RIDERS NAVI

FIMロードレース世界選手権
全日本ロードレース選手権
全日本モトクロス選手権
全日本トライアル選手権
アジアロードレース選手権
FIM世界耐久選手権
モトクロス世界選手権
トライアル世界選手権
AMAスーパーバイク
AMAスーパークロス/ナショナルモトクロス
CATEGORY
■ 2012/9/8 ルーカスオイルAMAプロモトクロス第12戦
カリフォルニア州レイクエルシノア/レイクエルシノア・モータースポーツパーク
天気 気温 観客
晴れ 37度 不明

今季チャンピオンのダンジーが最終戦をパーフェクトで締め括る




 一昨年、昨年とパラで開催されたAMAプロモトクロス最終戦だが、今年の会場はレイクエルシノア・モータースポーツパークに変更された。「エルシノア」のネームバリューは世界的にも高く、スティーブ・マックイーンが出場していたレース名として、そして'70年代のCRシリーズの愛称として懐かしい響きを持っている。地理的にはプロサーキットやTLDがあるコロナから程近く、昔も今もモトクロスに縁のある土地柄である。
 レイクエルシノア・モータースポーツパークは以前から練習場として賑わっていたが、今大会の誘致にあたってプロ用のコースがリニューアルされ、100%新しいレイアウトに生まれ変わった。粘土と砂を大量に運び込んで作られた新コースは、湖畔の平坦な土地に人工的なジャンプや高低差がつけられ、最終戦に相応しい演出が施されている。コース幅の広さやコーナーの大きさなどによって、平均スピードの高いコースと言えるだろう。
 
 450クラスのヒート1は、マイク・アレッシ(スズキ)のホールショットで始まった。1コーナーではマルチクラッシュが発生し、ジェイク・ワイマー(カワサキ)らが巻き込まれたが、トップグループにはタイラ・ラトレイ(カワサキ)、ライアン・ダンジー(KTM)、ブロック・ティックル(カワサキ)、アンドリュー・ショート(ホンダ)といったライダーが揃った。
 2周目2位に上がったダンジーは、先行するアレッシのリードを少しずつ削り取り、7周目にはトップに躍り出た。その後は独走を続けたダンジーが余裕でチェッカーを受けたが、2位アレッシのビハインドは14秒、3位ティックルは勝者から1分以上も離されてフィニッシュした。
 
 450クラスのヒート2では、アレッシがまたしても専売特許のホールショットを見せ、序盤から5秒ほどのリードを築く。スタート2位につけたクリスチャン・クレイグ(ホンダ)は、2周目にダンジーとティックルにかわされた。レース前半はアレッシをダンジーが追う、ヒート1同様の展開となった。
 中盤になると間隔を詰めてきたダンジーが、アレッシをかわしトップに浮上。抜かれたアレッシが逆襲に出るシーンもあったが、やがて終盤になると2位に定着した。ダンジー、アレッシ、ティックルが各々単独走行でフィニッシュ。ダンジーは18度目のヒート優勝、そして8度目となるパーフェクトウィンによって、チャンピオンシーズン2012年を締め括った。


激戦を制したバゲットがチャンピオンに決定!



 すでにチャンピオンが確定していた450クラスとは対照的に、250クラスは異様な盛り上がりで最終戦を迎えた。チャンピオン候補は首位ブレイク・バゲット(カワサキ)、14点差の2位イーライ・トマック(ホンダ)、4点差の3位ジャスティン・バーシア(ホンダ)の3人。ポイントリードが14点あれば普通は首位安泰のはずだが、バゲットは第11戦デルモントで4位/4位と低迷し、トマックの接近を許していた。そのトマックは第10戦ユナディラから3連勝中で、逆転チャンピオンとなる可能性も十分にあった。
 
