 選手名 チーム DUNLOP ポイント
1位 J.Lorenzo Fortuna Aprilia Aprilia 276 DUNLOP
2位 A.Dovizioso Humangest Racing Team Honda 263 DUNLOP
3位 A.De.Angelis Master-MVA Aspar Team Aprilia 203 DUNLOP
4位 青山博一 Red Bull KTM GP250 KTM 193 DUNLOP
5位 R.Locatelli Team Toth Aprilia 171 DUNLOP
6位 高橋裕紀 Humangest Racing Team Honda 156 DUNLOP
GP125
順位 選手名 チーム DUNLOP ポイント
1位 A.Bautista Master-MVA Aspar Team Aprilia 325 DUNLOP
2位 M.Kallio Red Bull KTM GP125 KTM 242 DUNLOP
3位 M.Pasini Master-MVA Aspar Team Aprilia 185 DUNLOP
4位 H.Faubel Master-MVA Aspar Team Aprilia 172 DUNLOP
5位 S.Gadea Master-MVA Aspar Team Aprilia 144 DUNLOP
6位 L.Pesek Derbi Racing Derbi 143 DUNLOP
チェカ選手が今期最高タイの7位を獲得
世界グランプリは再びヨーロッパへ戻り、今シーズン最後の2戦を迎えた。
晴天の中で走行が始まると、テック3ヤマハのC・チェカ選手は、初日の走行で4位につける好調な滑り出しを見せる。
翌日も着実にセッティングを詰めていき、午後の予選を迎えた。チェカ選手は、後半に入るとタイムを上げていき、残り20分のときには2位につけていた。その後、予選タイヤでの激しい戦いが始まり、チェカ選手も予選タイヤでタイムを更新。少し順位を落としたものの9位を獲得。ポールポジションの V・ロッシ選手(ヤマハ)に、コンマ9秒差という好タイムを記録していた。
「新しいタイヤのおかげで、すごくいいフィーリングで走ることができた。昨日は、少しサイドグリップ、特に左側に問題があったが、セッティングを修正してよくなった。それでさらにタイムを上げることができたんだ。ロッシと1秒以内の差なんだ。上位陣に近づけてうれしいよ。明日の朝のウォームアップでもセッティングを確認して、必要ならセッティングを調整してレースに臨むよ。明日は誕生日だから、いい結果で終わりたいね」とチェカ選手。

また、チームメイトのJ・エリソン選手(ヤマハ)も、順調にタイムを出していたが、最後に転倒してしまい、17位となった。
一方、ダンティン・ドゥカティのA・ホフマン選手は18位、J-L・カルドソ選手は19位となった。
決勝が始まると、チェカ選手は1コーナーでラインをふさがれてしまい、1周目は13位で通過していたが、すぐに追い上げを開始。上位陣と同レベルのラップタイムで挽回すると、2周目には10位、その後、スズキのJ・ホプキンス選手とC・ヴァーミュレン選手を抜き去ると8位に順位アップしていった。さらに、上位陣で2台が転倒すると6位に浮上。そして、ドゥカティのL・カピロッシを抜くとチェカ選手は5位にまで順位を上げる大健闘を見せていった。
レース中盤に入ると、玉田誠選手(ホンダ)、ホプキンス選手に追い付かれると激しい5位争いを展開。何度も順位を入れ替えるドッグファイトを演じていった。後半に入ると、玉田選手とホプキンス選手の先行を許すが、チェカ選手は7位でゴール。決勝日に34回目の誕生日を迎えていたチェカ選手は、今期最高位タイの好結果を記録した。
「今日の結果には満足しているよ。これまですごくがんばってきて、その成果がでたね。途中5位になって、エリアスとケニーが見えてきた。だけど、追い付くのは難しかった。その後、玉田、ホプキンスとバトルになったけど、少しコースアウトしてしまったから、7位を守ろうと思ったんだ。最後までタイヤは調子がよかった。それにファステストラップは、ロッシと百分の5秒しか違わなかったんだ。今日は、最高の誕生日になったよ。多くの人が祝ってくれたんだ。次は最終戦ヴァレンシア。地元ファンの前でいい結果を残せるようにがんばるよ」とチェカ選手は語った。
また、ホフマン選手は11位、エリソン選手13位、カルドソ選手14位となり、全員がポイント圏内でゴールした。
ドビジオーソ選手が今期2勝目。ロレンツォ選手は5位に終わり、タイトル争いは最終戦へ

首位のJ・ロレンツォ選手(アプリリア)がタイトルに王手をかけている250クラス。そのロレンツォ選手は、フリー走行2回目に転倒。さらにエンジントラブルにも見舞われると予選2回目にはスペアマシンに乗り換えてタイムアタック。4番手フロントローを死守した。「今日はいい日じゃなかった。ベストを尽くしたけど、これ以上はできなかった」とロレンツォ選手。
ポールポジションを獲得したのは、ベテランのR・ロカテリ選手(アプリリア)で、250クラスで初のポール獲得となった。2番手に青山博一選手(KTM)がつけている。「もてぎと同じようにいい調子で走れている」と青山博一選手は語っていた。一方、ランキング2位のA・ドビジオーソ選手(ホンダ)は7番手2列目につけた。
また、青山周平選手(ホンダ)は9位、高橋裕紀選手(ホンダ)は初日に転倒する場面もあり12位。関口太郎選手(アプリリア)は19位となった。

