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CATEGORY
■ 2013/1/12 AMAスーパークロス第2戦/450SX第2戦/250SXウエスト第2戦
アリゾナ州フェニックス/チェイス・フィールド
天気 気温 観客
晴れ 日中11度〜深夜1度 50,109人

バーシアがクラス初優勝を飾る




 アリゾナは冬でも温暖なため、メジャーリーグのキャンプ地としてフロリダと人気を二分するほどのリゾート州である。ところがスーパークロス第2戦を迎えた今週末、州都フェニックスは平年を10度ほど下回る記録的な寒さに襲われた。会場のチェイス・フィールドには、夏期の日除けとしてリトラクタブル(開閉式)ルーフが装備されているが、今回は寒気を遮断する役目を果たした。
 フェニックスのスーパークロスコースは、砂漠的な気候の影響で乾燥するのが早い。硬いベースの上にパウダー状の土が浮いた路面が滑りやすく、加速時と減速時に繊細なコントロールが要求される。レイアウト的にはフープスが開幕戦よりもきつくなり、独創性が問われる連続ジャンプも増えた。難所は90度コーナー。180度コーナーのように外側のバンクを使わずにアウトインアウトのラインを通るため、微粒子が浮いたフラットな路面でグリップを保つのが難しそうだった。
 
 450SXのメインレース(20周)では、ジャスティン・バーシア(ホンダ)がホールショットを取った。その直後にはデイビー・ミルサップス(スズキ)、チャド・リード(ホンダ)、ライアン・ビロポート(カワサキ)、ジェイク・ワイマー(カワサキ)が続く。1コーナーではマルチクラッシュがあり、マイク・アレッシ(スズキ)、ジャスティン・ブレイトン(ヤマハ)らがダウン。ライアン・ダンジー(KTM)は転倒を免れたが、コースアウトしてオープニングラップ16位と出遅れた。
 2周目にはビロポートが、難所とされた90度コーナーで転倒。ポジションを下げたビロポートは、ジェイムズ・スチュワート(スズキ)を相手に7〜8位争いを繰り広げた。スチュワートは開幕戦で負傷したヒザの状態が心配されていたが、ひとまずタイムドプラクティスと予選ヒートレースで1位という結果を残していた。4周目にはトレイ・カナード(ホンダ)が4位に浮上。そしてカナードの背後には、スチュワートをかわしたビロポートが迫る。
 トップのバーシアは中盤までに9秒の貯金を蓄え、レースの主導権を握った。一方、ミルサップス、リード、カナード、ビロポートからなるセカンドグループが接戦で、ここまでがポディアム登壇を狙えるポジションだった。勢いのあるカナードはリードとミルサップスをかわし、15周目には2位に到達。これにビロポートが続き、トップスリーが固まったかに見えたが、最終ラップにカナードが転倒して自滅。結局バーシアを先頭に、ビロポート、ミルサップス、リード、カナードの順でフィニッシュ。今季から450にステップアップした、'11〜'12年250SXイーストチャンピオンのバーシアは、2戦目にしてクラス初優勝を遂げた。


ディフェンディングチャンプのトマックが2連勝



 250SXのメインレース(15周)では、ジェシー・ネルソン(ホンダ)がホールショットを決めたが、すぐにマーティン・ダバロス(カワサキ)がトップに躍り出た。ダバロスは予選ヒートレースでの転倒により、ラストチャンス経由でメインに進出していたが、不利なグリッドから大逆転というドラマチックなスタートに観衆がどよめいた。3位以下にはジョーイ・サバッチー(KTM)、ザック・オズボーン(ホンダ)、イーライ・トマック(ホンダ)、コール・シーリー(ホンダ)、ライアン・サイプス(スズキ)、ケン・ロクスン(KTM)らが控えていた。
 開幕戦で手首を負傷したブレイク・バゲット(カワサキ)が、今回は公式予選を走ったのみでDNSとなったため、ダバロスは名門チームプロサーキットの期待を背負ってトップを快走した。だが最大で3秒ほど築いたマージンは、4周目から2位に浮上したトマックによって削り取られ、8周目にはリーダーの座を明け渡すことになる。トップに躍り出たトマックはレース後半を完全に掌握し、約10秒リードの独走態勢を決め込んだ。
 2位に下がったダバロスの後方には、スタート8位から着々と3位まで挽回してきたロクスンがいたが、ラスト3周にはテールトゥノーズになるまで接近。何度かアタックを試みた後、ロクスンは最終ラップにダバロスを攻略して2位の座をつかんだ。ウィナーは独走で開幕2連勝を飾ったトマック。ディフェンディングチャンピオンならではの安定感が際立っていた。


順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 51 J・バーシア Honda Muscle Milk Honda "17.29.219 DUNLOP user
2 1 R・ビロポート Monster Energy Kawasaki Kawasaki +4.065 DUNLOP user
3 18 D・ミルサップス Rockstar Energy Racing Suzuki +12.327 DUNLOP user
4 22 C・リード TwoTwo Motorsports Honda +13.934 DUNLOP user
5 41 T・カナード Honda Muscle Milk Honda +17.521 DUNLOP user
6 12 J・ワイマー Monster Energy Kawasaki Kawasaki +27.278 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 1 E・トマック Geico Honda Honda "13.17.763 DUNLOP user
2 94 K・ロクスン Red Bull KTM KTM +10.193 DUNLOP user
3 40 M・ダバロス Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +12.382 DUNLOP user
4 43 C・シーリー Troy Lee Designs Lucas Oil Honda +22.030 DUNLOP user
5 36 J・ネルソン Troy Lee Designs Lucas Oil Honda +23.126 DUNLOP user
6 338 Z・オズボーン Geico Honda Honda +23.683 DUNLOP user

AMAスーパークロス/450SX第2戦/250SXウエスト第2戦

順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 18 D・ミルサップス Rockstar Energy Racing Suzuki 45 DUNLOP user
2 51 J・バーシア Honda Muscle Milk Honda 39 DUNLOP user
3 41 T・カナード Honda Muscle Milk Honda 38 DUNLOP user
4 22 C・リード TwoTwo Motorsports Honda 36 DUNLOP user
5 5 R・ダンジー Red Bull KTM KTM 33 DUNLOP user
6 12 J・ワイマー Monster Energy Kawasaki Kawasaki 31 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 1 E・トマック Geico Honda Honda 50 DUNLOP user
2 94 K・ロクスン Red Bull KTM KTM 44 DUNLOP user
3 43 C・シーリー Troy Lee Designs Lucas Oil Honda 38 DUNLOP user
4 35 R・サイプス Rockstar Energy Racing Suzuki 29 DUNLOP user
5 338 Z・オズボーン Geico Honda Honda 29 DUNLOP user
6 38 K・カニンハム Star Racing Yamaha 23 DUNLOP user