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■ 2011/9/4 第13戦 サンマリノ ミサノ
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マルケス選手が混戦を制して今季6勝目を飾る






インディアナポリス戦の翌週、イタリア、ミサノで第13戦が行われた。
首位のS・ブラドル選手(Kalex)と、2位のM・マルケス選手(Suter)の差は28点。タイトル争いは激しくなっている。
予選では、ブラドル選手が好調な走りを見せて、今季7回目のポールポジションを獲得した。
「インディアナポリスは厳しかったから、調子が戻ってうれしい。一度使用したタイヤでもうまく走れたし、全体的にフィーリングはいい。いいレースをしたいね」とブラドル選手。
2番手はマルケス選手が入る。予選中に軽く転倒したが、大きな影響はなかった。「僕のミスで転倒してしまったけど、ケガもないし、マシンにもダメージはなかった。いいペースで走れているから自信はあるよ。明日はブラドル選手のペースについていけたら、トップ争いしたいです」とマルケス選手。
そして、高橋裕紀選手(Moriwaki)が、第5戦カタロニア以来のフロントロー3位をつかんだ。「ここ4、5戦タフなレースが続いていたけど、また上位に戻れてうれしい。ここはチームの地元でもあるので、なんとかブラドル選手、マルケス選手についていきたいです」と高橋選手。
また、負傷した選手の代走として、小山知良選手が昨年、富沢祥也選手が在籍していたチームからMoto2クラス初参戦。そして、初めてSuterのMoto2マシンを走らせ、着実にタイムを上げていき28番手につけた。
「いい順位とはいえないけど、タイムは接近しているし、ぶっつけ本番でやっているわりには悪くないと思う。明日は、スタートを決めて、追い上げていきたい。去年、富沢祥也選手がゴールできなかったので、祥也と一緒にゴールしたいです」と小山選手。富沢選手は、昨年のミサノでレース中の事故で帰らぬ人となっている。
 
決勝レースがスタートするとブラドル選手がホールショット。後ろからマルケス選手、S・レディング選手(Suter)、B・スミス選手(Tech3)、A・イアンノネ選手(Suter)、高橋選手などが続く。
1周目から激しい競り合いが展開され、2周目にレディング選手がトップに浮上。すぐさま引き離しにかかると、5周目に1秒近いリードを奪う。
後ろからイアンノネ選手、ブラドル選手、マルケス選手、スミス選手など7台が追いかけていく。高橋選手もこの追走集団に加わっている。
 
8周目、イアンノネ選手がトップのレディング選手に追い付き、さらに、マルケス選手、ブラドル選手も続き、レディング選手、イアンノネ選手、マルケス選手、ブラドル選手がトップ争いを展開。すぐ後ろからスミス選手、デ・アンジェリス選手なども上位を猛追していく。
 
中盤13周目、マルケス選手がトップに浮上。イアンノネ選手、ブラドル選手、レディング選手、スミス選手、デ・アンジェリス選手が続き。6台のトップ集団となる。高橋選手はやや遅れて、7位につけていく。
 
17周目、今度はブラドル選手がトップに立ち、レースをリードするが混戦はさらに続く。高橋選手もトップ集団に追い付き、トップ争いは終盤へ向けて激しくなっていく。
終盤21周目、マルケス選手が再びトップに浮上。後続を抑えていくと残り2周でラストスパートをかけ、約1秒のリードを奪う。
マルケス選手は最後は後続をよせつけずに今季6勝目を達成した。
「最初は、ガソリンが満タンで重たくて無理はできなかった。転倒しそうになったりして、慎重に走っていって、だんだんとペースをつかんだ。最後はイアンノネ選手を抜いて、100%がんばった。予選でブラドル選手が速かったから、レースでは勝ててうれしいです」とマルケス選手。
 
2位争いはブラドル選手、イアンノネ選手が展開。最後まで僅差の戦いを見せていくが、ブラドル選手が僅差で2位を死守。「予選のようにはうまくいかなかった。気温が低かったので、タイヤの使い方が難しかった。マルケス選手はすごく速かった。シーズン終盤はエキサイティングだね。次はマルケス選手を捕らえるよ」とブラドル選手。
地元のイアンノネ選手は3位表彰台をつかんだ。
「最初から思ったよりみんなのペースが速くて大変だった。なんとか付いていったよ。ミサノで初めて表彰台に上がったからとてもうれしいです」とイアンノネ選手は語った。
この結果、首位のブラドル選手と2位マルケス選手の差は、23点と詰まっている。
また、高橋選手は一旦トップ集団に追いついたが、終盤遅れをとってしまい7位でゴール。「スタート直後にマルケス選手にぶつかりそうになって遅れをとってしまった。中盤、トップ集団に追いついたけど、最後はチャタリングがでてしまった。でも、よくなっているから次はがんばります」と高橋選手。
 
