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■ 2011/8/28 第12戦 アメリカ インディアナポリス
天気 気温 観客
晴れ 26度 64,151人

マルケス選手が独走で今季5勝目を達成






第12戦の舞台は、アメリカ北東部にあるインディアナポリス。4輪のインディ500で有名なコースだが、2008年にMotoGPを開催するにあたって2輪用のコースを作った。とはいえ、2輪用のコースに4輪で使用する部分も含まれている。
晴天の中で走行は始まった。土曜日の予選では、M・マルケス選手(Suter)が、ラストラップでファステストラップをマーク。僅かに千分の1秒差で4戦連続、今季5度目のポールポジションを獲得した。
「ポールを取れたのはよかったですが、明日のレースが大事です。路面が滑りやすい中、少しずつセッティングがよくなって走りやすくなった。コルシ選手、イアンノネ選手は速いので大変なレースになると思う」とマルケス選手は語った。
2番手にS・コルシ選手(FTR)が入り、前回のウィナー、A・イアンノネ選手(Suter)が今季初のフロントロー3番手に続く。
一方、ポイントリーダーのS・ブラドル選手(Kalex)は、土曜日午前中のフリープラクティスで転倒してしまい、予選でも生彩を欠き今季最低の22位となってしまう。
また、高橋裕紀選手(Moriwaki)は、20位となっている。「昨日転倒してリズムが崩れてしまった。今日はセッティングはまずまずでしたが、予想以上に上位とタイム差がついてしまった。もう少しセッティングを詰めてタイムを上げたいです」と高橋選手は語った。
 
決勝当日は快晴に恵まれた。決勝レースが始まるとB・スミス選手(Tech3)がホールショット。マルケス選手、コルシ選手、T・ルティ選手(Suter)などが続く。
1周目にコルシ選手がトップに立ち、マルケス選手、スミス選手(Tech3)、イアンノネ選手、ルティ選手などが続く。
レース序盤、コルシ選手を先頭に、マルケス選手、イアンノネ選手、スミス選手、E・ラバット選手(FTR)がトップ集団を形成して、接近戦を展開していく。一方、ブラドル選手は15位につけ、追い上げを図っていく。
 
8周目にマルケス選手はコルシ選手をパスしてトップに浮上。そのまま後続を引き離しにかかる。
セカンド集団は、コルシ選手、イアンノネ選手、ラバット選手に後方から追いついたP・エスパルガロ選手(FTR)など6台が僅差で続く。コルシ選手は遅れ始め、逆にイアンノネ選手が2位に上がり、後続を離し始めるが、マルケス選手との差を詰めることはできない。
10周目、トップを行くマルケス選手は2秒以上のリードを奪い、さらにリードを広げていく。
2位のイアンノネ選手は後続に追いつかれ、ラバット選手、エスパルガロ選手がイアンノネ選手をパス。この2台が2位争いを展開していく。抜かれたイアンノネ選手は、マシンのマイナートラブルで徐々に後退していく。
レース後半、マルケス選手は5秒以上の大差をつけて完全に独走体制を築く。
2位争いは、エスパルガロ選手とラバット選手にスミス選手、S・レディング選手(Suter)も追い付いて4台の戦いになる。
そして、トップのマルケス選手はそのままライバル達を圧倒し、今季5勝目を決めた。
「この優勝は、チャンピオンシップにとってとても大きいね。今回は路面が滑りやすかったり大変だった。レースでは、序盤コルシ選手の後ろについて様子をみて、中盤から前に出ようと思っていた。うまくいってハッピーだよ」とマルケス選手。
 
終盤2位争いはエスパルガロ選手とラバット選手に絞られ、エスパルガロ選手がMoto2クラス初の表彰台2位をつかんだ。
「このクラスで表彰台に上がるのは大変なんだ。やっとできてうれしいよ。今日は暑くて大変だった。今は信じられない気持ちだよ。僕をサポートしてくれた人に感謝しているよ」とエスパルガロ選手。
ラバット選手もまたMoto2クラス初の3位表彰台に上がった。
「序盤からリズムをつかんで走っていった。とてもレースを楽しむことができたよ。表彰台に上がれて本当にうれしい」とラバット選手は語った。
 
一方、ブラドル選手は着実に追い上げると6位でチェッカー。この結果、首位のブラドル選手とランキング2位のマルケス選手の差は、28点に詰まっている。
また、高橋選手は決勝でも調子が上がらず25位となっている。
「フロントのフィーリングがよくなくて、途中で何度も転びそうになった。完走するのが精一杯でした。次のミサノはテストもしているところなのでトップ争いに戻れるようにがんばります」と高橋選手は語った。


