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■ 2012/7/8 第8戦 ドイツ ザクセン
天気 気温 観客
晴れ、曇り、雨 27度 81,360人

マルケス選手が2連勝で今季4勝目を決める






第7戦アッセンの翌週、旧東ドイツにあるザクセンで第8戦を迎えた。
全長約3.6キロとグランプリを行うコースの中では短いほうで、アップ&ダウンがあり、右コーナー3箇所に対して左コーナー10箇所ある。タイヤ左側への負担の大きいコースだ。
ダンロップはこの特性に合わせて、ザクセン用ともいえる右側はソフト、左側はハードのデュアルコンパウンドのリアタイヤを持ち込んだ。
走行初日から悪天候となり、予選はウェットコンディションで行われた。
首位のM・マルケス選手(SUTER)は初日に転倒したがケガはなく、予選で速さを披露。今季6度目のポールポジションを獲得した。
「雨の中で少しずつ感覚をつかんでいって、最後にアタックしたんだ。ドライでもウェットでもいいセッティングができているよ」とマルケス選手。
僅かに0.045秒差の2位にはJ・シモン選手(SUTER)。今季初のフロントローとなった。
「久々のフロントローでうれしい。このコースは好きなんだ。今年のベストリザルトがほしいね」とシモン選手。
3番手は、ポールと0.136秒差のM・カリオ選手(KALEX)。今季初のフロントローとなった。「1位とちょっとの差だったから残念だけど、フロントローならレースには関係ないから。ドライでもいいペースで走れているよ」とカリオ選手。
また、高橋裕紀選手(FTR)は、初日から好調な走りを見せて、今季最高の11番手となる。
「フリープラクティス3回目で転倒してしまってもったいなかった。午後はウェットだったけど、悪い感覚ではなかった。やっと自分の位置にもどってきた。明日は久々に上位で戦いたい」と高橋選手。
中上貴晶選手(KALEX)は、セッティングに苦しみ21番手となった。
「自分の走りができていないので、チームと相談してセッティングを改善していきたい」と中上選手。

決勝当日、お昼頃までは晴天となり、午前11時40分から行われたMoto2の決勝はドライコンディションとなった。
スタートが切られると、、マルケス選手が好ダッシュを決めて、カリオ選手、シモン選手、B・スミス選手(Tech3)、A・イアンノネ選手(SPEED UP)などが続く。
マルケス選手がレースをリード。イアンノネ選手が3周目に2位に上がり、マルケス選手を追従。カリオ選手、スミス選手なども僅差で続く。
8周目、イアンノネ選手がトップに浮上するが、マルケス選手はすぐトップを奪い返す。上位2台にカリオ選手も僅差で続く。少し離れてA・デ・アンジェリス選手(SUTER)、スミス選手が4位を争っていく。
11周目に入ると1コーナーでイアンノネ選手がクラッシュ。すぐ再スタートするが大きく遅れてしまう。
この後トップ争いは、マルケス選手、カリオ選手、後方から追い付いたデ・アンジェリス選手の3台となる。
後半に入ると、マルケス選手、デ・アンジェリス選手、カリオ選手のオーダーとなり、僅差のまま終盤へ突入。この3台の後ろでは、P・エスパルガロ選手(KALEX)が追い上げて4位に上がるが、上位とは約3秒あいている。
終盤に入るとマルケス選手がラストスパート。後続を離し始め、デ・アンジェリス選手とカリオ選手は2位争いとなる。
残り2周になるとマルケス選手は約2秒のリードを奪い、そのまま今季4勝目をマークした。
「最初からプッシュしていった。イアンノネ選手がきて、そして転倒した。その後、ペース配分を考えて、集中して走っていった。タイヤの使い方もうまくいったよ」とマルケス選手。
2位争いはゴールまで接戦となったが、カリオ選手が先にチェッカー。今季初の表彰台2位を獲得した。
「今回は自信があった。ずっといい調子で走れていたから。最後はマルケス選手についていけなかったが、2位でも満足だよ」とカリオ選手。
デ・アンジェリス選手も今季初の表彰台3位となった。
「FTRに変えて、自信を取り戻した。前のSUTERはいいマシンだけど、僕には合わなかった。最後はカリオ選手を抜けなかったけど表彰台に上がれてよかった」とデ・アンジェリス選手。
エスパルガロ選手は4位、再スタートしたイアンノネ選手は16位に終わった。この結果、ポイントテーブルでは、エスパルガロ選手が2位に上がり、トップのマルケス選手と43点差となっている。
また、中上選手は20位でゴール。「今週は難しいレースウィークでした。昨日からチャタリングがでてどうしようもなかった。はやく問題を解決したいです」と中上選手。
高橋選手は11位を走行していたが、マシントラブルでリタイアとなった。
「スタートが決まって、その後他車と接触があったけど大丈夫だった。少しずつ順位を上げていったが、いきなり電気系トラブルでエンジンが止まった。でも、マシンの状態がよければ速く走れると証明できたと思う」と高橋選手。


