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■ 2011/7/17 第9戦 ドイツ ザクセンリンク
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曇り 23度 101,309人

マルケス選手がブラドル選手を抑えて3連勝を達成






イタリアGPから2週間後、ドイツ東部にあるザクセンリンクで第9戦が行われた。次戦アメリカGPはMoto2と125クラスは行われないため、この後、約1ヶ月のサマーブレークに入る。
初日は天候の悪化が心配されたが、1日目、そして翌日の予選ともドライコンディションで行われた。
予選から僅差の戦いとなった。そして、目下2連勝中のM・マルケス選手(Suter)が今季3度目のポールポジションを獲得する。
「最初はセッティングがよくなかったけど、だんだんとよくなっていった。このコースは抜くところがないのでポールポジションは大事だね。ブラドル選手の地元で彼は速いから、表彰台で終えられたらハッピーだよ」とマルケス選手。
2番手は、地元のエース、ポイントリーダーのS・ブラドル選手(Kalex)。マルケス選手に僅かコンマ1秒差だった。「フロントローが取れてよかった。最後少しセッティングに問題があったけど、それでもタイムが出せた。ファンが応援してくれてうれしい。プレッシャーはあるけど、うまくコントロールできると思う」とブラドル選手。
3番手は、A・エスパルガロ選手(Pons Kalex)が入った。
また、高橋裕紀選手(Moriwaki)は、初日から好調な走りを見せていた。しかし、予選序盤に前の選手をよけようとして転倒。マシンを修復して終盤コースインしたが、再び転倒してしまう。7周しか走れず13番手5列目となってしまった。
「ここまで調子はよかったが、予選はかみ合わないまま終わってしまった。でも、体のダメージはないので、明日は少しでも前にいけるようにがんばります」と高橋選手は語った。
 
ドライコンディションで行われた決勝レースは、ブラドル選手のホールショットで始まる。すぐにマルケス選手がトップに浮上。後ろからブラドル選手、A・デ・アンジェリス選手(Motobi)、エスパルガロ選手、T・ルティ選手(Suter)、Y・フェルナンデス選手(FTR)などが続く。
6周目になると、マルケス選手を先頭に、デ・アンジェリス選手、ブラドル選手、フェルナンデス選手、ルティ選手の5台がトップ集団となり混戦を続けていく。
9周目ころになると、マルケス選手、デ・アンジェリス選手、ブラドル選手の3台が後続を少し離していた。14周目に入ると1コーナーでマルケス選手がアウトにはらみ、その隙にブラドル選手がトップに浮上する。トップを入れ替えているうちに、後続の2台も追い付き、再び先頭グループは5台となる。
後半に入ると、トップ集団のブラドル選手、マルケス選手、デ・アンジェリス選手、ルティ選手、フェルナンデス選手の競り合いがさらに激しくなっていく。この戦いから、徐々にフェルナンデス選手が遅れ始める。
そして、終盤、先頭集団からマルケス選手とブラドル選手が抜け出してテールトゥノーズの戦いを開始。マルケス選手はラストスパートをかけると、そのままトップをキープ。ブラドル選手を抑えて3連勝を達成した。
「ブラドル選手が速くて大変だった。僕もいい感じで走れていた。予選でも古いタイヤで走ったりしていたから終盤自信があった。Suterもすごくよくなっているよ」とマルケス選手。
地元ブラドル選手は2位となる。「自信はあったけど、ラスト5周はきつかった。予選でもセッティングに問題があったんだ。今回はプレッシャーがあって大変だった。こんなに多くの人に応援してもらったのは初めて。ドイツでもレースが人気でてきてうれしいよ」とブラドル選手。
一方、3位争いからは終盤デ・アンジェリス選手が抜け出し、Moto2で初の表彰台3位をつかんだ。
「エンジンがいまいち速くなくてきつかった。でも、セッティングはよかった。表彰台に上がれてよかった。次は優勝したいね」とデ・アンジェリス選手は語った。
また、終盤、後方から追い付いたR・クルメナハー選手(Kalex)と、ルティ選手がスイス人同士で4位争いを繰り広げ、後輩のクルメナハー選手が先にゴールした。
高橋選手は12番手を走行していたが、レース終盤マシントラブルのためにリタイアを余儀なくされた。
「昨日の2度の転倒が影響したんだと思う。レース中、追い上げていたら急にエンジンが止まってしまったんだ。次のチェコではいい成績を残したいです」と高橋選手は語った。
この結果、ポイントテーブルでは、首位のブラドル選手と2位マルケス選手の差は47点と少し詰まっている。


