RIDERS NAVI

FIMロードレース世界選手権
全日本ロードレース選手権
全日本モトクロス選手権
全日本トライアル選手権
アジアロードレース選手権
FIM世界耐久選手権
モトクロス世界選手権
トライアル世界選手権
AMAスーパーバイク
AMAスーパークロス/ナショナルモトクロス
CATEGORY
■ 2013/5/18 ルーカスオイルAMAプロモトクロス第1戦
カリフォルニア州サクラメント/プレイリーシティSVRAパーク
天気 気温 観客
晴れ 27度 不明

ビロポートがダンジーを破りパーフェクトウィン




 アメリカのモトクロス界にとって、5月は衣替えの時期である。スーパークロスの閉幕からアウトドアの開幕へ、ライダーとチームは2週間のインターバルでシフトする。ルーカスオイルAMAプロモトクロス選手権は、俗に「ナショナル」と呼ばれる全12戦のシリーズ。開幕戦の舞台は今年もプレイリーシティSVRAパークだった。基本レイアウトは近年の形が踏襲されていて、大きな変更点はない。緩やかな起伏をハイスピードで駆け巡るコースだが、全周にわたって掘り起こされた土にはもみがらがミックスされているため、随所にワダチとギャップができていた。、通称ハングタウンの気温は例年よりも低めで、比較的過ごしやすい環境でのアウトドア開幕となった。
 
 450クラスのヒート1では、ジェイムズ・スチュワート(スズキ)がホールショットを取ったが、オープニングラップの途中でライアン・ビロポート(カワサキ)が前に出た。3位には赤いゼッケン1をつけるディフェンディングチャンピオン、ライアン・ダンジー(KTM)。その後ろにはジョシュ・グラント(ヤマハ)、トレイ・カナード(ホンダ)、マイク・アレッシ(スズキ)らが続く。4周目には、ダンジーがスチュワートをかわして2位に浮上した。
 中盤以降はビロポート、ダンジー、スチュワートの間隔が開き、各々が単独走行となった。4位カナードの背後には、ジャスティン・バーシア(ホンダ)、ディーン・ウィルソン(カワサキ)、アンドリュー・ショート(KTM)らが上がってくる。中でも'11年ナショナル250チャンピオンのウィルソンには、450初ライドが注目されていたが、エンストと他車との接触によって周遅れになってしまった。終盤は独走となったビロポートが、ダンジーを21秒差で退けて優勝。会心の開幕ウィンをゲットした。
 
 450クラスのヒート2は、またしてもスチュワートのホールショットで始まった。背後にはダンジーとビロポートが控えていたが、しばらくトップ3は1秒以内の僅差のまま序盤の周回を消化していった。そして迎えた6周目、スチュワート攻略を焦ったダンジーのミスに乗じてビロポートが2位に浮上。その勢いでスチュワートをもかわしてトップに立った。
 中盤以降は2位に再浮上したダンジーがトップを伺ったが、ビロポートが毎周2〜3秒のマージンを上乗せするペースで独走。ヒート1同様、縦に広がったトップ3となり、ビロポートが余裕でパーフェクトウィンを手中に収めた。


ロクスンがアウトドアで初の総合優勝



 250クラスのヒート1では、レッドナンバー1プレートを装着したブレイク・バゲット(カワサキ)が飛び出し、マービン・ムスキャン(KTM)、ブレイク・ウォートン(スズキ)、クーパー・ウェブ(マハ)が上位につけた。ディフェンディングチャンピオンのバゲットは、手首の骨折が治癒したもののコンディションが100%までには回復しておらず、後方からのチャージにポジションを失う。スタート5位のイーライ・トマック(ホンダ)、9位のケン・ロクスン(KTM)がトップグループに加わると、形勢はあっという間に逆転した。
 2周目から4周目まではムスキャンがリーダーとなったが、5周目にはロクスンがトップに浮上。その後トマックが2位に進出したが、ロクスンの独走には待ったをかけられないままだった。中盤以降はロクスンが5〜7秒のリードを保って逃げ切り優勝。30分頃は2位トマックvs3位バゲットの争いが激しくなったが、ラスト2周で決着がつきトマック、バゲットの順でチェッカーとなった。
 
