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■ 2012/8/18 ルーカスオイルAMAプロモトクロス第10戦
ニューヨーク州ニューベルリン/ユナディラバレー・スポーツセンター
天気 気温 観客
晴れ 21度 不明

ダンジーがチャンピオン獲得!KTMに450初タイトルをもたらす!




 ニューヨーク州のほぼ中央、内陸部に位置するユナディラバレー・スポーツセンターは、AMAモトクロスの会場の中で最もクラシカルなコースとして不動の地位を保っている。近年の改修時には人工的なジャンプなどが設けられたが、基本的なレイアウトは創設時からほとんど変わっていない。自然の地形が最大限に生かされたコースには、グラビティキャビティ(重力の穴)、エレベーターシャフト(垂直抗)などの愛称で呼ばれるセクションが随所にあるが、いずれも高低差にちなんでいるところがユナディラらしさだ。前日の降雨によって影響を受けた路面は、午前中のマディから午後はドライに向うコンディション。深いワダチと一部に残るウェットスポットが、クラッシュを誘発するほどの難しさだった。
 
 450クラスのヒート1では、スタートからマイケル・バーン(スズキ)が飛び出し、ジェイク・ワイマー(カワサキ)、ジェイムズ・スチュワート(スズキ)、タイラ・ラトレイ(カワサキ)が続いた。スチュワートは第3戦レイクウッドで手を負傷して以来、ケガの状態を見ながら欠場と出場を繰り返してきたが、今回は4戦ぶりの参加となった。そのスチュワートはオープニング早々バーンをかわしてトップに立ったが、3周目に転倒を喫し最後尾からの挽回を強いられた。
 レース中盤になると、先頭のバーンをブロック・ティックル(カワサキ)、ライアン・ダンジー(KTM)が追う形が定まったが、10秒ほどの独走状態にあったバーンが11周目に転倒。この自滅によりトップ争いはティックルとダンジーに絞られたが、ダンジーがラスト2周でティックルを攻略して優勝した。
 
 450クラスのヒート2では、アンドリュー・ショート(ホンダ)が好スタートを切り、ダンジー、マイク・アレッシ(スズキ)、スチュワートが上位につけた。ダンジーは3周目にショートをかわしてリーダーとなったが、背後にぴたりとアレッシのマークを受ける。6周目にはスチュワートの転倒などもあって、ダンジーとアレッシの2台が3位以下を引き離す形になった。
 レース後半になるとアレッシの遅れが目立つようになり、ダンジーが余裕でフィニッシュ。この結果、ダンジーのポイントリードが113点となり、4レースを残した現時点でチャンピオンが確定。このタイトルはダンジーにとって2年ぶり2度目だが、KTMにとっては初の450クラス制覇となる戦果だった。


ロクスン初優勝!オーバーオールはムスキャンがゲット!



 250クラスのヒート1では、前戦に続いて新人のザック・ベル(ホンダ)がホールショット。その後にケン・ロクスン(KTM)、ブレイク・バゲット(カワサキ)、ジャスティン・ボーグル(ホンダ)、マービン・ムスキャン(KTM)が続いた。ランキング2〜3位につけるジャスティン・バーシア(ホンダ)とイーライ・トマック(ホンダ)は、そろってスタート14〜15位と出遅れた。3周目にはベルが転倒を喫し、ロクスンがトップに立つ。4周目からはムスキャンも2位に浮上し、レッドブルKTMによる1-2走行が始まった。
 ロクスンは'11年WMX2チャンピオンのドイツ人、ムスキャンは'09〜'10年WMX2チャンピオンのフランス人。この状況に現在AMAポイントリーダーのバゲットが燃えないはずはなかったが、中盤のミスがきっかけで遅れが目立ち始め3位に定着する。終盤はチームメイトを従えて快走を続けたロクスンが、セーフティリードを保ったままフィニッシュ。アウトドアにおける初優勝を達成したロクスンであった。
 
 250クラスのヒート2では、バーシア、ベル、ムスキャン、ボーグル、トマックが好スタート。6位につけたウィル・ハーン(ホンダ)も含めて、ヒート1で低迷したガイコ・ホンダ勢が逆襲に転じ、上位集団6台中5台を占めることになった。この中からルーキーのベルが脱落し、5周目から2位にはトマックが浮上。今季スーパークロス・ライツの東西チャンピオンである、バーシアvsトマックによるトップ争いが展開されることになった。
 バーシアとトマックの差がぐんぐんと縮まり、レース中盤の9周目には逆転。トップに立ったトマックは、気落ちするバーシアを徐々に引き離し、20秒差をつけて優勝した。今大会はヒートごとの成績にばらつきがあったため、オーバーオールではムスキャンが優勝(2位/3位)、トマックが2位(6位/1位)、ロクスンが3位(1位/6位)となった。現時点でバゲットのポイントライダーの座は安泰。24ポイント差のランキング2位にバーシアがつけている。


順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 5 R・ダンジー Red Bull KTM KTM '35.06.046 DUNLOP user
2 25 B・ティックル Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +0.988 DUNLOP user
3 18 D・ミルサップス Toyota JGR Yamaha +25.881  
4 29 A・ショート L&Mc Racing Honda +29.791 DUNLOP user
5 33 J・グラント Jeff Ward Racing Kawasaki +44.619 DUNLOP user
6 50 N・イズィ Star Valli Yamaha +51.717 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 5 R・ダンジー Red Bull KTM KTM '34.36.177 DUNLOP user
2 800 M・アレッシ Motoconcepts Suzuki +1.577 DUNLOP user
3 29 A・ショート L&Mc Racing Honda +35.722 DUNLOP user
4 25 B・ティックル Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +36.328 DUNLOP user
5 18 D・ミルサップス Toyota JGR Yamaha +57.511  
6 33 J・グラント Jeff Ward Racing Kawasaki +1.09.943 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 70 K・ロクスン Red Bull KTM KTM '34.42.825 DUNLOP user
2 38 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM +5.045 DUNLOP user
3 12 B・バゲット Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +26.762 DUNLOP user
4 956 B・ウォートン Rockstar Suzuki +48.319 DUNLOP user
5 44 J・アンダーソン Rockstar Suzuki +56.313 DUNLOP user
6 17 E・トマック Geico Powersports Honda +58.484 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 17 E・トマック Geico Powersports Honda '34.47.433 DUNLOP user
2 20 J・バーシア Geico Powersports Honda +20.349 DUNLOP user
3 38 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM +28.876 DUNLOP user
4 49 J・ボーグル Geico Powersports Honda +29.532 DUNLOP user
5 12 B・バゲット Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +37.842 DUNLOP user
6 70 K・ロクスン Red Bull KTM KTM +52.584 DUNLOP user

第10戦終了時点

順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 5 R・ダンジー Red Bull KTM KTM 480 DUNLOP user
2 800 M・アレッシ Motoconcepts Suzuki 367 DUNLOP user
3 29 A・ショート L&Mc Racing Honda 311 DUNLOP user
4 21 J・ワイマー Monster Energy Kawasaki 293 DUNLOP user
5 25 B・ティックル Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 293 DUNLOP user
6 33 J・グラント Jeff Ward Racing Kawasaki 226 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 12 B・バゲット Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 436 DUNLOP user
2 20 J・バーシア Geico Powersports Honda 412 DUNLOP user
3 17 E・トマック Geico Powersports Honda 408 DUNLOP user
4 70 K・ロクスン Red Bull KTM KTM 385 DUNLOP user
5 38 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM 336 DUNLOP user
6 58 W・ハーン Geico Powersports Honda 255 DUNLOP user