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CATEGORY
■ 2011/3/5 AMAスーパークロス第9戦/ライツ・イースト第3戦
フロリダ州デイトナビーチ/インターナショナル・スピードウェイ
天気 気温 観客
晴れのち曇り 日中23度〜深夜18度 不明

ビロポートが2連勝!最速スチュワートはクラッシュに泣く!




 デイトナ・バイク・ウィークの人気コンテンツとして開催されるスーパークロスは、ロードレースやフラットトラックなどと同様に伝統的なイベントである。AMAスーパークロスシリーズの一戦でありながら、デイトナだけはスポンサーや主催者が異なり、長い間レースフォーマットやコースレイアウトなどの面で独自性が保たれてきた。近年は出走台数やタイムスケジュールなどが他のラウンドと統一されたが、デイトナがスーパークロス発祥の地である歴史的事実によって、この大会に威厳が与えられている。
 スーパークロスは野球やフットボール用のスタジアムで開催されるのが普通だが、デイトナだけはロードレース用サーキットが舞台となっている。デイトナ・インターナショナル・スピードウェイの本コースとピットレーンの間にあるグリーンに造成されたコースは、通常よりも長めの設定になっており、ギャップやワダチが深くなるサンド特有の土質によって、ライダーの優劣がはっきりと選別されやすい。コース作りは例年通り、二人のスーパークロスチャンピオン、リッキー・カーマイケル('01、'02、'03、'05、'06年AMASX)とマーク・バーネット('81年AMASX)のコラボレーションによるものだが、今年はメインスタンド前に折り返しコーナーを増やし、パッシングのチャンスを演出するレイアウトになっている。
 
 SX(450)のメインレースは、ジェイムズ・スチュワート(ヤマハ)のホールショットで始まった。スチュワートに続くのはライアン・ビロポート(カワサキ)、アンドリュー・ショート(KTM)、デイビー・ミルサップス(ヤマハ)、クリス・ブロウズ(カワサキ)、チャド・リード(ホンダ)といった面々。ディフェンディングチャンピオンのライアン・ダンジー(スズキ)は、予選ヒートでマシントラブルがあったためラストチャンスからの決勝進出となり、スタート10位と出遅れた。また、オープニングラップではアイバン・テデスコ(カワサキ)、トレイ・カナード(ホンダ)らが転倒し、最後尾からのレースとなる。
 トップのスチュワートは圧倒的なスピードを発揮し、わずか3周で7秒のリードを築いた。コース途中にはウォール(壁)と呼ばれる急ジャンプが設けられていたのだが、スチュワートはただ一人ここを飛び越し、1分15秒台のベストラップを出していた。ところがスチュワートは4周目の3連ジャンプ着地で転倒。一気にトップから最後尾まで転落してしまったのだ。スチュワートの自滅によって入れ替わったビロポートは、単独走行でリーダーを務めた。2位はショート、ミルサップス、リードと変化したが、ハーフウェイポイントの10周を消化した時点で、ビロポートは14秒の貯金を手に主導権を握った。
 レース後半になると、コースにギャップが増えて全体的にペースが落ちたが、ビロポートは序盤に築いたアドバンテージを生かして優勝した。2位リード、3位にはダンジーが入賞。最後尾から再スタートしたスチュワートは、9位でチェッカーを受けた。首位ビロポートはこの結果、ランキング2位のスチュワートに対するリードを23ポイントに広げた。


バケットが今季初優勝!ポイントランキング2位に躍進!


 SXライツ(250)のメインレース、ホールショットを決めたのはブレイク・バゲット(カワサキ)。上位にはジャスティン・バーシア(ホンダ)、ライアン・サイプス(ヤマハ)、ブレイク・ウォートン(ホンダ)、マット・ラモイン(カワサキ)らが続く。前戦アトランタの勝者、ディーン・ウィルソン(カワサキ)は2周目の転倒で最後尾近くまで後退し、優勝争いからは早々と脱落してしまった。レース序盤はバゲット、バーシア、サイプスが接近戦を見せたが、やがてバゲットが抜け出し独走態勢となった。
 バゲットが序盤にマークしたベストラップは1分18秒台。250の大多数が1分20秒以上を要していることと比較すればかなりのハイペースだが、このスピードを生かしたバゲットの優位はその後も衰えることはなかった。2位につけるバーシアは1週間前に手首を骨折していたが、リストブレイスを装着して強行出場を続けている。そんなハンディキャップを負ったバーシアだが、ジャンプでは普段通りのスクラブを見せながら2位のポジションをキープした。
 15周のレースが終盤を迎えると、トップから6位までのライダーが縦に広がり、各々単独走行という形になった。バゲットは15秒の大差で今季初優勝。2位バーシア、3位サイプスを従えて、栄えあるデイトナのポディアムに登壇した。なお、ウィルソンは転倒後しばらくはペースが上がらず、挽回は8位までにとどまった。この結果、前戦でランキング同点首位だったウィルソンが後退し、バーシアが単独でポイントリーダーとなっている。


順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 2 R・ビロポート Monster Energy Kawasaki Kawasaki '26.40.866 DUNLOP user
2 22 C・リード TwoTwo Motorsports Honda +6.507 DUNLOP user
3 1 R・ダンジー Rockstar Makita Suzuki Suzuki +9.351 DUNLOP user
4 29 A・ショート Red Bull KTM KTM +45.842 DUNLOP user
5 18 D・ミルサップス Muscle Milk Toyota JGR Yamaha +53.120  
6 10 J・ブレイトン Muscle Milk Toyota JGR Yamaha +59.105  
7 14 K・ウィンダム Geico Powersports Honda Honda +1.04.682 DUNLOP user
8 194 K・ロクスン Red Bull KTM KTM +1.14.318 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 57 B・バゲット Monster Energy Pro Circuit Kawasaki '19.59.264 DUNLOP user
2 17 J・バーシア Geico Powersports Honda Honda +15.073 DUNLOP user
3 25 R・サイプス DNA Shred Stix Yamaha +27.975 DUNLOP user
4 21 B・ウォートン Geico Powersports Honda Honda +35.397 DUNLOP user
5 927 P・ラーセン JDR J-Star KTM KTM +46.281 DUNLOP user
6 156 J・アンダーソン Rockstar Suzuki Suzuki +50.134 DUNLOP user

AMAスーパークロス第9戦/ライツ・イースト第3戦 終了時点

順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 2 R・ビロポート Monster Energy Kawasaki Kawasaki 196 DUNLOP user
2 7 J・スチュワート San Manuel Yamaha Yamaha 173 DUNLOP user
3 22 C・リード TwoTwo Motorsports Honda 172 DUNLOP user
4 1 R・ダンジー Rockstar Makita Suzuki Suzuki 165 DUNLOP user
5 41 T・カナード American Honda Racing Honda 154 DUNLOP user
6 29 A・ショート Red Bull KTM KTM 128 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 17 J・バーシア Geico Powersports Honda Honda 69 DUNLOP user
2 57 B・バゲット Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 65 DUNLOP user
3 15 D・ウィルソン Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 60 DUNLOP user
4 25 R・サイプス DNA Shred Stix Yamaha 54 DUNLOP user
5 21 B・ウォートン Geico Powersports Honda Honda 51 DUNLOP user
6 156 J・アンダーソン Rockstar Suzuki Suzuki 41 DUNLOP user