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■ 2011/10/16 第16戦 オーストラリア フィリップアイランド
天気 気温 観客
曇り、雨 16度 43,800人

デ・アンジェリス選手がオーストラリアGP2連勝を飾る。2位のブラドル選手が首位を奪回






日本GPから2週間後、オーストラリアの南部のフィリップアイランドで第16戦を迎えた。今シーズンも残るは第16戦を入れて3戦のみと大詰めを迎えている。
ポイントテーブルでは、M・マルケス選手(Suter)が日本GPで逆転して1点差首位に。2番手はS・ブラドル選手(Kalex)がつけている。
初日は晴天に恵まれたが、2日目は曇り空となる。午後のMoto2クラスの予選が始まると、すぐに雨がぱらつく不安定な天候となってしまう。
予選終盤に雨は止み、再びアタック合戦が開始。ベテランのA・デ・アンジェリス選手(Motobi)がオーストラリアGP2年連続、今季初のポールポジションを獲得した。
「コンディションが難しかったが、最後にうまくタイムを更新することができた。昨日いいセッティングがみつかって、ソフトタイヤでもハードタイヤでもいい感じで走れる。ここは大好きなコース。優勝を狙ってがんばるよ」とデ・アンジェリス選手は語った。
デ・アンジェリス選手は、昨年のオーストラリアGPでポールポジションからスタートして優勝を飾っている。
続いてフランス人、M・デ・メグリオ選(Tech3)が、Moto2クラスで初のフロントローをゲット。高橋裕紀選手(Moriwaki)が3番手に入った。「最後にニュータイヤでアタックしたら、3番手のタイムを出せた。正直びっくりしている。セッティングはだいぶよくなっている。スタートを決めて、いいレースしたいです」と高橋選手。
 
また、ブラドル選手は最後にアタックしたが、8番手3列目となる。
首位のマルケス選手は、初日のフリープラクティス2回目の終了後クールダウンラップのときにR・ウィライロー選手(FTR)に追突。ウィライロー選手はこの転倒で負傷したために欠場となった。マルケス選手には、危険走行のペナルティとして予選タイムに1分が加算されることになり、最後尾スタートすることになってしまった。
 
決勝当日、朝から降雨と晴天が繰り返す不安定な天候だったが、Moto2クラスはドライコンディションで決勝レースを迎えた。
決勝レースがスタートするとS・レディング選手(Suter)が好ダッシュ。デ・アンジェリス選手、B・スミス選手(Tech3)、デ・メグリオ選手、P・エスパルガロ選手(FTR)などが続く。
マルケス選手は最後尾から好ダッシュを決めて、1周目16位につける。
レース序盤はレディング選手がトップに立つが、徐々に順位を上げてきたブラドル選手が5周目にトップに浮上。後方にデ・アンジェリス選手が続き、この2台がトップ争いを開始する。
3位以下は、デ・メグリオ選手、スミス選手、C・コルティ選手(Suter)、レディング選手、T・ルティ選手(Suter)などが続き、マルケス選手も5周目ころには3位争いに加わり、着実に追い上げていく。
レース中盤、ブラドル選手とデ・アンジェリス選手はテールトゥノーズが続く。
コルティ選手が単独3位に続き、マルケス選手は4位に付けて、コルティ選手を追いかけていく。
そして、17周目にマルケス選手はコルティ選手を抜き去り3位に浮上する。しかし、上位2台との差は約3秒と開いていた。
 
レース終盤に入っても、ブラドル選手とデ・アンジェリス選手は接近戦を展開。3位マルケス選手にコルティ選手も食い下がっていく。
そして最終ラップ、デ・アンジェリス選手はホームストレートでブラドル選手に並びかけると、1コーナー入口でトップに浮上。すぐに逆襲を狙ったブラドル選手はデ・アンジェリス選手と接触してしまい遅れをとる。
トップのデ・アンジェリス選手は、このままブラドル選手を寄せ付けず、オーストラリアGP2連勝を達成した。
「今回はずっと調子がよかったんだ。ブラドル選手に付いていって最後に前にでようと思っていた。うまくいったよ。彼のマシンと接触したけど問題なく走れたからよかったよ」とデ・アンジェリス選手。
ブラドル選手は2位でゴール。「最後にデ・アンジェリス選手が仕掛けてくるのは分かっていた。すぐに抜き返そうとしたけど、インを締められて少しぶつかってしまった。転倒しないでよかった。勝ちたかったけど、いいレースはできたと思う」とブラドル選手。
マルケス選手は最後までコルティ選手のアタックを受けたが、3位表彰台をつかんだ。
「スタートが重要だと思っていて、けっこういいスタートができた。それから少しずつ追い上げていった。今回はマシンを壊してしまったりチームに迷惑をかけてしまって、申し訳なかった。3位にまで上がれて本当にうれしい」とマルケス選手。
この結果、再びブラドル選手が首位に戻り、マルケス選手との差は3点となっている。
また、高橋選手は苦戦しながらも10位でゴールしている。
「フロントローからスタートはよかったんですけど、序盤がうまく走れなかった。中盤からはよくなるんですが、序盤が課題です。解決策をみつけたいです」と高橋選手は語った。


