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■ 2012/7/29 FIM世界耐久選手権シリーズ第3戦 “コカ・コーラ・ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第35回大会
天気 気温 観客
薄曇り 32.4度 57,000人











公式予選 トップ10トライアル
No.1 SUZUKI ENDURANCE RACING TEAMが8番グリッドを獲得

 
今年で35回目を迎える“コカコーラ・ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレースが、今年も猛暑の鈴鹿にやってきた。
2〜3人のライダーがチームを組み、8時間を走り続けるレースで、もっとも多くの周回数を走ったチームがウィナーとなる。真夏の猛暑の中で走るだけに、世界でもっとも過酷なレースとして知られている。
暑さの中での走行ということで、タイヤへの負担も大きく、タイヤメーカーにとってもチャレンジングなレースだ。
今年のダンロップサポートチームのエースは、目下、世界耐久選手権のランキングトップに立つNo.1 SUZUKI ENDURANCE RACING TEAM(SUZUKI GSX-R)。
同チームに全日本JSB1000に参戦中のベテラン、加賀山就臣選手が加わり、V・フィリップ選手、A・デルホール選手と共に臨む。加賀山選手は今年第2戦カタール8時間にも参戦し4位に入っている。耐久スペシャリストチームと、8耐優勝経験を持つファイター、加賀山選手とのコラボレーションとなった。
また、No.32 MotoMap SUPPLY(SUZUKI GSX-R)からは、今野由寛選手、津田拓也選手、民辻啓選手が参戦。海外チームとしては、イギリスの耐久チーム、HONDA TT LEGENDSはG・ドナルド選手、J・マクギネス選手、J・M・オハルロラン選手がエントリーしている。
 
木曜日から猛暑の中、走行が始まった。翌金曜日は、33.5度という暑さの中で公式予選が行われた。
No.1 SUZUKI ENDURANCE RACING TEAMは、加賀山選手が2分08秒429をマークして4番手。翌日、上位10位のスターティンググリッドを決めるトップ10トライアル(1周のタイムアタック)に駒を進めた。
No.32 MotoMap SUPPLYは津田選手2分09秒535、今野選手2分09秒706で12位、惜しくもトップ10トライアルを逃した。
とはいえ、今野選手、津田選手とも好調走りを披露。決勝へ向けて、セッティングなどの準備を順調に進めた。
今野選手は「去年より3秒近くタイムが上がって、タイヤもすごくよくなっています。トップ10に残れなかったのは残念だけど、決勝はトップ6を目指して頑張ります。決勝は僕と津田選手とふたりで走ります」とコメントした。
また、HONDA TT LEGENDSは、17位につけた。
 
土曜日も33.8度という猛暑の中、トップ10トライアルが行われた。しかし、加賀山選手は思ったようにアタックできず2分09秒708に留まる。決勝へは8番グリッドからスタートすることになった。
「今日はやわらかいタイヤで走ったが、思ったようには走れなかった。でも、決勝へ向けては感触は悪くない。これまでタイヤ開発を進めてきたことが成果がでてきたと思う。今まで8耐にでたときはいつもトップ争いしているので、明日も表彰台を狙ってがんばります」と加賀山選手は語った。
 
決勝レース
SUZUKI ENDURANCE RACING TEAMは2位を走行中に転倒
MotoMap SUPPLYがチーム最高位の4位を獲得

 
薄曇りの中、午前11時半スタートを迎えた。気温は33度、路面は50度と厳しい暑さの中で始まった。No.1 SUZUKI ENDURANCE RACING TEAMのスタートライダー、加賀山選手は順当なスタートを切り、序盤は7位つける。すぐに加賀山選手は追い上げを開始、BMW MOTORRAD FRANCE 99、TOHO Racing with MORIWAKIなどを抜き去り、4位に順位を上げる。一方、No.32 MotoMap SUPPLYの今野選手は序盤8位と好位置につける。
 
その後、No.1 SUZUKI ENDURANCE RACING TEAMはフィリップ選手に交代してもハイペースで追い上げていく。3位のNo.12 ヨシムラスズキレーシングチームとの差を15秒近くにまで詰める。
そして、2時間を経過した後、No.12 ヨシムラスズキレーシングチームが黄旗無視のペナルティを取られて後退し、No.1 SUZUKI ENDURANCE RACING TEAMは3位に浮上する。
No.32 MotoMap SUPPLYは、津田選手に交代。8位につけて、安定した走行を続ける。路面温度57度という過酷な状況の中で、転倒車が続出。波乱の展開となるが、No.1 SUZUKI ENDURANCE RACING TEAM、No.32 MotoMap SUPPLYとも好調な走りを見せていく。
 
