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■ 2012/7/7 ルーカスオイルAMAプロモトクロス第6戦
ミシガン州ブキャナン/レッドバッド
天気 気温 観客
晴れ 37度 不明

ダンジーが灼熱のレースを制し8連勝!




 AMAプロモトクロスシリーズの中でも特別なステイタスを維持しているレッドバッド大会が、例年通りアメリカ独立記念日の週末に開催された。盛夏に東部で行われるアウトドアモトクロスはいずれも高温多湿との戦いだが、今大会は摂氏37度という猛暑の中でスタミナが問われる勝負になった。
 レッドバッドと言えば、以前はガス欠によるリタイアがドラマになるほどの長いコースだったが、最近はテレビ中継に対応してレイアウトが見直され、コースの短縮化が進められている。2007年の改修時にはラップタイムが2分40秒台から2分20秒台に、2010年には2分10秒台に短縮されたが、カットされたのは低地にあるワインディングの部分であり、名所の特大ジャンプなどは健在。最も有名なジャンプは、コントロールライン手前の登り坂に設けられた3連で、地元のヒーローに対する敬意を込めて「ラロッコズ・リープ」と呼ばれている。
 コース全周にわたって掘り起こされたグルーミングや、年々土質改善のために追加されてきたサンドによって、コンディションは典型的な軟質路面となった。随所にできる深いワダチは、難所というよりもパッシングのチャンスとして捉えるライダーが多かった。タイムスケジュールはレッドバッドの特例として、250クラス〜450クラスの順番で行われた。
 
 450クラスのヒート1では、ポイントリーダーのライアン・ダンジー(KTM)と負傷欠場からカムバックしたジェイムズ・スチュワート(スズキ)が揃って好スタート。これにクリスチャン・クレイグ(ホンダ)、ジェイク・ワイマー(カワサキ)、ジャスティン・ブレイトン(ホンダ)が続いた。1コーナーではマルチクラッシュがあり、マイク・アレッシ(スズキ)、アンドリュー・ショート(ホンダ)らが巻き込まれた。
 トップのダンジーとスチュワートのペースには歴然とした差があったが、5周目にスチュワートが喫した転倒により勝負は決した。すぐに再スタートしたスチュワートは、6周目にはエンストで7位まで後退。こうしてリーダーの背後がクリアになったが、ダンジーは2位に浮上したワイマーに対し8周目に30秒、終盤になると40秒ものアドバンテージを築いた。ポイントリーダーのダンジーは、誰からもポジションを脅かされることなくフィニッシュ。2位ワイマーに続いて、3位にはブレイトンが初入賞した。
 
 450クラスのヒート2は、アレッシのホールショットで始まった。3周目にはダンジーがトップに立ち、2位アレッシ、3位スチュワートというポジションが固まる。ヒート1同様に好スタートを切ったクレイグは、徐々に後続に飲み込まれていった。レースのハーフウェイポイントでは、1位〜2位〜3位が9秒間隔で各々単独走行となったが、後半になるとダンジーの速さだけが際立つようになった。
 終盤は独走となったダンジーが、2位アレッシを30秒以上引き離してフィニッシュ。スチュワートはコンディションが100%ではなかったものの、3位に入る健闘を見せた。今大会のもう一つの収穫は、タイラ・ラトレイ(カワサキ)のカムバックだろう。開幕戦ヒート1のクラッシュ以来の出走を果たしたラトレイは、4位/5位と堅実なリザルトを揃えた。今大会はジョン・ダウド(カワサキ)、マイク・ブラウン(KTM)らベテラン勢の参戦も話題となったが、どちらもポイント獲得には至らなかった。


バゲットが開幕戦以来のパーフェクトウィン!



