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CATEGORY
■ 2011/2/26 AMAスーパークロス第8戦/ライツ・イースト第2戦
ジョージア州アトランタ/ジョージアドーム
天気 気温 観客
晴れ 日中16度〜深夜2度 69,517人

大荒れのアトランタをビロポートが制す!



 西海岸を中心にラウンドしてきたAMAスーパークロスだが、今大会からアメリカ東部の都市を転戦するスケジュールが続く。SX(450)クラスが全17戦の中盤に差しかかる一方、SXライツ(250)はヒューストンで開幕したイーストシリーズがいよいよ本格的となる。アトランタオリンピック開催時に建設されたジョージアドームは巨大な屋内競技場だが、例年スーパークロスには7万人ものファンが集まる。テレビでも生放送があるが、観客動員数に衰えは見られない。
 アメリカ東部に多い屋内スタジアムのコースは、比較的ソフトな土質を特徴としている。赤土で有名なアトランタもその例に当てはまるが、昨年と今年は以前よりも土が硬めだったので、ワダチが深く掘れるようなことはなかった。搬入時に雨や雪の影響を受けなかったため、土に含まれた水分が少なかったのだ。その結果、コースの一部には乾いた粒子が路面に浮いているところもあり、トリッキーなグリップ感がライダーを悩ませるコンディションとなった。
 
 SX(450)のメインレースは、非常にスムーズなスタートで始まった。トップグループは、ジェイムズ・スチュワート(ヤマハ)、チャド・リード(ホンダ)、トレイ・カナード(ホンダ)、ライアン・ビロポート(カワサキ)、ライアン・ダンジー(スズキ)…。現在ランキング5位までのライダー全員が、順当なスタートに成功した形だ。3周目にスチュワートのミスに乗じて、リードがトップに躍り出る。4周目にはカナードがフープスで転倒し、この上位集団からは脱落した。
 前半はスチュワートのミスもあって、一時はリードが独走に持ち込みそうな雰囲気もあったが、後半になると両者は再び接近。リードは随所で仕掛けてくるスチュワートのアタックをかわしながら、トップの座を守り続けた。そして迎えた19周目、スチュワートがとうとうリード攻略に成功。しかしファイナルラップでリードが逆襲し、コーナーで絡んだ2台が揃って転倒してしまう。スチュワートとリードがマシンを起こして再スタートを試みる脇を、ビロポートとダンジーがすり抜けてフィニッシュ。トップ2台の自滅によって、ビロポートに第3戦以来の3勝目が転がり込んだ。
 2位ダンジーに続き、3位争いはこのアクシデント当事者同士のバトルとなったが、先に再スタートしたスチュワートを最終コーナーで捉えたリードが、わずかに前でチェッカーを受けた。ビロポートは今回の優勝によって、ポイントリードを2位スチュワートに対し10点と広げた。今季は戦況が目まぐるしく変わり、これまでにビロポート、スチュワート、カナード、リードと4人のウィナーが生まれている。この4強にディフェンディングチャンピオンのダンジーが加わり、タイトル争いは佳境を迎えようとしている。


ウィルソン初優勝!同点首位に並ぶ


 SXライツ(250)のメインレースは、ブレイク・ウォートン(ホンダ)のホールショットで始まった。予選ヒートで転倒したウォートンは、ラストチャンスから決勝に進んで来たのでアウト側グリッドになってしまったが、そのハンディキャップを跳ね返す絶妙なスタートダッシュを見せた。2位以下にはジャスティン・バーシア(ホンダ)、ブレイク・バゲット(カワサキ)、ライアン・サイプス(ヤマハ)、ディーン・ウィルソン(カワサキ)らが続く。ジェイムズの弟として、鳴り物入りでイースト開幕戦にデビューしたマルコム・スチュワート(スズキ)は、1コーナーで転倒を喫し、またしても最後尾近くから追い上げるレースとなってしまった。
 レース中盤までは、ウォートンがチームメイトのバーシアに対し2秒ほどのリードを保ち、比較的安定したライディングを続けていた。バーシアが練習で手首を痛めていたこともあり、ウォートンには十分な勝機があった。やがてバーシアの背後にはバゲット、ウィルソンが迫り、三つ巴の2位争いが激しくなる。終盤に差しかかった11周目には、周遅れにペースを乱されたバーシアを捉え、ウィルソンが2位にジャンプアップした。
 ラスト4周の時点で1〜2位には4秒の差があり、このままウォートンが逃げ切れそうな展開ではあった。しかし、その12周目にウォートンが転倒。これでトップに浮上したウィルソンがチェッカーを受け、2位バーシア、3位バゲット、4位ウォートンという結果になった。ウィルソンはこの初優勝によって、SXライツ・イーストランキング同点首位に並んだ。表彰式では、今回の優勝がチームプロサーキットにとって通算200勝目となることが紹介された。



順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 2 R・ビロポート Monster Energy Kawasaki Kawasaki '15.50.894 DUNLOP user
2 1 R・ダンジー Rockstar Makita Suzuki Suzuki +3.339 DUNLOP user
3 22 C・リード TwoTwo Motorsports Honda +3.997 DUNLOP user
4 7 J・スチュワート San Manuel Yamaha Yamaha +4.102 DUNLOP user
5 41 T・カナード American Honda Racing Honda +19.076 DUNLOP user
6 29 A・ショート Red Bull KTM KTM +19.547 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 15 D・ウィルソン Monster Energy Pro Circuit Kawasaki '12.09.681 DUNLOP user
2 17 J・バーシア Geico Powersports Honda Honda +2.218 DUNLOP user
3 57 B・バゲット Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +3.124 DUNLOP user
4 21 B・ウォートン Geico Powersports Honda Honda +11.358 DUNLOP user
5 25 R・サイプス DNA Shred Stix Yamaha +17.674 DUNLOP user
6 65 H・ヒューイット Pro Circuit One Suzuki +19.596 DUNLOP user

AMAスーパークロス第8戦/ライツ・イースト第2戦 終了時点

順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 2 R・ビロポート Monster Energy Kawasaki Kawasaki 171 DUNLOP user
2 7 J・スチュワート San Manuel Yamaha Yamaha 161 DUNLOP user
3 22 C・リード TwoTwo Motorsports Honda 150 DUNLOP user
4 41 T・カナード American Honda Racing Honda 146 DUNLOP user
5 1 R・ダンジー Rockstar Makita Suzuki Suzuki 145 DUNLOP user
6 29 A・ショート Red Bull KTM KTM 110 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 15 D・ウィルソン Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 47 DUNLOP user
2 17 J・バーシア Geico Powersports Honda Honda 47 DUNLOP user
3 57 B・バゲット Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 40 DUNLOP user
4 25 R・サイプス DNA Shred Stix Yamaha 34 DUNLOP user
5 21 B・ウォートン Geico Powersports Honda Honda 33 DUNLOP user
6 156 J・アンダーソン Rockstar Suzuki Suzuki 26 DUNLOP user