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■ 2011/11/6 第9戦 九州大会 熊本県 HSR九州
天気 気温 観客
雨時々曇り 22度 5,500人(2日間)
第9戦 九州大会 熊本県 HSR九州


今季第9戦の舞台となったHSR九州は、07年に築城400周年を迎えた熊本城から東へ20km弱、世界最大級のカルデラと雄大な外輪山を持つ阿蘇山から西へ20km弱ほど走った、熊本県菊池郡大津町にある。二輪車の生産などを行っているホンダの熊本製作所敷地内に設けられた、ロードとモトクロスのコースなどがあるモータースポーツ施設だ。熊本市内から比較的近く、空港がすぐそばにあり、工場が多いことから肥後大津の町には多数のビジネスホテルがあるため、HSR九州でのレース観戦はとてもしやすい。
馬刺しに焼酎、高菜にラーメン、辛子蓮根、太平燕(タイピーエン)と、名物が多い熊本県。年に一度開催される全日本モトクロス選手権のついでに、これらの美味にありつくことを楽しみにしているレース関係者も少なくないが、残念ながら6月に予定されていた昨年の大会は、九州地方を襲った口蹄疫の影響により中止となった。そのため、今回が2年ぶりの九州大会開催、そして通算21回目となるHSR九州での全日本開催となった。
阿蘇の火山灰による黒土と、人工的に持ち込まれた褐色土が混ざり合った土質で、ツイスティなレイアウトが施されたこのコース。降雨時には、かなりスリッピーかつタフなコンディションとなることでも知られている。09年は3月半ばに開幕戦として、08年には6月に第5戦として全日本が行われているが、いずれの大会も予選または決勝で降雨があった。2年ぶりとなった今年の大会では、IA2の予選などが行われた土曜日は小雨模様、そして決勝日には朝からの激しい降雨により、完全なマディコンディションでのレースとなった。
IA1では、今季のシリーズランキングトップを守っている成田亮選手(#982)が、国際A級クラスにおける自身通算ヒート100勝まであとひとつに迫って、今大会を迎えた。いつもマディで驚異的な速さをみせる成田選手。もちろん、ドライでも全日本最速を誇るが、さらに天をも味方につけて、100勝達成へと挑んだ。


成田亮選手がヒート100勝。今季のシリーズタイトルも獲得!


決勝ヒート1では、成田亮選手(#982)が好スタートを決め、1周目をトップでクリア。これに、今回が地元大会となる福留善秀選手(#13)が続いた。2周目、福留選手は成田選手に接近。しかし翌周には、両者の間隔は再び拡大した。レース中盤の7周目、一度は大きく開いた成田選手と福留選手の距離が再び縮まり、福留選手は3番手以下を大きく引き離した。そしてレース後半になって、成田選手が再びアドバンテージを築き、そのままトップでゴールして、IA通算100勝を達成した。2位には福留選手が入り、ダンロップタイヤがワン・ツー・フィニッシュ。滑りやすいマディ路面での優位性を証明した。「大嫌いなマディで100勝を達成できてうれしい」と、その速さとは裏腹のコメントを残した成田選手。「ひとつの区切りだけど、101勝、102勝とまだまだ積み重ねたい」と、今後の抱負を語った。
 
また決勝ヒート2でも、成田選手と福留選手は素晴らしいスタートダッシュを披露し、1周目を福留選手がトップ、成田選手が2番手でクリア。2周目には、成田選手が福留選手を抜いてトップに浮上した。しかし福留選手も粘りをみせ、6周目には成田選手をパス。ところが、これで火がついた成田選手は、すぐさま福留選手を抜き返すと猛烈なスパート。3位以下を周回遅れにする圧倒的な速さで再び勝利を収めた。福留選手はヒート1に続いて2位入賞。ライバルが下位に沈んだこともあり、成田選手はこのヒートで今季のシリーズタイトル獲得を決めた。「最終戦までチャンピオンは決まらないと思っていました。100勝とダブルで決められてうれしいです」と成田選手。また福留選手は、「今季は成績が残せずいたけど、今年一番の走りができました。次こそ成田選手に勝ちたいです」と、表彰台の上で地元ファンの声援に応えた。


小方誠選手が今季初優勝!




予選3番手から決勝ヒート1に臨んだ小方誠選手(#86)は、まずまずのスタートで好位置につけたが、1周目の途中で前走車がスタックした影響により転倒。これによりゴーグルが使用不能となり、最初から視界が悪い状態での追い上げレースとなってしまった。それでも、2周目には14番手、4周目には11番手、5周目には8番手と、小方選手は驚異的な追い上げで順位を回復。さらなる上位進出を狙い、レース中盤以降も速いラインを選びながらアクセルを開け続けた。そして、9周目の段階では4番手を走行。表彰台圏内まであと1台のところに迫ると、12周目にはライバルのミスにより、ついに3番手まで浮上した。
 
小方選手は、さらに13周目にも1台をパスして2番手にポジションアップ。レースは14周でチェッカーとなったが、マシンとライダーが泥でほぼ覆われた状態だったことから、チェッカーマンがトップではない選手の通過時からフラッグを提示。この対処として、チェッカーから1周前時点での順位が正式結果となり、小方選手は2位入賞を果たした。「第2戦ヒート1で3位に入ってから、ずっと表彰台に立てずにいたので、ようやく上がれて少しホッとしました。マシンとタイヤの状態も良くて、追い上げることができました。次は優勝を狙います」と、小方選手は表彰台の壇上でヒート2でのさらなる活躍を誓った。
 
