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■ 2012/6/2 ルーカスオイルAMAプロモトクロス第3戦
コロラド州レイクウッド/サンダーバレー・モトクロスパーク
天気 気温 観客
晴れのち曇り一時雷雨 24度 不明

ダンジーがパーフェクトウィン!ランキング首位に立つ!




 ロッキー山脈の麓にあるデンバーには、マイルハイ(標高1マイル=約1,600m)シティという異名があるが、近郊のレイクウッドでは標高が1,700mを超える。そのためサンダーバレー・モトクロスパークは、気圧の低さによるトラブルが絶えない難所として知られてきた。これまでキャブセッティングの難しさ、ガソリンの沸騰対策などの技術的な課題に加え、ライダーのフィジカル面でも周到な準備が必要とされてきたが、AMAモトクロスには事前に高地トレーニングを行うような日程的余裕はない。そこで'08〜'09年には当地でナイターが試行されたが、近年は通常のタイムスケジュールに戻されている。
 レイクウッドは例年6月下旬に定着したイベントだったが、今年は開催日が3週間早められた。少しでも気温を下げたいという主催者の思惑通り、会場は涼しい空気に包まれたが、雷雨と強風に襲われたのは誤算だった。450ヒート1が終わり、250ヒート1開始目前というタイミングで天候が急変したため、以後のスケジュールは約1時間遅れとなった。雨が降っても中止にならないモトクロスだが、今回は突風で傘やテントがコース内外に散乱したため、スタートを見合わせることになった。
 丘陵の緩い斜面にあるコースには、新しいジャンプが追加された。路面は掘り起こされた黒土がワダチだらけになった部分と、比較的硬質の赤土がそのまま残る平らな部分に大別される。雷雨に襲われる前から、コースにはウェットスポットがあった。
 
 450クラスのヒート1は、トミー・ハーン(ホンダ)のホールショットで始まる。この後にジェイク・ワイマー(カワサキ)、アンドリュー・ショート(ホンダ)、マイク・アレッシ(スズキ)らが控えていたが、2周目にはジェイムズ・スチュワート(スズキ)が後方から1台ずつかわしてトップに浮上した。ところがスチュワートは、4周目に単独転倒を喫してリタイア。開幕から4連勝をマークしてきたポイントリーダーの脱落に、サンダーバレーの観客は騒然となった。
 代わってトップに浮上したのは、スタート6位からポジションを上げてきたライアン・ダンジー(KTM)。2位はハーンからワイマーへとスイッチしたが、ダンジーは毎周2秒ずつのペースでワイマーを突き放し、最終的には22秒差の独走でチェッカーを受けた。3位には中盤までアレッシがつけていたが、終盤13周目にブレット・メットカーフ(スズキ)がアレッシを攻略し、ポディアムをゲットした。
 
 450クラスのヒート2は、スチュワートが出走を見合わせたため、ダンジーの独壇場となった。好スタートからトップに立ったダンジーは、ショート、ワイマーを従えて序盤から余裕のリードを広げる。ハーフウェイポイントの15分を経過した時点で、ダンジーのリードは約10秒。コースコンディションが荒れてきたため、ヒート1よりは慎重に周回を重ねるダンジーであった。終盤は地元のショートがペースダウンしたこともあって、ダンジーが圧勝で両ヒート制覇に成功。3位にはワイマーをかわしたブロック・ティックル(カワサキ)が入賞した。


バーシアが今季初優勝!総合もゲット!



