FIMロードレース世界選手権
全日本ロードレース選手権
全日本モトクロス選手権
全日本トライアル選手権
アジアロードレース選手権
FIM世界耐久選手権
モトクロス世界選手権
トライアル世界選手権
AMAスーパーバイク
AMAスーパークロス/ナショナルモトクロス
CATEGORY
■ 2011/6/25 第7戦 オランダ アッセン
天気 気温 観客
雨、曇り 14度 95,150人

小雨の中でマルケス選手が2勝目。首位のブラドル選手は転倒リタイア






第6戦イギリス戦から5日後、オランダのアッセンで第7戦を迎えた。世界グランプリを1949年の第1回大会から開催している歴史あるサーキットだ。
Moto2クラスでは、目下首位のS・ブラドル選手(Kalex)が、2位のS・コルシ選手(FTR)に62点という大量リードをつけている。この記録は、第6戦後のGP史上最大のポイントリードとなっている。
今回は土曜日に決勝が行われるために、木曜日から走行が開始された。しかし、アッセン特有の悪天候に見舞われ、午後は大雨となる。さらに、午前中の終了間際に転倒車がオイルをまいてしまい、最悪のコンディションに。このため、午後の走行はすべてキャンセルされた。
金曜日の走行は予定どおりに行われたが、Moto2クラスの予選途中から雨が降り出してしまう。
この難しいコンディションの中でも、ブラドル選手が強さを見せて、今季6回目のポールポジションを獲得した。
「天気が変わって大変だった。ここは好きなコースではないんだけど、セッティングはうまくいっている。この調子で明日も走りたいです」とブラドル選手。
続いて、M・マルケス選手(Suter)が2位、コルシ選手が3位フロントローに並んだ。
また、高橋裕紀選手(Moriwaki)は5番手につけている。「もう少しいいポジションを取れると思っていたけど、ドライコンディションでいいタイムを出せなかった。でもマシンの感触はいいです」と高橋選手は語った。
 
決勝当日も朝から雨が降ったりやんだりの生憎のコンディションとなる。
小雨がぱらつく中で決勝はスタート。マルケス選手がホールショットを決めて、すぐ後ろからブラドル選手、S・コルシ選手(Suter)、スミス選手、K・ソフーグロ選手(Suter)、高橋選手などが続く。
スミス選手が追い上げて、3周目にトップに浮上。後方からマルケス選手、ソフーグロ選手、高橋選手が続き、この4台がトップ集団を形成。ブラドル選手はペースが上がらず、12位に後退してしまう。
レース中盤、11周目にはトルコ人ライダー、ソフーグロ選手がトップに立ち引き離しにかかる。スミス選手、マルケス選手、高橋選手も食い下がっていく。一方、ブラドル選手は苦戦しながらも2つ順位を上げて10位につけている。
そして後半に入った17周目、今度はマルケス選手が先頭に立ち、逃げ切りを図る。高橋選手、スミス選手、ソフーグロ選手もついていくが、20周目に高橋選手が転倒。そのままリタイアとなってしまう。
終盤、マルケス選手はスパートをかけると、ソフーグロ選手、スミス選手を圧倒。すぐに引き離して3秒近いリードを奪う。このままゴールまで走り切ると今季2勝目を決めた。
「コンディションがひどくて走るのが大変だった。セッティングが十分じゃなかったから、乗り方を合わせていった。滑りやすくて大変だったよ。最後まで接戦になりそうだったから、前にでて逃げようと思ったんだ。チームそして僕にとって価値のある優勝だね。」とマルケス選手。
続いて、残り4周でスミス選手を抜いたソフーグロ選手が、初の表彰台2位となった。「GPに来て初めての年だから、生活とかも慣れているところなんだ。アッセンは何度も走っていて知っていたけど、慎重に走ったよ。やっとシーズンが始まった気持ち。これからもっとがんばります」と世界選手権スーパーバイクから転向し、今年からMoto2フル参戦しているソフーグロ選手は語った。
そして、スミス選手が2戦連続の表彰台3位を獲得した。「本当に難しいコンディションだった。最後は慎重に走って16点をしっかり取ろうと思ったよ。表彰台に上がれてうれしいです」とスミス選手はコメントした。
また、ブラドル選手は終盤7位にまで追い上げていたが、残り4周というところで転倒リタイアを喫してしまった。「注意深く走って、5位を目指していた。突然、リアが滑って転倒してしまった。原因を分析しようと思います。リアブレーキを強くかけすぎたのかもしれない」とブラドル選手。
この結果、ウィナーのマルケス選手がランキング2位に上がり、首位のブラドル選手と57点差となっている。
一方、転倒した高橋選手は「無理はしていなかった。ウェットコンディションでリアのコントロールを失ってしまった。いい結果を出せるところだったので、本当に残念です」とコメントした。


