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■ 2011/10/23 第17戦 マレーシア セパン
天気 気温 観客
晴れ 34度 111,385人(3日間)
125クラス、Moto2クラスの後に行われたMotoGPクラスのレース中に事故があり、M・シモンチェリ選手が死去されました。
シモンチェリ選手のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

赤旗終了のレースで、ルティ選手が初優勝を達成。タイトル争いは最終戦へ






オーストラリアGPの翌週、東南アジアに舞台を移して、マレーシアGPが開催された。
 
Moto2クラスでは、首位にS・ブラドル選手(Kalex)がつけ、3点差で2位にM・マルケス選手(Suter)が続く接戦となっている。
そして、初日からマルケス選手にアクシデントが起きる。フリープラクティス1回目が始まったときコースの一部分に雨が降り始めたが、コースマーシャルが旗で知らせるのが遅れていた。マルケス選手他、全3名が濡れた路面に足を取られてクラッシュ。マルケス選手に骨折はなかったものの、首や左肩、左目を痛めて午後の走行をキャンセルした。
翌日の予選はドライコンディションで行われ、T・ルティ選手(Suter)がMoto2クラス初のポールポジションを獲得する。
「初めてのポールだから本当にうれしいよ。明日はタフなレースになると思うけど、調子がいいからとても楽しみだね。明日も暑くなると思うから終盤が勝負だね」とルティ選手。
2番手にブラドル選手が続く。
「フロントローに並べてよかった。マルケス選手のケガは気の毒に思うけど、僕は僕のレースをがんばるだけ。明日は集中して戦います」とブラドル選手。
3番手にM・ピロ選手(Moriwaki)が続き、高橋裕紀選手(Moriwaki)は、惜しくも4位2列目となった。
「気温が高いので大変ですけど、タイヤの使い方を考えてレースを走ります」と高橋選手は語った。
また、マルケス選手は、体調不良ながら3周だけ走り36位で予選通過した。
 
決勝日も、熱帯らしい蒸し暑い日となる。そして、朝のウォームアップ走行のときに、マルケス選手の欠場が発表された。左目を負傷したことで十分な視界が確保できないことが理由だった。
これにより、今回ブラドル選手が優勝すれば、初タイトルを獲得することになった。
 
決勝レースがスタートすると、ルティ選手が好スタート。ブラドル選手、高橋選手、P・エスパルガロ選手(FTR)などが続く。オープニングラップからブラドル選手が前に出てレースをリードしていく。
後ろからルティ選手、P・エスパルガロ選手、A・エスパルガロ選手(Pons Kalex)などが続き、高橋選手は2周目にコースアウトして後退してしまう。
トップのブラドル選手は引き離しにかかり、2位以下はルティ選手、P・エスパルガロ選手、A・エスパルガロ選手、M・カリオ選手(Suter)などが僅差で続く。
ブラドル選手は5周目周に1.2秒のリードを築くが、ルティ選手がブラドル選手を追いかけ始める。
8周目にはトップのブラドル選手とルティ選手の差はコンマ5秒となり、接近戦を開始。3位争いはエスパルガロ兄弟が展開し、弟のP・エスパルガロ選手が単独3位となっていく。
 
終盤に入ってもトップ争いはブラドル選手とルティ選手のテールトゥノーズ。17周目のラストコーナーでルティ選手が前にでる。
そして、ルティ選手が先行して18周目に突入した直後、後続のライダーが転倒してコース上に倒れたために赤旗終了。このアクシデントでレースは幕切れとなった。
17周目終了時点の順位が総合結果となり、ルティ選手がMoto2クラス初優勝を決めた。
 
「最高の気分だよ。シーズン中盤は大変なときもあったけど、勝てたのはチームのおかげだね。レースでは、序盤にミスもあったけどブラドル選手に追いついて楽についていけた。残り2周で前にでて離そうと思っていた。赤旗がなくても勝てたと思う」とルティ選手。
2位はブラドル選手。
「いいレースができたと思う。最後は赤旗で終わってしまって、ちょっと残念だったけど。いい走りはできたと思う。タイトルのことは気になるけど、必死に集中して走っていた。」とブラドル選手。
3位はP・エスパルガロ選手。終盤、A・デ・アンジェリス選手(Motobi)に追われたが3位を獲得した。
「最後はデ・アンジェリス選手が速くて大変だった。また表彰台に上がれてうれしいよ」とP・エスパルガロ選手。
この結果、ブラドル選手のタイトル獲得はならず。マルケス選手と23点差で最終戦を迎えることになった。
また、高橋選手は5周目に転倒リタイアに終わっている。
「いいスタートが切れて3位に付けていたんですけど、2周目の1コーナーでマシンが振られてコースアウトしてしまった。この問題をずっと抱えていて、転倒にもつながってしまった。とにかく最終戦をがんばるだけです」と高橋選手。


