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■ 2007/11/04 第18戦 ヴァレンシア スペイン
天気 気温 観客
晴れ 19度 132,500人

MOTO GP

順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 D.Pedrosa Repsol Honda Team Honda 46'43.533
2位 C.Stoner Ducati Marlboro Team Ducati 46'48.980  
3位 J.Hopkins Rizla Suzuki MotoGP Suzuki 47'03.937  
11位 S.Guintoli Dunlop Yamaha Tech 3 Yamaha 47'22.296 DUNLOP user
15位 M.Tamada Dunlop Yamaha Tech 3 Yamaha 47'40.412 DUNLOP user

250CC

順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 M.Kallio Red Bull KTM 250 KTM 43'28.349 DUNLOP user
2位 A.De.Angelis Master - Mapfre Aspar Aprilia 43'28.720 DUNLOP user
3位 A.Debon Aprilia Racing Aprilia 43'35.146 DUNLOP user
4位 A.Dovizioso Kopron Team Scot Honda 43'35.229 DUNLOP user
5位 H.Barbera Team Toth Aprilia Aprilia 43'41.116 DUNLOP user
6位 J.Simon Repsol Honda 250cc Honda 43'41.379 DUNLOP user

125CC

順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 H.Faubel Bancaja Aspar Aprilia 40'14.228 DUNLOP user
2位 G.Talmacsi Bancaja Aspar Aprilia 40'14.413 DUNLOP user
3位 S.Gadea Bancaja Aspar Aprilia 40'14.514 DUNLOP user
4位 M.Pasini Polaris World Aprilia 40'15.054 DUNLOP user
5位 L.Pesek Valsir Seedorf Derbi Derbi 40'15.106 DUNLOP user
6位 E.Rabat Repsol Honda 125cc Honda 40'20.078 DUNLOP user

第18戦終了時点

MOTO GP

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 C.Stoner Ducati Marlboro Team Ducati 367
2位 D.Pedrosa Repsol Honda Team Honda 242  
3位 V.Rossi Fiat Yamaha Team Yamaha 241  
16位 S.Guintoli Dunlop Yamaha Tech 3 Yamaha 50 DUNLOP user
18位 M.Tamada Dunlop Yamaha Tech 3 Yamaha 38 DUNLOP user

250CC

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 J.Lorenzo Fortuna Aprilia Aprilia 312 DUNLOP user
2位 A.Dovizioso Kopron Team Scot Honda 260 DUNLOP user
3位 A.De.Angelis Master - Mapfre Aspar Aprilia 235 DUNLOP user
4位 A.Bautista Master - Mapfre Aspar Aprilia 181 DUNLOP user
5位 H.Barbera Team Toth Aprilia Aprilia 177 DUNLOP user
6位 H.Aoyama Red Bull KTM 250 KTM 160 DUNLOP user

125CC

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 G.Talmacsi Bancaja Aspar Aprilia 282 DUNLOP user
2位 H.Faubel Bancaja Aspar Aprilia 277 DUNLOP user
3位 T.Koyama Red Bull KTM 125 KTM 193 DUNLOP user
4位 L.Pesek Velsir Seedorf Derbi Derbi 182 DUNLOP user
5位 M.Pasini Bancaja Aspar Aprilia 168 DUNLOP user
6位 S.Corsi Skilled Racing Team Aprilia 166 DUNLOP user

ギュントーリ選手が11位に入り、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得

いよいよ2007年シーズンの最終戦を迎えた。開催地はレースのメッカ、スペイン東部の町、ヴァレンシア。サーキットは低速コーナーの多いテクニカルコースだ。
予選が始まると初日からダンロップ・ヤマハ・テック3チームは好調な滑り出しを見せる。S・ギュントーリ選手がチャンピオンのC・ストーナー選手(ドゥカティ)に僅かにコンマ1秒差の2位。一方の玉田誠選手は12位に付けていた。


翌日、午前中のフリー走行3回目ではギュントーリ選手がトップタイムをマーク。そして、午後の予選でもギュントーリ選手はタイムを更新し、残り 10分までトップにつけていた。終盤、ストーナー選手、D・ペドロサ選手(ホンダ)などに抜かれてしまうが、それでもギュントーリ選手は自己最高の5位2列目を確保した。
一方、玉田選手も着実にタイムを詰めていき、最後のタイムアタックを決めて6位にまで順位を上げた。


ダンロップ・ヤマハ・テック3チームは、初めて2台とも2列目に並ぶ大活躍を見せた。
「僕のベストの予選結果だよ。すごくいいフィーリングで走れている。タイヤ、マシンともにいいパッケージができている。チームのふたりとも2列目になれてよかった。レースでもいい結果を狙うよ」とギュントーリ選手。
玉田選手は「予選タイヤで最後にいいタイムを出せた。気温が低い日が続いているが、ダンロップタイヤは温まりがいいので、スタートから思い切っていきたい」と語った。


