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■ 2011/8/14 第11戦 チェコ ブルノ
天気 気温 観客
晴れ 24度 155,400人

イアンノネ選手が激戦を制して今季2勝目






第10戦のラグナセカ戦はMotoGPクラスの単独開催だったため、Moto2、125クラスは約1ヶ月ぶりの戦い、第11戦チェコを迎えた。
Moto2クラスで首位に立つのは、ドイツ人のS・ブラドル選手(Kalex)で、同2位のM・マルケス選手(Suter)に47点の差をつけている。ブラドル選手はプライベートテストを行い、後半戦に向けて準備を進めてきた。
マルケス選手は、サマーブレーク前に3連勝を達成。後半戦も好調を維持するのか注目されていた。
 
晴天の中で始まったチェコGPだが、2日目の午前中は雨に見舞われる。昼ごろに雨は止み、予選は全クラスともドライコンディションで行われた。
Moto2クラスの予選は最後まで激しい争いが展開され、ブラドル選手が終盤はトップにつけていた。そして、ラストラップにマルケス選手が逆転して3戦連続のポールポジションをつかんた。
「初日からマシンにいろいろと問題があって、セッティングを出すのが大変だった。少しずつよくなって、最後はブラドル選手などと同じくらいに走れるようになった。もう少しセッティングをつめてレースに臨みたい」とマルケス選手。
ブラドル選手は惜しくも2番手。「安定して走れている。でも、最後にフロントに少し問題があったから、その辺を修正したい。」とブラドル選手。
続いて、ベテランのA・デ・アンジェリス選手(Motobi)が3番手につけた。「ミサノでテストして、いいセッティングができたんだ。この調子でいい成績を残したいね」とデ・アンジェリス選手。
また、GP100戦目を迎えた高橋裕紀選手(Moriwaki)は、17番手となる。「リアのトラクションに問題があって、まだ解決していない。明日に向けてセッティングをがらっと変えると思う」と高橋選手は語った。
 
悪天候が心配されたが、決勝当時は朝から晴天に恵まれた。Moto2クラスのスタートが切られると、ブラドル選手がホールショット。後ろからマルケス選手、T・ルティ選手(Suter)、デ・アンジェリス選手などが続く。
1周目に一旦ルティ選手が先頭にでるが、ブラドル選手はすぐにトップを奪回してレースをリードしていく。後ろからデ・アンジェリス選手、ルティ選手、A・イアンノネ選手(Suter)、マルケス選手が続き、この5台がトップ集団となる。
トップのブラドル選手は逃げ切りを図るが、他の4台も離されずに付いていく。
ブラドル選手、マルケス選手、イアンノネ選手、デ・アンジェリス選手、ルティ選手の5台は接近戦を展開。ブラドル選手はトップを守っていくが、2位以下は激しく順位を入れ替えていく。
 
レース中盤、14周目にイアンノネ選手がトップに浮上するが、5台の戦いはさらに続いていく。5台のバトルの中で、マルケス選手とデ・アンジェリス選手が接触する場面も。ハードファイトは続いていく。
終盤になるとルティ選手が遅れ始めるが、マルケス選手、ブラドル選手、イアンノネ選手、デ・アンジェリス選手の4台が息詰まるような接近戦を展開していく。
ラストラップにはマルケス選手、イアンノネ選手、ブラドル選手、デ・アンジェリス選手のオーダーで突入。1コーナーでトップに出たのはイアンノネ選手。その後もイアンノネ選手とマルケス選手は激しい競り合いを見せていく。ブラドル選手も3番手につけて、上位をうかがっていく。
そして、ラストラップでファステストラップをマークしたイアンノネ選手が、後続を抑えてチェッカー。第2戦スペインGP以来の今季2勝目を飾った。
「すごいバトルだったよ。マシンの調子がすごくよかったから、ハードにプッシュしたよ。今日はマルケス選手、ブラドル選手とのバトルを本当に楽しんだよ。また勝てて本当に最高の気分だ」とイアンノネ選手。
マルケス選手は2位。「レースを楽しんだよ。ここではセッティングに苦労したけど、いいレースができた。イアンノネ選手はすごく速かったよ」とマルケス選手。
 
ブラドル選手は最後は上位2台にアタックすることはできなかったが、3位表彰台を死守した。「最後はデ・アンジェリス選手に抜かれて遅れをとってしまった。でも表彰台で終われてよかったよ。ずっと表彰台に上がっていることはタイトルに向けて重要なんだ」とブラドル選手は語った。
この結果、首位のブラドル選手2位マルケス選手の点差は43差となっている。
一方、高橋選手は12位でゴールしている。
「結局、マシンの問題は解決されずにレースに臨むことになった。でも、少しずつよくなっているので、上をめざしてがんばるだけです」と高橋選手は語った。