ヴィニャーレス選手が今季3勝目。ザルコ選手が3位でタイトル争いは最終戦へ






125クラスでは、首位のN・テロール選手(アプリリア)と、ランキング2位のJ・ザルコ選手(デルビ)が25点差。テロール選手が初タイトルまであと一歩と迫っている。
 
予選では、そのテロール選手が今季7度目のポールポジションを獲得した。
「今回はすごくフィーリングがいい。無理せずに安定したペースで走れる。ザルコ選手とは差がついているから、明日はとにかく集中して、優勝、そしてタイトル獲得を狙います」とテロール選手。
2位にチームメイトのH・ファウベル選手(アプリリア)が入り、アスパーチームが1、2位を占める。続いて3位にS・コルテス選手(アプリリア)と続いた。
一方、ザルコ選手は、予選序盤に転倒。マシンを修復して残り15分でタイムアタックしたが、15位となってしまった。
 
決勝レースがスタートすると、テロール選手がホールショットを決めてレースをリードしていく。後ろからコルテス選手、J・フォルガー選手(アプリリア)、M・ヴィニャーレス選手(アプリリア)、ファウベル選手、そして好スタートを決めたザルコ選手も続く。
テロール選手はトップを守っていくが、後ろからヴィニャーレス選手、コルテス選手、ザルコ選手、ファウベル選手が僅差で続き、5台がトップ争いを展開していく。
8周目にヴィニャーレス選手がトップを奪うが、なおも僅差のトップ争いは続く。
ヴィニャーレス選手がトップのまま後半に突入。後ろからコルテス選手、テロール選手、ザルコ選手、ファウベル選手と続く。タイトルを争うザルコ選手が、テロール選手をパスする場面もあり、終盤へ向けて戦いは激化していく。
12周目、残り6周というところでテロール選手が再びトップを奪回。ヴィニャーレス選手、コルテス選手、ザルコ選手、ファウベル選手も遅れずについていく。
 
そして、残り2周となった17周目、トップのテロール選手のマシンが少し振られ、この隙にヴィニャーレス選手、コルテス選手が先行。最終ラップに入ると、テロール選手は転倒しそうになりそのままコースアウト。この隙にザルコ選手が前に出る。テロール選手はすぐにコース復帰したが、ファウベル選手の後方5番手に後退してしまう。
トップ争いは、ヴィニャーレス選手がコルテス選手を抑えて今季3勝目を達成した。
「コルテス選手は速かったけど、ラストラップをうまく走れたよ。暑くて大変なレースだったけど、優勝できて最高だね」とヴィニャーレス選手。
2位のコルテス選手は「今回はセッティングにいろいろと問題があって大変だった。ベストを尽くして2位だからハッピーだよ」とコメント。
続いてザルコ選手が3位表彰台をつかむ。
「暑くて大変だった。ラストラップはきつかったが、テロール選手がミスして3位になれた。タイトル争いが最終戦までもつれたからうれしいよ。僕は優勝を狙ってがんばるだけ。最後まで諦めないよ」とザルコ選手は語った。
テロール選手はファウベル選手に次ぐ5位でチェッカー。ゴール後に倒れこむほど消耗していた。
「暑さとプレッシャーで大変なレースだった。昨夜、あまりよく眠れなかったこともあって、集中力をキープするのが大変だった。でも、転倒せずにゴールできたことはよかった。最後は、気を失いそうなくらい疲労していたよ」とテロール選手。
この結果、首位のテロール選手と2位ザルコ選手の差は20点。タイトル争いは最終戦へと持ち越された。


順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 T.Luthi Interwetten Paddock Moto2 Suter '36.35.114 DUNLOP user
2位 S.Bradl Viessmann Kiefer Racing kalex '36.35.301 DUNLOP user
3位 P.Espargaro HP Tuenti Speed Up FTR '36.42.579 DUNLOP user
リタイア 高橋裕紀 Gresini Racing Moto2 Moriwaki '12.45.706 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 M.Vinales Blusens By Paris Hilton Racing Aprilia '40.34.280 DUNLOP user
2位 S.Cortese Intact-Racing Team Germany Aprilia '40.34.634 DUNLOP user
3位 J.Zarco Avant-AirAsia-Ajo Derbi '40.36.735 DUNLOP user

第17戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 S.Bradl Viessmann Kiefer Racing Kalex 274 DUNLOP user
2位 M.Marquez Team CatalunyaCaixa Repsol Suter 251 DUNLOP user
3位 A.Iannone Speed Master Suter 172 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 N.Terol Bancaja Aspar Team 125cc Aprilia 282 DUNLOP user
2位 J.Zarco Avant-AirAsia-Ajo Derbi 262 DUNLOP user
3位 S.Cortese Intact-Racing Team Germany Aprilia 225 DUNLOP user