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■ 2012/5/6 第3戦 ポルトガル エストリル
天気 気温 観客
晴れ 17度 48,951人

マルケス選手がエスパルガロ選手に競り勝ち、今季2勝目






スペインGPの翌週、第3戦ポルトガルが開催された。会場となったエストリルサーキットは、新旧3種類の路面がある上、海沿いにあるためにいつも天候変化に悩まされるコースだ。
ダンロップはヘレスで初投入し、ライダーからグッドインプレッションを得ている小さめのフロントタイヤを準備。リアタイヤには高い気温の時に使用するソフト・コンパウンドのタイヤ、低い気温用のミディアム・コンパウンドのタイヤを用意した。
そして、今回も初日から悪天候に見舞われる。午前中のウェットコンディションから徐々に回復したものの、完全なドライコンディションにはならなかった。
2日目は天気は曇りとなり、Moto2クラスの予選はドライコンディションで行われた。
目下、ランキングトップのM・マルケス選手(SUTER)は、今回も好調な走りを披露し、2戦連続のポールポジションを獲得した。
「このコースはいつも厳しいんだ。昨日は天気も大変だったけど、いいペースで走れているし、セッティングもできている。あと少し調整してレースに臨むよ。レースでは冷静に戦っていくよ」とマルケス選手。
続いて、T・ルティ選手(SUTER)が2位。
「セッティングに集中した。レースはまた混戦になると思う。いい準備はできているよ」とルティ選手。
S・レディング選手(KALEX)が、今季初のフロントロー3位をゲットした。「いつもレースは混戦で、スタート後の1コーナーは難しい。明日はチャレンジングなレースになると思うよ」とレディング選手は語った。
また、中上貴晶選手(KALEX)は、予選終盤に転倒。ケガはなかったものの最後のタイムアタックができず11位4列目。「予選の最後でフロントが切れ込んで転んでしまった。ケガはないです。セッティングはよくなってきているので、スタートを決めて前の集団に加わりたい」と中上選手。
高橋裕紀選手(SUTER)は、20位となった。「今回セッティングを変更して、やっと感じはよくなってきた。順位は厳しいが、レース中もマシンをうまく走らせる方法をみつけていきたい」と高橋選手は語った。
 
決勝当日、朝方雨が降ったものの、その後天気は回復しドライコンディションで決勝を迎えた。
スタート良く飛び出したのはマルケス選手。後ろからルティ選手、P・エスパルガロ選手(KALEX)、D・アーゲター選手(SUTER)、J・ザルコ選手(MOTOBI)などが続く。
1周目にルティ選手が先頭に立つが、マルケス選手などの後続も僅差で続き混戦が続いていく。
中盤に向けてルティ選手がトップをキープ。マルケス選手、ザルコ選手、A・イアンノネ選手(SPEED UP)、エスパルガロ選手が続き、この5台が先頭集団を形成する。
11周目にイアンノネ選手がコースアウトして後退し、先頭集団はルティ選手、エスパルガロ選手、マルケス選手、ザルコ選手の4台となる。
後半に入ると、ザルコ選手が徐々に後退。ルティ選手が引き離しにかかり、マルケス選手とエスパルガロ選手が猛追していく。3台の戦いは終盤へ向けて激化していく。
20周目のメインストレートで3台が横に並び、1コーナーへマルケス選手、エスパルガロ選手、ルティ選手の順で突入。マルケス選手がレースをリードし、他の2台が追いかける展開へかわる。
 
終盤に入るとルティ選手が遅れ始め、マルケス選手とエスパルガロ選手の一騎打ち。
ラストラップに入ると2台が何度も順位を入れ替えるドッグファイトを展開。エスパルガロ選手がアタックしたときにマシンが振られてラインを大きく外してしまう。これでマルケス選手の単独トップとなり、今季2勝目を決めた。
「125クラスみたいなバトルだった。中盤までルティ選手に離されないよう冷静に走っていった。最後の5周で追い上げていったら、エスパルガロ選手がすごく速かった。最後は、インを閉めて彼に抜かれないように必死だったよ。すごく楽しいレースだったよ」とマルケス選手。
エスパルガロ選手は2位でゴール。
「マルケス選手をパスしようとしたけど、彼の方がいいラインを走っていたね。でも2位でもうれしいよ」とエスパルガロ選手。
ルティ選手は3位でチェッカーを受けた。
「トップを走っていて、ずっとトップを守るのは難しいだろうと思っていた。なんとかしたかったけど、無理だったよ。でも表彰台だからよかった」とルティ選手。
また、中上選手はペースが上がらず18位。「序盤からギアのトラブルがでてしまって、2速に入らなくて大変だった。なんとかゴールを目指してがんばりました。気持ちを切り替えて次戦に向かいます」と中上選手。
高橋選手は6周目に転倒リタイアしてしまった。
「転倒してしまって、うまくいかなかったが、手ごたえはあった。次に向けてマシンをよくしていきたい」と高橋選手は語った。