小山選手は、着実に追い上げて20位に入った。「スタート直後に前で転倒があって最後尾にまで落ちてしまった。それからコンスタントに走った。富沢選手と一緒にゴールできたからよかったです」と小山選手。次戦は参戦しないが、日本GPにはワイルドカードで参戦する予定だ。


テロール選手が最後で逆転して今季7勝目






125クラスの予選では、首位のN・テロール選手(アプリリア)とJ・ザルコ選手(デルビ)が26点差となっている。
予選では、ザルコ選手が今季2度目のポールポジションをゲットした。「明日はスタートを決めて、コース序盤がタイトなのでリスクを避けていきたい。テロール選手は速いが、今回は付いていけると思う。とにかくベストを尽くすだけです」と初優勝をめざすザルコ選手は語った。
2番手は、テロール選手のチームメイト、H・ファウベル選手(アプリリア)が入り、テロール選手は3番手フロントローに並ぶ。「決勝へ向けていい準備はできている。今回は混戦になると思う。今晩、作戦を考えるよ」とテロール選手は語った。
 
決勝がスタートすると、テロール選手が1周目からトップに立ち、S・コルテス選手(アプリリア)、E・バスケス選手(デルビ)、ザルコ選手、D・ケント選手(アプリリア)などが続く。
テロール選手はすぐさま引き離しにかかる、2周目にザルコ選手は2位に浮上し、バスケス選手と共にテロール選手を追いかけ始める。
5周目になると、テロール選手、ザルコ選手、バスケス選手がトップグループを形成。ファウベル選手、コルテス選手、ケント選手、S・ガデア選手(アプリリア)がセカンド集団となり、競り合いを展開していく。
レース中盤に入ると、バスケス選手が遅れ始め、テロール選手とザルコ選手のテールトゥノーズのトップ争いが始まる。
セカンド集団はファウベル選手、ケント選手、コルテス選手と先頭を入れ替えていき、M・ヴィニャーレス選手も追い付いて5台の戦いを展開。中盤からコルテス選手が前にでる。
 
終盤に入っても、テロール選手とザルコ選手のデッドヒートは続いていく。
そして、残り5周でザルコ選手がトップに立ち、残り3周で再びテロール選手が前に出る。
上位2台の後方では、バスケス選手が単独3位、コルテス選手とファウベル選手が後続を離して4位を争っていく。
 
そしてラストラップ、ザルコ選手が先行して最終コーナーに突入。ザルコ選手、テロール選手の順でコーナーを立ち上がっていき、2台はサイドバイサイドに。テロール選手がゴールライン直前で逆転し、7勝目を決めた。
「2連勝できてうれしいよ。後半はザルコ選手の後ろについていって、後半セクションは僕の方が速いと分かった。最後はコーナー出口で後ろにつけて前にでることができたよ。この調子で次も勝ちたね」とテロール選手。
 
惜しくもザルコ選手は2位となった。
「最後のストレートでテロール選手のマシンの方が速いのは分かっていた。悔しいけど、2位でも、僕が速いことは見せられたと思う」とザルコ選手。
続いて、バスケス選手が3位。
「スタートはよかったけど、前の2人には付いていけなかった。でも、表彰台に上がれてうれしい」とバスケス選手は語った。
4位争いはコルテス選手が、ファウベル選手を抑えてゴールしている。
この結果、首位のテロール選手と2位ザルコ選手の差は31点と広がっている。


順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 M.Marquez Team CatalunyaCaixa Repsol Suter '43.08.197 DUNLOP user
2位 S.Bradl Viessmann Kiefer Racing Kalex '43.08.816 DUNLOP user
3位 A.Iannone Speed Master Suter '43.08.910 DUNLOP user
7位 高橋裕紀 Gresini Racing Moto2 Moriwaki '43.13.452 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 N.Terol Bankia Aspar Team 125cc Aprilia '40.02.164 DUNLOP user
2位 J.Zarco Avant-AirAsia-Ajo Derbi '40.02.186 DUNLOP user
3位 E.Vazquez Avant-AirAsia-Ajo Derbi '40.07.096 DUNLOP user

第13戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 S.Bradl Viessmann Kiefer Racing Kalex 213 DUNLOP user
2位 M.Marquez Team CatalunyaCaixa Repsol Suter 190 DUNLOP user
3位 A.Iannone Speed Master Suter 112 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 N.Terol Bancaja Aspar Team 125cc Aprilia 216 DUNLOP user
2位 J.Zarco Avant-AirAsia-Ajo Derbi 185 DUNLOP user
3位 M.Vinales Blusens By Paris Hilton Racing Aprilia 161 DUNLOP user