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■ 2012/6/17 第6戦 イギリス シルバーストーン
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エスパルガロ選手が混戦を制して今季2勝目






オリンピック開催で盛り上がっているロンドンから北西約130キロにあるシルバーストーンで第6戦が開催された。
コースは約6キロと距離が長く、約800mのストレートを含む高速コース。今回は、耐久性の高いハードコンパウンドと、今季新たに開発されカタールGPで好結果を得たミディアムコンパウンドのリアタイヤを持ち込んだ。
 
イギリスらしく初日から天候の変化に悩まされた。2日の予選も途中で雨がぱらつき強風が吹く難しいコンディションだった。
この中で、スペイン人ライダー、P・エスパルガロ選手(KALEX)が、Moto2クラス初のポールポジションを獲得した。
「初めてのポールですごくうれしいよ。だいぶ自信がついてきた。風が強くて危険な感じがしたときもあったくらいだったよ。明日はいいレースができると思う」とエスパルガロ選手。
続いて、前回のウィナー、A・イアンノネ選手(SPEED UP)、3位に地元イギリスのS・レディング選手(KALEX)が入る。
一方、首位のT・ルティ選手(SUTER)は7位、同2位のM・マルケス選手(SUTER)は5位につけた。
また、中上貴晶選手(KALEX)はセッティングに苦しみ、予選最終ラップで転倒して17位となる。「セッティングがうまくいかず、最後に転倒してしまった。明日に向けてセッティングを変えて追い上げたい」と中上選手。
高橋裕紀選手(SUTER)もセッティングがまとまらず、28位となっている。「マシンのいい方向性がみつからない。なんとかレースに向けてよくしたいです」と高橋選手。
 
決勝当日は朝から曇り空。ドライコンディションでレースは始まった。
決勝レースが始まると地元のB・スミス選手(Tech3)が2列目から好スタートを決めてホールショット。序盤はスミス選手、レディング選手のイギリス人2人が激しいバトルを展開。後ろから、エスパルガロ選手、イアンノネ選手、マルケス選手などが続く。
2周目にレディング選手がトップに立ちレースをリード。後ろからエスパルガロ選手、イアンノネ選手、マルケス選手、スミス選手、S・コルシ選手(FTR)など6台が付いていく。
中盤に向けてレディング選手、エスパルガロ選手、イアンノネ選手、マルケス選手、コルシ選手の5台が少しずつ他車を離していく。トップはエスパルガロ選手へと代わるが、混戦は続いてく。
後半に入るとトップのエスパルガロ選手が引き離し始める。イアンノネ選手、マルケス選手、レディング選手、コルシ選手の4台は2位争いを繰り広げる。
終盤に入ると、トップのエスパルガロ選手が後続に約1半秒の差をつけ、レディング選手とマルケス選手が2位争い、イアンノネ選手とコルシ選手が4位争いとなる。
 
そして、前回不運のリタイアを喫したエスパルガロ選手が、今季2勝目を達成。
「このコースは大好きで、マシンもすごく調子がよかった。中盤から、差を広げることができたのがよかった。後ろではレディング選手やマルケス選手が競り合っていたので、うまいこと差がついたんだ」とエスパルガロ選手。
2位争いは最後まで激戦が続いた。ラストラップでレディング選手とマルケス選手が何度も順位を入れ替えるドッグファイトを展開。最終セクションでマルケス選手はマシンが振られてしまい、この隙にレディング選手が前に出てチェッカーを受けた。
「100%出し切ったよ。最終ラップでいいバトルができたね。地元で2位に入れてうれしい」と2位のレディング選手。
3位のマルケス選手は「今週はセッティングが決まらず厳しかったが、精一杯がんばった。だから3位でもうれしいよ。次はもっといい走りがしたいね」とコメントした。
続いて、イアンノネ選手が4位でゴールした。
一方、ルティ選手は8位に終わり、首位にマルケス選手が上がり、エスパルガロ選手とルティ選手が6点差の2位となっている。
また、中上選手は19位でゴール。「今朝もセッティングを変えたがあまりよくならなかった。今回は厳しかった。この経験を次に生かしたいです」と中上選手。
高橋選手は25位となっている。
「毎日ラップタイムは上がったが、順位はあまりよくなかったので悔しいです。アッセンではもっとよくしたいです」と高橋選手。


ヴィニャーレス選手が激戦を制して今季3勝目を達成






シルバーストーンは、長いストレート、高速コーナー、低速コーナーとさまざまなセクションを持つテクニカルコース。この特性を考慮して、ダンロップは、ミディアム、ハードのフロントタイヤ、ミディアム、ソフトのリアタイヤを持ち込んだ。
 