 250クラスのヒート2では、ザック・ベル(ホンダ)がホールショットを決めたが、リーダーはオープニングラップのうちに交代し、バゲット、そしてロクスンと入れ替わった。3位ザック・オズボーン(ホンダ)、4位ウォートン、5位ムスキャンと続いた上位陣の中で、3周目にはオズボーンとムスキャンが絡んで転倒し、3位にはジェイソン・アンダーソン(スズキ)が浮上。5周目にはスタート10位から挽回してきたトマックが、3位のポジションを確保した。
 このヒートでロクスンとトップ争いをすることになったバゲットは、レース中盤10周目までは1〜2秒差を保っていたが、終盤になるとさすがに失速。3位以下もトマック、ムスキャンと大きく離された形となり、それぞれ単独でチェッカーを受けた。この結果、両ヒートを制したロクスンが、ナショナル初の総合優勝を獲得。ちなみにこの開幕戦の上位4人は、いずれもチャンピオン経験者。ロクスン('11年FIMMX2、'13年AMASX250ウエスト)、バゲット('12年AMAMX250)、トマック('12年AMASX250ウエスト)、ムスキャン('09年'10年FIMMX2)、という豪華な顔ぶれに対して、プロデビューを果たしたばかりのスーパールーキーたちがどう戦うのかがこのクラスの見どころである。その1人、アダム・シアンサルーロ(カワサキ)は風邪で開幕戦への出走を見合わせたが、次戦からは大暴れしてくれるに違いない。


順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 2 R・ビロポート Monster Energy Kawasaki Kawasaki '34.39.593 DUNLOP user
2 1 R・ダンジー Red Bull KTM KTM +21.503 DUNLOP user
3 7 J・スチュワート Yoshimura Suzuki Suzuki +40.737 DUNLOP user
4 41 T・カナード Honda Muscle Milk Honda +45.299 DUNLOP user
5 51 J・バーシア Honda Muscle Milk Honda +55.482 DUNLOP user
6 29 A・ショート BTOSports.com BBMX KTM +1.19.921  
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 2 R・ビロポート Monster Energy Kawasaki Kawasaki '35.26.110 DUNLOP user
2 1 R・ダンジー Red Bull KTM KTM +20.293 DUNLOP user
3 7 J・スチュワート Yoshimura Suzuki Suzuki +43.928 DUNLOP user
4 41 T・カナード Honda Muscle Milk Honda +49.913 DUNLOP user
5 51 J・バーシア Honda Muscle Milk Honda +54.666 DUNLOP user
6 800 M・アレッシ Motoconcepts Suzuki +1.00.622 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 94 K・ロクスン Red Bull KTM KTM '35.26.794 DUNLOP user
2 17 E・トマック Geico Honda Honda +4.890 DUNLOP user
3 1 B・バゲット Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +12.131 DUNLOP user
4 25 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM +22.532 DUNLOP user
5 175 C・ウェブ Star Racing Yamaha +26.041 DUNLOP user
6 44 D・デュラム Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +29.326 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 94 K・ロクスン Red Bull KTM KTM '36.08.666 DUNLOP user
2 1 B・バゲット Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +12.258 DUNLOP user
3 17 E・トマック Geico Honda Honda +25.343 DUNLOP user
4 25 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM +35.452 DUNLOP user
5 338 Z・オズボーン Geico Honda Honda +41.664 DUNLOP user
6 21 J・アンダーソン Rockstar Energy Racing Suzuki +43.653 DUNLOP user

第1戦終了時点

順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 2 R・ビロポート Monster Energy Kawasaki Kawasaki 50 DUNLOP user
2 1 R・ダンジー Red Bull KTM KTM 44 DUNLOP user
3 7 J・スチュワート Yoshimura Suzuki Suzuki 40 DUNLOP user
4 41 T・カナード Honda Muscle Milk Honda 36 DUNLOP user
5 51 J・バーシア Honda Muscle Milk Honda 32 DUNLOP user
6 35 R・サイプス Rockstar Energy Racing Suzuki 27 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 94 K・ロクスン Red Bull KTM KTM 50 DUNLOP user
2 1 B・バゲット Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 42 DUNLOP user
3 17 E・トマック Geico Honda Honda 42 DUNLOP user
4 25 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM 36 DUNLOP user
5 338 Z・オズボーン Geico Honda Honda 28 DUNLOP user
6 38 K・カニンハム Star Racing Yamaha 27 DUNLOP user