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■ 2007/4/1 第1戦 ツインリンクもてぎ
天気 気温 観客
晴れ 24度 15,000人(2日間)

JSB1000

順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 渡辺篤 ヨシムラスズキwith JOMO Suzuki 37'39.056
2位 山口辰也 モリワキMOTULレーシング Honda 37'40.290 DUNLOP user
3位 森脇尚護 モリワキMOTULレーシング Honda 37'40.834 DUNLOP user
5位 阿部典史 ワイズギア・レーシング Yamaha 37'46.922 DUNLOP user
6位 中須賀克行 YSP&PRESTOレーシング Yamaha 37'48.343 DUNLOP user
8位 秋吉耕佑 WINs SUZUKI R.T Suzuki 37'58.358 DUNLOP user

ST600

順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 佐藤裕児 ジュビロレーシングチーム Yamaha 31'39.417 DUNLOP user
2位 寺本幸司 Moto Map VEGA Suzuki 31'39.617  
3位 奥野正雄 伊藤RACING・GMD スズカ Yamaha 31'47.674  
8位 宮崎敦 DOG FIGHT RACING Yamaha 31'49.711 DUNLOP user
12位 沼田憲保 HITMAN RC甲子園ヤマハ Yamaha 32'06.370 DUNLOP user
21位 小林龍太 バーニングブラッドRT Honda 32'27.780 DUNLOP user

GP250

順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 宇井陽一 PRO-TEC & Spruce Yamaha 31'19.572 DUNLOP user
2位 及川誠人 ウィルアクセス&プラスミュー Yamaha 31'25.612  
3位 高橋巧 バーニングブラッドRT Honda 31'31.773 DUNLOP user
4位 富沢祥也 TeamProjectμFRS Honda 31'31.959 DUNLOP user
5位 山崎郡 HITMAN RC甲子園ヤマハ Yamaha 31'43.950 DUNLOP user
6位 秋谷守 チーム モトスペース Yamaha 31'54.035 DUNLOP user

GP125

順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 富沢祥也 Team ProjectμFRS Honda 32'52.659 DUNLOP user
2位 岩田裕臣 TEAM PLUS ONE Honda 32'52.730  
3位 柳沢祐一 18 GARAGE RACING TEAM Honda 32'55.653 DUNLOP user
5位 仲城英幸 TEAM ASPIRATION Honda 32'59.330 DUNLOP user
11位 東幸寛 RISKY+ホワイトレーシング Honda 33'26.065 DUNLOP user
12位 浪平伊織 Honda鈴鹿レーシングチーム Honda 33'28.007 DUNLOP user

第1戦終了時点

JSB1000

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 渡辺篤 ヨシムラスズキwith JOMO Suzuki 25
2位 山口辰也 モリワキMOTULレーシング Honda 22 DUNLOP user
3位 森脇尚護 モリワキMOTULレーシング Honda 20 DUNLOP user

ST600

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 佐藤裕児 ジュビロレーシングチーム Yamaha 20 DUNLOP user
2位 寺本幸司 Moto Map VEGA Suzuki 17  
3位 奥野正雄 伊藤RACING・GMD スズカ Yamaha 15  

GP250

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 宇井陽一 PRO-TEC & Spruce Yamaha 20 DUNLOP user
2位 及川誠人 ウィルアクセス&プラスミュー Yamaha 17  
3位 高橋巧 バーニングブラッドRT Honda 15 DUNLOP user

GP125

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 富沢祥也 Team ProjectμFRS Honda 20 DUNLOP user
2位 岩田裕臣 TEAM PLUS ONE Honda 17  
3位 柳沢祐一 18 GARAGE RACING TEAM Honda 15 DUNLOP user

モリワキの山口選手、森脇選手が2、3位に入り、表彰台に上がる

世界GPより少し遅れて全日本ロードレースが開幕した。開幕戦の舞台はツインリンクもてぎ。3月31日(土)にまだ肌寒い中で走行が始まった。午前中の走行時はドライだったものの、昼過ぎから雨が降り出した。
そして、初めてノックアウト方式で予選が行われた。ノックアウト方式とは、予選1回目に全車が走り22位以下のグリッドを決め、予選2回目で10位〜21位を決定。最後に上位9台が残り、上位のグリッドを決める方式だ。


新しいノックアウト方式の予選で、見事なタイムアタックを決めたのは世界の舞台から14年ぶりに全日本に戻ってきた阿部典史選手(ヤマハ)。2004年のGP以来久々にもてぎのコースに臨んだ阿部選手は予選3回目のアタックに臨み、ラストラップに自己ベストを更新。惜しくもポールポジションを逃したものの2番手フロントローをゲットした。
続いて、最終ラップに大きく順位を上げた秋吉耕佑選手(スズキ)が3位フロントローに続いた。
また、森脇尚護選手(ホンダ)は4位2列目、山口辰也選手(ホンダ)は8位3列目。中須賀克行選手(ヤマハ)は予選2回目に転倒すると、11番手となった。


