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■ 2011/9/18 第14戦 スペイン アラゴン
天気 気温 観客
曇り 19度 63,267人

マルケス選手が地元で7勝目を決める






ミサノから2週間後、バルセロナから約200キロ西に位置するアラゴンで第14戦が行われた。
初日は晴天に恵まれたが、午後に入るとサーキットは配電盤のトラブルのために停電となり走行できず。翌土曜日のフリープラクティスは15分走行時間を延長して行われた。
そして予選では、前回のウィナーで首位のS・ブラドル選手(Kalex)に23点差となっているM・マルケス選手(Suter)が、抜群の速さを披露。2位以下にコンマ6秒以上の大差をつけて、今季6度目のポールポジションを獲得した。
「今回Suterの新しいパーツが入ってよくなった。フィーリングよく走れている。でも、今晩天気が変わるという予報で、明日路面のグリップが変わると思うので気をつけて走りたい」とマルケス選手。
2番手にも地元スペインのJ・シモン選手(Suter)が入り、S・レディング選手(Suter)が3番手フロントローをつかむ。
ポイントリーダーのブラドル選手は、僅差で4番手2列目につけている。
 
また、高橋裕紀選手(Moriwaki)は、14位につける。「今回からモリワキの新しい車体を投入している。少しずつセッティングをつめているところです。徐々によくなっています。明日はいいレースができると思います」と高橋選手。
負傷したライダーの代走で、小山知良選手(Suter)が今回もエントリー。30位となる。「フィーリングは少しずつよくなっている。コンスタントにタイムは上がっているので、レースでは少しでも前でゴールできるように追い上げていきたい」と小山選手は語った。
 
決勝当日、朝から曇り空となり、前日から10度以上も気温が下がる涼しいコンディションとなった。
決勝レースがスタートするとマルケス選手がホールショットを決めるが、1周目からブラドル選手、レディング選手、マルケス選手が激しい競り合いを展開。1周目はレディング選手がトップに立ち、マルケス選手、ブラドル選手、シモン選手、A・イアンノネ選手(Suter)などが続く。
3周目、マルケス選手がトップに立ち、レディング選手、ブラドル選手が続きこの3台がトップ集団を形成。セカンドグリープはイアンノネ選手、A・エスパルガロ選手(Pons Kalex)、A・デ・アンジェリス選手(Motobi)などが続く。
5周目になるとブラドル選手がトップに浮上。マルケス選手、レディング選手、そしてイアンノネ選手が追い付いて、この4台がトップ争いを開始。さらに、S・コルシ選手(FTR)、デ・アンジェリス選手、エスパルガロ選手なども追い付いて、中盤にはトップグループは9台に膨れ上がる。
Moto2クラスらしい大混戦となってくが、実際トップを争うのはマルケス選手、ブラドル選手、イアンノネ選手といったところ。とはいえ、多くのライダーを絡んだ戦いは激しさを増していく。
 
そして、13周目にマルケス選手が先頭に立つとすぐさまペースアップ。すぐに1秒の差を付け、マルケス選手は後続を圧倒していく。
2位争いはイアンノネ選手、デ・アンジェリス選手、コルシ選手が展開。ブラドル選手はマシンのマイナートラブルのためにペースが鈍り、徐々に順位を下げていく。
 
レース終盤、マルケス選手は3秒の差をつけてトップを快走。2位争いはイアンノネ選手が先行するが、コルシ選手、デ・アンジェリス選手も僅差で続く。
混戦から完全に抜け出したマルケス選手は、今季7勝目を達成した。
「今日は風が強くて大変だった。イアンノネ選手やコルシ選手とのバトルはすごかった。中盤まで無理せずに走っていた。先頭に出たらペースを上げられると分かっていたんだ。この調子で集中していきたい」とマルケス選手。
続いて、後続を抑えきったイアンノネ選手が2位。
「バトルはすごかったね。でも、少しマシンに問題があって後半はきつかった。2位になれてよかったよ」とイアンノネ選手。
コルシ選手が3位となった。
「バトルを楽しむことができたよ。久々の表彰台に立てた。シーズン終盤もこの調子でいきたい」とコルシ選手は語った。
ブラドル選手は8位でゴールし、この結果ポイントテーブルでは首位のブラドル選手と2位マルケス選手の差は、6点と接近している。
また、小山選手は24位。「スタートは悪くなかったが、チャタリングがどんどんとひどくなって完走するのが精一杯といった感じだった。次のもてぎはTSRのマシンでワイルドカードで出る予定なので、ポイントを取れるようにがんばります」と小山選手は語った。
高橋選手は転倒しながらも再スタートして、31位でゴールしている。
「追い上げようと無理しすぎて転倒してしまった。なんとか走り続けて、完走できたことはよかったです」と高橋選手は語った。


