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■ 2012/8/19 第11戦 アメリカ インディアナポリス
天気 気温 観客
晴れ 26度 65,372人

マルケス選手が独走で今季5勝目を達成






約1ヶ月のサマーブレークを経て、第11戦はアメリカ北部のインディアナポリスで再開した。ここは4輪のインディ500レースで有名なコースだ。
コーナーにバンクがついていることや、右コーナー6箇所、左コーナー10箇所とかたよりがあることから、ダンロップは左右で固さの違うデュアルコンパウンドのリアタイヤと、ハードコンパウンドのリアタイヤを用意した。フロントタイヤは開幕から使用している2種類のタイヤを今回も持ち込んだ。
晴天の中で行われた予選では、P・エスパルガロ選手(KALEX)が今季3度目のポールポジションを獲得した。
「ポールを取れてよかった。でも、マルケス選手やイアンノネ選手も速いから大変なレースになるね。明日に向けてもう少しセッティングをよくしたい」とエスパルガロ選手。
首位のM・マルケス選手(SUTER)は2位。「いいペースで走れている。最後コース上が混んでいたこともあってタイムを更新できなかった。でも、調子はいいよ」とマルケス選手。
A・イアンノネ選手(SPEED UP)が3番手に続いた。
また、中上貴晶選手(KALEX)は11位。「思ったより苦戦してしまった。予選はうまくいかなかった。レースでは最後まで粘り強く走りたい」と中上選手。
高橋裕紀選手(FTR)は21位。「セッティングがうまくいかない。明日に向けて変更して、朝のウォームアップに臨みます」と高橋選手は語った。
 
決勝レースも晴天に恵まれた。決勝レースはイアンノネ選手のホールショットで始まる。後ろからエスパルガロ選手、D・アーゲター選手(SUTER)、マルケス選手などが続く。
1周目にアーゲター選手がトップに立つが、3周目になるとマルケス選手が先頭を奪う。後ろからアーゲター選手、イアンノネ選手、J・シモン選手(SUTER)、エスパルガロ選手などが僅差で続いていく。
トップのマルケス選手は序盤からライバル達を圧倒し、着実にリードを広げていく。2位争いはエスパルガロ選手、シモン選手の2台がつけるが、8周目にはマルケス選手に3秒以上の差をつけられてしまう。一方、イアンノネ選手、アーゲター選手は遅れていく。
 
レース中盤、トップのマルケス選手は独走体制を築き、さらに差を広げていく。約4秒後方ではエスパルガロ選手とシモン選手がテールトゥノーズの2位争いを繰り広げる。
終盤に向けてマルケス選手のアドバンテージは約6秒に広がる。後方では、エスパルガロ選手がシモン選手を徐々に離して、単独2位となる。
マルケス選手は最後まで抜群の強さを見せると、今季5勝目を達成した。
「セッティングがよくていいフィーリングで走れた。逃げようとしたら差をつくることができたんだ。ずっと集中を保つのが難しかったよ」とマルケス選手。
続いて、エスパルガロ選手が2位。
「昨日はすごく調子よかったけど、今日はなぜかフロントにチャタリングがでてしまった。今日のマルケス選手は速くてかなわなかったよ」とエスパルガロ選手。
シモン選手が今季初の表彰台3位に入った。
「去年は足を折ったりして大変だった。やっと表彰台に戻れたよ。これからは毎回トップ争いしたい」とシモン選手。
一方、予選3位のイアンノネ選手はペースが鈍り、結局9位でゴールしている。
この結果、首位のマルケス選手と2位エスパルガロ選手の差は39点に広がった。
また、中上選手は17位でチェッカーを受けた。
「後半戦のいいスタートを切りたかったがうまくいかなかった。クラッチトラブルもあったりして厳しかった」と中上選手。
高橋選手はマシンに問題があったためにピットに入ったが、その後もコースに戻り28位でゴールした。
「セッティングを変更してでたら、ひどいチャタリングがでてピットに戻った。結局、問題は分からなかったが、問題をさぐるためにも最後まで走りました」と高橋選手はコメントした。


混戦を制してサロム選手が初優勝を飾る






Moto3クラスには、フロント、リアともにミディアム&ハードコンパウンドのタイヤを用意した。
予選では、ポイントリーダーのS・コルテス選手(KTM)が今季5度目のポールポジションをつかんだ。
「調子はいいし、セッティングもいいよ。明日も同じ順位でゴールしたい。でもライバル達も速いから、混戦になると思う」とコルテス選手。
続いて、D・ケント選手(KTM)が2位、M・ヴィニャーレス選手(FTR HONDA)が3位フロントローに並ぶ。
また、藤井謙汰選手(TSR HONDA)は32位となっている。「最初はよかったんですが、いまいちよく走れなかった。明日は自己ベストを更新できるようにがんばります」と藤井選手は語った。
 