悪天候となったMoto3、地元のコルテス選手が今季2勝目を飾る






ザクセンはヨーロッパ北東部に位置するために、アッセン同様低い気温になることや、悪天候も珍しくない。
前回同様、Moto3クラスには、ミディアム&ハードのフロントタイヤ、ミディアム&ソフトのリアタイヤを用意した。
Moto3クラスの予選は、激しい雨の中で行われた。悪コンディションの中、ランキング2位につける地元ドイツのS・コルテス選手(KTM)が、前回に続いて今季4度目のポールポジションを獲得した。
「雨がひどくて大変だった。2列目までにはなりたいと思って走っていた。最後にいいタイムで走れてポールをとれてよかった。ホームグランプリでプレッシャーもあるけど、いいレースがしたいね」とコルテス選手。
続いて、コルテス選手のチームメイト、D・ケント選手(KTM)が2位、A・マルティン選手(FTR HONDA)が、初のフロントロー3位に並んだ。
一方、首位のM・ヴィニャーレス選手(FTR HONDA)は、ウェットコンディションでの走りに苦しみ24番手に沈んでしまう。
「ドライではいいんだが、雨の中でまったくうまく走れなかった。」とヴィニャーレス選手。
また、藤井謙汰選手(TSR)は、32位となった。
「雨なので、もう少しいい順位になれるかと思ったが、うまくいかなかった。明日に向けてドライでもウェットでもいいように準備したい」と藤井選手。

Moto3クラスの決勝は、午後2時30分から第3レースとして予定されていたが、お昼過ぎから天候が悪化。決勝直前に強い前が降り始めた。スタートが遅らされ、雨が少し弱まった2時55分から始められることとなった。
レースがスタートすると、マルティン選手が好ダッシュ。J・ミラー選手(HONDA)、L・ロッシ選手(FTR HONDA)などが続く。
1周目にミラー選手がトップに浮上。ロッシ選手、マルティン選手、L・サロム選手(KALEX KTM)、B・ビンダー選手(KALEX KTM)が続き、序盤から5台がトップ争いを展開していく。コルテス選手はスタートで出遅れたが、後方から追い上げていく。
中盤に向けて雨は止み、少しずつ路面が乾き始める。
5台の先頭集団にA・マスボー選手(HONDA)、コルテス選手が追い付き、トップグループは7台に。コルテス選手は見事な追い上げを見せていく。
そして、17周目にコルテス選手はトップに浮上。マスボー選手、サロム選手、マルティン選手は僅差で続き、他車はやや遅れ始める。
路面が少しずつ乾いていく難しいコンディションの中、激しいトップ争いは続き、21周目にマルティン選手が転倒リタイア。この後は、コルテス選手、マスボー選手、サロム選手が何度も順位を入れかえていく。
終盤になると、再びロッシ選手、ミラー選手も追い付き、トップ争いは5台に。そして、ロッシ選手が転倒し、最後はコルテス選手とマスボー選手の一騎打ち。
残り3周で前に出たコルテス選手はラストスパート。マスボー選手を抑えると、地元で今季2勝目を決めた。
「序盤はミスしないように冷静に走って行った。リズムをつかんで、追い上げていった。最後は慎重にプッシュしていったよ。地元で勝てて本当にうれしいよ」とコルテス選手。
僅差の2位はマスボー選手。
「信じられない気持ちだよ。前半はリスクを犯さずに走っていた。路面が乾き始めてからペースが上がって追い上げた。コルテス選手には及ばなかったけど表彰台でうれしい」とマスボー選手。
サロム選手が3位に入った。
「途中でエンジンが熱くなって、大変だった。それで他の2人についていけなかった。悔しいです」とサロム選手。
一方、ヴィニャーレス選手は17位ノーポイントに終わり、ポイントテーブルではコルテス選手がトップに上がり、ヴィニャーレス選手と18点差となった。「ラジエーターにちょっと問題があってエンジンがひどく熱くなってしまい、ペースを上げられなかった。追い上げたかったけど、本当に今回は不運だったよ。雨で苦戦したけど、次は雨を攻略できると思う」とヴィニャーレス選手。
また、藤井選手は23位でゴールした。
「ウェットからハーフウェットになる中で、ペースをあげるのが遅かった。それにコース攻略もうまくできなかったので、次はしっかりコースを攻略したい」と藤井選手は語った。


順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 M.Marquez Team Catalunya Caixa Repsol Suter '41.32.467 DUNLOP user
2位 M.Kallio Marc VDS Racing Team Kalex '41.34.560 DUNLOP user
3位 A.De.Angelis NGM Moble Forward Racing FTR '41.35.034 DUNLOP user
20位 中上貴晶 Italtrans Racing Team Kalex '42.19.903 DUNLOP user
リタイア 高橋裕紀 NGM Moble Forward Racing FTR '23.07.675 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 S.Cortese RedBull KTM Ajo KTM '45.36.868 DUNLOP user
2位 A.Masbou Caretta Technology Honda '45.37.503 DUNLOP user
3位 L.Salom RW Racing GP Kalex KTM '45.40.866 DUNLOP user
23位 藤井謙汰 Technomag-CIP-TSR TSR Honda '46.18.905 DUNLOP user

第8戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 M.Marquez Team Catalunya Caixa Repsol Suter 152 DUNLOP user
2位 P.Espargaro Pons 40HP Tuenti Kalex 109 DUNLOP user
3位 T.Luthi Interwetten-Paddock Suter 107 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 S.Cortese Red Bull KTM Ajo KTM 148 DUNLOP user
2位 M.Vinales Blusens Avintlia FTR Honda 130 DUNLOP user
3位 L.Salom RW Racing GP Kalex KTM 104 DUNLOP user