決勝レースは曇り空の中、ドライコンディションで始まった。ホールショットを決めたのは、ロカテリ選手でロレンツォ選手、青山博一選手、ドビジオーソ選手、A・デ・アンジェリス選手(アプリリア)などが続いた。
レース前半は、ロカテリ選手を先頭にドビジオーソ選手、デ・アンジェリス選手と続き、青山博一選手とロレンツォ選手は4位争いとなっていた。
タイトルに王手をかけたロレンツォ選手は、その後ペースが上がらず。徐々に後退すると単独5位となっていく。
トップ集団は、ロカテリ選手、ドビジオーソ選手、デ・アンジェリス選手の3台となっていたが、中盤に入ると徐々に青山博一選手が近づいていった。

レース後半、ロカテリ選手、ドビジオーソ選手、デ・アンジェリス選手、青山博一選手の4台が激しい接近戦を開始。トップに立つライダーはドビジオーソ選手、青山博一選手、再びロカテリ選手と、次々に替わっていくドッグファイトが繰り広げられていった。
そして、最終ラップを迎えたときは、ドビジオーソ選手をトップに、デ・アンジェリス選手、青山博一選手、ロカテリ選手のオーダーだった。ドビジオーソ選手は、最後までトップを守りきると今期2勝を達成。ロレンツォ選手のタイトル獲得を阻止する意地を見せた。

「すごくタフなレースだった。特に、ヘルメットのシールドが曇ってしまって、よく見えなかったので大変だった。だけど、いいリズムで走ることができた。タイトル争いは最終戦まで持ち越された。僕には失い物はないから、思いきり戦うよ」とドビジオーソ選手。

一方、青山博一選手はラストラップでデ・アンジェリス選手をパス。さらにドビジオーソ選手を追ったが、惜しくも僅かに百分の1秒差で2位となった。「最初はいいリズムをつかめなかったけど、中盤からリズムをつかんで追い上げていった。最後は前にでたかったけど、今日のドビジオーソ選手は速かくて無理だった」と青山選手。
また、ロレンツォ選手は、中盤に高橋選手に抜かれていたが、後半になると抜き返して5位でゴール。この結果、ランキング2位のドビジオーソ選手との差は13点差。最終戦でタイトル争いが決着することになった。

また、高橋選手は6位。関口選手は18位。青山周平選手は8位につけていたが、トラブルのためにマシンが止まってしまった。
新チャンピオンのバウティスタ選手が独走で8勝目を決める。

125クラスの新チャンピオン、A・バウティスタ選手(アプリリア)は、今回新しいマシンで登場。そして、抜群の速さを見せると今期7度目のポールポジションを獲得した。
2番手についたのは、チームメイトのH・ファウベル選手(アプリリア)で、トップとの差は約コンマ7秒も離れていた。
また、小山知良選手(マラグーティ)は7位で今期最上位をゲットした。「マシンやサスペンションの調子がよくて、気持ちよく走れた。スタートを決めて、表彰台を狙いたいです」とコメントした。
一方、負傷したライダーの代打として出場している葛原太陽選手(アプリリア)は30位、渡辺一馬選手(ホンダ)は35位、大谷和也選手(マラグーティ)は40位となった。

決勝レースは、J・シモン選手(KTM)のホールショットで始まった。ファウベル選手、F・ライ選手(ホンダ)、バウティスタ選手などが続く。
1周目にバウティスタ選手はトップに浮上。すぐさま、後続を引き離しにかかった。その差は徐々に広がると、5周目には約4秒にまで広がり、序盤から独走体制。その後もさらに後続を引き離していく抜群の速さを披露していった。

一方、セカンド集団はシモン選手、ファウベル選手、M・カリオ選手(KTM)、ライ選手、M・パシーニ選手(アプリリア)、小山選手、G・タルマクシ選手(ホンダ)が僅差で続き、大集団を作っていた。トップのバウティスタ選手には離されたものの、2位争いは激しい順位争いが続いていった。中盤に入ると後方からL・ペゼック選手(デルビ)も追い付き、8台の激戦となる。

12周目、パシーニ選手が転倒すると、集団はふたつに別れることになり、カリオ選手、ファウベル選手、シモン選手が2位争いとなり、後続車と差が開いた。
そして、レース終盤に入ると、バウティスタ選手は10秒以上のリードを奪い、完璧な速さで今期8勝目を達成した。
「今回は新車を使用したが、サスペンションを変更するだけで、すぐにいい感じで走れた。レースで、こんなに差をつけられるとは思わなかった」とバウティスタ選手。

また、2位争いは、カリオ選手、ファウベル選手、シモン選手に、最後はペゼック選手も追い付いて激しい戦いとなった。ゴールまで続いたドッグファイトを制したのはファウベル選手で、カリオ選手が惜しくも3位となった。
また、小山選手は、タルマクシ選手、ライ選手とのバトルに競り勝ち、今期最高の6位でゴールした。
一方、渡辺選手は20位、大谷選手28位、葛原選手はピットインリタイアしている。