決勝レースがスタートするとケント選手がホールショット。サロム選手、Z・カエルディン選手(KTM)、ヴィニャーレス選手、コルテス選手などが後ろから続く。
2周目にはカエルディン選手がトップに立つが、後方からA・リンス選手(SUTER HONDA)、サロム選手、ヴィニャーレス選手なども続き、コルテス選手も離されずについていく。先頭集団9台が僅差で続く。
その後、リンス選手、サロム選手もトップに立ち、序盤から先頭が次々にかわる混戦となる。
そして、中盤10周目、ヴィニャーレス選手がトップに浮上して逃げ切りを図る。離されまいとついて行ったのはサロム選手とコルテス選手。
少し間隔が開いてM・オリヴィエーラ選手(SUTER HONDA)など6台がセカンド集団となる。この中から12周目にE・バスケス選手(FTR HONDA)が転倒リタイアし、オリヴィエーラ選手、カエルディン選手、R・フェナティ選手(FTR HONDA)、J・フォルガー選手(KALEX KTM)、リンス選手が4位争いグループとなる。
レース終盤に入っても、ヴィニャーレス選手、コルテス選手、サロム選手がドッグファイトを展開。4位争いはフェナティ選手、オリヴィエーラ選手、フォルガー選手の戦いとなる。
ラストラップ、トップ争い3台はマシンをぶつけあいながらの激戦を見せていく。そして、サロム選手、ヴィニャーレス選手、コルテス選手の順位となるが、最終コーナー手前でヴィニャーレス選手が転倒。サロム選手がトップでチェッカーし、初優勝を決めた。
「本当にうれしかったよ。最後、コルテス選手とヴィニャーレス選手はお互いの戦いに忙しい感じで、その隙をつくことができた。ようやく勝ててよかった」とサロム選手。
2番手はコルテス選手。
「勝ちたかったけど、2位でもうれしいよ。ヴィニャーレス選手の転倒は残念。バトルは限界近い厳しいものだったよ」とコルテス選手。
そして、セカンド集団の戦いを制したフォルガー選手が、今季初の3位表彰台を決めた。フォルガー選手は今回から強豪アスパーチームに移籍し、KALEXに乗り換えての初戦だった。
「マシンの感じがすごくいいんだ。いいチームに入れて、本当によかったよ」とコメントした。
転倒したヴィニャーレス選手は「最後ラインを外したら、荒れた路面で滑ってしまった。僕のミスだ。でもまだレースは続くから、追い上げていくよ」と語った。
この結果、首位のコルテス選手と2位ヴィニャーレス選手の差は29点と広がった。
また、藤井選手は18位でゴールした。「スタートしてから前のライダーを抜いて走っていたんですが、最後に抜き返されてしまって悔しかった。自分の走りをもっとよくしていきたい」と藤井選手は語った。


順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 M.Marquez Team Catalunya Caixa Repsol Suter '45.13.763 DUNLOP user
2位 P.Espargaro Pons 40 HP Tuenti Kalex '45.19.618 DUNLOP user
3位 J.Simon Blusens Avintia Suter '45.23.157 DUNLOP user
17位 中上貴晶 Italtrans Racing Team Kalex '45.56.270 DUNLOP user
28位 高橋裕紀 NGM Moble Forward Racing FTR '46.16.045 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 L.Salom RW Racing GP Kalex KTM '42.14.300 DUNLOP user
2位 S.Cortese RedBull KTM Ajo KTM '42.14.356 DUNLOP user
3位 J.Folger Mapfre Aspar Team Moto3 Kalex KTM '42.17.240 DUNLOP user
18位 藤井謙汰 Technomag-CIP-TSR TSR Honda '43.29.009 DUNLOP user

第11戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 M.Marquez Team Catalunya Caixa Repsol Suter 188 DUNLOP user
2位 P.Espargaro Pons 40HP Tuenti Kalex 149 DUNLOP user
3位 A.Iannone Speed Master Speed Up 136 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 S.Cortese Red Bull KTM Ajo KTM 184 DUNLOP user
2位 M.Vinales Blusens Avintlia FTR Honda 155 DUNLOP user
3位 L.Salom RW Racing GP Kalex KTM 129 DUNLOP user