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■ 2011/6/12 第6戦 イギリス シルバーストーン
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雨の中、ブラドル選手が今季4勝目を決める






カタルニアGPの翌週、イギリスのシルバーストーンで第6戦を迎えた。初日から肌寒い気温の中で走行が始まった。午後には雨が降り出す生憎の天候となるが、翌土曜日はドライコンディション。とはいえ、気温14度という肌寒い上に風の強い中で予選が行われた。
この悪コンディションの中でポールポジションを獲得したのは、M・マルケス選手(Suter)で、Moto2で初の獲得となった。
「今回はセッティングがうまくいった。ドライだといいフィーリングなんだけど、雨になったらまずは完走することを考えるよ。とにかく、ポールポジションを取れてうれしいよ」とマルケス選手。
続いて、地元イギリスのS・レディング選手(Suter)が2位。今季初のフロントローとなった。
「地元でフロントローを取れてすごくうれしいよ。チームとともにがんばった結果だね。明日はいい結果を出したい」とレディング選手。
首位のS・ブラドル選手(Kalex)は、3番手に並んだ。
「セッティングはいいです。予選では風が強くて大変だったけど、フロントローに並べたからよかった」とブラドル選手はコメントした。
また、高橋裕紀選手(Moriwaki)は、12位4列目となった。「今回はベースのセッティングがみつからなくて試行錯誤の状態が続いた。まだまとまっていない。明日までに改善策をみつけたいです」と高橋選手は語った。
 
決勝当日は、朝から冷たい雨が降り、風も強い厳しいコンディションとなった。
この日の第1レースとして行われたMoto2クラスの決勝は、ブラドル選手のホールショットで始まる。すぐにレディング選手が先頭に立ちブラドル選手が後ろから続く。3位集団のR・クルメナハー選手(Kalex)、M・パシーニ選手(FTR)、K・ソフーグロ選手(Suter)などは上位2台から少し離れる。
4周目に再びブラドル選手がトップを奪回。上位2台にパシーニ選手が追い付き、先頭からブラドル選手、レディング選手、パシーニ選手のオーダーに。4位にはソフーグロ選手が続く。
6周目、パシーニ選手が追い上げてトップに上がるが、翌周スリップダウン。レディング選手が遅れ始めると、ブラドル選手が単独トップに。
単独2位にソフーグロ選手、3位レディング選手にB・スミス選手(Tech 3)が追いついて3位争いを開始する。予選28位10列目からスタートしていたスミス選手は、見事な追い上げを披露し、レディング選手を抜いて単独3位となっていく。
11周目、2位のソフーグロ選手が転倒して後退すると、ブラドル選手が完全に独走体制となる。単独2位にスミス選手。3位争いは、レディング選手、M・ピロ選手(Moriwaki)、J・クルーゼル選手(Suter)の3台となる。
レース終盤に入るとブラドル選手は6秒前後のリードをキープ。雨の中、最後まで快走を続けると今季4勝目を達成した。
「僕のレースキャリアの中でももっともタフなレースだったよ。今朝、雨が降っているのを見てがっかりしていたんだけど、朝のウォームアップ走行で調子良かった。それから少しセッティングを変えた。スタートが決まって、プッシュしていった。ミスするのが怖かったのでとにかく集中して走っていったよ」とブラドル選手はコメントした。
この結果、首位のブラドル選手はランキング2位に62点の大差をつけることになった。
続いて、単独2位には地元イギリスのスミス選手が入る。
「昨日まで全然だめで予選28位だったから、まさか表彰台に上がれるとは思ってなかった。スタート直後に何台かがコースを外れたりして前に行けたのはラッキーだったと思う。僕はとにかくひとつでも前にと思って走って行ったよ」とスミス選手。
そして、レディング選手、クルーゼル選手、ピロ選手の戦いからピロ選手が抜け出して、初の表彰台3位をつかんだ。「難しいレースだったけど、とにかく初めて表彰台上がれてよかった。スタートはよくなかったけど、少しずつフィーリングが良くなっていったんだ」とピロ選手は語った。
また、高橋選手は序盤の19位から7位にまで順位を上げてチェッカーを受けた。「今週はセッティングが厳しかった。レースでは序盤19位にまで落ちたんですが、その後追い上げて7位になれました」と高橋選手。この結果、ランキングでは3位に上がっている。
一方、ポールシッターのマルケス選手は7周目に転倒リタイアしている。「朝のウォームアップで転倒してマシンにダメージがあったのに、チームが直してくれた。それでレースでは慎重に走っていたけど、転んでしまった」とマルケス選手は悔やんだ。


