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CATEGORY
■ 2011/5/7 AMAスーパークロス第17戦/ライツ・イースト第9戦/ライツ・ウエスト第9戦/ライツ・シュートアウト
ネバダ州ラスベガス/サムボイド・スタジアム
天気 気温 観客
晴れ 日中35度〜深夜17度 39,506人

ビロポートが初タイトルを獲得!




 スーパークロスシーズンのフィナーレを飾る最終戦が、ラスベガスで開催された。SX(450)クラスと併催されるSXライツ(250)クラスでは、ポイントが付かない交流戦としてイーストウエスト・シュートアウトが行われてきたが、今年からはイーストとウエストのシリーズをこのラスベガスまで引っ張り、最終戦として追加されることになった。混戦が続いた今シーズンは全クラスのタイトルが最終戦まで持ち越しとなったので、ラスベガスでチャンピオンが3人(SX、SXライツイースト、SXライツウエスト)誕生することになり、サムボイド・スタジアムの39,506席が売り切れるほどの盛り上がりを見せた。
 コースの構成は大きく3つに分類できる。まずは面積が狭くて密度の高いインフィールド、スタジアムの外に設けられたフラットなオーバルセクション、そしてパドック脇のスタート地点。スタジアムの狭さを補うために工夫された結果、近年ではすっかり定着したラスベガスならではのフィーチャーだ。コースレイアウト的には、長いストレートに設けられた名物のスキージャンプに加えて、助走距離の少ない連続ジャンプや超硬質のため形が崩れないフープスなど、非常にテクニカルな構成となっていた。
 ダンロップのスタッフとしてライダーをサポートしているブロック・グローバー('77、'78、'79年AMAMX125チャンピオン/'81、'83、'85年AMAMX500チャンピオン)は、今回のタイヤチョイスについてこうコメントしている。「土質は全般的にスーパーハードパックなので、まずはジオマックスMX71をおすすめしたい。ただし、スタートから1コーナーまではソフトな芝生なので、ピンポイントでホールショットを狙うならオールラウンドなジオマックスMX51だろう。大事な最終戦ということで、いつもよりタイヤチョイスに神経質になりがちだが、ダンロップタイヤはレンジが広いのでどちらを選んでも大丈夫だ」
 
 SX(450)メインレース。ケビン・ウィンダム(ホンダ)とマイク・アレッシ(KTM)が好スタートを切り、全開でスタジアムに突入して来る。ストレートエンドでのブレーキングで優位に立ったウィンダムが、オープニングラップのリーダー。その後アレッシの転倒脱落などにより、2位以下にはジェイムズ・スチュワート(ヤマハ)、ライアン・ビロポート(カワサキ)、チャド・リード(ホンダ)、ライアン・ダンジー(スズキ)が続く。4周目にはスチュワートがトップに躍り出たが、あろうことか7周目のフープスでクラッシュ。直後にいたウィンダムもスチュワートのマシンを避け切れず、1位と2位が転倒してしまうハプニングとなった。
 ここで先頭に立ったのはビロポートだったが、リードの猛追を受け12周目にはトップの座を明け渡した。ビロポートはその翌周にはダンジーにも先行を許したが、タイトル決定に必要な5位以上をキープするためセーフティライディングに切り替えた。レース終盤になるとリードvsダンジーのトップ争いが激しくなり、随所でテールtoノーズの攻防が見られたが、リードが僅差で逃げ切って優勝。2位ダンジー、3位ビロポートの順でチェッカーを受けた。この瞬間、ビロポートがSXクラスでは初めてとなるチャンピオンを獲得した。


バーシアがイーストチャンプ、ティックルがウエストチャンプに決定!



 SXライツ(250)イーストのメインレースでは、ポイントリーダーのジャスティン・バーシア(ホンダ)が好スタートを切り、オープニングラップからトップに立った。それに続く上位陣はライアン・サイプス(ヤマハ)、ブレイク・バゲット(カワサキ)、マルコム・スチュワート(スズキ)。バーシアから20点ビハインドでランキング2位につけているディーン・ウィルソン(カワサキ)は、ミッドパックの中に埋もれた。
 4周目、バーシアが転倒してしまい、ここからのトップ争いはサイプスとバゲットに絞られる展開となった。いずれも今季のSXライツで1勝をマークしているライダーで、チャンピオン争いからは脱落してしまったが2勝目を狙っている。レース中盤、サイプスのリードは一時2秒まで広がった。だが、ラスト3周でスパートしたバゲットが、最終ラップにアタックを敢行。優勝バゲット、2位サイプス、3位バーシアという順位で15周のレースが終わり、バーシアが初のイーストチャンピオンに輝いた。
 SXライツ(250)ウエストのメインレースでは、ケン・ロクスン(KTM)がオープニングラップをリード。その後にはコール・シーリー(ホンダ)、ジョシュ・ハンセン(カワサキ)、イーライ・トマック(ホンダ)、ブロック・ティックル(カワサキ)、カイル・カニンハム(ヤマハ)と続く。レース序盤はシーリーが先行する場面もあったが、ロクスンが再度トップに立つと独走態勢になった。
 3位以下はハンセン、トマック、ティックル、カニンハムが接戦を繰り広げた。ここからハンセンが脱落したが、中盤以降はこのグループがシーリーをも巻き込んで2位争いに発展。4台が随所でポジションを入れ替える大混戦となったが、ラスト2周で集団から抜け出したティックルが2位に浮上。優勝のロクスンから12秒遅れでチェッカーを受けたティックルが、ウエストチャンピオンを獲得した。
 SXチャンピオンのビロポート、イーストチャンピオンのバーシア、ウエストチャンピオンのティックルによって、ダンロップはAMAスーパークロスの3クラスを2年連続で完全制覇した。
 SXライツ(250)イーストとウエストのメインレースの後、各々の上位ライダーによるシュートアウトが10周で行われた。スタートからトップに立ったのは、イーストチャンピオンの証であるゼッケン1Eに衣替えしたバーシアだったが、2度の転倒で脱落。ゼッケン1Wのティックルもスタート最後尾からの追い上げを強いられ、2人の新チャンピオンにとっては苦しいシュートアウトになってしまった。
 バーシアに代わって3周目からリーダーになったのは、イースト最終戦で悔しい2位となったサイプスだった。中盤以降は、3〜4秒のセーフティリードを保って快走。2位はマーティン・ダバロス(スズキ)、その後シーリーと入れ替わったが、サイプスが逃げ切ってシュートアウトのウィナーとなった。


