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■ 2012/6/9 ルーカスオイルAMAプロモトクロス第4戦
ペンシルバニア州マウントモーリス/ハイポイント・レースウェイ
天気 気温 観客
晴れ 30度 不明

ダンジーが4連勝!クラスの主導権を握る




 マウントモーリスのハイポイント・レースウェイは、アメリカの中で最もワールドグランプリ的なコースとして知られている。1970年代の創設時に訪米中のヨーロピアンライダーからアドバイスを受けたことがその所以で、当時の基本レイアウトは今も変わっていない。2008年に実施されたリニューアルでは、元ライダーで現在はトラックビルダーとして名高いマーク・ピータースによってジャンプなどが追加されたが、下りジャンプを廃止するなど安全性も配慮されている。また、コースの死角を少なくするため、森を切り開く改修工事も行われた。自然の起伏を利用したアップダウンや逆バンク、そして登り坂に設けられたスタートなどは、ハイポイント・レースウェイの特徴として変わらず今日に至っている。
 マウントモーリスはペンシルバニアとウエストバージニアの州境に近い山間にあり、この時期に雨が多いためマディとなる確率が高いのだが、今年は珍しく晴天に恵まれてベストコンディションとなった。コースは数日前から全周が掘り起こされていたが、当日のプラクティス走行によって徐々にワダチができた。午後からのレースでは、そのワダチと乾いて硬くなった土が部分的に混在する路面状況となった。
 
 450クラスのヒート1は、マイク・アレッシ(スズキ)のロケットスタートで幕を開けた。その後にはアンドリュー・ショート(ホンダ)、ライアン・ダンジー(KTM)、ジェイク・ワイマー(カワサキ)らが続く。1週間前のクラッシュで動向が心配されていたジェイムズ・スチュワート(スズキ)は、右手首の負傷を押して出場したが、スタート10位と出遅れた。ダンジーは3周目2位、8周目にはアレッシを抜いてトップに立つ。
 レース中盤になると、ダンジーが毎周2〜3秒単位でリードを広げ、安定した独走状態を構築した。興味の対象は徐々にポジションを挽回してきたスチュワートに移ったが、やはり右手をかばいながらの走行でペースも上がらない。終盤スチュワートの前にはショートとワイマーが現れたが、勝負を仕掛けることもなくチェッカーを受けた。優勝ダンジーから19秒差の2位にアレッシ。以下3位ワイマー、4位ショート、5位スチュワートの順だった。
 
 450クラスのヒート2は、大事を取って出走を取り止めたスチュワート不在で行われた。スタートではダンジーがホールショットを決めたが、背後につけたアレッシがオープニングラップからダンジーを攻略。2位に下がったダンジーは、アレッシをしばらく泳がせる作戦に切り換えた。3位以下にはワイマー、ブレット・メットカーフ(スズキ)、ブロック・ティックル(カワサキ)、デイビー・ミルサップス(ヤマハ)らが続く。
 レース中盤の7周目には、ダンジーが満を持してアレッシをパス。序盤飛ばしすぎたアレッシのペースが衰えるのを尻目に、ダンジーはテンポよくリードを広げていった。終盤になると、アレッシの後ろにワイマーが迫ったが、ポジションに変動のないままダンジー、アレッシ、ワイマーの順でフィニッシュ。ダンジーは4連勝により、2戦連続で総合優勝をマークした。


バーシアとトマックが各々ヒート優勝をゲット!



 250クラスのヒート1は、ジャスティン・バーシア(ホンダ)、ウィル・ハーン(ホンダ)、アレックス・マーティン(ホンダ)らの好スタートで始まる。ランキング上位の有望ライダーは中団に埋もれてしまい、7位イーライ・トマック(ホンダ)、10位ケン・ロクスン(KTM)、11位ブレイク・バゲット(カワサキ)と出遅れた。注目の3台は序盤の混戦をすり抜けて、5周目には3〜5位まで挽回。前を走るバーシアとハーンをロックオンできる位置に揃った。
 終盤になると、11周目にトマックが2位、12周目にはバゲットが3位に上がり、トップ争いは三つ巴になった。レースリーダーのバーシアにはペースの衰えもあったが、序盤の貯金があったため逃げきりに成功。チェッカーフラッグはバーシア、トマック、バゲットの順に激しく振られたが、1〜2〜3位の間隔は各々2秒ほどになるまで接近していた。
 
