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■ 2011/7/31 QTEL FIM世界耐久選手権シリーズ第3戦 “コカ・コーラ・ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第34回大会
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晴れ、曇り 28.9度 55,500人

不運続きの8耐。SUZUKI ENDURANCE RACING TEAMが9位に入る











<公式予選 HONDA DREAM RT桜井ホンダが9番手につける>
真夏の祭典、日本で最大のモーターサイクルロードレース“コカコーラ・ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレースが、今年も猛暑の鈴鹿にやってきた。
8時間耐久とは2人か3人のライダーがチームを組み、交代しながら8時間を走るレース。8時間で一番多い周回数を走ったチームが優勝を飾る。猛暑の中で走るだけに、世界でもっとも過酷なレースとも言われている。
今年の主なダンロップサポートチームは、次のようになっている。
メーカーのワークスチームは参戦しないが、ホンダ系のプライベートチームとしてNo.2 HONDA DREAM RT桜井ホンダがエントリー。ライダーは、オーストラリア選手権で活躍中のW・マックスウェル選手と、J・スタファー選手。
また、世界耐久選手権にフル参戦しているNo.1 SUZUKI ENDURANCE RACING TEAMは、酒井大作選手、V・フィリップ選手、A・デルホール選手の3人。昨年の世界耐久チャンピオンチームで、今年5月の第2戦スペインで優勝を飾っている耐久スペシャリストチームだ。2009年にヨシムラスズキで8耐優勝を飾った酒井選手は、今年同チームに加わり全日本だけでなく世界耐久にも参戦している。
スズキ勢は、No.32 MotoMap SUPPLYから日本ライダーの今野由寛選手、手島雄介選手もエントリーしている。
カワサキ勢は、No.9 ウッドストックBEETの大崎誠之選手、西嶋修選手、喜久川光選手がエントリー。全日本で経験豊富な大崎選手は初めてカワサキのマシンで8耐に臨むことになった。
 
29日金曜日、蒸し暑さの中で公式予選が行われた。No.2 HONDA DREAM RT桜井ホンダのマックスウェル選手は、午前中から好タイムをマーク。2分10秒台を切る2分09秒971をたたき出すと8位につけた。計時予選でトップ10以内に入ったため、翌日のトップ10トライアルに進んだ。11位以下のチームは、計時予選の順位で決勝レースに臨む。
No.9 ウッドストックBEET レーシングチームは、大崎選手が午前中にスプーンカーブで転倒するアクシデントがあった。幸いケガはなく午後の予選に臨んだが、13位で惜しくもトップ10入りを逃した。
「転倒したのは残念だったけど、自己ベストを更新できました。最後、遅いマシンにひっかかって10秒台に入れなかった。決勝へ向けて準備はできています。タイヤも決まっているので、明日確認するだけです。みんなベテランだから粘り強く走ります」と大崎選手。
続いて、No.32 MotoMap SUPPLYは手島選手のタイムで14位につけた。
「タイム的には悔しかったけど、レースに向けてはいい感じです。安定して走れています。雨が降ったりすれば、そのほうが僕らにはいいです。トップ6を目指します」と今野選手。
手嶋選手は「僕はスズキのマシンに乗るのは今回が3回目なので、徐々に慣れてきているところです。明日はまずは完走を第1に考えて、ベストを尽くします」と語った。
 
No.1 SUZUKI ENDURANCE RACING TEAMは、事前テストができなかったため、セッティングに手間取り15位となる。
「ぶっつけ本番で走行しているので、セッティングがまだ決まっていない。自己ベストから5秒落ちという信じられないタイムになってしまった。足回り、タイヤもまだ決まっていないので、3人が走りやすいセッティングを土曜日と決勝日朝のフリー走行で詰めていきたい。決勝は、他の世界耐久チームに負けないようにがんばります」と酒井選手は語った。
 
