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■ 2012/9/16 第13戦 ミサノ サンマリノ
天気 気温 観客
曇り 22度 45,104人

マルケス選手が、最終ラップに逆転して今季7勝目






13戦の舞台は、イタリア北東部にあるミサノサーキット。1周4.226キロとコース距離は短いが、タイトなコーナーと高速コーナーをあわせ持つ、テクニカルなサーキットだ。
今回ダンロップは、低い気温でもグリップする広いレンジに対応するソフトコンパウンドのリアタイヤを2種類を持ち込んだ。フロントタイヤは今年ずっと使用している2種類を今回も提供している。
ミサノは海水浴で有名なビーチに近いことから、温暖な気候の地域にある。しかし、秋にさしかかる時期だっただけに、初日から悪天候。小雨、そして強風の中で走行が始められた。
 
2日目の土曜日、早朝に雨は止んだものの、午前中はハーフウェット。午後の予選のときには、ようやくほぼドライの走行となった。
難しい状況の中、ポールポジションを獲得したのは、目下ランキングトップのM・マルケス選手(SUTER)。今季7度目のポールポジションを獲得した。
「今日の午後になって完全なドライになったので、セッティングが大変だった。みんながドライでの走りこみが十分じゃないから、明日のレースは難しいね。ハードなレースになると思うが、集中していくよ」とマルケス選手。
P・エスパルガロ選手(KALEX)は、予選終盤に転倒したが、2位をゲット。「最後にミスしたのが余計だった。でも、いい感じで走れているからレースは大丈夫だよ」とエスパルガロ選手。
3番手はS・レディング選手(KALEX)が入っている。
「うまくクリアラップを取れて、いいタイムを出すことができた。フロントローをとれてうれしいよ」とレディング選手。
また、中上貴晶選手(KALEX)は、4位2列目を獲得した。
「もう少しでフロントローだったので悔しいです。でも、しっかり攻めた走りができたので、明日に向けて自信がつきました」と中上選手。
高橋裕紀選手(FTR)は今季最高の11位につける。「今年のベストグリッドです。今回からひとりメカニックが増えて、走るごとにマシンのセッティングがよくなっている。今年のベストレースをしたいです」と高橋選手。
今回よりTechnomag-CIPから参戦することになった小山知良選手(SUTER)は、26位につけた。
「今日初めてドライで走ったので、少しずつ慣れているところです。明日はまず完走して、結果がついてきたらいいと思う」と小山選手は語った。
 
決勝当日も晴天に恵まれた。
決勝レースがスタートするとホールショットを決めたのはマルケス選手。エスパルガロ選手、A・イアンノネ選手(SPEED UP)、中上選手などが後ろから続く。
3周目にイアンノネ選手が先行し、マルケス選手が後ろから続く。エスパルガロ選手、中上選手、レディング選手もついていくが、4周目に1台のマシンからオイルが噴出し赤旗中断。残り14周レースとしてやり直しとなる。
 
2度目のスタートが切られるとイアンノネ選手が好ダッシュを決めて、レースをリード。マルケス選手、E・ラバット選手(KALEX)、エスパルガロ選手などが続く。中上選手はスタートで出遅れると1周目を12位で通過する。
イアンノネ選手は引き離しにかかり、5周目に1秒以上のリードを奪う。しかし、この後、エスパルガロ選手、マルケス選手が着実にイアンノネ選手に近づいていく。
終盤に入ると、イアンノネ選手、エスパルガロ選手、マルケス選手の3台が接近戦を展開。イアンノネ選手は遅れ始め、最後はエスパルガロ選手とマルケス選手の一騎打ちとなる。
ラストラップには、何度も順位を入れ替えるドッグファイトを展開。マルケス選手は巧みにマシンをコントロールすると、エスパルガロ選手を抑えて3連勝。今季7勝目を達成した。
「朝のウォームアップでは、いまひとつな感じだったから、勝つのは難しいかなと思った。でも、レースで少しずつペースをつかんで、前のエスパルガロ選手、イアンノネ選手に追いついた。最後のバトルはすごかったね。できるだけブレーキングを遅らせてコーナー入口でインを閉めたよ。2位でもチャンピオシップにとっては十分だったけど、これが僕の戦うスタイルなんだ」とマルケス選手。
僅差の2位はエスパルガロ選手。
「いいバトルができたね。リズムよく走れた。勝てなかったけど、いい走りはできたと思う。次は勝ちたいね」とエスパルガロ選手。
そして、3位に地元イタリアのイアンノネ選手が入った。
「勝ちたかったけど、セッティングを変えたことがよくなかったみだいた。最後はふたりについていけなかった。でも、地元で表彰台に上がれてよかった」とイアンノネ選手。
この結果、首位のマルケス選手と2位エスパルガロ選手の点差は、53点差に広がった。
また、中上選手は2回目のスタートのとき、出遅れて苦戦を強いられた。最後まで粘り強く走っていったが、11位となった。
「2回目のスタートを失敗してしまって、苦しいレースになってしまった。応援してくれた人たちに申し訳ない気持ちでいっぱいです」と中上選手。
高橋選手は他車と接触してリタイア。「いいリズムで走れていた。今年で一番いい感じで走っていたが、他車がイン側で転んで巻き込まれてしまった。」と高橋選手。
小山選手は21位となった。「昨日からドライで走り始めて、セッティングをいろいろとトライしていった。この後、テストもあるのでマシンをよくして次に臨みたい」と小山選手は語った。