 250クラスのヒート2では、ロクスンが1周目からトップに立ち、バーシア、バゲットを従える展開となる。トマックはスタートに失敗したが、1周目7位までこぎ着け、さらなる挽回を試みた。余裕のリードを保つロクスンの後方では、バーシアvsバゲットの激しいバトルが始まる。中盤9周目にはバゲットが前に出たが、その直後に転倒して脱落。この転倒によってバゲットは、追い上げてきたトマックにも先行を許してしまった。
 レース終盤は、AMAモトクロス初勝利を目前としたロクスンをバーシアとトマックが追いかける形となる。30分を経過する頃には、トマックがチームメイトのバーシアを抜いて2位に浮上。トップのロクスンは数秒のマージンを持っていたが、あろうことか最終ラップに転倒。それでもロクスンは辛うじてトップの座を保っていたが、迫るトマックの勢いから逃げきることができず、大詰めでの逆転を許してしまった。こうしてチェッカー目前でロクスンをかわしたトマックが優勝。250クラスでは、毎レース勝者が入れ替わる混戦が続いている。


順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 5 R・ダンジー Red Bull KTM KTM '35.09.935 DUNLOP user
2 800 M・アレッシ Motoconcepts Suzuki +19.230 DUNLOP user
3 21 J・ワイマー Monster Energy Kawasaki +24.960 DUNLOP user
4 29 A・ショート L&Mc Racing Honda +27.375 DUNLOP user
5 7 J・スチュワート Yoshimura Suzuki Suzuki +34.118 DUNLOP user
6 25 B・ティックル Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +34.119 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 5 R・ダンジー Red Bull KTM KTM '35.52.249 DUNLOP user
2 800 M・アレッシ Motoconcepts Suzuki +22.791 DUNLOP user
3 21 J・ワイマー Monster Energy Kawasaki +27.812 DUNLOP user
4 18 D・ミルサップス Toyota JGR Yamaha +32.556  
5 24 B・メットカーフ Yoshimura Suzuki Suzuki +34.888 DUNLOP user
6 53 R・サイプス Star Valli Yamaha +51.786 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 20 J・バーシア Geico Powersports Honda '35.31.278 DUNLOP user
2 17 E・トマック Geico Powersports Honda +2.222 DUNLOP user
3 12 B・バゲット Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +4.041 DUNLOP user
4 58 W・ハーン Geico Powersports Honda +28.497 DUNLOP user
5 70 K・ロクスン Red Bull KTM KTM +40.249 DUNLOP user
6 38 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM +47.690 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 17 E・トマック Geico Powersports Honda '35.45.645 DUNLOP user
2 70 K・ロクスン Red Bull KTM KTM +3.744 DUNLOP user
3 20 J・バーシア Geico Powersports Honda +5.692 DUNLOP user
4 38 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM +1.00.318 DUNLOP user
5 12 B・バゲット Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +1.08.324 DUNLOP user
6 44 J・アンダーソン Rockstar Suzuki +1.15.420 DUNLOP user

第4戦終了時点

順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 5 R・ダンジー Red Bull KTM KTM 186 DUNLOP user
2 800 M・アレッシ Motoconcepts Suzuki 144 DUNLOP user
3 21 J・ワイマー Monster Energy Kawasaki 141 DUNLOP user
4 29 A・ショート L&Mc Racing Honda 128 DUNLOP user
5 7 J・スチュワート Yoshimura Suzuki Suzuki 116 DUNLOP user
6 24 B・メットカーフ Yoshimura Suzuki Suzuki 114 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 12 B・バゲット Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 175 DUNLOP user
2 20 J・バーシア Geico Powersports Honda 168 DUNLOP user
3 17 E・トマック Geico Powersports Honda 164 DUNLOP user
4 70 K・ロクスン Red Bull KTM KTM 158 DUNLOP user
5 38 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM 117 DUNLOP user
6 58 W・ハーン Geico Powersports Honda 101 DUNLOP user