■ 2007/6/10 第5戦 熊本県 HSR九州
REPORT
IA1
成田選手は、ランキングトップのままシーズン前半を終了!
全10戦で争われる全日本モトクロス選手権の、シーズン前半最後となる第5戦が、熊本県のHSR九州で開催された。ここは、この土地本来の黒土と茶褐色土部分が混ざった、非常に難しい路面コンディションを持つ。天候は、土曜日午後の一時的な降雨を除けばおおむね良好で、強い日差しにより土日とも気温が上昇した。しかし、これにより路面が乾き、土曜日は超大量の土ボコリが発生。日曜日には、これを抑制しようと路面が硬い部分にまで大量の水が撒かれたため、ライダーなどからは「危ない」「タイヤ選択のしようがない」といった声も上がった。
IA1クラスの決勝ヒート1。ダンロップタイヤを履く成田亮選手(#982)は、1周目8番手から上位進出を狙った。そして、2周目には一気に5番手へとポジションを上げると、さらに翌周には4番手へ浮上。6周目にはファステスト・ラップを叩き出し、8周目にはついに表彰台圏内へと入った。するとその後は、ジワジワと2番手ライダーとの距離を縮め、レース終盤には接近戦へ。そして、レースが残り1周強となったところで、ついに2番手の座をゲット。そのまま逃げ切って2位でチェッカーを受けた。またこのレースでは、1周目16番手から追い上げた大河原功次選手(#10)が、7位でフィニッシュしている。
決勝ヒート2では、スタート直後にアクシデントが発生。混戦のなか、成田選手のマシンが他車にはじき飛ばされ、激しくコースアウトしてしまった。これによりケガが心配された成田選手だったが、なんとかレースには復帰。そして、完全に遅れた最後尾から、懸命な追い上げ走行をはじめ、最終的には12位でチェッカーを受けた。しかしそれでもポイントランキングでは、依然として成田選手が首位をキープしている。なおこのレースでも、大ベテランの大河原選手が活躍。1周目12番手から、5周目には4番手へとポジションを上げると、終盤には一時、3番手に肉迫。表彰台にはわずかに届かなかったが、4位でチェッカーを受けた。
IA2
尾崎選手、須田選手らが健闘!
IA2クラスの予選で、好調な走りをみせたのが須田純選手(#46)。須田選手は、2組による予選のB組をトップで通過。総合2番手で決勝へ駒を進めた。決勝ヒート1、その須田選手は本来の実力からすると少し悪めのスタートで、1周目を8番手で通過。ここから、2周目には尾崎友哉選手(#41)の転倒などにより6番手へと順位を上げた。そして、すぐに転倒から復帰して須田選手をマークし続ける尾崎選手とともに、レース中盤となる8周目にはさらにひとつポジションを上げ、前を追った。するとレース終盤、須田選手は3番手、4番手のライダーに接近。しかし逆転には至らず、3位と約4秒差、4位と約1.5秒差の5位となった。
また、午後に行なわれたIA2クラス決勝ヒート2は、サイティングラップ直前に大量の水が撒かれるという、悪コンディションのなかスタートした。ヒート1で活躍した須田選手は、スタートの失敗を挽回しようと焦りも出たのか、今季はじめてとなる決勝レース中の転倒を喫し、1周目12番手からの追い上げレースとなった。いっぽう尾崎選手は、1周目5番手からスタートするも、3周目に7番手へと後退。それでも5周目に6番手に復活すると、3番手集団を激しく追い立てた。そしてレース終盤には激しい5番手争いを展開。ラスト2周では前に出た。しかし最終ラップに再逆転を許し、6位フィニッシュとなった。
「ヒート1は、転んでからタイムを上げたのですが、最後は気持ち的にタレて、離されてしまいました。ヒート2は僕も攻めていたのですが、チャンスがなくて……。最低でも3位まではいけるレースでした。北海道は頑張ります」と、尾崎選手は次戦での巻き返しを誓った。また須田選手は、ヒート2は8位でフィニッシュ。「ヒート1は悪い内容ではなかったと思います。ヒート2は1周目の転倒もそうですが、その後にマシントラブルも出てしまい、あまりよくありませんでした。でも、ポイントランキング的にはよくなったので、納得することにします」と、この大会を振り返った。なお井上眞一選手(#42)は両ヒートとも7位でフィニッシュ。「今回は不発でした。シーズン後半、頑張ります!」と宣言してくれた。