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■ 2012/10/14 第15戦 日本 ツインリンクもてぎ
天気 気温 観客
晴れ 22度 37,459人

マルケス選手が今季8勝目を達成。タイトルに王手!






いよいよ日本GPを迎えた。栃木県にあるツインリンクもてぎは、ストレートとタイトなコーナーの連続する“ストップ・アンド・ゴー”タイプのレイアウトだ。ブレーキングとコーナー立ちあがり加速が重要なポイントとなる。
ダンロップはここまで使用していた2種類のフロントタイヤの1種類を変更し、少しやわらかめのタイヤを用意。リアには、ミディアムとハードコンパウンドのタイヤを供給した。
 
初日からさわやかな秋晴れに恵まれ、各ライダーとも順調にタイムを上げていった。
2日目午後の予選では、目下ランキング2位のP・エスパルガロ選手(KALEX)が、前年のポールポジションのタイムを1秒以上も速いタイムをマーク。今季5度目のポールポジションを獲得した。
「走りのフィーリングはすごくいいです。少しフロントにチャタリングがでているのが心配だけど、セッティングをもう少し詰めてレースに臨みたいです」とエスパルガロ選手。
続いて、僅かにコンマ1秒差でランキングトップのM・マルケス選手(SUTER)が2位。
「100%がんばって、いいセッティングができた。ただブレーキングのときの安定性がもう少しほしいので、明日の朝のウォームアップでそこを詰めたいです」とマルケス選手。
3位には、エスパルガロ選手のチームメイト、E・ラバット選手(KALEX)が入り、初のフロントローを獲得した。「今回は最初から調子がよくて、順調にセッティングを詰めていってタイムが上がった」とラバット選手。
また、中上貴晶選手(KALEX)は11位。「マシンをいい方向に向けることができずに、悔しい結果に終わってしまった。明日までにセッティングを変えて、レースでは追い上げたい」と中上選手。
高橋裕紀選手(FTR)選手は14位。「少しずつ良くなっている。メカニックががんばってくれて、いろいろとデータ収集もできた。ファンの前でいいレースしたいです」と高橋選手。
小山知良選手(SUTER)は27位。「目標としていたタイムに届かなかった。レースまでにもう少しマシンを良くして、初ポイントを目指してがんばります」と小山選手。
ワイルドカードで参戦した野左根航汰(FTR)は29位となった。
 
決勝当日、少し雲は広がったが、ドライコンディションでレースを迎えた。
スタートすると、なんとマルケス選手がスタートミスして、1コーナーまでに28位に後退する。ホールショットは2列目スタートのS・レディング選手(KALEX)が決めて、エスパルガロ選手、ラバット選手、B・スミス選手(Tech 3)などが続く。
マルケス選手は、目覚しい追い上げを見せて1周で9位にまで挽回。すぐに上位陣に追い付く。
2周目になるとラバット選手がトップに立ち逃げ切りを図る。2位以下はレディング選手、T・エリアス選手(KALEX)、エスパルガロ選手、マルケス選手が続く。
7周目も、トップはラバット選手。マルケス選手は2位に順位を上げてラバット選手との差をすぐに詰め始める。
そして10周目、90度コーナーでマルケス選手がラバット選手を捕らえてトップに浮上。ラバット選手、エスパルガロ選手が後ろから続く展開となる。
後半に入るとトップのマルケス選手が逃げ切りを図るが、ラバット選手を抜いたエスパルガロ選手が猛追。マルケス選手とエスパルガロ選手が僅差で続き、ラバット選手は単独3位に。
残り4周になると、マルケス選手とエスパルガロ選手がテールトゥノーズ。2台は息詰まるような戦いを見せていくが、マルケス選手が逃げ切って今季8勝目を決めた。
「ルーキーみたいなミスをしてしまった。ギアが1速に入ってなくてニュートラルだったんだ。気付いた瞬間、だれも追突しないことを願ったよ。スタートで遅れたけど、序盤は必死で追い上げて、うまくいったよ。中盤には、予選よりもいい感じで走れた。この25点は大きいよね」とマルケス選手。
エスパルガロ選手は、ラストラップにコースレコードを更新する速さで追い上げたが2位となった。
「序盤はペースが上がらなかった。最後は100%の力でマルケス選手を抜こうと思ったがだめだった。次も同じように全力でがんばるよ」とエスパルガロ選手。
この結果、首位のマルケス選手と2位エスパルガロ選手の差は53点差。マルケス選手はMoto2初タイトルへ王手をかけた。
また、ラバット選手は今季初の3位表彰台をつかんだ。
「終盤、チャタリングがでたり、ミスがあって遅れてしまった。次はそういうことのないようにしたい。でも、表彰台に上がれてうれしいよ」とラバット選手。
一方、中上選手はS・コルシ選手(FTR)と競り合い、7位でチェッカー。「多くの人が応援してくれて、充実した3日間を過ごせた。結果は7位だったけど、得るものは多かった。23周全力を尽くしました」と中上選手。
高橋選手は16位。「最初にオーバーランしてしまって、追い上げる展開になった。でも手ごたえはあった。はやくもっと前で走りたいです」と高橋選手。
「厳しい状況だったが、次につながるレースはできた。セパンは好きなコースでもあるのでがんばります」という小山選手は23位に入った。
野左根選手は転倒して再スタートしたが、マシンをピット内に入れたために失格となった。


