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CATEGORY
■ 2011/4/30 AMAスーパークロス第16戦/ライツ・ウエスト第8戦
ユタ州ソルトレイクシティ/ライスエクルズ・スタジアム
天気 気温 観客
晴れ 日中8度〜深夜マイナス1度 39,329人

ビロポート優勝!初タイトルに王手をかける!




 イースターホリデーのため中断していたシリーズ戦が、2週間ぶりに再開した。ソルトレイクシティは好天になる確率が低いラウンドで、昨年は雨と雪が降る中でスーパークロスが行われたが、今年もやはり当日朝まで断続的な降雪があった。昼から夜にかけては晴天に恵まれたものの、2002年に冬季オリンピックの開催地となった町らしく、深夜には気温が氷点下になるまで冷え込んだ。それでもユタ大学の屋外競技場、ライスエクルズ・スタジアムには、防寒着で備えた4万人弱の観客が集った。
 コースはドライコンディションだったが、ソフトな路面にはワダチが現われ、掘れた土が表面に浮いている部分もあった。各セクションの作りはマディを想定したために概してマイルドで、ラップタイムも42〜43秒と短いものになった。また、1〜2コーナーが右から左へ切り返す異例のレイアウトが採用されていたが、第11戦ジャクソンビルの1コーナーのようにクラッシュが多発することはなかった。ちなみにホールショット賞を判定するための白線は、2コーナーの立ち上がりに引かれていた。
 
 SX(450)メインレースでは、2連勝中のジェイムズ・スチュワート(ヤマハ)がホールショットを獲得。チャド・リード(ホンダ)、ジャスティン・ブレイトン(ヤマハ)、ライアン・ビロポート(カワサキ)、ライアン・ダンジー(スズキ)、アンドリュー・ショート(ホンダ)に続き、負傷欠場からカムバックして今季初出場のジェイク・ワイマーも好スタートを切った。このSXクラスのタイトル争いは、9ポイント差の中にビロポート、リード、ダンジー、スチュワートの4人がひしめく混戦となっているが、ランキング4位につけるスチュワートがトップに立ったことでますます白熱する展開となった。
 リーダーのスチュワートは序盤から飛ばし、2〜3秒の貯金を作った。7周目にはビロポートがリードを抜いて2位に浮上。ところがこれから始まるであろうトップ争いが期待された矢先、8周目にスチュワートがコーナーで転倒し、トップの座はビロポートのものになる。すぐに再スタートしたスチュワートは、続くフープスでも前転を喫してしまい、捻じれたフロントを修正するためにピットインしたが、コースに復帰した時には最後尾までポジションを失った。12周目にはトップのビロポートにラップされたが、スチュワートはハイペースを保って周回を続けた。
 スチュワートの自滅によって、トップ争いはビロポートとリードの対決となった。レース終盤にはリードが激しい追撃を見せたが、わずかに届かずビロポートが0.9秒差で優勝。2位リードから15秒差の3位にはダンジーが入賞した。スチュワートは周遅れの10位でフィニッシュ。この結果、ポイントリーダーのビロポートは、ランキング2位につけるリードに対して9点、3位のダンジーに対して12点差をつけてチャンピオンに王手をかけた。


トマックが2勝目を挙げ、首位ティックルに2ポイント差と急迫!


 SXライツ(250)のメインレースでは、好スタートのコール・シーリー(ホンダ)をかわし、イーライ・トマック(ホンダ)がホールショット賞をゲット。オープニングラップの2位以下のオーダーは、ジョシュ・ハンセン(カワサキ)、ブロック・ティックル(カワサキ)、ケン・ロクスン(KTM)、カイル・カニンハム(ヤマハ)となる。ロクスンは開幕2戦を消化した世界選手権において、MX2クラスのポイントリーダーという戦績を引っ提げて再渡米してきている。
 SXライツ・ウエストのタイトル争いは、首位ティックルと2位ハンセンが2点差、そして3位トマックが7点差という状況で今大会を迎えた。2周目にはトマックとハンセンが接触し、アタックしたハンセンの方が転倒。ここで堪えたトマックのトップは安泰だったが、ハンセンは再スタートに手間取るうちに最後尾まで落ち、目の前にぶら下がっていたタイトルは絶望的なものになってしまった。トマックは連続ジャンプで何度か失敗しながらも、早々と4〜5秒のリードを蓄え、中盤までにレースを掌握した。7周目にはティックルをかわしたロクスンが2位に浮上したが、トマックを脅かすまでには至らなかった。
 最終的には余裕でロクスンの接近を許したが、トマックが第6戦サンディエゴ以来2勝目となる優勝をゲット。この結果ウエストランキングは、ポイントリーダーのティックルと2位トマックが2点差という状況に変わった。ランキング3位に落ちたハンセンは、首位から14点のビハインドとなり逆転は難しくなった。次週ラスベガスでは今年からの試みとして、SXライツ・ウエストの最終戦に加えてSXライツ・イーストの最終戦も行われる。


順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 2 R・ビロポート Monster Energy Kawasaki Kawasaki '14.36.671 DUNLOP user
2 22 C・リード TwoTwo Motorsports Honda +0.955 DUNLOP user
3 1 R・ダンジー Rockstar Makita Suzuki Suzuki +15.947 DUNLOP user
4 29 A・ショート Red Bull KTM KTM +25.494 DUNLOP user
5 18 D・ミルサップス Muscle Milk Toyota JGR Yamaha +30.317  
6 14 K・ウィンダム Geico Powersports Honda Honda +39.084 DUNLOP user
7 32 J・ワイマー Monster Energy Kawasaki Kawasaki +40.798 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 19 E・トマック Geico Powersports Honda Honda '11.19.388 DUNLOP user
2 194 K・ロクスン Red Bull KTM KTM +2.277 DUNLOP user
3 20 B・ティックル Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +4.198 DUNLOP user
4 36 C・シーリー Troy Lee Designs Lucas Oil Honda +6.103 DUNLOP user
5 35 K・カニンハム DNA Shred Stix Yamaha +7.348 DUNLOP user
6 28 T・ラトレイ Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +17.542 DUNLOP user

AMAスーパークロス第16戦/ライツ・ウエスト第8戦 終了時点

順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 2 R・ビロポート Monster Energy Kawasaki Kawasaki 318 DUNLOP user
2 22 C・リード TwoTwo Motorsports Honda 309 DUNLOP user
3 1 R・ダンジー Rockstar Makita Suzuki Suzuki 306 DUNLOP user
4 7 J・スチュワート San Manuel Yamaha Yamaha 295 DUNLOP user
5 41 T・カナード American Honda Racing Honda 255 DUNLOP user
6 29 A・ショート Red Bull KTM KTM 214 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 20 B・ティックル Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 165 DUNLOP user
2 19 E・トマック Geico Powersports Honda Honda 163 DUNLOP user
3 100 J・ハンセン Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 151 DUNLOP user
4 36 C・シーリー Troy Lee Designs Lucas Oil Honda 131 DUNLOP user
5 71 R・モレス Rockstar Suzuki Suzuki 124 DUNLOP user
6 28 T・ラトレイ Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 111 DUNLOP user