決勝レースは秋晴れの中で行われた。ダンロップ・ヤマハ・テック3のふたりはスタートで出遅れると、1周目を玉田選手8位、ギュントーリ選手10 位で通過する。その後、ギュントーリ選手、玉田選手は、R・デュプニエ選手(カワサキ)、C・ヴァーミュレン選手(スズキ)、T・エリアス選手(ホンダ)、中野真矢選手(ホンダ)と8位争いを展開していく。
レース中盤、デュプニエ選手には先行されたが、ギュントーリ選手は単独9位を走行していく。その後、ヴァーミュレン選手、バロス選手と競り合いを繰り広げ、後半に入るとエリアス選手とバトルを展開していく。レース終盤に入るとエリアス選手の先行を許してしまうが、ギュントーリ選手はヤマハ最上位の11位でゴールした。


この結果、ギュントーリ選手はランキング16位となり、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得した。
「スタートがよくなかったけど、その後デュプニエ選手、バロス選手、エリアス選手といいバトルができた。ヤマハ最上位になれてうれしいよ。今年は思った以上にいいシーズンを送れた。僕にとっては最高のシーズンだった。最初はマシンに慣れることに精一杯だったけど、徐々にいいペースで走れることをアピールできた。ダンロップがいつも最善を尽くしてくれたことに感謝している」とギュントーリ選手。
一方、玉田選手も前半はギュントーリ選手の後方につけていた。しかし、後半に入るとペースが鈍っていき徐々に後退し、15位でチェッカーを受けた。ランキング18位でシーズンを終えている。
「前半はいいペースで走っていたが、後半はペースが落ちてしまった。ハードに走ることができなかったので、遅れを取ってしまった。レース内容には納得できないが、今年僕にMotoGPで走る機会をくれたチームとダンロップさんに感謝しています。いつも戦闘力を上げるために最大の努力をしてくれました。」と玉田選手は語った。


カリオ選手が最後に逆転して今季2勝目を飾る

250クラスは、前戦のマレーシアGPでJ・ロレンツォ選手(アプリリア)が2年連続チャンピオンを決めている。
予選では、250ルーキーながらもてぎで初優勝を決めたM・カリオ選手(KTM)が今季2度目のポールポジションを獲得する。「いいペースで走れている。ロレンツォ選手が速いのは分かっているが、僕のレースペースもいい。明日はいいレースができると思う」とカリオ選手。
ロレンツォ選手はコンマ1秒差の2位となる。「ポールを逃したのは残念だけど、調子はいい。250で最後のレースだし、地元だから優勝を狙っていくよ」とロレンツォ選手。
続いて高橋裕紀選手(ホンダ)が今季初のフロントロー3位を獲得している。「去年、ここで大腿骨骨折してからずっと調子が上がらなかったけど、ようやくフロントローに戻った。明日は優勝を狙っていきます」と語った。
また、「エンジンに問題があって、最後タイムが上がらなかった」という青山博一選手(KTM)は11位、青山周平選手(ホンダ)は転倒する場面もあり、12位となった。


決勝レースがスタートするとロレンツォ選手が先頭に立ち、後ろからH・バルベラ選手(アプリリア)、A・ドビジオーソ選手(ホンダ)、M・カリオ選手(KTM)、A・バウティスタ選手(アプリリア)などが続く。
序盤からロレンツォ選手を先頭にしたトップ集団は9台の大集団。ロレンツォ選手、ドビジオーソ選手、カリオ選手、A・デ・アンジェリス選手(アプリリア)、バウティスタ選手、A・デボン選手(アプリリア)などが激しい接近戦を見せていく。
一方、フロントロースタートの高橋選手はトップ集団の後方で青山博一選手、T・ルティ選手(アプリリア)と競り合っていく。
10周目になるとデ・アンジェリス選手がトップに浮上。すぐさま後続を引き離しにかかり、16周目には後続に2秒の差を付ける。セカンド集団はバウティスタ選手、カリオ選手、ドビジオーソ選手の3台となり、ロレンツォ選手はペースが鈍り順位を下げていった。


レース終盤に向かうと、バウティスタ選手とカリオ選手がトップのデ・アンジェリス選手を猛追する。しかし、バウティスタ選手は21周目に転倒リタイア。これでカリオ選手が単独2位となり、トップのデ・アンジェリス選手を猛追。カリオ選手は残り2周でデ・アンジェリス選手を抜き去ることに成功すると、そのままトップを守りきり今季2勝目をつかんだ。
「序盤、ガソリンがフルタンクのときはいまいちだったけど、それからフィーリングがよくなっていった。バウティスタ選手はブレーキングがよくて抜けなかったが、そしたら彼は転倒した。その後必死でデ・アンジェリス選手に追い付いて、前にでてからは集中して走ったよ。最高のシーズン締めくくりができたよ」とカリオ選手。


