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■ 2011/10/2 第15戦 日本 もてぎ
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曇り 19度 34,096人

イアンノネ選手が激闘を制して3勝目を達成






日本GPは4月に開催されることになっていたが、東日本大震災のために延期され、ようやく第15戦として開催された。
Moto2クラスでは、首位のS・ブラドル選手(kalex)と2位M・マルケス選手(Suter)の差がわずかに6点。タイトル争いにとって、大事な局面を迎えていた。
初日から天候に恵まれ、予選は22度という涼しい気温の中、ドライコンディションで行われた。
マルケス選手は、初日から徐々にタイムを上げていくと、予選で最速タイムをマーク。去年のポールポジションタイムを約1秒上回る、1分52秒067で今季7度目のポールを獲得した。
「昨日はマシンに少し問題があったけど、解決策がみつかってセッティングはよくなった。今日はハードブレーキングのときの安定性もよくなったよ。明日はまたいつものようにベストを尽くして走るだけだよ」とマルケス選手は語った。
 
続いて、初日から好調な走りを見せていたT・ルティ選手(Suter)が2番手。予選最終ラップで逆転を狙ったがコースアウト。とはいえ、コンマ1秒差で2位となる。
「最後はポールを狙ってアタックしたが、ミスしてコースを外れてしまった。でも、フロントローでうれしいよ。明日はいいレースができると思う」とルティ選手。
A・イアンノネ選手(Suter)が3番手に並んだ。「いいセッティングができている。明日は混戦になりそうだね」とイアンノネ選手。
また、高橋裕紀選手(Moriwaki)は5番手2列目をゲット。「フロントローを目指していたので悔しいけど、2列目なので悪くないです。明日はトップ争いに絡んでがんばります」と高橋選手。
首位のブラドル選手は8番手3列目と厳しい位置からのスタートとなった。
 
一方、不参加選手の代走としてエントリーした、中上貴晶選手(Suter)は18位。「今日はセッティングに苦労してしまった。明日のウォームアップでセッティングを詰めて、追い上げのレースをしたいです」と中上選手。
ワイルドカードとして参戦した小山知良選手(TSR)は、セッティングに苦しみ33位となっている。
 
決勝当日、肌寒い気候の中、ドライコンディションでレースは行われた。
スタートが切られるとイアンノネ選手がホールショット。マルケス選手、ルティ選手、S・コルシ選手(FTR)、ブラドル選手などが僅差で続き、序盤から大混戦となる。
4周目になると、イアンノネ選手、マルケス選手、コルシ選手、ブラドル選手の4台がトップ集団となり、ルティ選手、A・デ・アンジェリス選手(Motobi)などがセカンド集団となる。
7周目、マルケス選手が前に出るもすぐにイアンノネ選手が逆転。僅差のバトルは続いていく。
中盤になると、セカンド集団も追い付いて、イアンノネ選手、マルケス選手、コルシ選手、ブラドル選手、ルティ選手、デ・アンジェリス選手の6台がトップ集団となる。
 
13周目、トップのイアンノネ選手はファステストラップを更新して、2位のマルケス選手に約1秒の差をつける。上位2台から少し遅れたブラドル選手、コルシ選手、ルティ選手、デ・アンジェリス選手は、3位争いを展開していく。
残り5周となった19周目、トップを行くイアンノネ選手のマシンのエンジンが一瞬止まるというアクシデントが発生。すぐにエンジンは復活したがイアンノネ選手は遅れをとり、マルケス選手の先行を許す。
しかし、すぐにイアンノネ選手は追い上げを開始。マルケス選手に迫ると20周目にトップを奪い返す。
そして、イアンノネ選手はそのままラストスパートをかけ、マルケス選手をまったく寄せ付けない速さで、今季3勝目を決めた。
「速いペースをキープしていくのが大変だった。中盤、コーナーの立ちあがりでエンジンがいきなり切れてびっくりした。でも、すぐにエンジンが復活したからよかったよ。その後は集中して走った。セッティングがよくていい感じで走れたよ」とイアンノネ選手。
 
4連勝を逃したマルケス選手は、単独2位でゴールした。
「ずっと限界まで攻めていた。でも、今日はイアンノネ選手の方が速かった。彼に追いついてアタックするのはリスクが大きすぎた。だから2位でも、チャンピオンシップには大事な結果だと思う」とマルケス選手。
一方、ルティ選手、コルシ選手、ブラドル選手、デ・アンジェリス選手の3位争いは、ルティ選手が競り勝って3位表彰台をつかんだ。
「序盤、フルタンクのときはうまく走れなかったけど、後半はだんだんとペースを上げられた。久しぶりの表彰台で本当にうれしいよ」と第2戦スペイン以来の表彰台に上がったルティ選手は語った。
ブラドル選手は4位となり、ポイントテーブルではマルケス選手が逆転し、1点差の首位に浮上した。
また、小山選手は28位。「途中でコースアウトを2度もしてしまって、転倒せずに完走できたのはよかったと思う」と小山選手。
高橋選手は7周目に転倒。再スタートして30位でゴールしている。「スタートは悪くなかったけど、コースアウトしたり序盤で遅れをとってしまった。それから追い上げようとしてミスして転倒してしまった。残念なレースになってしまいました」と高橋選手。
一方、中上選手は決勝日の朝のウォームアップで転倒し、左肩甲骨を骨折したため欠場となった。