Moto3クラスの予選はドライコンディションで行われた。
初日から好調なM・ヴィニャーレス選手(FTR HONDA)が3戦連続のポールポジションを獲得した。
「難しいコンディションでいい走りができた。明日は混戦になると思うけど、集中してがんばります」とヴィニャーレス選手。
続いて、2位はE・バスケス選手(FTR HONDA)、3位はA・マスボー選手(HONDA)が付ける。
首位のS・コルテス選手(KTM)は4位に続く。
また、藤井謙汰選手(TSR HONDA)は30位となる。
「少しずつタイムを上げているが、周りも上げたので順位はあまり変わらなかった。明日の朝のウォームアップでもタイムを上げていきたいです」と藤井選手は語った。
 
決勝レースが始まると、マスボー選手がホールショット。バスケス選手、ヴィニャーレス選手、L・ロッシ選手(FTR HONDA)、L・サロム選手(KALEX KTM)などが続く。
序盤から激しい先頭争いが展開され、ヴィニャーレス選手、サロム選手、バスケス選手を中心に上位7台が目まぐるしく順位を入れ替えていく。
コース幅が広いだけに、ストレートでは何台も横に並び順位を入れ替えていく。中盤になると、後方から2台も追いついて9台の先頭集団となる。
サロム選手、ヴィニャーレス選手がトップを入れ替えていくが、後続を離すことはできない。レース後半を迎えると、さらに後方から2台が追い付き先頭集団は11台に膨れ上がる。
そして11周目に入ると、トップのヴィニャーレス選手がペースアップ。サロム選手、コルテス選手はついていくが、他のライダーは離れていく。
終盤になると先頭争いは、ヴィニャーレス選手、サロム選手、コルテス選手の3台となる。この3台は何度も順位を入れ替えながらドッグファイトを続けていく。
残り2周で前にでたのはサロム選手だったが、ラストラップでヴィニャーレス選手がトップを奪回。そのまま後続を抑えてチェッカー。今季3勝目を決めた。
「レース中はずっと後続から逃げることができなかった。残り3周で必死でプッシュして差をつけることができたんだ。サロム選手、コルテス選手のマシンはストレートで速かったから厳しかったよ」とヴィニャーレス選手。
サロム選手はコルテス選手の猛アタックを退けると2位を死守。
「僕のマシンは速くていい走りができた。ヴィニャーレス選手が速くて勝てなかったけど2位になれてよかった」とサロム選手。
コルテス選手は3位でチェッカーをうけた。
「今回はいろいろ問題があって厳しかった。だから3位でもOKだよ。次はもっと前を狙いたい」とコルテス選手。
この結果、ヴィニャーレス選手が首位に上がり、2位コルテス選手と2点差となった。
また、藤井選手は24位でゴールしている。
「スタートはすごくよかったけど、1コーナーでミスしてしまって遅れてしまった。とても悔しいです。次はもっと前でゴールしたいです」と藤井選手は語った。


順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 P.Espargaro Pons 40HP Tuenti Kalex '38.29.792 DUNLOP user
2位 S.Redding Marc VDC Racing Team Kalex '38.31.254 DUNLOP user
3位 M.Marquez Team Catalunya Caixa Repsol Suter '38.31.313 DUNLOP user
19位 中上貴晶 Italtrans Racing Team Kalex '38.58.369 DUNLOP user
25位 高橋裕紀 NGM Moble Forward Racing Suter '39.11.262 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 M.Vinales Blusens Avintia FTR Honda '38.55.210 DUNLOP user
2位 L.Salom RW Racing GP Kalex KTM '38.56.143 DUNLOP user
3位 S.Cortese RedBull KTM Ajo KTM '38.56.233 DUNLOP user
24位 藤井謙汰 Technomag-CIP-TSR TSR Honda '40.06.493 DUNLOP user

第6戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 M.Marquez Team Catalunya Caixa Repsol Suter 102 DUNLOP user
2位 P.Espargaro Pons 40HP Tuenti Kalex 96 DUNLOP user
3位 T.Luthi Interwetten-Paddock Suter 96 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 M.Vinales Blusens Avintlia FTR Honda 105 DUNLOP user
2位 S.Cortese Red Bull KTM Ajo KTM 103 DUNLOP user
3位 L.Salom RW Racing GP Kalex KTM 75 DUNLOP user