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■ 2013/6/8 ルーカスオイルAMAプロモトクロス第4戦
ペンシルバニア州マウントモーリス/ハイポイント・レースウェイ
天気 気温 観客
雨のち晴れ 24度 不明

ビロポートがパーフェクトウィン!




 マウントモーリスは、AMAプロモトクロスシリーズの中で最も降水確率が高い開催地だ。過去にも日程の変更などが試みられてきたが、この不名誉な肩書きはいかんともしがたく、今年も大会前に降った雨によってコースは完全に泥濘と化した。レース当日はようやく雨も上がり、流れる雲の合間から時折日が差す天気となったが、午前中に実施されたプラクティスはマディ。午後からの決勝レースまでには泥を排除する作業が行われたが、奥の方の低地など一部にウェットスポットは残った。日差しとレースの進行によって路面は徐々に乾いていったが、ギャップやワダチが増えて難易度はむしろ高くなった。
 
 450クラスのヒート1では、ライアン・ビロポート(カワサキ)、ジャスティン・バーシア(ホンダ)、タイラ・ラトレイ(カワサキ)らが好スタートを切った。2周目にはマルコム・スチュワート(ホンダ)の脱落もあって、ライアン・ダンジー(KTM)が4位に浮上。レース序盤には、そのマルコムと出遅れたジェイムズ・スチュワート(スズキ)がランデブー走行するシーンも見られた。ディフェンディングチャンピオンのダンジーは、4周目にはラトレイに替わってトップ3にポジションをアップ。前戦での総合優勝を足がかりに、連勝の波に乗りたい意欲を見せていた。
 レース中盤に差しかかった7周目には、ダンジーがバーシアをかわして2位に浮上。しかしこの段階で、トップを行くビロポートには20秒ほどのリードがあり、形勢が逆転するにはマシントラブルやクラッシュなどのハプニングがなければ難しい状況だった。果たしてビロポートは大量リードを少しずつ利用しながら独走は維持して優勝。2位ダンジー、大差の3位にバーシア、4位ラトレイという結果になった。
 
 450クラスのヒート2では、ジョシュ・グラント(ヤマハ)とダンジーが好スタートを切ったが、その直後につけて狙っていたジェイムズ・スチュワートが、オープニングラップから仕掛けてリーダーとなった。2位に下がったグラントは、ダンジーやビロポートに次々と抜かれて後退。トップグループはスチュワート、ダンジー、ビロポートの3台に絞られた。
 レース中盤になると、ビロポートの追い上げによってトップスリーの間隔が詰まり、バトルは三つ巴の接近戦に発展する。6周目にはビロポートがダンジーとスチュワートをかわしてトップに立ったが、スチュワートがリーダーの座を奪回。激しいトップ争いに観客席のボルテージが上がったのも束の間、スチュワートがマシントラブルでリタイア。後半はビロポートvsダンジーの争いとなったが、ビロポートが毎周リードを広げて独走優勝。マウントモーリスの難コースにパーフェクトスコアを刻んだ。


ムスキャンが2戦連続総合優勝!



 250クラスのヒート1は、ザック・オズボーン(ホンダ)とコール・シーリー(ホンダ)の好スタートで始まった。しかし観衆を驚かせたのは、10位あたりからスタートした後たった半周ほどでトップに躍り出た、ケン・ロクスン(KTM)の走りにほかならなかった。オープニングラップ完了時のオーダーは、ロクスン、シーリー、マービン・ムスキャン(KTM)、ジャスティン・ボーグル(ホンダ)、そしてオズボーン…。ロクスンとランキング首位をしているイーライ・トマック(ホンダ)は、スタートで出遅れ8位でコントロールラインを通過した。
 トップに立ったロクスンは、5周で10秒差をつけ独走態勢を築く。やがて2位にはムスキャン、3位にはトマックが浮上してきたが、各々単独走行でラップを重ねた。マディから徐々にドライへと向かう状況なので、ライダーよりもコースコンディションの変化と戦っているような走りだった。レース終盤になると、トマックがムスキャンを追い詰めたが、ポジションに変動はなくロクスン、ムスキャン、トマックの順でチェッカーとなった。
 