翌土曜日、全エントラントによるフリー走行が行われた。No.9 ウッドストックBEET レーシングチームの喜久川選手が130Rで転倒。手を負傷したため、決勝レースは大崎選手、西嶋選手の2人で戦うことになった。
他のチームは翌日の決勝へ向けてセッティングの確認を行った。
フリー走行後に、予選上位10台によるトップ10トライアルが予定されていた。これは、予選上位10台が1周のタイムアタックを行い、スターティンググリッドを決める予選方法だ。
ところが、午後雨が降り出したため、1周のタイムアタックではなく、20分の計時予選となった。No.2 HONDA DREAM RT桜井ホンダホンダのマックスウェル選手は、無理せずに走り切り2分10秒300で9番手となる。
「セッティングも決まっているし、ライダー同士のコンビネーションもいい。ファクトリーバイク(上位チームのマシン)にはかなわないが1秒落ちくらいのタイムでコンスタントに走れるよ。プライベートトップ、そしてダンロップの最上位を目指してがんばるよ。8耐は昨年に続いて2回目。8耐も鈴鹿も大好きだよ」とマックスウェル選手は語った。
このセッションで8耐の予選はすべて終わり、No.2 HONDA DREAM RT桜井ホンダ9位、No.9 ウッドストックBEET レーシングチーム13位、No.32 MotoMap SUPPLYは14位、No.1 SUZUKI ENDURANCE RACING TEAM 15位からスタートすることになった。
 
<決勝レース ダンロップ勢に不運が相次ぐ SUZUKI ENDURANCE RACING TEAMはトラブルを越えて9位を獲得>
決勝当日、悪天候が心配されていたが、朝から薄い雲が広がる天気となっていた。今年は節電のために1時間はやくスタートする。
曇り空の中、午前10時30分に全52台がスタート。1周目はNo.2 HONDA DREAM RT桜井ホンダのスタートライダー、マックスウェル選手が8位、No.32 MotoMap SUPPLYの手島選手は10位、No.1 SUZUKI ENDURANCE RACING TEAMの酒井選手は11位、No.9 ウッドストックBEET レーシングチームの大崎選手は17位につける。
1時間目、No.2 HONDA DREAM RT桜井ホンダのマックスウェル選手はNo.99 BMW MOTORRAD FRANCE 99、No.3 クラウン警備保障RACINGと6位争いを展開していく。
一方、No.9 ウッドストックBEET レーシングチームは10位、No.32 MotoMap SUPPLYの手島は11位、No.1 SUZUKI ENDURANCE RACING TEAMは12位につけている。
2時間目に入った11時37分、No.9 ウッドストックBEET レーシングチームの西嶋選手がダンロップコーナー先でクラッシュ。マシンは大破し、このまま無念のリタイアとなってしまう。
No.2 HONDA DREAM RT桜井ホンダはスタファー選手が好調な走りを披露。上位陣の脱落もあり、No.999 Teluru HoneyBee Racingと4位争いを展開。徐々にNo.999 Teluru HoneyBee Racingを離して、単独4位を走行していく。
また、No.1 SUZUKI ENDURANCE RACING TEAMは7位につけて、耐久チームらしい戦いぶりを見せていく。
No.32 MotoMap SUPPLYは序盤10位だったが、午後1時半ころには8位に追い上げていた。ところが、午後1時24分にダンロップコーナーでガス欠のためにマシンストップ。そのままピットへと戻り、今野選手に交代したが、13位へ順位を落としてしまう。
3時間が経過した午後1時半、No.2 HONDA DREAM RT桜井ホンダは4位、No.1 SUZUKI ENDURANCE RACING TEAMは6位につけ、それぞれ粘り強い戦いぶりを見せていく。
 
午後2時半、レース開始4時間を経過して後半戦に入った。気温は30度近く、路面温度50度という猛暑の中、戦いは続いていく。
No.2 HONDA DREAM RT桜井ホンダはピット作業に手間取るとNo.99 BMW MOTORRAD FRANCE 99に抜かれて、一旦5位に下がる。その後、再び4位に上がるが、No.99 BMW MOTORRAD FRANCE 99との4位争いはなおも続く。
No.1 SUZUKI ENDURANCE RACING TEAMは、徐々に挽回し6位に順位を上げていた。しかし、2時半すぎにエンジントラブルが起きピットで修復したために、9位へと後退してしまう。また、No.32 MotoMap SUPPLYは12位につけ、安定したライディングを見せていく。 この後、各チームとも安定した走りを見せ、レースはこう着状態が続く。
 
