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■ 2013/6/1 ルーカスオイルAMAプロモトクロス第3戦
テネシー州ブリストル/マディクリーク・モトクロスパーク
天気 気温 観客
晴れ 29度 不明

ダンジーが今季初優勝!オーバーオールウィナーに輝く!




 マディクリーク・レースウェイは、テネシー東端の小さな町、ブリストルの郊外にあるモトクロスとATV用のコースである。アパラチア山麓の盆地という土地柄から、周囲には湖や小川が多くあり、マディクリークという名称の由来になっている。当地では1980年代からアマチュア選手権が盛んに行われてきたが、ようやくAMAプロモトクロスの誘致に成功。テネシー州内でナショナル(全米選手権)が行われるのは、36年ぶりのことになる。
 緩やかな起伏と平地からなるマディクリーク・レースウェイだが、AMAプロモトクロスを開催するにはやや規模が小さかったため、今大会に備えて延長工事が行われた。2分フラットというラップタイムは短めではあるが、TV中継に程よい長さではある。晴天が続くとハードパックとなる土質だが、散水とグルーミングによってワダチが掘れやすいコンディションになった。特に新設された部分の路面は、既存のコースよりもその傾向が強かった。
 
 450クラスのヒート1では、開始早々ライアン・ビロポート(カワサキ)vsジャスティン・バーシア(ホンダ)のバトルが白熱した。一旦はバーシアが先行したが、ビロポートがトップに再浮上してオープニングラップをクリア。3位につけたトレイ・カナード(ホンダ)は、2周目の転倒で最後尾まで脱落した。3位以下にはジェイムズ・スチュワート(スズキ)、ライアン・ダンジー(KTM)、マイク・アレッシ(スズキ)らが続く。
 ビロポートとバーシアによるトップ争いは、序盤からしばらくは僅差で繰り広げられていたが、5周目になると1秒強の差が開くようになりビロポートの独走が始まる。3位にはスチュワートをかわしたダンジーが浮上したが、バーシアを捕らえるまでには至らず、1〜4位がほぼ等間隔で単独走行を重ねた。やがてスチュワートの背後にはスポット参戦中のGPライダー、クレモン・デサール(スズキ)が迫ったが、ポジションに変動は起きなかった。ビロポートは独走のままフィニッシュし、開幕から5連勝を遂げた。
 
 450クラスのヒート2は、またしてもバーシアvsビロポートの競り合いで幕を開けた。だが、1周目にビロポートが転倒を喫し、16位までポジションを落とす波乱のオープニングとなった。トップグループはバーシア、ダンジー、スチュワート、アレッシ、そしてGPライダーのケビン・ストライボス(スズキ)が5位につけた。
 ハイスピードコースを得意とするバーシアは、序盤ダンジーに対して3秒弱のリードを築いたが、徐々に巻き返したダンジーが接近。レース後半の12周目には、ついにダンジーがトップに躍り出た。残る周回でバーシアを突き放したダンジーが優勝。3位にはビロポートの猛追撃を振り切ったカナードが入賞した。


ムスキャンが総合優勝(2位/2位)をゲット



 250クラスのヒート1では、ジャスティン・ボーグル(ホンダ)がホールショットを取ったが、オープニングラップ早々の転倒で28位まで脱落。1周目のオーダーは、ルーキーのクーパー・ウェブ(ヤマハ)を先頭に、ケン・ロクスン(KTM)、ザック・オズボーン(ホンダ)、マービン・ムスキャン(KTM)、ジェイソン・アンダーソン(スズキ)、そして6位にディフェンディングチャンピオンのブレイク・バゲット(カワサキ)という顔ぶれになった。
 2周目にはロクスンがリーダーの座を奪取、3周目にはオズボーンが2位に浮上する。この躍進に観衆は騒然となった。なぜならこの日のマディクリークには、ローカルヒーローのオズボーンの応援団が、隣接するバージニアから州境を越えて大挙来場していたからである。そのせいかオズボーンは気合が空回りして転倒。4周目には6位までポジションを下げてしまった。中盤からはロクスン、ムスキャン、バゲットがトップ3を占めた。ロクスンは終始安定した走りで4勝目。一時はバゲットがムスキャンとの間隔を詰めたが、転倒で後退し2位ムスキャン、3位バゲットでチェッカーを受けた。
 