ドイツ人のコルテス選手が初優勝を決める






125クラスでは、スペイン人のN・テロール選手(アプリリア)がランキングトップにつけている。同2位は、フランスのJ・ザルコ選手(デルビ)で、その差は32点となっている。
予選では、テロール選手が好調な走りを披露。今季5度目のポールポジションを獲得した。
「速いペースで走れているし、セッティングもいいよ。手のケガはたいぶよくなって、影響はないと思う。明日は最初から逃げたいけど、難しいと思う。とにかく、全力で勝ちにいくよ」とテロール選手は語った。
続いて、ザルコ選手が2位、S・コルテス選手(アプリリア)が3位フロントローをつかんだ。
また、ランキング4位につけているドイツのJ・フォルガー選手(アプリリア)は病気のために欠場した。
 
決勝レースがスタートするとテロール選手がホールショット。後ろからH・ファウベル選手(アプリリア)、ザルコ選手、S・ガデア選手(アプリリア)、コルテス選手などが続く。
トップのテロール選手はすぐに引き離しにかかるが、ザルコ選手、コルテス選手の2台がぴたりと後ろにつける。さらに、ファウベル選手、ガデア選手、M・ヴィニャーレス選手(アプリリア)、A・モンカヨ選手(アプリリア)など6台もセカンド集団をつくりトップ集団を追いかけていく。
レース中盤、トップ争いはテロール選手、ザルコ選手、コルテス選手の3台が何度も順位を入れ替えるバトルを展開。3台はハイスピードバトルを繰り広げ、ヴィニャーレス選手、ファウベル選手、モンカヨ選手などのセカンド集団を徐々に離していく。
 
ところが9周目、トップ争いを繰り広げていたテロール選手がマシントラブルのためにスローダウン。そのままコースサイドにマシンを止めてリタイアとなってしまう。これでトップ争いは、ザルコ選手とコルテス選手の2台に絞られた。
これで、ヴィニャーレス選手、ファウベル選手、ガデア選手、モンカヨ選手、E・バスケス選手、M・オリヴィエーラ選手(アプリリア)の集団が3位争いとなる。
 
レース終盤に入っても、ザルコ選手とコルテス選手はテールトゥノーズの戦いを展開。ザルコ選手がトップを守っていくが、2台の戦いはまったく予断を許さない展開が続く。
3位争いからはバスケス選手が転倒リタイア。ファウベル選手、ガデア選手、ヴィニャーレス選手、モンカヨ選手、オリヴィエーラ選手の5台の戦いとなる。
 
残り2周でコルテス選手が初めてトップに浮上。ザルコ選手もついていく。ラストラップに入ると、1コーナーでザルコ選手がトップを奪回するも、3コーナーでコルテス選手が再び逆転。2台は接近したままラストコーナーへ。コルテス選手がトップを守り切りチェッカー。初優勝を決めた。
「勝てたなんて信じられない気持ちだよ。ここ数戦ずっと調子が悪かったけど、もう一度リラックスして楽しむように心がけたんだ。今回、やっといい感じで走れて、優勝できてよかった。シーズン後半この調子でがんばるよ」とコルテス選手。
最後のコーナーで少しマシンが振られたザルコ選手は、惜しくも2位となった。
「テロール選手がノーポイントだったから、2位でもグッドだね。最後のコーナーではがんばったけど、だめだった。今日はファンクラブの人たちが来ていて、応援してくれたんだ」とザルコ選手。
また、3位争いも最後までドッグファイトが続き、ゴール直前のコーナーでオリヴィエーラ選手が転倒。最後はモンカヨ選手とファウベル選手が横に並び、僅かにモンカヨ選手が先にゴールラインを通過し、初の表彰台3位をつかんだ。
「初めて表彰台に上がれて本当にうれしいよ。すごいバトルだった。みんなに感謝しているよ」と20歳のスペイン人は語った。
この結果、首位のテロール選手と2位ザルコ選手の点差は12点となっている。


順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 A.Iannone Speed Master Suter '41.13.255 DUNLOP user
2位 M.Marquez Team CatalunyaCaixa Repsol Suter '41.13.416 DUNLOP user
3位 S.Bradl Viessmann Kiefer Racing Kalex '41.13.662 DUNLOP user
12位 高橋裕紀 Gresini Racing Moto2 Moriwaki '41.42.981 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 S.Cortese Intact-Racing Team Germany Aprilia '40.59.229 DUNLOP user
2位 J.Zarco Avant-AirAsia-Ajo Derbi '40.59.626 DUNLOP user
3位 A.Moncayo Andalucia Banca Civica Aprilia '41.10.002 DUNLOP user

第11戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 S.Bradl Viessmann Kiefer Racing Kalex 183 DUNLOP user
2位 M.Marquez Team CatalunyaCaixa Repsol Suter 140 DUNLOP user
3位 A.De.Angelis JIR Moto2 Motobi 95 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 N.Terol Bancaja Aspar Team 125cc Aprilia 166 DUNLOP user
2位 J.Zarco Avant-AirAsia-Ajo Derbi 154 DUNLOP user
3位 M.Vinales Blusens By Paris Hilton Racing Aprilia 132 DUNLOP user