ドイツの17歳、フォルガー選手が初優勝を決める。






今回ポールポジションを獲得したのは、スペインの16歳の新鋭、M・ヴィニャーレス選手(アプリリア)。GP6戦目にして、初のポールポジションをつかんだ。
「初めてポールポジションを取れてうれしいよ。いいフィーリングで走れている。天気が心配だね。雨だとミスしやすいから、気をつけたいです」とヴィニャーレス選手はコメントした。
続いてランキングトップのN・テロール選手(アプリリア)が2番手。「ポールは逃したけど、2位でもハッピーだよ。マシンのセッティングはいい。でも雨になったら、難しいレースになると思う。路面が滑りやすいところがあるからね」とテロール選手は語った。
J・ザルコ選手(デルビ)が初のフロントロー3番手をゲットした。
 
125クラスの決勝は、この日の第3レースで行われた。
冷たい小雨と強風の中、決勝レースが始まると1周目はテロール選手が先頭に出るが、翌周フォルガー選手がトップに浮上。すぐさま引き離しにかかる。ザルコ選手がフォルガー選手についていき、テロール選手、H・ファウベル選手(アプリリア)、ヴィニャーレス選手などは少し離れて3位集団となる。
レース序盤からフォルガー選手とザルコ選手がトップ争いを展開。ヴィニャーレス選手とファウベル選手が3位争い、4位以下はA・マーティン選手(アプリリア)、テロール選手、S・コルテス選手(アプリリア)などが続く。テロール選手はペースが上がらない。
レース中盤、トップ争いは依然としてフォルガー選手とザルコ選手の一騎打ち。3位争いにはマーティン選手が追いついて、ヴィニャーレス選手、ファウベル選手、マーティン選手の3台の戦いとなる。
そして、レース中盤、11周目にマーティン選手がコースアウトして遅れをとる。さらに12周目にヴィニャーレス選手が転倒リタイア。これでファウベル選手が単独3位に。
そして残り4周となった13周目にフォルガー選手がトップに立つと、すぐさまザルコ選手を引き離しにかかる。ザルコ選手もついていくが、その差はじりじりと開いていく。単独3位にはファウベル選手が続き、首位のテロール選手は4位争い集団からも遅れて単独8位につけていく。
 
終盤に入るとトップのフォルガー選手はザルコ選手に3秒以上の差を広げて独走体制。17歳のフォルガー選手が、このまま初優勝を達成した。
「勝ったなんて信じられない。夢みたいだよ。朝のウォームアップ走行から、いい感じで走れていた。途中はザルコ選手を追いかけたけど、無理せずについていって、最後は全力で走ったよ」とフォルガー選手。この結果、フォルガー選手はランキング2位に上がり、首位のテロール選手に35点差となっている。
続いてザルコ選手が2位となる
「路面状況が難しくて大変だった。フォルガー選手についていって、前に行きたかったけど彼の方が最後は速かったね。でも、きっともうすぐ勝てると思う」とザルコ選手。
そして、ファウベル選手が今季初の3位表彰台を死守した。「今年初めての表彰台に上がれてうれしいよ。チームにとってよかったと思う。また表彰台に上がれるようにがんばるよ」とファウベル選手。
一方、テロール選手は8位となったが、ランキングトップは守っている。


順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 S.Bradl Viessmann Kiefer Racing Kalex '44.10.236 DUNLOP user
2位 B.Smith Tech 3 Racing Tech 3 '44.17.837 DUNLOP user
3位 M.Pirro Gresini Racing Moto2 Moriwaki '44.22.477 DUNLOP user
7位 高橋裕紀 Gresini Racing Moto2 Moriwaki '44.42.627 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 J.Folger Red Bull Ajo Motorsport Aprilia '43.48.862 DUNLOP user
2位 J.Zarco Avant-AirAsia Ajo Derbi '43.52.747 DUNLOP user
3位 H.Faubel Bankia Aspar Team 125cc Aprilia '44.03.813 DUNLOP user

第6戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 S.Bradl Viessmann Kiefer Racing Kalex 127 DUNLOP user
2位 S.Corsi Ioda Racing Project FTR 65 DUNLOP user
3位 高橋裕紀 Gresini Racing Moto2 Moriwaki 56 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 N.Terol Bancaja Aspar Team 125cc Aprilia 128 DUNLOP user
2位 J.Folger Red Bull Ajo Motorsport Aprilia 93 DUNLOP user
3位 J.Zarco Avant-AirAsia Ajo Derbi 83 DUNLOP user