コルテス選手が混戦を制して3勝目






Moto3クラスでは、フロントにミディアムと、ハードコンパウンドのタイヤ、リアにミディアムとソフトのコンパウンドのタイヤが用意された。
金曜日は悪天候となったが、2日目の予選はドライコンディションで行われた。
完全にドライは、予選のセッションのみという厳しい状況の中、目下首位のS・コルテス選手(KTM)が今季6回目のポールポジションを獲得した。
「予選でドライのセッティングをしていって、少しずつよくなった。明日はイタリア人ライダーも速いと思うけど、あせらずに戦う。誰かがすごく速かったら、無理しないで走るよ」とコルテス選手。
続いて、地元イタリア出身のルーキー、R・フェナーティ選手(FTR HONDA)が2位で初のフロントローをゲット。N・アントネッリ選手(FTR HONDA)が3位に入り、イタリアン2人がフロントローに並んだ。
一方、ランキング2位のM・ヴィニャーレス選手(FTR HONDA)は11位4列目となる。
また、藤井謙汰選手(TSR HONDA)は34位となった。「明日の朝のウォームアップでセッティングを変えて、いい方向に進むようにしたいです」と藤井選手。
 
決勝が始まるとコルテス選手がホールショット。後ろからJ・フォルガー選手(KALEX KTM)、フェナーティ選手、L・サロム選手(KALEX KTM)、アントネッリ、A・シッシス選手(KTM)が続き、序盤はこの6台がトップ集団を形成。
3周目にフェナーティ選手がレースをリードするが、コルテス選手、サロム選手、アントネッリ選手など5台に、ヴィニャーレス選手、A・リンス選手(SUTER HONDA)なども追い付き先頭集団は10台にふくれあがる。
レース中盤に入っても、10台の集団は僅差のまま。フェナーティ選手とコルテス選手を中心に戦いは続く。
そして、残り3周になるとコルテス選手がトップに浮上。サロム選手、リンス選手、さらにヴィニャーレス選手が続き、フェナーティ選手は5位に後退する。
ラストラップは、コルテス選手、サロム選手、ヴィニャーレス選手、リンス選手、フェナーティ選手のオーダーでコントロールラインを通過する。
コルテス選手が先行し、2位争いはサロム選手、ヴィニャーレス選手、リンス選手が大混戦を展開していく。フェナーティ選手もすぐ後ろにつける。
コルテス選手は、そのまま後続をよせつけない速さを見せてトップでチェッカー。今季3勝目を決めた。
「大変なレースだった。集中して走ることを心がけたよ。最後は必死に逃げた。勝ててよかったよ」とコルテス選手。
2位にはサロム選手が入る。「ラストラップの戦いはタフだったよ。コルテス選手は速くて追い付けなかった。でも、2位だからうれしいよ」とサロム選手。
 
3位争いは、ゴール直前の最終コーナーでヴィニャーレス選手とリンス選手が接触しそうになり少し遅れる。この隙にフェナーティ選手が前に出て3位表彰台をつかんだ。
「勝ちたかったけど、難しかったね。でも、なんとか後ろについていたら、3位をつかむことができた。ラッキーだった。地元で表彰台に上がれてうれしいよ」とフェナーティ選手。
続いて、ヴィニャーレス選手が5位となる。
この結果、首位のコルテス選手と2位ヴィニャーレス選手の差は、46点差に広がった。
また、藤井選手は22位となった。「ずっと続いている問題が直っていない。次戦の前にテストがあるので、なんとかしたいです」と藤井選手は語った。


順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 M.Marquez Team Catalunya Caixa Repsol Suter '23.11.278 DUNLOP user
2位 P.Espargaro Pons 40 HP Tuenti Kalex '23.11.637 DUNLOP user
3位 A.Iannone Speed Master Speed Up '23.12.912 DUNLOP user
11位 中上貴晶 Italtrans Racing Team Kalex '23.19.838 DUNLOP user
21位 小山知良 Technomag-CIP Suter '23.44.399 DUNLOP user
リタイヤ 高橋裕紀 NGM Moble Forward Racing FTR '13.25.662 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 S.Cortese RedBull KTM Ajo KTM '40.22.100 DUNLOP user
2位 L.Salom RW Racing GP Kalex KTM '40.22.567 DUNLOP user
3位 R.Fenati Team Italia FMI FTR Honda '40.23.037 DUNLOP user
22位 藤井謙汰 Technomag-CIP-TSR TSR Honda '41.45.061 DUNLOP user

第13戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 M.Marquez Team Catalunya Caixa Repsol Suter 238 DUNLOP user
2位 P.Espargaro Pons 40HP Tuenti Kalex 185 DUNLOP user
3位 A.Iannone Speed Master Speed Up 165 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 S.Cortese Red Bull KTM Ajo KTM 225 DUNLOP user
2位 M.Vinales Blusens Avintlia FTR Honda 179 DUNLOP user
3位 L.Salom RW Racing GP Kalex KTM 169 DUNLOP user