テロール選手が独走で8勝目を決める






125クラスでも、スペインのH・ファウベル選手(アプリリア)がポールポジションを獲得。ファウベル選手にとっては2007年マレーシアGP以来4年ぶりのポールポジションとなった。
「地元で久々のポールが取れてうれしい。チームのおかげだと思う。とにかく全力で走ったよ。明日は混戦になると思うけど、いい結果を目指してがんばるよ」とファウベル選手。
2番手にM・ヴィニャーレス選手(アプリリア)、3番手にランキングトップのN・テロール選手(アプリリア)が入り、スペイン人ライダーが表彰台を独占。ランキング2位のJ・ザルコ選手(デルビ)は4位2列目に並んだ。
 
決勝レースが始まるとテロール選手が好スタートを切りホールショット。後ろからファウベル選手、S・コルテス選手(アプリリア)、ヴィニャーレス選手、ザルコ選手などが続く。
序盤からテロール選手とファウベル選手というアスパーチームの2台が1、2体制。ヴィニャーレス選手とザルコ選手が3位争いを見せていく。
 
トップのテロール選手は逃げ切りを図り、ファウベル選手、ザルコ選手、ヴィニャーレス選手の3台が続く。
7周目、トップのテロール選手は1秒半ほどのリードを奪い、ファウベル選手とザルコ選手が2位を展開。ヴィニャーレス選手は遅れ始める。
レース中盤になると、テロール選手は約3秒のアドバンテージを築き独走体制。ザルコ選手とファウベル選手が2位争いを演じていく。
レース終盤に入ると、トップのテロール選手は約8秒の差をつけ、完全に一人旅。2位争いは終盤に入ってもファウベル選手とザルコ選手が何度も順位を入れ替える激戦を見せていく。
そして、トップのテロール選手は、そのまま独走で今季8勝目を飾った。 「地元のファンの前で勝てて本当にうれしいよ。今日は風も強くて大変だった。中盤からとにかく逃げようと決めて集中して走った。そしたら差をつけることができたんだ。勝ててうれしいけど、まだ油断はできない。シーズン最後まで全力で走るよ」とテロール選手。
2位争いは最後までドッグファイトが展開され、ザルコ選手、ファウベル選手の順でラストラップに突入。ファウベル選手は逆転を狙ったが、最終コーナーで無念の転倒。これでザルコ選手が2位をつかんだ。
「ラストコーナーではファウベル選手の方が強かったから僕はアタックできなかった。そしたら彼が目の前で転倒した。今日は勝てなかったけど2位に入れてよかった」とザルコ選手。
このアクシデントで、ヴィニャーレス選手が繰り上がって3位表彰台に上がった。「最初はいいペースで走れたけど、後半はきつかったよ。でも表彰台に上がれてラッキーだった」とヴィニャーレス選手は語った。
この結果、首位のテロール選手と2位ザルコ選手の差は、36点と広がった。


順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 M.Marquez Team CatalunyaCaixa Repsol Suter '40.20.575 DUNLOP user
2位 A.Iannone Speed Master Suter '40.23.041 DUNLOP user
3位 S.Corsi Ioda Racing Project FTR '40.23.149 DUNLOP user
24位 小山知良 Technomag-CIP Suter '41.09.270 DUNLOP user
31位 高橋裕紀 Gresini Racing Moto2 Moriwaki '41.51.977 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 N.Terol Bankia Aspar Team 125cc Aprilia '40.26.726 DUNLOP user
2位 J.Zarco Avant-AirAsia-Ajo Derbi '40.33.497 DUNLOP user
3位 M.Vinales Blusens by Paris Hilton Racing Aprilia '40.45.655 DUNLOP user

第14戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 S.Bradl Viessmann Kiefer Racing Kalex 221 DUNLOP user
2位 M.Marquez Team CatalunyaCaixa Repsol Suter 215 DUNLOP user
3位 A.Iannone Speed Master Suter 132 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 N.Terol Bancaja Aspar Team 125cc Aprilia 241 DUNLOP user
2位 J.Zarco Avant-AirAsia-Ajo Derbi 205 DUNLOP user
3位 M.Vinales Blusens By Paris Hilton Racing Aprilia 177 DUNLOP user