順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 22 C・リード TwoTwo Motorsports Honda '20.20.082 DUNLOP user
2 1 R・ダンジー Rockstar Makita Suzuki Suzuki +1.351 DUNLOP user
3 2 R・ビロポート Monster Energy Kawasaki Kawasaki +35.302 DUNLOP user
4 38 C・ブロウズ Dodge Hart & Huntington Kawasaki +48.142 DUNLOP user
5 29 A・ショート Red Bull KTM KTM +51.374 DUNLOP user
6 32 J・ワイマー Monster Energy Kawasaki Kawasaki +52.939 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 57 B・バゲット Monster Energy Pro Circuit Kawasaki '15.15.344 DUNLOP user
2 25 R・サイプス DNA Shred Stix Yamaha +0.538 DUNLOP user
3 17 J・バーシア Geico Powersports Honda Honda +12.754 DUNLOP user
4 15 D・ウィルソン Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +15.375 DUNLOP user
5 139 M・スチュワート ARMA Suzuki City Suzuki +33.793 DUNLOP user
6 48 M・ラモイン Moto Extreme Kawasaki +41.703 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 194 K・ロクスン Red Bull KTM KTM '15.22.918 DUNLOP user
2 20 B・ティックル Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +12.126 DUNLOP user
3 35 K・カニンハム DNA Shred Stix Yamaha +12.645 DUNLOP user
4 19 E・トマック Geico Powersports Honda Honda +13.475 DUNLOP user
5 36 C・シーリー Troy Lee Designs Lucas Oil Honda +15.560 DUNLOP user
6 28 T・ラトレイ Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +19.602 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 25 R・サイプス DNA Shred Stix Yamaha '10.00.377 DUNLOP user
2 36 C・シーリー Troy Lee Designs Lucas Oil Honda +5.054 DUNLOP user
3 194 K・ロクスン Red Bull KTM KTM +6.250 DUNLOP user
4 15 D・ウィルソン Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +9.961 DUNLOP user
5 23 M・ダバロス Rockstar Suzuki Suzuki +13.063 DUNLOP user
6 19 E・トマック Geico Powersports Honda Honda +20.696 DUNLOP user

AMAスーパークロス第17戦/ライツ・イースト第9戦/ライツ・ウエスト第9戦 終了時点

順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 2 R・ビロポート Monster Energy Kawasaki Kawasaki 338 DUNLOP user
2 22 C・リード TwoTwo Motorsports Honda 334 DUNLOP user
3 1 R・ダンジー Rockstar Makita Suzuki Suzuki 328 DUNLOP user
4 7 J・スチュワート San Manuel Yamaha Yamaha 301 DUNLOP user
5 41 T・カナード American Honda Racing Honda 255 DUNLOP user
6 29 A・ショート Red Bull KTM KTM 230 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 17 J・バーシア Geico Powersports Honda Honda 205 DUNLOP user
2 15 D・ウィルソン Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 183 DUNLOP user
3 25 R・サイプス DNA Shred Stix Yamaha 163 DUNLOP user
4 57 B・バゲット Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 159 DUNLOP user
5 21 B・ウォートン Geico Powersports Honda Honda 125 DUNLOP user
6 48 M・ラモイン Moto Extreme Kawasaki 120 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 20 B・ティックル Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 187 DUNLOP user
2 19 E・トマック Geico Powersports Honda Honda 181 DUNLOP user
3 100 J・ハンセン Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 162 DUNLOP user
4 36 C・シーリー Troy Lee Designs Lucas Oil Honda 147 DUNLOP user
5 71 R・モレス Rockstar Suzuki Suzuki 138 DUNLOP user
6 194 K・ロクスン Red Bull KTM KTM 130 DUNLOP user