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■ 2012/6/30 第7戦 オランダ アッセン
天気 気温 観客
晴れ 22度 90,248人

マルケス選手がラストラップに逆転して今季3勝目






1949年の世界グランプリ第1回大会から開催地となっている歴史的サーキット、アッセンで第7戦を迎えた。
フラットな地形が特徴的で、海から約60キロにあるため雨や低い気温に悩まされることが多い。天候の変化がめまぐるしいことでも知られているサーキットだ。
ダンロップは、厳しい路面状況でも安定した性能を出すソフトコンパウンドのリアタイヤと、今年新たに開発され高いパフォーマンスを発揮しているミディアムコンパウンドのリアタイヤをもちこんだ。毎戦使用している2種類のフロントタイヤとともに、難所のアッセンに臨んだ。
初日、2日目の予選と曇りながら、ドライコンディションで走行は行われた。
首位のM・マルケス選手(SUTER)は予選終盤に転倒したが、最速タイムを守りきり、今季5回目のポールポジションを獲得した。
「最後転倒したけど、体は全然問題ないし、なぜ転倒したか分かっているから平気だよ。スローコーナーで攻めすぎた。いいセッティングができているし、前回に比べると状態はいい。優勝を狙えると思う」とマルケス選手。
続いて、ランキング2位のP・エスパルガロ選手(KALEX)が2番手。「フィーリングはいい。混戦になると思うけど、いいレースができると思う」とエスパルガロ選手。
3位に入ったA・イアンノネ選手(SPEED UP)は、「セッティングに問題があって厳しい状況だ。明日までに解決したい」とコメントしていた。
 
一方、中上貴晶選手(KALEX)は14位。「セッティングは少しずつよくなっている。あきらめずに走ってポイントを稼ぎたい」と中上選手。
今回から車体をFTRに変更した高橋裕紀選手(FTR)は29位につけた。「FTRにかわったが、チャタリングがひどくてどうしようもなかった。直すためにいろいろ試していきたい」と高橋選手は語った。
 
決勝当日、朝から晴天に恵まれた。D・アーゲター選手(SUTER)が2列目から好スタートを決め、イアンノネ選手、エスパルガロ選手、マルケス選手などが続く。1周目にエスパルガロ選手がトップに立つが、翌周転倒してしまう。また、スタート直後にT・ルティ選手(SUTER)が他車と接触して転倒リタイアとなってしまう。
レース序盤はアーゲター選手が先行していくが、4周目にイアンノネ選手がトップに浮上して、引き離しにかかる。2位以下にはアーゲター選手、レディング選手、マルケス選手、E・ラバット選手(KALEX)などが続く。
中盤に入るとトップのイアンノネ選手が2秒近いリードを奪う。2位争いはレディング選手、マルケス選手、アーゲター選手、ラバット選手など8台が接近戦を続けていく。
後半に入ると先頭のイアンノネ選手は3秒以上差をつける。2位争いの集団からS・コルシ選手(FTR)が転倒して脱落。2位集団は徐々にばらけはじめ、マルケス選手が単独2位、ラバット選手、レディング選手、A・デ・アンジェリス選手(FTR)が3位争いを始める。
そして、残り7周となった17周目にマルケス選手はファステストラップを更新する速さでトップのイアンノネ選手を猛追。残り3周でテールトゥノーズとなる。
ラストラップに入ると、マルケス選手がイアンノネ選手をパスしてトップに浮上。そのままイアンノネ選手を抑えていくと今季3勝目を達成した。
「大変なレースだったけど、うまくいったよ。スタートがあまりよくなくて、その後混戦になった。アーゲター選手やレディング選手を抜くのに時間がかかった。最後はイアンノネ選手といいバトルができたよ」とマルケス選手。
イアンノネ選手は2位でゴール。「今日はセッティングに少し問題があったけど、いいペースで走れた。最後はギアミスをしてしまってマルケス選手に抜かれてしまったよ」とイアンノネ選手。
3位争いは、レディング選手が、ラバット選手、デ・アンジェリス選手を抑えて先にゴールした。
「2戦連続の表彰台でうれしい。初日に転倒したりして、今回は大変だった。スタッフが励ましてくれて表彰台にあがれたよ」とレディング選手。
この結果、首位のマルケス選手は2位イアンノネ選手に23点と差をひろげた。
また、中上選手は12位でゴール。「スタートはよかったけど、序盤でミスがあって遅れてしまった。中盤でも少しコースアウトしてしまって、それでも12位だから悪くはないと思う。次はミスのないように走りたい」と中上選手。
高橋選手は20位となっている。
「フロントの問題にずっと悩んでいる。次は好きなコース、ザクセンなので、フロントの問題をつきとめてがんばりたいです」と高橋選手は語った。