 250クラスのヒート2では、イーライ・トマック(ホンダ)がオープニングからトップに立った。ヒート1ではスタートの出遅れから4位にとどまっていたトマックだが、ホールショットを取れればアドバンテージは絶大だ。トマックの後ろにはムスキャン、オズボーン、ボーグル、そしてジャスティン・ヒル(カワサキ)が控えていた。
 序盤から飛ばすトマックは、4周で10秒もの独走態勢を築き上げ、ヒート2の主導権を握った。ムスキャンとオズボーンの間で繰り広げられていた2位争いもやがて小康状態を迎え、オズボーンの背後にはロクスンとバゲットが迫ってくる。終盤13周目にはロクスンが3位、14周目にはバゲットが4位に浮上。さらにラスト3周には、バゲットがロクスンをかわして3位にジャンプアップしたが、猛追撃もここまで。トマック、ムスキャン、バゲットの順にチェッカーフラッグが振られた。
 この結果、ムスキャン(2位/2位)がロクスン(1位/4位)と、トマック(4位/1位)の合計得点を1ポイント上回り、オーバーオールウィナーとなった。ロクスンとトマックが頭一つ抜け出している250クラスだが、安定感のムスキャン、瞬発力のバゲットなどを無視することはできない。


順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 2 R・ビロポート Monster Energy Kawasaki Kawasaki '34.45.216 DUNLOP user
2 51 J・バーシア Honda Muscle Milk Honda +9.565 DUNLOP user
3 1 R・ダンジー Red Bull KTM KTM +20.181 DUNLOP user
4 7 J・スチュワート Yoshimura Suzuki Suzuki +34.551 DUNLOP user
5 925 C・デサール Rockstar Energy Racing Suzuki +35.703  
6 800 M・アレッシ Motoconcepts Suzuki +54.028 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 1 R・ダンジー Red Bull KTM KTM '35.09.171 DUNLOP user
2 51 J・バーシア Honda Muscle Milk Honda +11.777 DUNLOP user
3 41 T・カナード Honda Muscle Milk Honda +22.260 DUNLOP user
4 2 R・ビロポート Monster Energy Kawasaki Kawasaki +22.518 DUNLOP user
5 800 M・アレッシ Motoconcepts Suzuki +35.691 DUNLOP user
6 7 J・スチュワート Yoshimura Suzuki Suzuki +43.577 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 94 K・ロクスン Red Bull KTM KTM '35.23.454 DUNLOP user
2 25 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM +6.909 DUNLOP user
3 1 B・バゲット Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +11.594 DUNLOP user
4 17 E・トマック Geico Honda Honda +18.999 DUNLOP user
5 175 C・ウェブ Star Racing Yamaha +20.976 DUNLOP user
6 338 Z・オズボーン Geico Honda Honda +29.274 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 17 E・トマック Geico Honda Honda '35.14.698 DUNLOP user
2 25 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM +17.816 DUNLOP user
3 1 B・バゲット Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +23.577 DUNLOP user
4 94 K・ロクスン Red Bull KTM KTM +27.471 DUNLOP user
5 338 Z・オズボーン Geico Honda Honda +29.688 DUNLOP user
6 34 J・ボーグル Geico Honda Honda +49.363 DUNLOP user

第3戦終了時点

順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 2 R・ビロポート Monster Energy Kawasaki Kawasaki 143 DUNLOP user
2 1 R・ダンジー Red Bull KTM KTM 133 DUNLOP user
3 51 J・バーシア Honda Muscle Milk Honda 114 DUNLOP user
4 7 J・スチュワート Yoshimura Suzuki Suzuki 99 DUNLOP user
5 41 T・カナード Honda Muscle Milk Honda 90 DUNLOP user
6 800 M・アレッシ Motoconcepts Suzuki 85 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 94 K・ロクスン Red Bull KTM KTM 138 DUNLOP user
2 17 E・トマック Geico Honda Honda 132 DUNLOP user
3 25 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM 116 DUNLOP user
4 1 B・バゲット Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 110 DUNLOP user
5 338 Z・オズボーン Geico Honda Honda 96 DUNLOP user
6 21 J・アンダーソン Rockstar Energy Racing Suzuki 77 DUNLOP user