 250クラスのヒート1では、マービン・ムスキャン(KTM)がホールショットを取ったが、1周目からバーシアがトップに躍り出る。バゲットは1周目3位、トマックは6位と出遅れたが、5周目には2〜3位まで浮上し、チャンピオン候補の3人がトップに集結した。6周目からはバゲットがリーダーとなり、9周目にはチームメイト同士のバトルに勝ったトマックが2位に浮上。トップのバゲットにも迫る勢いだったが、終盤になってペースダウンしてしまう。注目のヒート1はバゲット、トマック、バーシアという結果になり、リードを17点に広げたバゲットのタイトル確定が濃厚になった。
 
 250クラスのヒート2では、バーシアが1周目からリーダーとなった。バゲットはスタートで出遅れて11位。トマックは1周目のクラッシュで最後尾からキャッチアップを始めた。バゲットは彼らしい追い上げを見せ、レース中盤の7周目には2位に浮上。しかもトップのバーシアとの距離をぐんぐん縮め、転倒までしてしまうのである。3位に後退してからムスキャンを抜いて2位に返り咲くと、トップのバーシアに対するラストスパートを敢行。そして13秒のビハインドを1.8秒まで短縮し、2位でチェッカーを受けたバゲットが、今シーズンの250チャンピオンを獲得した。
 
 ダンロップは今季のAMAプロモトクロス全レース(24レース×2クラス)で勝利を収め、450と250の両タイトルを獲得。完全制覇によってタイヤ性能のアピールに成功した。


順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 5 R・ダンジー Red Bull KTM KTM '38.14.937 DUNLOP user
2 800 M・アレッシ Motoconcepts Suzuki +14.341 DUNLOP user
3 25 B・ティックル Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +1.03.908 DUNLOP user
4 28 T・ラトレイ Monster Energy Kawasaki +1.24.316 DUNLOP user
5 21 J・ワイマー Monster Energy Kawasaki +1.54.537 DUNLOP user
6 36 K・リーガル Toyota JGR Yamaha +2.19.827  
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 5 R・ダンジー Red Bull KTM KTM '37.53.895 DUNLOP user
2 800 M・アレッシ Motoconcepts Suzuki +19.882 DUNLOP user
3 25 B・ティックル Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +39.586 DUNLOP user
4 28 T・ラトレイ Monster Energy Kawasaki +54.175 DUNLOP user
5 10 J・ブレイトン Honda Muscle Milk Honda +57.062 DUNLOP user
6 33 J・グラント Jeff Ward Racing Kawasaki +1.12.035 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 12 B・バゲット Monster Energy Pro Circuit Kawasaki '38.06.950 DUNLOP user
2 17 E・トマック Geico Powersports Honda +14.293 DUNLOP user
3 20 J・バーシア Geico Powersports Honda +24.494 DUNLOP user
4 38 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM +33.058 DUNLOP user
5 58 W・ハーン Geico Powersports Honda +46.424 DUNLOP user
6 70 K・ロクスン Red Bull KTM KTM +49.850 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 20 J・バーシア Geico Powersports Honda '37.43.755 DUNLOP user
2 12 B・バゲット Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +1.877 DUNLOP user
3 38 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM +32.483 DUNLOP user
4 58 W・ハーン Geico Powersports Honda +38.992 DUNLOP user
5 44 J・アンダーソン Rockstar Suzuki +48.460 DUNLOP user
6 37 M・スチュワート JDR J-Star KTM KTM +51.303 DUNLOP user

第12戦終了時点

順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 5 R・ダンジー Red Bull KTM KTM 580 DUNLOP user
2 800 M・アレッシ Motoconcepts Suzuki 453 DUNLOP user
3 21 J・ワイマー Monster Energy Kawasaki 355 DUNLOP user
4 29 A・ショート L&Mc Racing Honda 354 DUNLOP user
5 25 B・ティックル Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 349 DUNLOP user
6 33 J・グラント Jeff Ward Racing Kawasaki 277 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 12 B・バゲット Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 519 DUNLOP user
2 20 J・バーシア Geico Powersports Honda 499 DUNLOP user
3 17 E・トマック Geico Powersports Honda 487 DUNLOP user
4 70 K・ロクスン Red Bull KTM KTM 456 DUNLOP user
5 38 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM 406 DUNLOP user
6 58 W・ハーン Geico Powersports Honda 316 DUNLOP user