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CATEGORY
■ 2012/2/4 AMAスーパークロス第5戦/ライツ・ウエスト第5戦
カリフォルニア州アナハイム/エンジェル・スタジアム
天気 気温 観客
晴れ 日中24度〜深夜6度 45,050人

ビロポートが2勝目を挙げ、ランキング首位に躍り出る!




 開幕戦から第4戦まで毎戦ウィナーが異なるSX(450)クラスに象徴されるように、シリーズ序盤は意外性に満ちていた。今大会は「アナハイム2」と呼ばれるラウンドだが、開幕戦の舞台に戻ることでここまでの混戦模様がリセットされるのか、あるいは新たに5人目のウィナーが誕生するのか、非常に興味深いレースとなった。例年「アナハイム2」には、選手と観客が懐かしいファッションを示し合わせるレトロナイトや、乳ガンに対する認識を高めるピンクリボンキャンペーンなど、開幕戦と差別化を図る演出が行われてきたが、今年はそのようなイベント色は一掃された。
 アナハイムのコース造成に用いられる土は、1ヶ月前からスタジアムに敷き詰められている。スーパークロスが行われない週末でも、モンスタートラックのイベントがあり、乾燥、散水、修復が繰り返された影響で土質はかなり悪化した。硬質土の表面にはマーブル状の粒や、掘り起こされて出てきた石が浮き、コーナーなどでは繊細なスライドコントロールを駆使するライディングが見られた。コースレイアウト的には、角度がきつくなって高く上がる連続ジャンプや、硬いフープスなどがポイント。また、サンドコーナーとサンドダブルの追加によって、アクセントのあるレイアウトになっていた。
 
 SX(450)のメインレースは、開始早々激しい先陣争いが見ものだった。ホールショットを取ったライアン・ビロポート(カワサキ)に、チャド・リード(ホンダ)が挑んで前に出ると、ビロポートが再度トップを奪い返す。オープニングラップから観客を総立ちにさせる展開だ。3位以降にはジェイムズ・スチュワート(ヤマハ)、ジャスティン・ブレイトン(ホンダ)、デイビー・ミルサップス(ヤマハ)、ライアン・ダンジー(KTM)。今大会にはランキング同点首位のリードとダンジーが赤いゼッケンで出走しているが、ダンジーはスタートでやや出遅れた形だ。
 2周目からはトップの座を固めたビロポートが、徐々に後続を引き離していく。2位リードの背後にはスチュワートがぴったりと追走していたが、8周目にリードを抜いて2位に浮上した。スチュワートは予選ヒートで転倒し、ラストチャンス経由での決勝進出だっただけに、目が離せない存在となった。
 レース後半になると、ビロポートは最大6秒のマージンを保って独走。11周目にはダンジーが4位まで浮上し、開幕戦〜第4戦の勝者がトップに揃ったが、それ以上の変動はなく、ビロポート、スチュワート、リード、ダンジーの順でチェッカーとなった。この結果、開幕戦以来の2勝目を挙げたビロポートが、リードとダンジーを逆転し、単独首位に躍り出た。


トマック3連勝!首位独走態勢を固める!




 SXライツ(250)のメインレースでは、イーライ・トマック(ホンダ)がホールショット賞を獲得したが、オープニングラップ中にコール・シーリー(ホンダ)の先行を許した。3位につけたマービン・ムスキャン(KTM)の後には、ニコ・イズィ(ヤマハ)、ディーン・ウィルソン(カワサキ)、マイケル・リーブ(ホンダ)が続く。有力ライダーの中では、マーティン・ダバロス(スズキ)が1コーナーの餌食となった。シーリーは開幕戦アナハイムの勝者だったが、今大会ではポイントリーダーのトマックに対し、少しずつマージンを広げるスピードを披露していた。だが4周目に転倒を喫し、トップの座をトマックに明け渡してしまう。
 トマックはその後、再スタートしたシーリー、そしてムスキャンを突き放して独走。15周のハーフウェイである8周目には、リードを7秒差としてレースをほぼ掌握した。中盤にイズィをかわして4位につけたウィルソンは、そこから先のポジションアップを果たせず、ポディアムを逃した。ウィルソンの所属するモンスターエナジー・プロサーキットでは、タイラ・ラトレイ(カワサキ)が先週のクラッシュで負傷しており、ウィルソンが孤軍奮闘を強いられている。レースはシーリーの転倒自滅によってトマックが3連勝をマークする結果になった。ランキング首位トマックの貯金は、22ポイントに増えている。
 また、今大会には池谷優太(スズキ)と稲垣佳樹(スズキ)が出場したが、2人とも日中の予選タイムアタックで40位以内に入ることができず、ナイトプログラムのヒートレースに進出できなかった。来週のサンディエゴ戦に期待が寄せられている。


順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 1 R・ビロポート Monster Energy Kawasaki '19.05.447 DUNLOP user
2 7 J・スチュワート Toyota JGR Yamaha +4.821  
3 22 C・リード TwoTwo Motorsports Honda +7.410 DUNLOP user
4 5 R・ダンジー Red Bull KTM +17.416 DUNLOP user
5 10 J・ブレイトン Honda Muscle Milk Honda +31.019 DUNLOP user
6 14 K・ウィンダム Geico Powersports Honda +38.995 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 17 E・トマック Geico Powersports Honda '14.36.987 DUNLOP user
2 34 C・シーリー Troy Lee Designs Lucas Oil Honda +4.879 DUNLOP user
3 38 M・ムスキャン Red Bul KTM +7.453 DUNLOP user
4 15 D・ウィルソン Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +11.458 DUNLOP user
5 50 N・イズィ Star Valli Yamaha +27.144 DUNLOP user
6 170 M・リーブ Rocket Exhaust Honda +37.276 DUNLOP user

AMAスーパークロス第5戦/ライツ・ウエスト第5戦終了時点

順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 1 R・ビロポート Monster Energy Kawasaki 108 DUNLOP user
2 22 C・リード TwoTwo Motorsports Honda 105 DUNLOP user
3 5 R・ダンジー Red Bull KTM 103 DUNLOP user
4 7 J・スチュワート Toyota JGR Yamaha 95  
5 14 K・ウィンダム Geico Powersports Honda 73 DUNLOP user
6 21 J・ワイマー Monster Energy Kawasaki 71 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 17 E・トマック Geico Powersports Honda 113 DUNLOP user
2 15 D・ウィルソン Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 91 DUNLOP user
3 38 M・ムスキャン Red Bull KTM 84 DUNLOP user
4 34 C・シーリー Troy Lee Designs Lucas Oil Honda 79 DUNLOP user
5 338 Z・オズボーン Bike It Yamaha 67 DUNLOP user
6 50 N・イズィ Star Valli Yamaha 62 DUNLOP user