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■ 2011/3/20 第1戦 カタール ロサイル
天気 気温 観客
晴れ(ナイトレース) 20度 8,501人

ブラドル選手がポールトゥフィニッシュでMoto2クラス初優勝






MotoGPは、新しいシーズンを迎えていた。しかし、開幕直前の3月11日に東日本大震災が発生。3戦目に組まれていた日本GPが10月に延期されるなど混乱が続く中、カタールで開幕戦を迎えることとなった。
Moto2クラスでは、初代チャンピオンに輝いたT・エリアス選手(Moriwaki)が、MotoGPクラスに復帰。チャンピオン不在となっている。
走行はすべてナイトセッションで行われていった。予選では初日から好調な走りを見せていたドイツ人、S・ブラドル選手(Kalex)が初のポールポジションを獲得した。「すごくうれしいよ。いいタイムで走れているから自信あるよ。でも、コーナーで少しバイブレーションがでるから、明日に向けてもう少しマシンをよくしたいね」とブラドル選手。
2番手は昨年の125クラスチャンピオンのM・マルケス選手(Suter)が入る。「Moto2の初レースで予選2位だからうれしいよ。チームがすごくがんばってくれたんだ。明日は初レースだから、序盤とか少し慎重にいきたい。Moto2クラスはスタートが激しいから、うまくいくといいな」とマルケス選手はコメントした。
3番手にT・ルティ選手(Suter)と続き、唯一の日本人Moto2クラスライダーとなった高橋裕紀選手(Moriwaki)は4番手となった。実は、今シーズンからMotoGPと同じように横に3台ずつ並ぶことになったため4位でも2列目となる。
「昨日と同じようないいフィーリングで走れなかった。セッティングを変えたんだけど、最後までいまいちな感じだった。日本は今、地震で大変なので、僕がいい成績を残して少しでも希望につながればと思います」と高橋選手は語った。
 
Moto2クラス2年目の開幕戦。決勝レースはブラドル選手のホールショットで始まった。後ろからルティ選手、J・クルーゼル選手(Suter)、高橋選手などが続く。
ブラドル選手はそのままトップをキープ。徐々に後続を離していく。2位争いはルティ選手、高橋選手、クルーゼル選手が僅差の戦いを展開していく。 中盤に入るとブラドル選手は5秒近いリードを築き、独走態勢を築く。
2位争いからはクルーゼル選手が遅れ始め、逆にA・イアンノネ選手(Suter)が加わり、ルティ選手、高橋選手、イアンノネ選手の3台のバトルとなる。さらに後半に入ると、A・デ・アンジェリス選手(Motobi)も追いつき、4台の激しい戦いが始まった。
トップのブラドル選手は後半に入ってもハイペースで走り続け、後続をまったく寄せ付けない。
レース終盤に入ると、高橋選手、ルティ選手、イアンノネ選手、デ・アンジェリス選手の2位争いさらに激化。高橋選手、イアンノネ選手が2位を奪い合い、ルティ選手、デ・アンジェリス選手もぴたりとついていく。
 
トップのブラドル選手は、最後までミスのない完璧な走りでポールトゥフィニッシュ。Moto2クラス初優勝を達成した。
「勝てたなんて信じられないような気持ちです。今週は最初からすごくいい感じだったので、今日は自信があった。スタートがよくて、最初からトップに立つことができた。集中力を保つことが一番大変なことだったよ。」とブラドル選手。
そして、2位争いからは終盤イアンノネ選手が抜け出して、2位をつかんだ。「今週のはじめはセッティングに問題があったけど、今日はだいぶよかった。スタートがよかったね。表彰台に上がれてよかった」とイアンノネ選手。
続いて、ルティ選手が3位をつかんだ。「バトルは本当に大変だったよ。すごくいいフィーリングで走れているので次のレースが楽しみだよ」とルティ選手は話した。
高橋選手は終盤まで表彰台圏内をキープしていた。しかし、ラストラップの1コーナーでアウトにならむミスがあり、ルティ選手にパスされてしまう。さらに、コース後半でデ・アンジェリス選手にも抜かれると5位でチェッカーを受けた。
「スタートはよくてトップグループに入れた。ブラドル選手にはついていけなかったけど、2位争いになった。今日は積極的に前に出て行ったけど、うまくいかなかった。いい成績を得たかったので残念です。次のヘレスはもっといい成績をとれるようにがんばります」と高橋選手は語った。 また、フロントロースタートのマルケス選手はスタートに失敗し、追い上げていたが6位を走っていた5周目に転倒リタイアしている。