悪天候の中で、コルテス選手が優勝。ザルコ選手は3位を死守






首位のN・テロール選手(アプリリア)がランキング2位のJ・ザルコ選手(デルビ)に31点差をつけている125クラス。タイトル争いは正念場を迎えている。今回テロール選手が優勝して、ザルコ選手が10位以下となればテロール選手の初タイトルが決まる。
ドライコンディションで行われた予選では、ザルコ選手が今季4度目のポールポジションを獲得した。ザルコ選手は予選終盤に転倒したが、ケガはなく最速タイムを守った。
「変な予選だった。ベストタイムを出した後、最後にアタックしていたら前のライダーに追いついて、抜こうか考えていたら転倒してしまった。ケガはないけど、マシンにダメージがあったことはよくなかった。明日は混戦になると思うけど、がんばるよ」とザルコ選手。
続いて、S・コルテス選手(アプリリア)が2位、J・フォルガー選手(アプリリア)が3位フロントローを獲得する。
テロール選手は4番手2列目となっている。
「クリアラップがうまく取れなくて、思ったようにタイムアタックできなかった。いいセッティングはできている。集団の戦いとなると思うけど、優勝を狙っていくよ」とテロール選手はコメントした。
 
曇り空の中で、125クラスの決勝を迎えたが、スタート直前に雨が降り始めてしまう。しかし、天気の回復を予想した多くのライダーはタイヤ交換をせずに、スリックタイヤのまま決勝に臨んだ。
決勝レースが始まるとウェットタイやを装着したA・マーティン選手(アプリリア)が好スタート。序盤は、マーティン選手が飛び出し、後ろからスリックタイヤのコルテス選手、ザルコ選手、L・サロム選手(アプリリア)などが続く。
そして、すぐに雨は止み、日差しが戻るとすぐに路面は乾き始める。
ウェットタイヤのマーティン選手はすぐに後退し、スリックタイヤでスタートしていたコルテス選手、ザルコ選手、サロム選手などが順位を上げていく。
6周目に、コルテス選手がトップに浮上して後続を引き離しにかかる。
ザルコ選手、サロム選手が2位争いを展開し、後方ではH・ファウベル選手(アプリリア)とE・バスケス選手(デルビ)が4位を争っていく。
一方、スリックタイヤでスタートしていたテロール選手は出遅れ、1周目は15位で通過。路面が乾いていくと追い上げていく。
レース中盤、コルテス選手が2位以下に10秒近いリードを築いて完全に独走体制。2位争いはザルコ選手とサロム選手が展開し、テロール選手は10位に追い上げ、さらに挽回していく。
 
レース終盤、トップは独走体制のコルテス選手。2位争いは、16周目からサロム選手が先行していく。後方からバスケス選手が追い付き、サロム選手、ザルコ選手、バスケス選手が2位を争っていく。ザルコ選手は一旦バスケス選手に抜かれるが、すぐに抜き返す。
そして、コルテス選手が21周目に入ったところで再び雨が降り出したために赤旗終了。20周終了順位がレース結果となった。
コルテス選手が今季2勝目を達成した。
「最初の数周はウェットコンディションだったから大変だった。その後路面が乾いていって、だんだんとリズムをつかんだ。セッティングがよかったから感触はよくなっていったんだ。優勝できて本当にうれしい」とコルテス選手。
サロム選手が今季初の表彰台2位を獲得する。「コンディションが難しくて大変だった。終盤、ザルコ選手をなんとか抜くことができた。最後はプッシュしたよ」とサロム選手。
ザルコ選手は3位となった。
「ウェットのときにコルテス選手の方が速くて差をつけられた。最後はウェットパッチが気になってちょっとペースが鈍った。でも、テロール選手との差を詰められたからよかった」とザルコ選手。
一方、テロール選手は6位でレースを終了。「スタートが悪かった。スリックタイヤでウェット路面だったので、ナーバスになってしまった。徐々に路面が乾いてからは追い上げられたからよかった」とテロール選手。
 
この結果、首位のテロール選手と2位ザルコ選手の差は25点と詰まっている。
また、予選3位のフォルガー選手はエンジントラブルのために決勝を欠場した。


順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 A.De.Angelis JIR Moto2 Motobi '39.44.774 DUNLOP user
2位 S.Bradl Viessmann Kiefer Racing kalex '39.46.132 DUNLOP user
3位 M.Marquez Team CatalunyaCaixa Repsol Suter '39.51.136 DUNLOP user
10位 高橋裕紀 Gresini Racing Moto2 Moriwaki '40.05.111 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 S.Cortese Intact-Racing Team Germany Aprilia '34.49.670 DUNLOP user
2位 L.Salom RW Racing GP Aprilia '35.03.242 DUNLOP user
3位 J.Zarco Avant-AirAsia-Ajo Derbi '35.03.981 DUNLOP user

第16戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 S.Bradl Viessmann Kiefer Racing Kalex 254 DUNLOP user
2位 M.Marquez Team CatalunyaCaixa Repsol Suter 251 DUNLOP user
3位 A.Iannone Speed Master Suter 165 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 N.Terol Bancaja Aspar Team 125cc Aprilia 271 DUNLOP user
2位 J.Zarco Avant-AirAsia-Ajo Derbi 246 DUNLOP user
3位 S.Cortese Intact-Racing Team Germany Aprilia 205 DUNLOP user