RIDERS NAVI

FIMロードレース世界選手権
全日本ロードレース選手権
全日本モトクロス選手権
全日本トライアル選手権
アジアロードレース選手権
FIM世界耐久選手権
モトクロス世界選手権
トライアル世界選手権
英国スーパーバイク選手権
AMAスーパーバイク
AMAスーパークロス/ナショナルモトクロス
CATEGORY
■ 2012/4/28 AMAスーパークロス第16戦/ライツ・ウエスト第8戦
ユタ州ソルトレイクシティ/ライスエクルズ・スタジアム
天気 気温 観客
晴れ 日中12度〜深夜2度 40,548人

ダンジーがカムバックウィン!今季3勝目を挙げる!




 2009年にソルトレイクシティでのスーパークロスが復活して以来、降雨の影響を受けなかったことはない。前日の雨、当日の雨、それどころか雪やヒョウに降られたこともあり、ソルトレイクと言えば即マディというイメージが定着している。ところが今年は珍しく晴天に恵まれ、ベストコンディションでの開催が実現した。造成中にたっぷり水分を含んだ路面は軟質で、昼間に行われたプラクティスの間はウェットなスポットもあったが、夜までにはほぼドライとなった。土に混入した砂利が随所に露出し、コーナーの出口やジャンプのアプローチなどの加速ポイントにワダチができたが、マディが標準だったソルトレイクとしてみれば、相対的に良好なコンディションと評価できた。
 ユタ大学のキャンパスにあるライスエクルズ・スタジアムは、2002年の冬季オリンピック会場としても有名だが、通常はカレッジスポーツが行われる屋外競技場である。フィールドのサイズがフットボール用で狭いため、ここに特設されるスーパークロスコースはレイアウトに自由度が少なく、1周のラップタイムも47〜48秒と短めになった。ゲートから1コーナーまでが近いため、スタートの成否が鍵となりそうだったが、他にそれほど難しいセクションは見当たらなかった。しかし、プラクティスでは転倒で負傷するライダーが続出し、予選タイムアタックをクリアしながらもヒートレースへの出走を見合わせるレアケースも発生した。
 
 SX(450)のメインレースは、1周目からデイビー・ミルサップス(ヤマハ)が飛び出し、ジェイク・ワイマー(カワサキ)、ライアン・ダンジー(KTM)、マイク・アレッシ(スズキ)が上位につける展開となった。前戦シアトルで転倒した際にヒザを負傷したライアン・ビロポート(カワサキ)は、今回から長期欠場を強いられている。勢いチームメイトであり、ユタ州に隣接するアイダホ出身のワイマーに優勝の期待がかけられるレースとなった。
 レース序盤はミルサップスをリーダーとする上位3台が等間隔だったが、徐々にワイマーとダンジーが接近し、2位争いが激しくなる。9周目にはダンジーが前に出たが、ワイマーの逆襲にあってダンジーが転倒。ポジションは元に戻ったが、やや間隔の開いたトップ3となった。そして迎えた終盤17周目には、着々と挽回してきたダンジーがワイマーを攻略して2位に浮上。ラスト2周となる19周目には、周遅れの処理でミスしたミルサップスを抜き去り、ダンジーが逆転優勝。前戦シアトルで負傷欠場からカムバックしたばかりのダンジーが、劇的に今季3勝目を飾ったレースだった。


ウエストチャンピオンはトマックに決定!ダンロップ3クラス完全制覇!



 SXライツ(250)のメインレースでは、ジェイソン・アンダーソン(スズキ)がホールショットを取り、マービン・ムスキャン(KTM)、ディーン・ウィルソン(カワサキ)、マーティン・ダバロス(スズキ)、マット・モス(KTM)、イーライ・トマック(ホンダ)の順で上位陣が形成された。今大会の見どころは、首位トマックvs2位ウィルソンのタイトル争いだったが、その差は4ポイント。レース序盤は、出遅れたトマックのポジションアップが注目された。
 2周目にはウィルソンが2位に。4周目にはトマックが3位まで浮上し、ここから直接対決が始まる。ウィルソンは前戦シアトルでトマックと接触転倒した際に肩を負傷しており、今大会のプラクティス中にもクラッシュしていた。両者のスピードには明らかな差があり、9周目にはトマックがウィルソンをかわして2位に。11周目にはアンダーソンをも捉えて、レースリーダーになった。
 ハプニングが起きたのは残り3周となった13周目のこと。3位走行中だったウィルソンが単独転倒を喫してリタイア。そしてチェッカーフラッグが振られた瞬間に、トマックとウィルソンが27ポイント差となり、最終戦を待たずにトマックのタイトルが確定した。今季はイーストとウエストをガイコ・ホンダが制覇。ダンロップにとっては、SXチャンピオンシップと合わせて3タイトルを独占するシーズンとなった。


順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 5 R・ダンジー Red Bull KTM "15.56.144 DUNLOP user
2 18 D・ミルサップス Toyota JGR Yamaha +1.494  
3 21 J・ワイマー Monster Energy Kawasaki +6.854 DUNLOP user
4 10 J・ブレイトン Honda Muscle Milk Honda +19.925 DUNLOP user
5 800 M・アレッシ Motoconcepts Suzuki +23.386 DUNLOP user
6 25 B・ティックル Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +26.892 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 17 E・トマック Geico Powersports Honda "12.08.611 DUNLOP user
2 44 J・アンダーソン Rockstar Suzuki +3.806 DUNLOP user
3 31 M・ダバロス Rockstar Suzuki +7.022 DUNLOP user
4 58 W・ハーン Geico Powersports Honda +8.540 DUNLOP user
5 38 M・ムスキャン Red Bull KTM +15.874 DUNLOP user
6 105 M・モス JDR J-Star KTM KTM +45.327 DUNLOP user

AMAスーパークロス第16戦/ライツ・ウエスト第8戦 終了時点

順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 1 R・ビロポート Monster Energy Kawasaki 323 DUNLOP user
2 18 D・ミルサップス Toyota JGR Yamaha 244  
3 10 J・ブレイトン Honda Muscle Milk Honda 237 DUNLOP user
4 5 R・ダンジー Red Bull KTM 232 DUNLOP user
5 21 J・ワイマー Monster Energy Kawasaki 211 DUNLOP user
6 800 M・アレッシ Motoconcepts Suzuki 192 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 17 E・トマック Geico Powersports Honda 159 DUNLOP user
2 15 D・ウィルソン Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 132 DUNLOP user
3 38 M・ムスキャン Red Bull KTM 127 DUNLOP user
4 34 C・シーリー Troy Lee Designs Lucas Oil Honda 119 DUNLOP user
5 44 J・アンダーソン Rockstar Suzuki 95 DUNLOP user
6 105 M・モス JDR J-Star KTM KTM 92 DUNLOP user