テロール選手が独走で開幕優勝






125クラスでは、昨年惜しくもランキング2位となったスペイン人、N・テロール選手(アプリリア)がポールポジションを獲得した。 「予選はすごくうまくいった。去年のポールのタイムより少し速かったので満足している。レースでもずっと集中して、プッシュしていくよ」とテロール選手は語った。
続いて、S・コルテス選手(アプリリア)が2番手、E・バスケス選手(デルビ)が3位、S・ガデア選手(アプリリア)が4位と続く。 また、初のフル参戦を果たした尾野弘樹選手(KTM)は18番手につけた。
「はじめは緊張したんですが、走り出したら集中できた。なんとかレースではポイント圏内に入りたいです。それにはもう少しタイムを上げたいです」と尾野選手は語った。
 
125クラスは今シーズン限りで廃止されるため、最後のチャンピオンへ向けた戦いが始まった。
スタートが切られると、テロール選手がホールショット。後ろからコルテス選手、バスケス選手、H・ファウベル選手(アプリリア)などが続く。テロール選手は序盤から引き離しにかかり、3周目にははやくも3秒近いリードを奪う。
2位争いは、コルテス選手、バスケス選手、ファウベル選手の3台が展開。序盤から激しいバトルを見せていく。
レース中盤に入ると、トップのテロール選手は約7秒の差をつけて完全に独走体制。ファウベル選手、バスケス選手、コルテス選手の戦いはなおも続き、僅差の戦いを続けていく。
レース後半を迎えると、トップのテロール選手は10秒以上の差をつけて完全に他者を圧倒していく。2位争いには、J・フォルガー選手(アプリリア)と、ガデア選手も追いついて、ファウベル選手、コルテス選手、バスケス選手、フォルガー選手、ガデア選手の5台の戦いとなる。
そして、残り5周というところでファウベル選手がマシントラブルのためにスローダウン。終盤は4台の激戦となる。
トップのテロール選手は最後までハイペースで周回を続けると、最終的には8秒近い差をつけて見事に開幕優勝を果たす。
「開幕戦で勝ててハッピーだよ。信じられないような優勝だね。単独走行だったから、集中を保つのが大変だった。マシンはパーフェクトだったよ」とテロール選手。
終盤、2位争いのグループからコルテス選手が飛びだし、そのまま逃げ切って2位でチェッカー。「大事なレースだったよ。去年はいろいろと問題があったけど、新しいチームでいいスタートが切れた。この調子で戦いたい」とコルテス選手はコメントした。
最終ラップにガデア選手とバスケス選手が3位を奪いあったが、ガデア選手が僅差で3位表彰台をつかんだ。「100%プッシュしたよ。テロール選手は速くて追いつけなかったけど、表彰台に上がれてよかった。いいシーズンのスタートが切れたね」とガデア選手は話した。
 
また、尾野選手は13位につけていた8周目に転倒リタイアしている。
「スタートはよくて予選順位より前の順位につけた。前の選手についていって、いろいろと学ぼうとしていた。5コーナーでフロントから転んでしまったけれど、この経験を次に生かしたいです」と尾野選手は語った。


順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 S.Bradl Viessmann Kiefer Racing Kalex '40.38.549 DUNLOP user
2位 A.Iannone Speed Master Suter '40.42.879 DUNLOP user
3位 T.Luthi Interwetten Paddock Moto2 Suter '40.43.686 DUNLOP user
5位 高橋裕紀 Gresini Racing Moto2 Moriwaki '40.45.170 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 N.Terol Bancaja Aspar Team 125cc Aprilia '38.28.687 DUNLOP user
2位 S.Cortese Intact-Racing Team Germany Aprilia '38.36.397 DUNLOP user
3位 S.Gadea Pev-Blusens-SMX-Paris Hilton Aprilia '38'37.834 DUNLOP user
リタイヤ 尾野弘樹 Caretta Technology
Forward Team
KTM '15.18.441 DUNLOP user

第1戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 S.Bradl Viessmann Kiefer Racing Kalex 25 DUNLOP user
2位 A.Iannone Speed Master Suter 20 DUNLOP user
3位 T.Luthi Interwetten Paddock Moto2 Suter 16 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 N.Terol Bancaja Aspar Team 125cc Aprilia 25 DUNLOP user
2位 S.Cortese Intact-Racing Team Germany Aprilia 20 DUNLOP user
3位 S.Gadea Pev-Blusens-SMX-Paris Hilton Aprilia 16 DUNLOP user