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■ 2011/4/3 第2戦 スペイン ヘレス
天気 気温 観客
17度 123,750人

雨の中、イアンノネ選手が追い上げて優勝を決める






開幕戦カタールから2週間後、スペイン南部のヘレスサーキットで第2戦が開催された。
走行が始まった金曜日は晴天、予選の行われた土曜日は曇りで強風が吹いたものの、ドライコンディションで走行は行われた。
開幕戦で独走優勝を飾ったS・ブラドル選手(Kalex)が、初日から好調な走りを披露。開幕戦に続いて2戦連続でポールポジションを獲得した。
「ポールを取れるとは思わなかった。いいセッティングができているし、調子はいいよ。予選ではコース上が混んでいて大変だった。明日はいいレースができると思う」とブラドル選手。
続いて、高橋祐紀選手(Moriwaki)が2番手をゲットした。「昨日転倒してしまって、マシンにダメージがあった。スタッフが直してくれて2番手を取ることができた。リズムよく走れているので、明日は優勝を狙います」と高橋選手。
3番手にはT・ルティ選手(Suter)が入り、開幕戦に続いてフロントローをゲットした。
 
決勝当日は、朝から雨が降ったり止んだりする生憎のコンディション。2年目を迎えるMoto2の決勝がウェットコンディションで行われるのは、今回が初めてとなる。
決勝レースが始まると高橋選手がホールショット。ブラドル選手、B・スミス選手(Tech3)、ルティ選手、S・コルシ選手(FTR)などが続く。
序盤から激しいトップ争いが展開されていく。スミス選手、ルティ選手、高橋選手、コルシ選手の4台が何度も順位を入れ替えていく。さらに、4列目からスタートしたA・イアンノネ選手(Suter)が猛追してトップ集団に接近。目覚ましい勢いで順位を上げていく。
そして、6周目にルティ選手がトップに立ち、後続を引き離しにかかる。2番手に上がったイアンノネ選手はすぐにルティ選手を追いかけていく。逆にコルシ選手、高橋選手、スミス選手は離されて3位争いを演じていく。
10周目、コルシ選手を抜いて3位争いをリードする高橋選手が転倒、リタイアを余儀なくされる。この後コルシ選手は徐々にスミス選手を離し始め、単独3位となっていく。
トップ争いでは、イアンノネ選手がハイペースでルティ選手に接近。15周目、ついにイアンノネ選手がメインストレートでトップを奪い、さらにルティ選手を離し始める。
トップのイアンノネ選手は、残り5周で5秒以上の差をつけて完全に独走体制。単独2位でルティ選手、単独3位にコルシ選手が続き、その後方で、スミス選手とブラドル選手が4位争いを展開していく。
イアンノネ選手はそのまま走りきると、今季初優勝を達成。2戦を終了してランキングトップに立った。
「4列目だったからスタート後は大変だった。その後追い上げて、特にコルシ選手とのバトルは大変だったよ。マシンの調子はよかった。勝てたなんて本当にうれしいよ」とイアンノネ選手。
続いて、ルティ選手が2位、コルシ選手が3位表彰台を獲得した。
「ウェットで大変だった。ミスしないように集中していった。だけど、シフトミスしたときにイアンノネ選手に抜かれてしまった。その後、イアンノネ選手のペースには追いつけなかったから2位を守ったよ。調子はいい。はやく初優勝したいね」と2戦連続表彰台のルティ選手はコメント。
3位コルシ選手は「大変だったけど、レースを楽しめたよ。前の2台は速かったけど、3位に入れてうれしいよ。マシンはすごく調子よかった」とコルシ選手。
また、終盤ブラドル選手があわや転倒という場面を演じて遅れをとり、スミス選手が4位でゴールしている。
 
一方、転倒リタイアに終わった高橋選手は「朝のウォームアップでウェットでもいい感触だった。レースまでにセッティングを変えたのがよくなかった。中盤でプッシュしたら滑ってしまった。でもドライでもウェットでもトップ集団で走れることが分かったので、気持ちを切り替えていきます」と語った。


サバイバルレースでテロール選手が開幕2連勝






125クラスでは、ドイツ人のS・コルテス選手(アプリリア)が自身3度目、今季初のポールポジションを獲得した。
「スペインではスペイン人ライダーがすごく速いので、ポールポジションを取れてすごくうれしいよ。セッティングもいいし、明日はいいレースをしたい」とコルテス選手。
2番手に開幕ウィーナーのN・テロール選手(アプリリア)、3番手にH・ファウベル選手(アプリリア)と、スペインの強豪、アスパーチームの2人が並んだ。
また、尾野弘樹選手(KTM)は、初日に転倒する場面もあり21番手となる。「初日に転倒して調子を崩してしまった。予選では自分なりにペースを上げることができた。決勝では、スタートを決めて少しでも追い上げたいです」と尾野選手は語った。
 