コルテス選手が今季初優勝を決める






Moto3クラスに、ダンロップはヘレスと同じミディアム&ハードのフロントタイヤ、ミディアム&ソフトのリアタイヤを準備した。
初日は悪天候に苦しめられたが、Moto3クラスの予選もドライコンディションで行われた。
2戦連続3位に入っているS・コルテス選手(KTM)が、開幕以来2度目のポールポジションを獲得した。
「セッティングがよくて、いい感じで走れている。今日は午前中にトラブルがちょっとあったけど、予選では大丈夫だった。安定して走れているよ。路面がバンピーなところがあったりして大変なんだ。冷静に走って行きたい」とコルテス選手。
続いて、M・ヴィニャーレス選手(FTR HONDA)が2位、地元ポルトガルのM・オリヴィエーラ選手(SUTER HONDA)が初の3位フロントローをつかんだ。
また、藤井謙汰選手(TSR HONDA)は33位となった。「エンジンにトラブルが出ていてまだ直っていない。コースの後半が難しくて、他のライダーについて走ったりしている。明日はレースで少しでも挽回したいです」と藤井選手は語った。

決勝レースがスタートすると、コルテス選手がホールショット。ヴィニャーレス選手、オリヴィエーラ選手、E・バスケス選手(FTR HONDA)、L・サロム選手(KALEX HONDA)、Z・カエルディン選手(KTM)などが続く。
コルテス選手、ヴィニャーレス選手がトップを入れ替えていくが、後ろからサロム選手、バスケス選手、カエルディン選手など10台以上のマシンが僅差で続く大混戦となっていく。
中盤に入るとようやく上位陣がばらけ始め、ヴィニャーレス選手、コルテス選手の2台がトップ争い。サロム選手、カエルディン選手が3位争いとなった。
一方、前回のウィナー、フェナーティ選手は5位争いをしていたが、14周目に他車に追突されて転倒してしまった。
終盤に入ってもヴィニャーレス選手とコルテス選手がトップ争いを展開。3位争いは、サロム選手とマレーシア人ライダー、カエルディン選手が競り合っていく。
ラストラップに入ると、ヴィニャーレス選手とコルテス選手は激しいバトルを演じ、何度も順位を入れ替えながら最終コーナーへ。
コルテス選手、ヴィニャーレス選手の順で最終コーナーを立ち上がり、2台が横に並ぶが、コルテス選手が僅差で優勝をつかんだ。
「今回はすごくうまくいったよ。中盤は後ろについて慌てずに付いていった。ラストラップは100%がんばった。マシンも調子よかったよ。勝てて本当にうれしい」とコルテス選手。この優勝でランキングトップに浮上した。
僅かの差でヴィニャーレス選手が2位。「前回はひどかったから、この結果はうれしい。いいペースで走れていた。ストレートでスピードがいまいちできつかった。次はやり返したいです」とヴィニャーレス選手。
また、3位争いも最後まで接戦となり、サロム選手がカエルディン選手に競り勝って表彰台に上がった。「タフな戦いだった。マシンに少し問題があって厳しかった。3位になれてよかったよ」とサロム選手。
マレーシア人のカエルディン選手は惜しくも表彰台を逃したが、自己最高の4位を獲得した。
一方、期待された地元のオリヴィエーラ選手は、序盤にマシントラブルのためにリタイアした。
また、藤井選手は23位でゴールしている。「スタートしてから、ペースをつかんで自己ベストを更新していったけど、前の集団にはついていけなかった。次はチームの地元フランスなので、がんばります」と藤井選手は語った。


順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 M.Marquez Team Catalunya Caixa Repsol Suter '44.04.086 DUNLOP user
2位 P.Espargaro Pons 40 HP Tuenti Kalex '44.06.073 DUNLOP user
3位 T.Luthi Interwetten-Paddock Suter '44.06.157 DUNLOP user
18位 中上 貴晶 Italtrans Racing Team Kalex '44.51.368 DUNLOP user
リタイヤ 高橋 裕紀 NGM Moble Forward Racing Suter '8.43.329 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 S.Cortese Red Bull KTM Ajo KTM '41.34.536 DUNLOP user
2位 M.Vinales FTR Honda Blusens Avintia FTR Honda '41.34.591 DUNLOP user
3位 L.Salom RW Racing GP Kalex KTM '41.45.574 DUNLOP user
23位 藤井 謙汰 Technomag-CIP-TSR TSR Honda '43.05.436 DUNLOP user

第3戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 M.Marquez Team Catalunya Caixa Repsol Suter 70 DUNLOP user
2位 P.Espargaro Pons 40HP Tuenti Kalex 61 DUNLOP user
3位 T.Luthi Interwetten-Paddock Suter 43 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 S.Cortese Red Bull KTM Ajo KTM 57 DUNLOP user
2位 M.Vinales Blusens Avintlia FTR Honda 55 DUNLOP user
3位 L.Salom RW Racing GP Kalex KTM 49 DUNLOP user