 250クラスのヒート1では、ホールショットのマービン・ムスキャン(KTM)をかわして、2周目からジャスティン・バーシア(ホンダ)がトップに立った。3位以下にはケン・ロクスン(KTM)、イーライ・トマック(ホンダ)、ブレイク・バゲット(カワサキ)と役者が揃う。序盤はバーシアがムスキャンに5〜6秒差をつけて優位に立ったと思われたが、後方からアタックを開始したバゲットがそれを許さなかった。
 250クラスでは誰も飛んでいなかった登り坂の3連ジャンプを、バゲットだけが果敢に飛び越えて上位に迫り、6周目には2位に浮上。レース中盤からはバーシアvsバゲットのテールtoノーズが続き、30分間際の13周目にはバゲットがバーシアをかわしてリーダーとなった。得意の追い上げパターンで前に出たバゲットは、やや気落ちしたバーシアを振り切って優勝。3位にはチームメイトに競り勝ったロクスンが入賞した。
 
 250クラスのヒート2では、ジェシー・ネルソン(ホンダ)がホールショットを取ったが、オープニングラップ中にバゲットとバーシアに先行された。早々とトップに立ったバゲットは、不慣れなパターンにミスを犯して転倒。3周目からはバーシアがリーダーになった。バーシアは一時4秒のマージンを築いたが、やはり追う立場となったバゲットのチャージが凄まじく、9周目には1〜2位が逆転する。
 レース後半はバゲットがバーシアを突き放す展開となり、堂々のパーフェクトウィン。バゲットは開幕戦以来の1/1で、ポイントリーダーの座を固めた。2位バーシアに次ぐ3位には、スタート11位から追い上げたトマックが入賞。レース終盤はムスキャンを相手にデッドヒートを繰り広げた末の3位奪取となった。


順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 5 R・ダンジー Red Bull KTM KTM '36.28.006 DUNLOP user
2 21 J・ワイマー Monster Energy Kawasaki +45.497 DUNLOP user
3 10 J・ブレイトン Honda Muscle Milk Honda +51.070 DUNLOP user
4 28 T・ラトレイ Monster Energy Kawasaki +1.03.132 DUNLOP user
5 25 B・ティックル Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +1.09.506 DUNLOP user
6 7 J・スチュワート Yoshimura Suzuki Suzuki +1.28.878 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 5 R・ダンジー Red Bull KTM KTM '34.57.000 DUNLOP user
2 800 M・アレッシ Motoconcepts Suzuki +34.849 DUNLOP user
3 7 J・スチュワート Yoshimura Suzuki Suzuki +46.391 DUNLOP user
4 10 J・ブレイトン Honda Muscle Milk Honda +53.722 DUNLOP user
5 28 T・ラトレイ Monster Energy Kawasaki +1.11.452 DUNLOP user
6 29 A・ショート L&Mc Racing Honda +1.14.984 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 12 B・バゲット Monster Energy Pro Circuit Kawasaki '34.50.016 DUNLOP user
2 20 J・バーシア Geico Powersports Honda +10.141 DUNLOP user
3 70 K・ロクスン Red Bull KTM KTM +17.068 DUNLOP user
4 38 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM +18.551 DUNLOP user
5 17 E・トマック Geico Powersports Honda +34.114 DUNLOP user
6 58 W・ハーン Geico Powersports Honda +1.10.841 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 12 B・バゲット Monster Energy Pro Circuit Kawasaki '34.44.992 DUNLOP user
2 20 J・バーシア Geico Powersports Honda +19.154 DUNLOP user
3 17 E・トマック Geico Powersports Honda +25.061 DUNLOP user
4 38 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM +35.403 DUNLOP user
5 58 W・ハーン Geico Powersports Honda +57.298 DUNLOP user
6 70 K・ロクスン Red Bull KTM KTM +1.10.785 DUNLOP user

第6戦終了時点

順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 5 R・ダンジー Red Bull KTM KTM 286 DUNLOP user
2 800 M・アレッシ Motoconcepts Suzuki 214 DUNLOP user
3 21 J・ワイマー Monster Energy Kawasaki 202 DUNLOP user
4 29 A・ショート L&Mc Racing Honda 178 DUNLOP user
5 25 B・ティックル Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 162 DUNLOP user
6 7 J・スチュワート Yoshimura Suzuki Suzuki 151 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 12 B・バゲット Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 272 DUNLOP user
2 20 J・バーシア Geico Powersports Honda 253 DUNLOP user
3 17 E・トマック Geico Powersports Honda 236 DUNLOP user
4 70 K・ロクスン Red Bull KTM KTM 235 DUNLOP user
5 38 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM 189 DUNLOP user
6 58 W・ハーン Geico Powersports Honda 161 DUNLOP user