テロール選手が独走で今季6勝目を達成






125クラスでは、目下ランキングトップのN・テロール選手(アプリリア)が前回リタイアし、ランキング2位のJ・ザルコ選手(デルビ)との差が12点と詰まっている。
予選では、テロール選手が絶好調の走りを披露。2位にコンマ7秒という大差をつけて、今季6度目のポールポジションを獲得した。
「予選ではマシンの感触がとてもよくていいフィーリングで走れた。明日はトップに立って逃げていけると思う。でも、路面が滑りやすいので、気をつけて走らないとね」とテロール選手は語った。
続いて、前回の勝者、S・コルテス選手(アプリリア)が2位、ザルコ選手が3番手と続く。
 
決勝レースは、テロール選手のホールショットで始まった。テロール選手は抜群の速さを見せ、1周目に約1秒のリードを奪う。
後ろからM・ヴィニャーレス選手(アプリリア)、ザルコ選手、H・ファウベル選手(アプリリア)、E・バスケス選手(デルビ)、コルテス選手などが続く。
3周目にトップのテロール選手は2秒以上のリードを築き、さらに差を広げていく。セカンド集団は、ザルコ選手、ファウベル選手、ヴィニャーレス選手の3台が形成する。
レース中盤10周目になるとテロール選手は約10秒の大量リードを奪い、完全に一人旅となる。
2位争いは、依然としてヴィニャーレス選手、ザルコ選手、ファウベル選手が何度も順位を入れ替える戦いを見せていく。
さらに、後方からS・ガデア選手(アプリリア)、コルテス選手、バスケス選手も追い付き、セカンド集団は6人にふくれあがる。
この中から、ヴィニャーレス選手が逃げ始め、一旦単独2位となる。逆に、ザルコ選手、ファウベル選手、バスケス選手は遅れ始める。
後半に入ると、3位争いのコルテス選手、ガデア選手の2台が、前方のヴィニャーレス選手に接近。残り5周となった18周目、ヴィニャーレス選手、コルテス選手、ガデア選手が三つ巴の2位争いを開始する。
 
レース終盤に入ってもテロール選手はまったく後続を寄せ付けない速さで快走。今季6勝目を達成した
「ブルノでリタイアしたから、今回の優勝は重要だね。すごくいい感じで走れた。僕の作戦は最初から飛び出してリードを広げることだった。後ろとの差を確認しながら集中を切らさないように走ったよ」とテロール選手。
2位争いは、最後まで大激戦。最終ラップで前にでたヴィニャーレス選手が2位。「バトルはすごかったね。とにかくプッシュしていった。終盤はきつかったけど2位になれてよかった」とヴィニャーレス選手。
コルテス選手は惜しくも3位となった。「今週はセッティングが大変だったから表彰台に上がれてよかった。ハードタイヤを選んだから、後半に向けてペースを上げることができたよ」とコルテス選手は語った。
また、ザルコ選手は表彰台争いからは後退したものの、バスケス選手を抑えて5位でチェッカーを受けた。
この結果、首位のテロール選手とランキング2位のザルコ選手の差は26点差となっている。


順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 M.Marquez Team CatalunyaCaixa Repsol Suter '45.50.601 DUNLOP user
2位 P.Espargaro HP Tuenti Speed Up FTR '45.52.490 DUNLOP user
3位 E.Rabat Blusens-STX FTR '45.52.911 DUNLOP user
25位 高橋裕紀 Gresini Racing Moto2 Moriwaki '46.28.402 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 N.Terol Bankia Aspar Team 125cc Aprilia '42.11.978 DUNLOP user
2位 M.Vinales Blusens By Paris Hilton Racing Aprilia '42.15.611 DUNLOP user
3位 S.Cortese Intact-Racing Team Germany Aprilia '42.15.715 DUNLOP user

第12戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 S.Bradl Viessmann Kiefer Racing Kalex 193 DUNLOP user
2位 M.Marquez Team CatalunyaCaixa Repsol Suter 165 DUNLOP user
3位 A.Iannone Speed Master Suter 96 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 N.Terol Bancaja Aspar Team 125cc Aprilia 191 DUNLOP user
2位 J.Zarco Avant-AirAsia-Ajo Derbi 165 DUNLOP user
3位 M.Vinales Blusens By Paris Hilton Racing Aprilia 152 DUNLOP user