決勝レースは阿部選手のホールショットで始まった。後ろから柳川明選手(カワサキ)、森脇選手、そして抜群のスタートを決めた中須賀選手が後ろから続く。序盤は、阿部選手、柳川選手、森脇選手、中須賀選手の4台がトップ集団を形成。徐々に後方から山口選手が追い上げて、先頭集団は5台に膨れあがった。

5周目になると森脇選手が阿部選手をパスしてトップに浮上する。この後、阿部選手と中須賀選手は徐々に遅れ始め、森脇選手、柳川選手、山口選手の3台がトップを争うことになる。

トップの森脇選手は後続を抑えていくが、後方から渡辺篤選手(スズキ)追い付き、4台が先頭集団となる。
そして、山口選手がチャンスをうかがっていくと、15周目についにトップに浮上。これで山口選手、森脇選手、柳川選手、渡辺選手のオーダーに。モリワキMOTULレーシングの1、2フィニッシュに期待がかかった。

しかし、終盤に入ると、渡辺選手が順位を上げ始める。山口選手は必死でトップを守っていったが、終盤、渡辺選手にパスされてしまい惜しくも2位でチェッカー。森脇選手が3位に入りモリワキMOTULレーシングの2人が表彰台に並んだ。

「マシンもタイヤも調子よかったです。スタートで出遅れて追い上げるのに時間がかかってしまった。それから少しマシンに小さなトラブルがでて、その後直ったりした。モリワキで1、2位になりたかったです」と山口選手。
「スタートがうまくいって、その後前に行って自分のペースで走っていった。やっぱり勝つのは難しかった。最終ラップは少しオーバーランしてしまって、順位を上げることはできなかった。今後も山口さんとセッティングなど相談しながらがんばります」と森脇選手は語っていた。
また、阿部選手は5位、中須賀選手は6位。秋吉選手はスタートで失敗して苦しい展開となったが、徐々に追い上げると8位でゴールしている。


ヤマハの佐藤選手が念願の初優勝を果たす

予選2回目は雨の中の走行となったため、午前中の1回目の順位が総合結果となった。昨年同クラスランキング10位となった佐藤裕児選手(ヤマハ)は、金曜日の練習走行でトップタイムをマークしていた。しかし、予選中に転倒してしまうと9番手となった。ベテラン、宮崎敦選手(ヤマハ)が13番手につけている。


決勝レースがスタートすると、3列目9位から抜群のスタートを切った佐藤選手は1周目にはやくも7位につける。そして、佐藤選手は翌周6位、3周目に4位上がると、上位3台との差をすぐに追いかけ始める。レース序盤、佐藤選手は寺本幸司選手(スズキ)、ポールシッターの東浦正周選手(ヤマハ)、小西良輝選手(ホンダ)など5台のトップ集団の中で、着実に順位を上げていった。

4周目には3位に上がると、翌周には寺本選手の後方2番手に浮上。そして、7周目に佐藤選手はついにトップに躍り出る。寺本選手がすぐ後ろに続き、後半は佐藤選手と寺本選手のバトルとなった。

終盤、佐藤選手は寺本選手の激しいチャージを受けていく。最終ラップには、ダウンヒルストレート後の90度コーナーで寺本選手が前にでるがコーナー出口ではらんでしまう。この隙に再び佐藤選手がトップに立ち、そのまま最終コーナーを切り抜けると初優勝をつかんだ。


「終盤、昨日の転倒で痛めた肩が痛くなってペースが落ちたけど、なんとか勝ててよかった。勝てて最高の気分です。今回ダンロップの新型タイヤで走りました。事前のテストで新型をテストしていて感触をつかんでいたし、ダンロップさんも応援してくれたので、それが大きかった。ずっとがんばってくれたスタッフとダンロップさんにありがとうといいたいです。新型タイヤでデビューウィンできてうれしいです。この調子でいい成績を出していって、チャンピオンを狙います」と佐藤選手はコメントした。

また、朝のウォームアップ走行でトップタイムをマークしていた宮崎選手は8位でゴールしている。


ベテランの宇井選手が250クラス初優勝を達成

250クラスの予選は、土曜日の午前中にドライコンディションで行われた。16歳の高橋巧選手(ホンダ)は風邪のために体調不良だったが、着実にタイムを更新するとただ一人1分54秒台をマーク。初のポールポジションを獲得した。

「自己ベストを更新して54秒台を出したのでよかったです。今年はチャンピオンを狙っていきたい。明日はスタートを決めて逃げられたら逃げて、競り合いになっても勝ちたいです」と語っていた。