朝、降っていた雨は、125クラスの決勝前には止んでた。いつ雨が降りだすか分からない状況の中、ウェットコンディションでスタートを迎えていた。ライダーたちはレインタイヤを装着してレースに臨んだ。
決勝が始まると、テロール選手が好ダッシュを決めて、オープニングラップから後続を圧倒。2位以下は、E・バスケス選手(デルビ)、ファウベル選手、M・オリヴィエーラ選手(アプリリア)、コルテス選手、J・ザルコ選手(デルビ)などが続く。
テロール選手は後続を引き離していき、追いかけていったのはチームメイトのファウベル選手。バスケス選手、コルテス選手、ザルコ選手が3位争いを展開し、序盤健闘したルーキーのオリヴィエーラ選手は7周目に転倒リタイアしている。
雨がまた降り出す中、テロール選手とファウベル選手はテールトゥノーズのトップ争いを展開。8周目にファウベル選手が前にでるが、11周目に再びテロール選手が先行する。
一方、3位争いのバスケス選手、コルテス選手、ザルコ選手に、ルーキーのM・ヴィニャーレス選手(アプリリア)も追い付き4台の戦いに。しかし、ヴィナーレス選手は16周目にマシントラブルでリタイアしてしまう。
後半に入ると、序盤の11位から追い上げてきたJ・フォルガー選手(アプリリア)が3位争いグループに急接近。16周目に追いつくとコルテス選手、ザルコ選手を次々と抜き、18周目にバスケス選手が転倒すると、フォルガー選手は3位に浮上する。フォルガー選手に抜かれたコルテス選手も転倒し、ザルコ選手が単独4位となる。
トップ争いは、終盤に入ってもテロール選手とファウベル選手というチームメイト同士の戦いが続く。残り2周で前にでたテロール選手が逃げ切りを図る。追いかけたファウベル選手だったが、残り1周というところでクラッシュ。テロール選手がそのまま逃げ切り、開幕2連勝。波乱のレースでも優勝する強さを見せた。
「地元スペインで優勝できて、本当にうれしい。厳しいレースだったよ。ファウベル選手とのバトルも大変だった。マシンはすごく調子よかったよ」とテロール選手。
ファウベル選手の転倒で、フォルガー選手が2位に上がりそのままチェッカーを受けた。「スタートがよくなくて、トップ5に入るのは難しいなと思っていた。でも、ラップタイムはよくて、後半少しずつ速くなっていった。表彰台に上がったなんて信じられないね」とフォルガー選手。
続いて、ザルコ選手が初の表彰台3位を獲得した。「ウェットで走るのは大変だったけど、少しずつ慣れていった。最後にファウベル選手が転倒して3位になれてラッキーだったね」とザルコ選手はコメントした。
また、転倒したコルテス選手は再スタートして6位、バスケス選手は9位、ファウベル選手は11位でそれぞれゴールしている。
一方、尾野選手は8位に入り、シングルフィニッシュを決めた。「KTMのマシンで初めてウェットで走ったけど、感触はよかった。スタートはよかったけど、1周目に誰かとぶつかって順位を落とした。だんだんとペースを上げて追い上げていった。前で転倒があって8位になれました。でも、予選順位を考えるとよかったと思います」と尾野選手は語った。
 
東日本大震災のため、日本GPが秋に延期され、第3戦は5月1日ポルトガルGPとなった。


順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 A.Iannone Speed Master Suter '49.56.423 DUNLOP user
2位 T.Luthi Interwetten Paddock Moto2 Suter '50.04.273 DUNLOP user
3位 S.Corsi Ioda Racing Project FTR '50.09.048 DUNLOP user
リタイヤ 高橋裕紀 Gresini Racing Moto2 Moriwaki '17'23.564 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 N.Terol Bancaja Aspar Team 125cc Aprilia '44.50.646 DUNLOP user
2位 J.Folger Red Bull Ajo MotorSport Aprilia '45.08.092 DUNLOP user
3位 J.Zarco Avant-AirAsia-Ajo Derbi '45.14.601 DUNLOP user
8位 尾野弘樹 Caretta Technology
Forward Team
KTM '45.50.810 DUNLOP user

第2戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 A.Iannone Speed Master Suter 45 DUNLOP user
2位 S.Bradl Viessmann Kiefer Racing Kalex 36 DUNLOP user
3位 T.Luthi Interwetten Paddock Moto2 Suter 36 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 N.Terol Bancaja Aspar Team 125cc Aprilia 50 DUNLOP user
2位 J.Folger Red Bull Ajo MotorSport Aprilia 31 DUNLOP user
3位 S.Cortese Intact-Racing Team Germany Aprilia 30 DUNLOP user