 250クラスのヒート1は、雷雨をやり過ごすため約1時間遅れで仕切り直しとなったが、ホールショットを奪ったのはジャスティン・バーシア(ホンダ)だった。その後にはケン・ロクスン(KTM)、ブレイク・ウォートン(スズキ)、マービン・ムスキャン(KTM)が続く。レース序盤はバーシアとロクスンが接近戦を展開しながら、3位以下を引き離していった。
 バーシアとロクスンのマージンは一時3秒まで広がったが、終盤になるとロクスンがスパートして一騎打ちが再燃。しかし13周目にロクスンが転倒を喫し、ここで独走となったバーシアが今季初優勝。2位ロクスンの背後には、スタート8位から猛追撃を見せたブレイク・バゲット(カワサキ)が迫ったが、ロクスンが僅差で逃げ切った。
 
 250クラスのヒート2では、またしてもバーシアが飛び出し、ロクスンが追う展開となった。3位には代打として250にコンバートしたアイバン・テデスコ(カワサキ)がつけたが、スタート5位のバゲットが3周目には3位にジャンプアップ。その後方4位には、前戦ウィナーのイーライ・トマック(ホンダ)も上がってきた。
 トップ4台によるバトルを勝ち抜き、7周目にリーダーとなったのがバゲット。2位に下がったバーシアはロクスンにも先行を許し、3位に後退する。こうしてバゲット、ロクスン、バーシア、トマックというオーダーが確定しかけたヒート2だったが、最終ラップにバーシアがスパートしてロクスンが転倒。この結果、バゲットが先頭でチェッカーを受け、2位バーシア、3位トマック、4位ロクスンという順位になった。ポイントリーダーの証であるレッドナンバープレートは、バゲットがキープしている。


順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 5 R・ダンジー Red Bull KTM KTM '34.27.291 DUNLOP user
2 21 J・ワイマー Monster Energy Kawasaki +22.796 DUNLOP user
3 24 B・メットカーフ Yoshimura Suzuki Suzuki +30.205 DUNLOP user
4 800 M・アレッシ Motoconcepts Suzuki +32.603 DUNLOP user
5 50 N・イズィ Star Valli Yamaha +35.640 DUNLOP user
6 53 R・サイプス Star Valli Yamaha +40.210 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 5 R・ダンジー Red Bull KTM KTM '34.50.481 DUNLOP user
2 29 A・ショート L&Mc Racing Honda +17.904 DUNLOP user
3 25 B・ティックル Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +19.779 DUNLOP user
4 21 J・ワイマー Monster Energy Kawasaki +32.788 DUNLOP user
5 50 N・イズィ Star Valli Yamaha +44.248 DUNLOP user
6 10 J・ブレイトン Honda Muscle Milk Honda +52.537 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 20 J・バーシア Geico Powersports Honda '35.55.524 DUNLOP user
2 70 K・ロクスン Red Bull KTM KTM +7.345 DUNLOP user
3 12 B・バゲット Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +7.892 DUNLOP user
4 17 E・トマック Geico Powersports Honda +35.464 DUNLOP user
5 38 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM +38.511 DUNLOP user
6 956 B・ウォートン Rockstar Suzuki +1.00.307 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 12 B・バゲット Monster Energy Pro Circuit Kawasaki '34.44.366 DUNLOP user
2 20 J・バーシア Geico Powersports Honda +10.363 DUNLOP user
3 17 E・トマック Geico Powersports Honda +15.466 DUNLOP user
4 70 K・ロクスン Red Bull KTM KTM +28.053 DUNLOP user
5 38 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM +53.978 DUNLOP user
6 37 M・スチュワート JDR J-Star KTM KTM +1.00.250 DUNLOP user

第3戦終了時点

順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 5 R・ダンジー Red Bull KTM KTM 136 DUNLOP user
2 21 J・ワイマー Monster Energy Kawasaki 101 DUNLOP user
3 7 J・スチュワート Yoshimura Suzuki Suzuki 100 DUNLOP user
4 800 M・アレッシ Motoconcepts Suzuki 100 DUNLOP user
5 29 A・ショート L&Mc Racing Honda 97 DUNLOP user
6 24 B・メットカーフ Yoshimura Suzuki Suzuki 84 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 12 B・バゲット Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 139 DUNLOP user
2 20 J・バーシア Geico Powersports Honda 123 DUNLOP user
3 70 K・ロクスン Red Bull KTM KTM 120 DUNLOP user
4 17 E・トマック Geico Powersports Honda 117 DUNLOP user
5 38 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM 84 DUNLOP user
6 956 B・ウォートン Rockstar Suzuki 82 DUNLOP user