ファウベル選手とザルコ選手が同着。ファステストラップの差でファウベル選手が優勝






125クラスでは、成長著しいスペインの16歳、M・ヴィニャーレス選手(アプリリア)が今季3度目のポールポジションを獲得した。
「チームと共にがんばって、いいタイムを出せたよ。レースは混戦になると思う。僕は調子がいいし、準備はできているよ」とヴィニャーレス選手。
2番手にH・ファウベル選手(アプリリア)が入る。予選終盤にコースアウトしたが、転倒は免れた。
続いてL・サロム選手(アプリリア)が、初のフロントロー3番手を獲得した。「初のフロントローでハッピーだよ。セッティングはけっこういいよ」とサロム選手。
また、首位のN・テロール選手(アプリリア)は4番手2列目となる。「もっと速いタイムを出したかったけど、コース上が混んでいてうまくいかなかった。でも2列目だから大丈夫。明日は3、4人の戦いになると思う。手のケガの影響がないことを願うよ」とテロール選手はコメントした。
 
レースがスタートするとS・ガデア選手(アプリリア)が好ダッシュ。ファウベル選手、ザルコ選手、テロール選手、サロム選手などが続く。ヴィニャーレス選手は出遅れて1周目は10番手につける。
序盤から10台が僅差で続く大混戦。2周目からファウベル選手が先頭に立ちレースをリードしていく。
5周目になるとE・バスケス選手(デルビ)がトップに浮上するも、ファウベル選手、ザルコ選手、テロール選手、サロム選手、ガデア選手、ヴィニャーレス選手など9台も僅差で続く、8周目、今度はテロール選手が先頭に上がるが、大集団のトップ争いは続いていく。
13周目になるとガデア選手を先頭にテロール選手、ヴィニャーレス選手、ザルコ選手、ファウベル選手、バスケス選手の6台のトップ争いとなる。すぐにサロム選手も追い付き7台のバトルへと発展。17周目にバスケス選手がコースアウトして脱落する。
後半17周目にヴィニャーレス選手がトップに出るが、他の5台も離されずについていき、バトルはさらに激しさを増していく。
そして、残り4周になるとテロール選手、サロム選手、ガデア選手が遅れ始め、ヴィニャーレス選手、ファウベル選手、ザルコ選手の3台に絞られる。
ラストラップに入ると3台が何度も順位を入れ替える大接戦。ラストコーナーへはファウベル選手、ザルコ選手、ヴィニャーレス選手の順で突入。立ちあがりでファウベル選手とザルコ選手がサイドバイサイドとなりそのままゴールラインへ。
ビデオ判定でふたりは同着となり、ファステストラップが速かったファウベル選手が優勝者となった。「信じられない気持ちだよ。すごい接戦で最後まで大変だった。とにかく優勝できて最高の気分だ」とファウベル選手。
ザルコ選手は惜しくも2位。「ラストコーナーは難しかった。なんとか横に並んだから、勝ったと思った。がっかりだよ。でも、この調子でいけばもうすぐ勝てると思う」と初優勝を逃したザルコ選手は語った。
続いてヴィニャーレス選手が3位となった。「スタートが悪くてだめだった。終盤は速かったけど、勝つことはできなかった」とヴィニャーレス選手。
また、テロール選手は4位に終わった。「序盤はなんとかなかったが、だんだんと手のケガの痛みがひどくなっていった。特にブレーキングのときは痛かった。だから4位でもいい結果だと思う。首位のまま前半戦を終えたから、しばらく休息したい」とテロール選手は語った。
この結果、ポイントテーブルでは首位のテロール選手と2位ザルコ選手の差は32点と詰まった。
 
また、ファウベル選手の優勝で、ダンロップは125クラスの125戦連続優勝の記録を樹立した。1勝目は、2003年バレンシアGPのC・ストーナー選手。最多優勝は、マルケス選手とテロール選手の10勝となっている。


順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 M.Marquez Team CatalunyaCaixa Repsol Suter '41.37.457 DUNLOP user
2位 S.Bradl Viessmann Kiefer Racing Kalex '41.38.353 DUNLOP user
3位 A.De.Angelis JIR Moto2 Motobi '41.38.844 DUNLOP user
リタイア 高橋裕紀 Gresini Racing Moto2 Moriwaki '33.14.328 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 H.Faubel Bankia Aspar Team 125cc Aprilia '39.57.979 DUNLOP user
2位 J.Zarco Avant-AirAsia-Ajo Derbi '39.57.979 DUNLOP user
3位 M.Vinales Blusens By Paris Hilton Racing Aprilia '39.58.251 DUNLOP user

第9戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 S.Bradl Viessmann Kiefer Racing Kalex 167 DUNLOP user
2位 M.Marquez Team CatalunyaCaixa Repsol Suter 120 DUNLOP user
3位 S.Corsi Ioda Racing Project FTR 84 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 N.Terol Bancaja Aspar Team 125cc Aprilia 166 DUNLOP user
2位 J.Zarco Avant-AirAsia-Ajo Derbi 134 DUNLOP user
3位 M.Vinales Blusens By Paris Hilton Racing Aprilia 122 DUNLOP user