ヴィニャーレス選手が激戦を制して今季4勝目






前回のイギリス戦と同じように、気温の低めな地域にあるコースということで、前戦同様フロントにはミディアム&ハード、リアにミディアム&ソフトコンパウンドのタイヤを用意した。
予選では、目下ランキング2位のS・コルテス選手(KTM)が今季3度目のポールポジションを獲得する。
「セッティングにいろいろと問題があったけど、よくなった。今回はスタートを決めて逃げたいね。ここ数戦苦しかったから、今回はいいレースがしたい」とコルテス選手。
続いて、D・ケント選手(KTM)が2位、N・アントネッリ選手(FTR HONDA)が3位。ふたりとも初のフロントローとなる。
また、首位のM・ヴィニャーレス選手(FTR HONDA)は、6番手2列目に並ぶ。
一方、藤井謙汰選手(TSR HONDA)は34位につけた。
「目標としていたタイムを出せず、厳しかった。レースでは前の集団についていきたいです」と藤井選手は語った。
 
決勝レースがスタートすると、ケント選手がホールショット。H・ファウベル選手(KALEX KTM)、N・アジョ選手(KTM)、コルテス選手、ヴィニャーレス選手などが続く。
2周目に入ると、コルテス選手がトップに浮上。中盤へ向けてコルテス選手がトップを守っていくが、L・サロム選手(KAKEX KTM)、L・ロッシ選手(FTR HONDA)、ケント選手、ヴィニャーレス選手など10台以上が僅差で続く。
そして、徐々にトップ争いは、コルテス選手、ヴィニャーレス選手、サロム選手、ケント選手、ロッシ選手、リンス選手の6台に絞られていく。
9周目にヴィニャーレス選手がトップに浮上してレースをリード。
12周目になるとリンス選手がコースアウトして後退し、トップ集団は5台に。
後半に入ると、ヴィニャーレス選手、サロム選手、コルテス選手、ケント選手、ロッシ選手が激しく順位を入れ替えながら終盤へと向かう。ヴィニャーレス選手がトップを守っていくが、引き離すことはできない。
残り5周になるとケント選手、ヴィニャーレス選手、コルテス選手がトップを入れ替える目まぐるしい展開になる。
ラストラップには、何度もマシンをぶつけあうほどのバトルを披露。ゴール直前のシケインまで激しい攻防が続けられ、ヴィニャーレス選手が競り勝ってチェッカー。3連勝で今季4勝目を決めた。
「序盤は混戦で大変だった。中盤から前にでて、逃げようとがんばった。最後はハードなバトルで、KTM(コルテス選手、ケント選手のマシン)はストレートで速いから大変だったけど、うまく勝つことができたよ」とヴィニャーレス選手。
2位にコルテス選手。
「転倒しそうになったりもしたから、2位でラッキーだと思う。」とコルテス選手。
3番手はサロム選手とケント選手が並んでゴール。ビデオ判定でケント選手が3位となった。「3位になれてラッキーだった。これからも何度も表彰台に上がりたいね」と初の表彰台に上がったケント選手は語った。
また、藤井選手は27位でゴールした。
「順位はともかく、自分の中では内容は悪くなかった。他の人たちとレースができたので。次は初日からこういう状態を作っていきたい」と藤井選手は話した。


順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 M.Marquez Team Catalunya Caixa Repsol Suter '39.43.170 DUNLOP user
2位 A.Iannone Speed Master Speed Up '39.43.575 DUNLOP user
3位 S.Redding Marc VDC Racing Team Kalex '39.50.501 DUNLOP user
12位 中上貴晶 Italtrans Racing Team Kalex '40.05.276 DUNLOP user
20位 高橋裕紀 NGM Moble Forward Racing FTR '40.27.227 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 M.Vinales Blusens Avintia FTR Honda '38.45.432 DUNLOP user
2位 S.Cortese RedBull KTM Ajo KTM '38.46.263 DUNLOP user
3位 D.Kent RedBull KTM Ajo KTM '38.46.274 DUNLOP user
27位 藤井謙汰 Technomag-CIP-TSR TSR Honda '39.24.965 DUNLOP user

第7戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 M.Marquez Team Catalunya Caixa Repsol Suter 127 DUNLOP user
2位 A.Iannone Speed Master Speed Up 104 DUNLOP user
3位 P.Espargaro Pons 40HP Tuenti Kalex 96 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 M.Vinales Blusens Avintlia FTR Honda 130 DUNLOP user
2位 S.Cortese Red Bull KTM Ajo KTM 123 DUNLOP user
3位 L.Salom RW Racing GP Kalex KTM 88 DUNLOP user