続いて、宇井陽一選手(ヤマハ)が2位、富沢祥也選手(ホンダ)が3位と、ダンロップ勢がフロントローを独占。また、山崎郡選手(ヤマハ)が6位2列目となった。


決勝レースが始まると、宇井選手が絶妙のスタートを切りオープニングラップから後続を引き離しにかかる。後ろから高橋選手、及川誠人選手(ヤマハ)、富沢選手が続く。
宇井選手は2周で後続に2秒以上の差をつけ、はやくも独走体制。セカンドグループは高橋選手、及川選手、富沢選手、秋田貴志選手(ヤマハ)、濱本裕基選手(ヤマハ)、山崎郡選手(ヤマハ)の5台となり、密着状態が続く。この中から、及川選手が抜け出していくと、単独2位となっていった。
徐々に山崎選手、秋田選手は遅れ始め、高橋選手、富沢選手、濱本選手の3台が3位表彰台をかけた戦いを開始した。

中盤に入っても、トップは宇井選手の独走。単独2位に及川選手がつづき、高橋選手、富沢選手、濱本選手の3台が3位争いを展開。そして、10周目に濱本選手が転倒すると高橋選手と富沢選手の一騎打ちとなった。
宇井選手は、最後までハイペースを守りきると、スタートトゥフィニッシュで開幕ウィンを達成する。宇井選手にとっては、2001年世界GP125クラスのブラジルGP以来の優勝であり、全日本250クラス初優勝だった。

「予想どおりの展開で走った。でも路面の温度が変わっていて走るのが難しかったので、途中で乗り方を変えたりして走っていった。今回はダンロップさんがすごくがんばってくれて、すごくうれしかったし、そのおかげで楽な気持ちでレースができました。今後もひとつひとつのレースを大事に戦っていきたいです」と宇井選手は語った。


一方、3位争いは最後まで続き、ラスト2周となった15周目、高橋選手がコーナーでラインを外してしまうと後退。これで富沢選手が一旦単独3位となるが、ラストラップに今度は富沢選手がコーナーではらんでしまうと最後は接近戦となる。ゴール直前では、2台が接触するという激しい戦いとなり、高橋選手が3位をゲット。富沢選手は惜しくも4位となった。

高橋選手は「序盤にペースをうまく上げられなくて、前のふたりと離れてしまった。それから富沢くんとの戦いになった。最後はぶつかってしまったけど、なんとか3位になれてよかったです。次の筑波は、勝てるようにがんばります」と語っていた。


16歳の富沢選手が初優勝を決める

2回目の予選はウェットコンディションとなったため、1回目の予選の順位でグリッドが決められた。昨年、同クラス・ランキング2位で、250クラスとダブルエントリーしている富沢祥也選手(ホンダ)はセッティングに手間取ると15位に沈んでしまう。
ダンロップユーザーでは、古市右京選手(ホンダ)が4位2列目。続いて浪平伊織選手(ホンダ)、仲城英幸選手(ホンダ)が5、6位に並んだ。


決勝レースが始まると岩田裕臣選手(ホンダ)を先頭に仲城選手、富沢選手、菊池寛幸選手(ホンダ)などが続く。2周目になると、岩田選手、仲城選手、富沢選手、菊池選手の4台がトップグループを形成。さらに、予選17位から追い上げた柳沢祐一選手(ホンダ)もトップグループに追い付いた。この5台は何度も順位を入れ替える激戦を見せていく。

レース中盤に入ると、後方から渡辺一馬選手(ホンダ)、井出敏男選手(ヤマハ)も追い付いて、先頭集団は7台に膨れあがった。
この中から渡辺選手がマシントラブルでリタイア。菊池選手と仲城選手が遅れ始まると、トップ争いは富沢選手、岩田選手、柳沢選手、井手選手の4台に絞られた。

終盤に入ると、トップ争いは富沢選手と岩田選手の一騎打ちとなり、柳沢選手と井手選手は3位争いとなる。
富沢選手と岩田選手のバトルは最終ラップまで続き、終盤前に出ていた富沢選手が最後までトップを守り切り、念願の初優勝を果たした。

「125クラスと250クラスに出ているので、昨日は乗り換えがうまくいかずにタイムがでなかった。レース中は、常に前に出ようという気持ちで走っていた。ずっとひとつのコーナーもミスできなかったので辛いレースだったけど、楽しかったです。次の250のレースまで1回寝て、リセットします」と富沢選手は語った。


続いて、柳沢選手が井手選手を抑えると、初の表彰台3位を獲得した。「スタートが決まって、うまく追い上げることができた。3位になれて、正直驚いています。次の筑波は地元なのでまたがんばります」と柳沢選手。
また、仲城選手はトップ争いから遅れたが、菊池選手を抑えて5位を守った。