雨のために短縮されたレースでヴィニャーレス選手が今季2勝目






125クラスではN・テロール選手(アプリリア)が首位に立ち、前戦のウィナー、J・フォルガー選手(アプリリア)が35点差の2位につけている。
同クラスの走行も金曜日の午後はキャンセル。翌日の予選も、雨が降ったり止んだりのコンディションとなった。
厳しい状況の中でも進境著しいスペインのルーキー、M・ヴィニャーレス選手(アプリリア)が、2戦連続のポールポジションを獲得した。
「雨が降ったり止んだりで走るのは大変だったよ。明日はとにかく自分との戦いだよ。集中を切らさないように走りたい」と16歳のヴィニャーレス選手は語った。
続いて、J・ザルコ選手(デルビ)が2位、3番手にS・コルテス選手(アプリリア)が続く。フォルガー選手は7位3列目からのスタートとなった。
首位のテロール選手は、2日目午前中の走行時にクラッシュして右手の小指を負傷。午後の予選はケガをおして出走したが、結局レースを欠場することになった。
「とても残念だよ。午前中に時速222キロで走っているときに裏ストレートで滑って、右手小指を擦ってしまった。午後は無理して走ったけど、マシンを操るのが厳しかったよ。欠場するのは残念だけど、バルセロナに戻って手術を受けるほうがいいと思ったんだ」とテロール選手は話した。
 
第1レースに組まれた125クラスの決勝が始まるときは、ドライコンディションだった。スタートが切られると、ヴィニャーレス選手が好ダッシュ。後ろからE・バスケス選手(デルビ)、ザルコ選手、L・サロム選手(アプリリア)、フォルガー選手、S・ガデア選手(アプリリア)、コルテス選手、D・ケント選手(アプリリア)などが続く。序盤は、上位15台ほどが僅差で続く大接戦。ガデア選手、バスケス選手、ザルコ選手を中心にトップ争いは演じられていく。
7周目になると、コルテス選手、ザルコ選手、ガデア選手の上位3台が後続に約1秒の差をつける。しかしすぐに、ヴィニャーレス選手、サロム選手、ケント選手、バスケス選手も追い付き、7台がトップ集団となる。
そして、10周目にヴィニャーレス選手が先頭に出るが、2位以下も食い下がる。
逃げ切りを図るヴィニャーレス選手は、13周目には後続との差を2秒以上に広げて独走体制を築いていく。後方では、ガデア選手、コルテス選手、ザルコ選手、サロム選手、ケント選手が2位争いを展開。バスケス選手は遅れていった。
そして、15周目ころから雨が降り始めると赤旗が提示され、レースは終了。14周目終了時点の順位が結果となった。
優勝したのはヴィニャーレス選手で、今季2勝目を達成。
「混戦で大変なレースだったよ。終盤また強く雨が降ってきて、それでも速く走れた。勝ててよかった」とヴィニャーレス選手。
続いて、赤旗提示直前に2位集団の先頭に出ていたサロム選手が、初の2位表彰台をゲット。「信じられない。途中みんなが激しくて大変だったよ。2位になれるとは思っていたけど、雨の中かなりハードに攻めたよ」とサロム選手。
続いて、ガデア選手が3位となった。「とにかく100%がんばったよ。途中あぶない場面もあったけど、3位に入れてうれしい」とガデア選手は語った。
また、ランキング2位のフォルガー選手は8位となり、首位のテロール選手との差は27点と詰まっている。


順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 M.Marquez Team CatalunyaCaixa Repsol Suter '44.30.409 DUNLOP user
2位 K.Sofuoglu Technomag-CIP Suter '44.32.806 DUNLOP user
3位 B.Smith Tech 3 Racing Tech 3 '44.36.827 DUNLOP user
リタイヤ 高橋裕紀 Gresini Racing Moto2 Moriwaki '35.17.549
-5laps
DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 M.Vinales Blusens By Paris Hilton Racing Aprilia '25.04.147 DUNLOP user
2位 L.Salom RW Racing GP Aprilia '25.06.702 DUNLOP user
3位 S.Gadea Blusens By Paris Hilton Racing Aprilia '25.06.802 DUNLOP user

第7戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 S.Bradl Viessmann Kiefer Racing Kalex 127 DUNLOP user
2位 M.Marquez Team CatalunyaCaixa Repsol Suter 70 DUNLOP user
3位 S.Corsi Ioda Racing Project FTR 67 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 N.Terol Bancaja Aspar Team 125cc Aprilia 128 DUNLOP user
2位 J.Folger Red Bull Ajo Motorsport Aprilia 101 DUNLOP user
3位 S.Cortese Intact-Racing Team Germany Aprilia 94 DUNLOP user