また、終盤、3位のドビジオーソ選手に後方からデボン選手が追い付き、僅差で3位表彰台を奪った。ロレンツォ選手は結局7位に終わっている。
また、高橋選手は、ルティ選手、青山博一選手とのバトルに競り勝ち8位。「スタート直後の1コーナーで順位を落として、それから追い上げることができなかった。でも、今回は全体としては内容はよかったと思います」と高橋選手。青山博一選手は10位。前日の転倒で手や足にケガを負っていた青山周平選手は、中盤コースアウトしてしまい、17位に終わっている。


タルマクシ選手がハンガリー人初のチャンピオンに輝く

125クラスのタイトル争いは、大詰めを迎えた。首位のG・タルマクシ選手(アプリリア)とランキング2位のH・ファウベル選手(アプリリア)の差は10点。ファウベル選手が優勝しても、タルマクシ選手は3位以上に入れば初タイトルを決めることになった。
走行が始まると、初日はファウベル選手がトップにつける。そして、2日目の予選2回目にタルマクシ選手が逆転して今季5度目のポールポジションを獲得した。
「思った以上に速いタイムがでたので驚いたよ。100%いい感じで走れている。明日は、チャンピオンシップが大事なので安全にいくよ」とタルマクシ選手。


ファウベル選手は2番手。3位には、上位2人のチームメイト、S・ガデア選手(アプリリア)が付けた。
また、小山知良選手(KTM)は、セッティングに苦労すると15位に終わる。「なんとかセッティングをよくして、最終戦を表彰台で終わりたいです」と小山選手。今回、ワイルドカードとしてGPデビューを果たした中上貴晶選手(ホンダ)は20位につけている。


決勝レースが始まると1周目は地元の新鋭、P・エスパルガロ選手(アプリリア)が先頭に立つが、2周目にタルマクシ選手はトップを奪う。後ろからP・ニエト選手(アプリリア)、ファウベル選手、エスパルガロ選手などが続く。
タルマクシ選手は引き離しにかかり、5周目には約1秒のリードを奪う。2位に上がったファウベル選手はペースアップを図り、タルマクシ選手を追いかけていく。8周目にはタルマクシ選手、ファウベル選手がテールトゥノーズの戦いとなる。
セカンドグループは、ニエト選手、L・ペゼック選手(デルビ)、M・パシーニ選手(アプリリア)が形成している。
レース中盤、タルマクシ選手とファウベル選手は何度も順位を入れ替える息詰まるようなバトルを展開。その頃、後方のセカンド集団は、パシーニ選手、ニエト選手、ペゼック選手に、S・ガデア選手(アプリリア)、E・ラバット選手(ホンダ)が追い付き、5台に膨れあがっていた。


終盤に向かうと、上位2台とセカンド集団が徐々に接近し始める。もしファウベル選手が優勝して、タルマクシ選手が4位以下に終われば、ファウベル選手が逆転してタイトルを獲得するだけに、戦いは緊迫していった。
そして、残り2周でガデア選手、パシーニ選手、ペゼック選手がトップ2台に追い付き、5台がトップを争うことに。ラストラップに入ると、タルマクシ選手、ファウベル選手、ガデア選手という同じチームのライダー3人がトップを争うことになった。
トップを守っていたタルマクシ選手は、ゴール直前の最終コーナーで少しワイドにはらんでしまいファウベル選手が前にでる。タルマクシ選手は2番手で立ち上がり、僅差でファウベル選手、タルマクシ選手、ガデア選手の順にチェッカー。ファウベル選手が今季5勝目を決め、2位に入ったタルマクシ選手がハンガリー人として史上初のチャンピオンを獲得。アスパーチームが表彰台を独占してシーズンは終了した。


「ファンタスティック! こんな気持ちを今まで味わったことはない。レースは大変だった。ファウベル選手に抜かれてブロックされたけど、がんばって抜き返していったんだ。後ろを確認しながら走っていったよ。ファウベル選手とお互いにモチベーションを高めながらやってきて本当にいいシーズンを送れた」とタルマクシ選手は語った。
敗れたファウベル選手は「僕が速いということを地元で証明できてうれしい。ガボール選手におめでというといいたいです」と語った。
また、最後までセッティングに苦しんだ小山選手は9位。「ハードなブレーキをかけようとするとリアがスライドして苦しかった。厳しい状況で9位なら悪くない」と小山選手。この結果、ランキング3位でシーズンを終えている。一方、ワイルドカードの中上選手は転倒リタイアに終わっている。