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CATEGORY
■ 2012/5/5 AMAスーパークロス第17戦/ライツ・イースト第9戦/ライツ・ウエスト第9戦/ライツ・シュートアウト
ネバダ州ラスベガス/サムボイド・スタジアム
天気 気温 観客
晴れ 日中28度〜深夜19度 39,509人

フィナーレのウィナーはダンジー!4勝目を挙げシーズンを締め括る




 毎年ラスベガスで開催される最終戦は、スーパークロスシリーズの中で最もユニークなラウンドの一つである。まずは昨年から採用されたレース形式。SX(450)は通常通りだが、SXライツ(250)はイースト最終戦、ウエスト最終戦の併催に加え、東西の上位ライダーによるオールスター戦のシュートアウトが行われるので、決勝が4レース組まれている。昨年は全クラスのタイトルが最終戦まで持ち越されたので、主催者の狙い通りにラスベガスで3人のチャンピオンが誕生するという劇的なフィナーレとなった。今年は対照的に全クラスのチャンピオンが最終戦を待たずに確定していたが、サムボイド・スタジアムは満員御礼の賑わいぶりだった。
 ラスベガスのもう一つの特徴は、コースレイアウトにある。フットボール専用設計スタジアムの狭さを補うため、インフィールドから外に出て戻って来るオーバルセクションが特設されているのだが、半径の大きい高速コーナーなのでアウトドア的なバトルの名所となっている。スタート地点もインフィールドではなく場外に設置されているが、このような工夫によって1周に1分強を要するコース長が確保されている。場外からインフィールドに戻った所には、平坦なストレートにスキージャンプが待ち構えているが、この地点での到達スピードは全スーパークロス会場の中でも最速。全開の飛び出しとフルブレーキングが見どころだ。
 ラスベガスの土質はスタート付近のみ芝生で、インフィールドとオーバルセクションはハードパック。日差しが強く湿度が低い土地柄なので、コースが未完成の木曜日の段階で早くも土が乾き始め、土曜日には超硬質路面となる。今年は例年よりも最高気温が低くて過ごしやすく、風で舞い上がる砂塵対策として行われる散水量も少なめだった。
 
 SX(450)のメインレースでは、マイク・アレッシ(スズキ)がホールショットを取ったが、1周目の途中からライアン・ダンジー(KTM)がリーダーに躍り出た。アレッシは後方からのチャージに耐えきれず、ブレット・メットカーフ(スズキ)、ジェイク・ワイマー(カワサキ)、デイビー・ミルサップス(ヤマハ)らの先行を許す。トップに立ったダンジーは早々と独走態勢を固め、前半10周を消化する頃には13秒のリードを蓄えた。
 レースが後半に差しかかると、2位はメットカーフからワイマー、そしてミルサップスと入れ替わる。終盤になると、スタート9位からポジションアップしてきたジャスティン・ブレイトン(ホンダ)が3位に浮上。ミルサップスに接近したが捉えるまでには至らず、ダンジー、ミルサップス、ブレイトンの順でチェッカー。波乱に満ちた今シーズンの最後のウィナーは、4勝目を得たダンジーだった。


東西のチャンピオンが対決!ショートアウトはバーシアとトマックが1-2フィニッシュ!



 SXライツ(250)イーストのメインレースでは、今季チャンピオンのジャスティン・バーシア(ホンダ)が好スタートを決めた。その後にはケン・ロクスン(KTM)、ブレイク・バゲット(カワサキ)、マルコム・スチュワート(KTM)、ブレイク・ウォートン(スズキ)らが続く。イースト第8戦ニューオーリンズの勝者、ダリン・デュラム(カワサキ)が負傷欠場した以外は、有力ライダーがほぼ揃った。
 序盤はバーシア、ロクスン、バゲットが、4位以下を引き離して等間隔を保っていたが、後半になるとバゲットが脱落。10周目にはバーシアのミスによって、ロクスンが1秒差まで接近したが、ラストスパートしたバーシアがロクスンの追撃を振り切ってフィニッシュ。バーシアがイースト最終戦を6勝目で飾った。
 
 SXライツ(250)ウエストのメインレースでは、やはり今季チャンピオンのイーライ・トマック(ホンダ)がスタートから飛び出し、マーティン・ダバロス(スズキ)、ジェイソン・アンダーソン(スズキ)、ディーン・ウィルソン(カワサキ)らが上位グループを形成。この中からウィルソンが進出し、6周目には2位にアップした。
 トマックvsウィルソンの構図に、ウエストチャンピオン争いの再燃が期待された。だが、すでに5秒以上のリードを築いていたトマックと、肩の負傷が完全に癒えていないウィルソンの間隔は縮まらず、中盤以降はトマックの独走状態が続く。15周のレースが終盤を迎えると、スタート6位から追い上げてきたウィル・ハーン(ホンダ)がウィルソンに接近したが、進撃もここまで。今季5勝目を挙げたトマックにチェッカーが振られ、ウィルソン、ハーンが続いてフィニッシュした。ハーンは今シーズン初登壇である。
 