 250クラスのヒート2では、ムスキャンがホールショットを決め、オズボーン、ジェレミー・マーティン(ヤマハ)、ジョーイ・サバッチー(KTM)が背後に続いた。序盤はムスキャンとオズボーンの接戦が続いたが、スタート5位から着々と進出してきたロクスンが、6周目にオズボーンをかわして2位浮上。KTMのチームメイト同士による1-2走行が延々と続く。
 序盤は1〜2秒のマージンを保っていたが、終盤になるとムスキャンとロクスンの間隔が1秒を切る接近戦となる。この2人の対決はフランスvsドイツの戦いであり、世界チャンピオン('09'10年MX2チャンピオン=ムスキャン/'11年MX2チャンピオン=ロクスン)同士の戦いでもある。観客の中にはアメリカ人に勝たせたいファンも大勢いたに違いないが、その担い手となるはずのオズボーンは3位に定着。トマックに至ってはスタート9位から4位まで挽回するのがやっとだった。結局テールトゥノーズのトップ争いはムスキャンが制し、初のヒート優勝をゲット。この結果ムスキャンが2戦連続のオーバーオールウィナーとなり、タイトル争いに名乗りを上げた。


順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 2 R・ビロポート Monster Energy Kawasaki Kawasaki '34.37.475 DUNLOP user
2 1 R・ダンジー Red Bull KTM KTM +16.641 DUNLOP user
3 51 J・バーシア Honda Muscle Milk Honda +45.200 DUNLOP user
4 28 T・ラトレイ Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +51.695 DUNLOP user
5 33 J・グラント JGR Toyota Yamaha Yamaha +55.100  
6 35 R・サイプス Rockstar Energy Racing Suzuki +59.259 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 2 R・ビロポート Monster Energy Kawasaki Kawasaki '35.46.213 DUNLOP user
2 1 R・ダンジー Red Bull KTM KTM +9.675 DUNLOP user
3 800 M・アレッシ Motoconcepts Suzuki +1.01.000 DUNLOP user
4 28 T・ラトレイ Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +1.03.099 DUNLOP user
5 41 T・カナード Honda Muscle Milk Honda +1.06.347 DUNLOP user
6 35 R・サイプス Rockstar Energy Racing Suzuki +1.18.586 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 94 K・ロクスン Red Bull KTM KTM '34.34.914 DUNLOP user
2 25 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM +4.171 DUNLOP user
3 17 E・トマック Geico Honda Honda +7.655 DUNLOP user
4 1 B・バゲット Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +39.110 DUNLOP user
5 34 J・ボーグル Geico Honda Honda +43.805 DUNLOP user
6 175 C・ウェブ Star Racing Yamaha +44.909 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 25 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM '36.09.656 DUNLOP user
2 94 K・ロクスン Red Bull KTM KTM +2.721 DUNLOP user
3 338 Z・オズボーン Geico Honda Honda +36.027 DUNLOP user
4 17 E・トマック Geico Honda Honda +40.973 DUNLOP user
5 176 J・サバッチー FMF Orange Brigade KTM +43.257 DUNLOP user
6 77 J・マーティン Star Racing Yamaha +43.869 DUNLOP user

第4戦終了時点

順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 2 R・ビロポート Monster Energy Kawasaki Kawasaki 193 DUNLOP user
2 1 R・ダンジー Red Bull KTM KTM 177 DUNLOP user
3 51 J・バーシア Honda Muscle Milk Honda 148 DUNLOP user
4 41 T・カナード Honda Muscle Milk Honda 120 DUNLOP user
5 800 M・アレッシ Motoconcepts Suzuki 116 DUNLOP user
6 7 J・スチュワート Yoshimura Suzuki Suzuki 104 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 94 K・ロクスン Red Bull KTM KTM 185 DUNLOP user
2 17 E・トマック Geico Honda Honda 170 DUNLOP user
3 25 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM 163 DUNLOP user
4 1 B・バゲット Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 141 DUNLOP user
5 338 Z・オズボーン Geico Honda Honda 127 DUNLOP user
6 21 J・アンダーソン Rockstar Energy Racing Suzuki 100 DUNLOP user