ケント選手が、終盤競り勝って初優勝を決める






Moto3クラスには、ミディアム&ハードのフロントタイヤ、ミディアム&ソフトのリアタイヤを供給している。
Moto3クラスでは、イギリスの18歳、D・ケント選手(KTM)が初のポールポジションを獲得した。
「初めてのポールだからうれしい。ラッキー面もあった。レースでは、後半遅れることが多いので遅れないようにがんばります」とケント選手。
2位にM・ヴィニャーレス選手(FTR HONDA)と続き、51点差のランキングトップに立つS・コルテス選手(KTM)が3位フロントローをゲットした。
前戦のウィナーでランキング2位のL・サロム選手(KALEX KTM)は、6位2列目に並ぶ。
また、藤井謙汰選手(TSR HONDA)は29位。「思ったように走れず、焦りから走りのリズムが崩れてしまった。レースではリズムを取り戻したい」と藤井選手。
ワイルドカードで出場した渡辺陽向選手(HONDA)21位、亀井雄大選手(HONDA)は27位となっている。
 
決勝レースが始まると、1周目にケント選手がトップに立ち、後ろからJ・フォルガー選手(KALEX KTM)、サロム選手、A・トヌッチ選手(FTR HONDA)などが続く。
2周目になるとフォルガー選手がトップに上がり、ケント選手、サロム選手、Z・カエルディン選手(KTM)が続き、この4台がまずは先頭集団を形成する。
レース中盤、、トヌッチ選手、コルテス選手、ヴィニャーレス選手のセカンド集団が少しずつ前の4台に近づいていき、7台の先頭グループが形成される。この集団をフォルガー選手とケント選手がリードしていく。
終盤に向けて、フォルガー選手が先行したまま、他の6台も僅差で続く。この中からカエルディン選手が遅れ始める。
残り2周になると、コルテス選手が順位上げて、トップのフォルガー選手とバトルを展開。ケント選手、トヌッチ選手、サロム選手、ヴィニャーレス選手も後ろからついていく。
そして、フォルガー選手がトップで最終ラップに突入するが、1コーナーでサロム選手がフォルガー選手を巻き込んで転倒。これでコルテス選手を先頭に、ケント選手、トヌッチ選手、ヴィニャーレス選手のオーダーに。 ダウンヒルストレートに続く90度コーナーでケント選手が先頭に出て、トヌッチ選手もコルテス選手をパスして2位に上がる。
その直後、逆転しようとしたコルテス選手は転倒してしまう。コルテス選手のマシンに激突されたトヌッチ選手は転倒を免れたが遅れをとり、ヴィニャーレス選手が2位に上がる。
トップのケント選手はそのままトップでチェッカーを受ける。
「最後はクリアーな追い抜きだった。うまく抜けてよかったよ。勝つのは初めてだから、とてもうれしいよ」とケント選手。
最後のアクシデントで順位を上げたヴィニャーレス選手が、2位をゲット。「予選までは調子良かったが、今日はエンジンの調子がいまいち。最後はラッキーだったけど。でも、いいフィーリングで走れなかったことは残念だった」とヴィニャーレス選手。
転倒を逃れたトヌッチ選手は、初の表彰台3位を獲得した。「今シーズン、ここまで苦戦が続いたけど、やっとよくなってきた。3位に入れたなんて信じらない気分だよ」とトヌッチ選手。
一方、コルテス選手はすぐに再スタートすると6位でゴールした。サロム選手がリタイアしていただけに、勝てばタイトルが決まるところだったが、ミスして6位に終わった。
「限界で走っていてミスしてしまった。でも、ケント選手とトヌッチ選手のパッシングはちょっと危なかったと思う。とにかく、タイトル獲得のために、次もレースに集中してやっていくだっけだよ」とコルテス選手。
ポイントテーブルでは、ヴィニャーレス選手が2位に上がり、首位のコルテス選手と56点差。コルテス選手は初タイトルにあと一歩と迫った。
また、藤井選手は18位。「今朝のウォームアップでトラブルがでて、レースでは思ったようには走れなかった。でも、分かったこともあるので、それを次に生かしたい」と藤井選手。
渡辺選手16位、亀井選手はレース序盤に転倒したが再スタートして27位完走を果たした。


順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 M.Marquez CatalunyaCaixa Repsol Suter '42.56.171 DUNLOP user
2位 P.Espargaro Pons 40 HP Tuenti Kalex '42.56.586 DUNLOP user
3位 E.Rabat Pons 40 HP Tuenti Kalex '43.05.755 DUNLOP user
7位 中上貴晶 Italtrans Racing Team Kalex '43.14.843 DUNLOP user
16位 高橋裕紀 NGM Moble Forward Racing FTR '43.36.141 DUNLOP user
23位 小山知良 Technomag-CIP Suter '43.52.222 DUNLOP user
失格 野左根航汰 SAG Team FTR '00.00.000 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー タイム  
1位 D.Kent Red Bull KTM Ajo KTM '40.02.775 DUNLOP user
2位 M.Vinales Blusens Avintia FTR Honda '40.03.035 DUNLOP user
3位 A.Tonucci Team Italia FMI FTR Honda '40.05.127 DUNLOP user
16位 渡辺陽向 Profectμ7C Harc Honda '40.33.846 DUNLOP user
18位 藤井謙汰 Technomag-CIP-TSR TSR Honda '40.45.597 DUNLOP user
27位 亀井雄大 18 Garage Racing Team Honda '40.35.455
-1 lap
DUNLOP user

第15戦終了時点

順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 M.Marquez Team Catalunya Caixa Repsol Suter 283 DUNLOP user
2位 P.Espargaro Pons 40HP Tuenti Kalex 230 DUNLOP user
3位 A.Iannone Speed Master Speed Up 178 DUNLOP user
順位 選手名 チーム メーカー ポイント  
1位 S.Cortese Red Bull KTM Ajo KTM 255 DUNLOP user
2位 M.Vinales Blusens Avintlia FTR Honda 199 DUNLOP user
3位 L.Salom RW Racing GP Kalex KTM 194 DUNLOP user