 SXライツ(250)イーストとウエストのメインレースは、その後に控えるシュートアウトの予選になっており、各々の上位9台とラストチャンスからの2台を加えた20台によって、シュートアウトが10周で行われた。場外から真っ先にスタジアム内に駆け込んできたのは、シュートアウト用のゼッケン1Eに付け替えたバーシア。2位ダバロスを挟んで、3位にはゼッケン1Wのトマック。ガイコ・ホンダに所属する2人のチャンピオンは、識別しやすいようにバーシアが黒ジャージ、トマックが白ジャージに着替えての出走だ。
 東西のチャンピオン同士の一騎打ちかと思われたが、4周目にはダバロスがトップに浮上し、4万弱の観衆が総立ちとなった。しかしダバロスの優位は2ラップしか持たず、6周目にはバーシアとトマックが先行。終盤は果たして1Eと1Wがデッドヒートを繰り広げたが、バーシアがトマックの追撃から逃げ切って優勝。3位にはダバロス、僅差の4位にはスタート7位から追い上げたロクスンが入った。シュートアウトにはチャンピオンが勝てないジンクスがあるが、今季はチームメイトでもある東西の覇者が1-2フィニッシュを達成。ガイコ・ホンダの強さを改めてアピールしたシュートアウトとなった。


順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 5 R・ダンジー Red Bull KTM "21.15.548 DUNLOP user
2 18 D・ミルサップス Toyota JGR Yamaha +8.538  
3 10 J・ブレイトン Honda Muscle Milk Honda +11.257 DUNLOP user
4 21 J・ワイマー Monster Energy Kawasaki +13.220 DUNLOP user
5 33 J・グラント Jeff Ward Racing Kawasaki +21.711 DUNLOP user
6 50 N・イズィ Star Valli Yamaha +29.395 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 1 J・バーシア Geico Powersports Honda Honda "15.40.400 DUNLOP user
2 70 K・ロクスン Red Bull KTM +4.532 DUNLOP user
3 12 B・バゲット Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +16.934 DUNLOP user
4 37 M・スチュワート JDR J-Star KTM KTM +34.368 DUNLOP user
5 956 B・ウォートン Rockstar Suzuki +38.927 DUNLOP user
6 19 K・カニンハム Star Valli Yamaha +42.230 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 17 E・トマック Geico Powersports Honda "15.52.996 DUNLOP user
2 15 D・ウィルソン Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +9.758 DUNLOP user
3 58 W・ハーン Geico Powersports Honda +13.011 DUNLOP user
4 31 M・ダバロス Rockstar Suzuki +17.329 DUNLOP user
5 44 J・アンダーソン Rockstar Suzuki +22.160 DUNLOP user
6 38 M・ムスキャン Red Bull KTM +25.577 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 1E J・バーシア Geico Powersports Honda Honda "10.26.745 DUNLOP user
2 1W E・トマック Geico Powersports Honda +1.949 DUNLOP user
3 31 M・ダバロス Rockstar Suzuki +4.754 DUNLOP user
4 70 K・ロクスン Red Bull KTM +5.214 DUNLOP user
5 38 M・ムスキャン Red Bull KTM +6.029 DUNLOP user
6 58 W・ハーン Geico Powersports Honda +7.307 DUNLOP user

AMAスーパークロス第17戦/ライツ・イースト第9戦/ライツ・ウエスト第9戦 終了時点

順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 1 R・ビロポート Monster Energy Kawasaki 323 DUNLOP user
2 18 D・ミルサップス Toyota JGR Yamaha 266  
3 5 R・ダンジー Red Bull KTM 257 DUNLOP user
4 10 J・ブレイトン Honda Muscle Milk Honda 257 DUNLOP user
5 21 J・ワイマー Monster Energy Kawasaki 229 DUNLOP user
6 800 M・アレッシ Motoconcepts Suzuki 206 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 1 J・バーシア Geico Powersports Honda Honda 210 DUNLOP user
2 70 K・ロクスン Red Bull KTM 165 DUNLOP user
3 956 B・ウォートン Rockstar Suzuki 158 DUNLOP user
4 12 B・バゲット Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 148 DUNLOP user
5 35 D・デュラム Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 143 DUNLOP user
6 57 J・カナダ Motoconcepts Honda 131 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 17 E・トマック Geico Powersports Honda 184 DUNLOP user
2 15 D・ウィルソン Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 154 DUNLOP user
3 38 M・ムスキャン Red Bull KTM 142 DUNLOP user
4 34 C・シーリー Troy Lee Designs Lucas Oil Honda 119 DUNLOP user
5 44 J・アンダーソン Rockstar Suzuki 111 DUNLOP user
6 105 M・モス JDR J-Star KTM KTM 106 DUNLOP user