レース中盤、No.1 SUZUKI ENDURANCE RACING TEAMはV・フィリップ選手と加賀山選手の2人がハイペースをキープ。3位を守っていく。一方、No.32 MotoMap SUPPLYは、今野選手と津田選手の粘り強い走りで6位へ順位を上げる。優勝候補のチームが転倒やトラブルで脱落する中、2チームはノーミスでレースを続けていく。
 
そして午後4時31分、2位のNo.634 MuSASHi RT HARC PROの清成選手がデグナーカーブで転倒してマシンが炎上。セーフティカーが入る。16分間レースが中断され、4時47分に再スタート。このアクシデントで、No.1 SUZUKI ENDURANCE RACING TEAMは2位、No.32 MotoMap SUPPLYは5位にそれぞれ順位を上げる。
 
レース終盤に入っても、No.1 SUZUKI ENDURANCE RACING TEAMは2位をキープ。加賀山選手、フィリップ選手は安定しながらも速いペースを守っていく。
ところが、午後6時2分、175周目にNo.1 SUZUKI ENDURANCE RACING TEAMのフィリップ選手が、ライダー交代した後の1周目に転倒してしまう。
ピットでマシンを修復して、午後6時20分にA・デルホール選手がコースへと戻ったが大きく順位を下げてしまう。
 
一方、No.32 MotoMap SUPPLYは一旦8位にまで順位を下げたが、終盤に向けて挽回。上位陣に波乱が続くと、5位に順位を上げる。 そして、アンカーを務めた津田選手は、最後まで順位アップを狙って攻めの走りを続け、上位陣のアクシデントもあり4位でチェッカー。今野選手、津田選手とも自己最高位を獲得した。
 
「スタートがうまく決まって、それからはあせらずに走りました。8耐10年目で自己最高位の4位で本当にうれしいです。津田君と一緒にスタッフもノーミスで走り切れました。最後は4位にまで上がるとは思わなかったけど、ラッキーな面もありました。今年はタイヤもすごくよかったです。途中、しんどいときもあったけど、津田君と励ましあいながらがんばりました」と今野選手。
津田選手は「セーフティカーが入った時はびっくりしたけど、あわてないで走りました。ただ、それまで作った差がなくなってしまったのがつらかったですね。4位になると、さらに上を狙いたくなりますね。最後はやわらかいタイヤを履いて、順位を上げるべくがんばったんですが、ちょっと難しかったです。自分の足りないところも分かったので、今後はさらに実力を上げたいです」と津田選手は語った。
 
No.1 SUZUKI ENDURANCE RACING TEAMは、アンカーのデルホール選手が諦めずに走り続けて15位で完走を果たした。
No.1 SUZUKI ENDURANCE RACING TEAMは不運にも表彰台を逃したが、加賀山選手、フィリップ選手とも実力をアピールした。また、同チームは世界耐久選手権の首位を守っている。
「結果は残念だったけど、チームのポテンシャルが高いことを見せられたと思う。パフォーマンスは見せたと思う。タイヤも少しずつよくなっている。この経験をいかして、今後のレースもがんばります」と加賀山選手は語った。
一方、HONDA TT LEGENDSは耐久チームらしい走りで、10位に入っている。


順位 選手名 チーム メーカー 周回数 タイム  
1位 秋吉 耕佑 / J・レイ / 岡田 忠之 F.C.C.TSR Honda Honda 215 8:01'35.450  
2位 山口 辰也 / 高橋 裕紀 / 手島 雄介 TOHO Racing with MORIWAKI Honda 211 8:01'40.277  
3位 D.Checa / K.Foray YAMAHA FRANCE GMT94
MICHELIN YAMALUBE
Yamaha 211 8:03'13.469  
4位 今野 由寛 / 津田 拓也 / 民辻 啓 Moto Map SUPPLY Suzuki 210 8:02'12.088 DUNLOP user
10位 C.Donald / J.McGuinness / J.Mark Ohalloran HONDA TT LEGENDS Honda 207 8:01'54.712 DUNLOP user
15位 V・フィリップ / A・デルホール / 加賀山 就臣 SUZUKI ENDURANCE
RACING TEAM
Suzuki 204 8:02'35.235 DUNLOP user