残り2時間となった午後4時半、レース終盤を迎えていた。徐々に日は傾き、路面温度も少しずつ下がってきた。 No.2 HONDA DREAM RT桜井ホンダは、No.99 BMW MOTORRAD FRANCE 99と激しい4位争いを展開。何度も4位を入れ替えていく。
また、No.1 SUZUKI ENDURANCE RACING TEAMは健闘するも、マイナートラブルなどで遅れをとり、No.999 Teluru HoneyBee Racingなどに抜かれ11位に後退。No.32 MotoMap SUPPLYは、12位につけている。
 
そして、終盤、ダンロップ勢に不運が襲う。午後5時24分、No.32 MotoMap SUPPLYの手島選手のマシンが逆バンクでエンジントラブルのためにストップ。その直後、4位につけていたNo.2 HONDA DREAM RT桜井ホンダのスタファー選手が、電気系トラブルのためにデグナーカーブ先でマシンストップしてしまう。
 
これで、ダンロップの最上位はNo.1 SUZUKI ENDURANCE RACING TEAMの11位となり、午後6時半のチェッカーを目指していく。
午後5時50分にNo.1 SUZUKI ENDURANCE RACING TEAMのフィリップ選手がピットイン。ステップが折れるというトラブルがあったが、すぐに修復してアンカーを務める酒井選手がコースへと向かった。上位の脱落もあり、10位へ順位を上げてチェッカーを目指す。
18時15分、恒例のライトオンのサインが出され、全車がライトをつけながら走行していく。今年は例年より1時間早いだけに夜間走行はないが、うす暗くなっていく中をライトをつけたマシンが駆け抜けていく。
そして、午後6時半、No.1 SUZUKI ENDURANCE RACING TEAMの酒井選手が無事にチェッカー。終盤、上位で1チーム脱落したため、シングルフィニッシュの9位を獲得した。
「8耐に出られたことに感謝しています。満足な結果とはいえないけど、僕らなりにがんばりました。途中、トラブルがあって僕がロングランすることになって、体力的に本当に大変でした。エンジントラブル、車体のトラブルに、最後はステップがもげて、コーナーで路面に足がついてしまった。あれがなかったら、5、6位にはなれたと思うんだけど。とにかくベストを尽くしました」と酒井選手。
 
また、No.2 HONDA DREAM RT桜井ホンダは、マシンを修復して残り40分でピットアウトしようとしたが、ピットロード出口で再びマシンストップ。結局、リタイアとなってしまった。 「本当にがっかりだよ。4位になれるところだったのに。でも、これがレースさ。僕らは、がんばって走っていたのに。上位チームとマシンの性能差がありすぎて厳しかった。」とマックスウェル選手。
No.32 MotoMap SUPPLYも、マシン修復できずにリタイアとなった。
「いい走りはできていたと思う。不運でしたね。ふたりとも、がんばって走っていたけど、あと少し足りなかったです。手島選手はとても経験が豊富なので、勉強になりました。今回の経験をこれからのレースに生かしたいと思います」と今野選手は語った。


順位 選手名 チーム メーカー 周回数 タイム  
1位 秋吉耕佑 / 伊藤真一 / 清成龍一 F.C.C.TSR Honda Honda 217 8:00'50.922  
2位 加賀山就臣 / J・Waters / 青木宣篤 ヨシムラSUZUKI Racing Team Suzuki 217 8:01'29.687  
3位 高橋巧 / 玉田誠 / 岡田忠之 MuSASHI RT HARC-PRO Honda 217 8:02'22.084  
9位 酒井大作 / V・Philippe / A・Delhalle SUZUKI ENDURANCE RACING TEAM Suzuki 208 8:02'15.127 DUNLOP user
15位 高田 速人 / 寺本 幸司 / 片平 亮輔 Team Tras・BMW S1000RR BMW 204 8:02'49.045 DUNLOP user
リタイヤ W・Maxwell / J・STAUFFER HONDA DREAM RT桜井ホンダ Honda 182 6:53'42.579 DUNLOP user
リタイヤ 今野由寛 / 手島雄介 MotoMap SUPPLY Suzuki 178 6:52'57.537 DUNLOP user
リタイヤ 大崎誠之 / 西嶋修 ウッドストックBEET RACING Kawasaki 29 1:06'11.474 DUNLOP user