そして迎えた決勝ヒート2では、小方選手はホールショットを奪って1周目からトップを走行。田中雅己選手(#113)、池谷優太選手(#87)などがこれに続いた。レース序盤から、小方選手は後続との距離をじわじわと拡大。レースが中盤に入る頃には、大量のアドバンテージを築き上げた。その後方では、池谷選手が2番手、田中選手が3番手を走行。レースが後半に入った8周目、池谷選手がミスにより4番手へと順位を落とし、田中選手が2番手にポジションを上げた。しかし翌周、田中選手は4番手まで後退。その3台後方には、尾崎友哉選手(#59)が追い上げてきた。小方選手は、20秒以上のリードを保ち続けた。
 
レース終盤、池谷選手は3番手をキープし、田中選手は4番手、尾崎選手は7番手を走行。そしてレースは14周でチェッカーに。小方選手が独走で勝利し、今季初優勝を達成。池谷選手が3位に入り、表彰台に登壇した。尾崎選手は最終ラップに順位を上げて5位入賞。田中選手は逆に順位を下げて7位でのフィニッシュとなった。「ようやく勝てました。最終戦は地元大会なので、両ヒート制覇を目指します」と小方選手。また池谷選手は、「ヒート1は転倒が多すぎてトップ10にすら入れませんでしたが、自信を持って臨んだ結果、表彰台に立つことができました」と、レースを振り返った。今大会の結果、小方選手は年間ランキング3番手に浮上した。


順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 成田 亮 YSP Racing Team with N.R.T. Yamaha `34.05.867 DUNLOP user
2位 福留 善秀 TODAY SPORT Honda `34.13.563 DUNLOP user
3位 新井 宏彰 K.R.T. Kawasaki `34.54.134  
5位 沼田 誠司 グリーンクラブ JUDGEMENT Kawasaki `35.26.524 DUNLOP user
7位 小川 裕紀 K.R.T. Kawasaki `35.50.278 DUNLOP user
8位 芹沢 翔悟 TEAM HAMMER Honda `36.09.714 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 成田 亮 YSP Racing Team with N.R.T. Yamaha `35.31.103 DUNLOP user
2位 福留 善秀 TODAY SPORT Honda `36.48.106 DUNLOP user
3位 平田 優 TEAM HRC Honda `35.34.501  
6位 沼田 誠司 グリーンクラブ JUDGEMENT Kawasaki `36.50.346 DUNLOP user
8位 北居 良樹 KTMうず潮レーシング福山 KTM `37.27.154 DUNLOP user
10位 芹沢 直樹 TeamCRF&CarLife Honda `36.06.349 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 加藤 吏一 グリーンクラブTEAM TAKASE Kawasaki `30.33.761  
2位 小方 誠 DREAM Honda RT Ogata Honda `30.55.803 DUNLOP user
3位 中村 友則 グリーンクラブジュニアライダース Kawasaki `31.11.025  
12位 佐藤 亮 N.R.T. Yamaha `30.26.004 DUNLOP user
14位 島崎 大祐 TEAM SANKO Suzuki `30.54.787 DUNLOP user
16位 尾崎 友哉 MPDY Yamaha `31.02.425 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 小方 誠 DREAM Honda RT Ogata Honda `36.00.030 DUNLOP user
2位 渡辺 学 茨城土浦レーシング Yamaha `36.22.636  
3位 池谷 優太 Team SRM with マウンテンライダース Suzuki `37.00.270 DUNLOP user
5位 尾崎 友哉 MPDY Yamaha `37.57.506 DUNLOP user
7位 田中 雅己 TEAM ナカキホンダ Honda `38.17.367 DUNLOP user
13位 安原 志 名阪レーシング Yamaha `36.09.204 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 延永 若菜 グリーンクラブグリーンシャドウ Kawasaki `21.33.181 DUNLOP user
2位 佐々木 奈津美 ENAGY-X Suzuki `22.39.004  
3位 益 春菜 SEKI Racing MotoRoman & KBF-RS Honda `22.54.387  
4位 菅原 悠花 SRFスポーツwithMXL多度ちゃちょうRC Suzuki `24.44.256  
5位 名井 由香里 KTMうず潮レーシング福山 KTM `25.59.729  

第9戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 成田 亮 YSP Racing Team with N.R.T. Yamaha 421 DUNLOP user
2位 熱田 孝高 Team SUZUKI Suzuki 362  
3位 小島 庸平 Team SUZUKI Suzuki 303  
9位 北居 良樹 KTMうず潮レーシング福山 KTM 179 DUNLOP user
10位 沼田 誠司 グリーンクラブ JUDGEMENT Kawasaki 164 DUNLOP user
11位 福留 善秀 TODAY SPORT Honda 138 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 三原 拓也 K.R.T. Kawasaki 382  
2位 中村 友則 グリーンクラブジュニアライダース Kawasaki 311  
3位 小方 誠 DREAM Honda RT Ogata Honda 298 DUNLOP user
7位 田中 雅己 TEAM ナカキホンダ Honda 205 DUNLOP user
10位 池谷 優太 Team SRM with マウンテンライダース Suzuki 170 DUNLOP user
13位 島崎 大祐 TEAM SANKO Suzuki 149 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 邵 洋子 SRFスポーツ&SHOレーシング美杉 Suzuki 146 DUNLOP user
2位 益 春菜 SEKI Racing MotoRoman & KBF-RS Honda 141  
3位 山本 泉 TEAM HAMMER Honda 130 DUNLOP user
4位 竹内 優菜 SRFスポーツwith RED ZONE Suzuki 115  
5位 延永 若菜 グリーンクラブグリーンシャドウ Kawasaki 102 DUNLOP user