RIDERS NAVI

FIMロードレース世界選手権
全日本ロードレース選手権
全日本モトクロス選手権
全日本トライアル選手権
アジアロードレース選手権
FIM世界耐久選手権
モトクロス世界選手権
トライアル世界選手権
AMAスーパーバイク
AMAスーパークロス/ナショナルモトクロス
CATEGORY
■ 2012/3/24 AMAスーパークロス第12戦/ライツ・イースト第6戦
カナダ・トロント/ロジャース・センター
天気 気温 観客
雨のち曇り 日中11度〜深夜9度 47,010人

ビロポートが7勝目を挙げ、首位独走態勢を固める!



 全17戦からなるAMAスーパークロスシリーズの中で、唯一アメリカ国外の開催地となっているトロント。当地でのスーパークロスは、2004年のFIM世界選手権が始まりだが、2008年からはAMA+FIMのダブルタイトル戦となり今日に至っている。ちなみ併催クラスのSXライツは、2004〜2008年までカナダのCMAによるレースだったが、1年遅れの2009年からAMAのカレンダーに加わった。
 会場のロジャース・センター(旧称スカイドーム)は、1989年にオープンした世界初のリトラクタブルルーフ式スタジアムで、冬季は外気温が氷点下になる当地でのレース開催を可能としてきた。床面積が広いのでコースレイアウトに制約を受けにくく、1周1分を超える長さがあったこともあった。今年は平均スピードが高くなったこともあり、1周50秒弱のコースになった。今回のデザインの特徴はストレートの長さ。野球のホームベース付近に設けられたスタート地点から、外野のセンター方向に伸びるストレートは、屋内スタジアムでは最長のものだと言われていた。
 トロントの土は搬入時に凍結していたり雪を被っていることが多いため、ウェットコンディションになることがあったが、最近は土の管理法が改善されてドライな路面になり、今回は散水が行われたほどだった。ライダーの評価としては、マディよりはドライの方がいいが、滑りやすい硬質路面よりは少しウェットでも食い付く路面の方がよかったという声もあった。また加減速セクションなどでは、土が掘れて砂利が出てくる部分があった。
 
 SX(450)のメインレースは、ジャスティン・ブレイトン(ホンダ)のホールショットで始まった。直後にはライアン・ビロポート(カワサキ)、デイビー・ミルサップス(ヤマハ)、ジェイク・ワイマー(カワサキ)、ケビン・ウィンダム(ホンダ)、マービン・ムスキャン(KTM)が控えていた。2周目にはビロポートがブレイトンに替わってリーダーとなったが、序盤はビロポートのイージーミスとブレイトンの健闘もあり、マージンは1〜2秒で推移していた。
 残り10周を切ってレース後半になると、後続のペースが衰えてビロポートは8〜9秒の貯金を手にする。単独2位ブレイトンの背後にはワイマーをかわしたウィンダムが3位に浮上。ワイマーはその後コースアウトもあって、ポディアム圏内から脱落した。こうしてビロポートが独走のうちに7勝目を挙げ、ブレイトンとウィンダムが続く。ランキング2位のライアン・ダンジー(KTM)、3位のジェイムズ・スチュワート(ヤマハ)が欠場したこともあり、首位ビロポートのポイントリードは79点に広がった。


逆襲バーシア、5勝目をゲット!



 SXライツ(250)のメインレースでは、ジャスティン・バーシア(ホンダ)がホールショットを決めたが、1コーナーから2コーナーまでの長いリズムセクションで、ケン・ロクスン(KTM)が一気に前に出た。しかし3周目にはバーシアがロクスンを攻め、リーダーの座を奪い返す。3位以下にはダリン・デュラム(カワサキ)、ブレイク・ウォートン(スズキ)、アレックス・マーティン(ホンダ)、そしてアリーナクロスチャンピオンのタイラー・バウワーズ(カワサキ)がつけた。
 序盤の3位争いは非常に激しく、デュラム、マーティン、バウワーズが次々と転倒で脱落。この混戦を生き抜いたウォートンが3位に定着する。トップ争いは周回を重ねるごとにバーシアとロクスンの間隔が広がり、レース後半には6〜7秒差となった。こうしてトップのバーシアは、独走のまま追撃を受けずにチェッカー。今シーズン5勝目となる優勝を果たし、前戦の勝者ウォートンから表彰台のセンターポジションを奪回した。
 4位にはスタート13位から挽回したジェイク・カナダ(ホンダ)が入ったが、これは自身のベストリザルトである。この他の注目ライダーの中では、スタート11位から追い上げができずに周遅れの15位に終わったブレイク・バゲット(カワサキ)や、スタートで最後尾と出遅れたジャスティン・ボーグル(ホンダ)らの不振が目立った。
 第6戦まで消化したSXライツ・イーストのランキングは、最多勝のバーシアが首位をキープ。28点差の2位にウォートン、31点差の3位にデュラムが控えている。


順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 1 R・ビロポート Monster Energy Kawasaki '16.17.841 DUNLOP user
2 10 J・ブレイトン Honda Muscle Milk Honda +9.124 DUNLOP user
3 14 K・ウィンダム Geico Powersports Honda +13.918 DUNLOP user
4 18 D・ミルサップス Toyota JGR Yamaha +16.320  
5 21 J・ワイマー Monster Energy Kawasaki +25.316 DUNLOP user
6 38 M・ムスキャン Red Bull KTM +36.541 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 1 J・バーシア Geico Powersports Honda Honda '12.21.069 DUNLOP user
2 70 K・ロクスン Red Bull KTM +7.439 DUNLOP user
3 956 B・ウォートン Rockstar Suzuki +13.008 DUNLOP user
4 57 J・カナダ Motoconcepts Honda +25.219 DUNLOP user
5 35 D・デュラム Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +28.567 DUNLOP user
6 30 A・マーティン Eleven 10 Mods Honda +37.610 DUNLOP user

AMAーパークロス第12戦/ライツ・イースト第6戦 終了時点

順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 1 R・ビロポート Monster Energy Kawasaki 271 DUNLOP user
2 5 R・ダンジー Red Bull KTM 192 DUNLOP user
3 7 J・スチュワート Toyota JGR Yamaha 177  
4 18 D・ミルサップス Toyota JGR Yamaha 169  
5 14 K・ウィンダム Geico Powersports Honda 166 DUNLOP user
6 10 J・ブレイトン Honda Muscle Milk Honda 165 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 1 J・バーシア Geico Powersports Honda Honda 145 DUNLOP user
2 956 B・ウォートン Rockstar Suzuki 117 DUNLOP user
3 35 D・デュラム Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 114 DUNLOP user
4 70 K・ロクスン Red Bull KTM 102 DUNLOP user
5 57 J・カナダ Motoconcepts Honda 90 DUNLOP user
6 12 B・バゲット Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 86 DUNLOP user