ザルコ選手が念願の初優勝を達成する






首位のN・テロール選手(アプリリア)と、J・ザルコ選手(デルビ)の差が36点となっている125クラス。
予選では、最後に激しいタイム争いが展開され、ザルコ選手が今季3度目のポールポジションを獲得した。
「このコースは得意じゃなかったから、ビデオを見て走り方を研究してきた。コーナーの入り方を変えてみたんだ。そしたらタイムが上がった。明日は勝てるチャンスがあったらトライするよ」とザルコ選手。
 
続いて、テロール選手のチームメイトのH・ファウベル選手(アプリリア)が2位、テロール選手は3位フロントローを死守している。「明日はタフなレースになりそう。明日までセッティングを詰めてレースに臨むよ。ファウベル選手と一緒にがんばるよ」とテロール選手。
また、不参加となったライダーの代走として参加した森俊也選手(アプリリア)は32位。
ワイルドカードとして参戦した全日本ライダーは、すでに開発の終わっているマシンでエントリーしたこともあり、苦しい戦いを強いられた。全日本チャンピオンの大久保光選手(ホンダ)は25位。「改めてGPのすごさを感じました。明日は、気持ちを切り替えてがんばります」とコメントした。
渡辺陽向選手(ホンダ)31位、山本剛大選手(ホンダ)33位、大西隼選手(ホンダ)34位となっている。
そして、決勝日朝のウォームアップで山本選手と大西選手が転倒。大西選手はケガのために欠場となった。
 
決勝レースがスタートすると、テロール選手がホールショット。ザルコ選手、ファウベル選手、A・モンカヨ選手(アプリリア)などが続く。
序盤から、テロール選手、ザルコ選手、ファウベル選手の3台がトップ集団を形成。モンカヨ選手、E・バスケス選手(デルビ)が4位争いをみせていく。
テロール選手がトップを守っていき、ファウベル選手とザルコ選手は2位を奪いあっていく。
後方では、バスケス選手がマシントラブルでリタイアし、モンカヨ選手、J・フォルガー選手(アプリリア)など5台が4位争いを始める。
 
後半に入ると、トップ争いからファウベル選手が遅れはじめ、テロール選手とザルコ選手の一騎打ちが始まる。
ファウベル選手が単独3位となり、モンカヨ選手、フォルガー選手などが4位を争っていく。
一方、サイティングラップでチェーンが破損したため、最後尾からスタートしたM・ヴィニャーレス選手(アプリリア)が目覚ましい追い上げを披露。レース中盤に4位争いのグループに追いつくと、次々と順位を上げ、14周目にはこの集団の先頭4位に躍り出る。
 
そして、トップ争いでは、14周目にザルコ選手が前に出て、テロール選手が後ろに続く。そして、終盤に向けてザルコ選手が徐々にテロール選手を引き離すことに成功し、着実にリードを広げていく。
最終的にはザルコ選手は6秒近いリードを広げて、念願の初優勝を達成した。
「やっと勝てて最高の気分だ。このコースでどうやったら速く走れるのかずっと考えていたんだ。最初はテロール選手の方が速くて後ろについていた。そして、前に出て集中して走ったんだ。」とザルコ選手。
続いて、テロール選手が2位。「今回はずっと大変だった。後半はペースが上がらなかったよ。今日はザルコ選手が速かったね。」とテロール選手。
 
続いてファウベル選手が3位に入った。「中盤からペースを維持するのが大変だった。表彰台で終われてうれしいよ」とファウベル選手は語った。
そして、ヴィニャーレス選手が最後尾から4位に追い上げてチェッカーを受けた。
この結果、首位のテロール選手と2位ザルコ選手の差は31点となった。
また、大久保選手は17位、森選手21位、山本選手24位でゴール。渡辺選手はリタイアした。


順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 A.Iannone Speed Master Suter '43.25.007 DUNLOP user
2位 M.Marquez Team CatalunyaCaixa Repsol Suter '43.27.006 DUNLOP user
3位 T.Luthi Interwetten Paddock Moto2 Suter '43.28.693 DUNLOP user
28位 小山知良 Technomag-CIP Suter '45.00.566 DUNLOP user
30位 高橋裕紀 Gresini Racing Moto2 Moriwaki '43.30.959 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 J.Zarco Avant-AirAsia-Ajo Derbi '39.49.968 DUNLOP user
2位 N.Terol Bankia Aspar Team 125cc Aprilia '39.55.868 DUNLOP user
3位 H.Faubel Bankia Aspar Team 125cc Aprilia '40.03.573 DUNLOP user

第15戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 M.Marquez Team CatalunyaCaixa Repsol Suter 235 DUNLOP user
2位 S.Bradl Viessmann Kiefer Racing Kalex 234 DUNLOP user
3位 A.Iannone Speed Master Suter 157 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 N.Terol Bancaja Aspar Team 125cc Aprilia 261 DUNLOP user
2位 J.Zarco Avant-AirAsia-Ajo Derbi 230 DUNLOP user
3位 M.Vinales Blusens By Paris Hilton Racing Aprilia 190 DUNLOP user