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CATEGORY
■ 2013/1/19 AMAスーパークロス第3戦/450SX第3戦/250SXウエスト第3戦
カリフォルニア州アナハイム/エンジェル・スタジアム
天気 気温 観客
晴れ 日中27度〜深夜8度 37,789人

ビロポートが本領発揮し今季初優勝をマーク!




 第3戦は当初ロサンジェルスのドジャー・スタジアムで開催される予定だったが、改修工事の都合によりアナハイムのエンジェル・スタジアムに変更となった。開幕直前に決定されたこの措置により、12月上旬から前売券の払い戻しと発売のやり直しが行われたこともあって、通常はソールドアウトになるアナハイムの45,050席が今回に限って埋まらなかった。第1戦・第3戦・第5戦が同じスタジアムで行われることになったが、インターバルにはモンスタージャム(トラック)が開催されるので、フィールドの土は1ヶ月ほど流用される。今大会の土質は基本的に開幕戦と同様ではあるが、強い日差しによる乾燥と散水の繰り返しにより、硬化と粒子化が進んだようだった。
 今大会の話題を独占したのは、ベテランのケビン・ウィンダム(ホンダ)だった。開幕戦10位、第2戦11位と低迷していたウィンダムは、昼過ぎからのタイムドプラクティスを走らなかったために憶測を呼んだが、オープニングセレモニーで引退を表明。'96〜'97年AMAスーパークロス125ウエストチャンピオンとなって以来、第一線で活躍してきた長いレースキャリアにピリオドを打った。
 
 450SXのメインレース(20周)は、ジェイク・ワイマー(カワサキ)のホールショットで始まった。2位トレイ・カナード(ホンダ)以下、ジャスティン・バーシア(ホンダ)、ジョシュ・グラント(ヤマハ)、デイビー・ミルサップス(スズキ)、ライアン・ビロポート(カワサキ)らが上位につける。メインレースの直前には、トップ2台のみに決勝出場権が与えられるラストチャンスが行われたが、開幕1〜2戦の勝者であるミルサップスとバーシアが予選ヒート脱落からラストチャンスに回り、1〜2位となる珍事があった。決勝に進んだミルサップスとバーシアは、いずれも不利なグリッドから好スタートを切ったが、バーシアは3周目2位に浮上した直後、3連ジャンプの着地で顔面を強打してリタイア。これでトップ争いは、カナード、ミルサップス、ワイマー、ビロポートによる混戦となった。
 2〜5周目まではカナードが先頭を走ったが、後方から迫るビロポートの勢いが凄まじく、6周目にはリーダーが交代。その頃から4位にはチャド・リード(ホンダ)が浮上し、前を行くミルサップスとの距離を少しずつ詰めてきた。レース後半になると、ビロポートが4〜5秒の貯金を蓄えて独走。一方、接近戦の3位争いは、15周目にリードが前に出るとすぐにミルサップスが抜き返すという激しさのまま大詰めへ。18周目にミルサップスが転倒したことで、リードの3位が確定した。トップのビロポートは、2位カナードの追撃を振り切って今季初優勝をゲット。ポイントリーダーを表す赤いゼッケンは、ミルサップスが保持している。


レッド#1プレートを維持するトマックが開幕3連勝!



 250SXのメインレース(15周)では、コール・シーリー(ホンダ)がホールショットを取り、ケン・ロクスン(KTM)、イーライ・トマック(ホンダ)、トラビス・ベイカー(ヤマハ)、クリスチャン・クレイグ(ホンダ)らが続いた。数周もするとシーリー、ロクスン、トマックが形成するトップ3は僅差を保ったまま4位以下を引き離す形となる。6周目には、スタート7位からポジションを上げてきたザック・オズボーン(ホンダ)が4位に到達したが、トップ3からは14秒も離されていた。シーリー、ロクスン、トマックの3人が、いかにハイペースで周回していたかを裏付ける大差である。
 450SXのバーシアが3連でショートしたように、今大会のコースレイアウトはジャンプの難易度が高かった。中でもリズムセクションの途中にあるステップオン・ステップオフの飛び方がポイントで、シーリー、ロクスン、トマックは揃ってこの難所を上手く通過していた。テーブルトップの平面に着地して、そのリバウンドを利用して次のジャンプをクリアする飛び方である。
 レース後半になると、トマックのスパートが始まる。9周目にはロクスンをパスして2位、11周目にはシーリーをトップの座から引きずり下ろし、トマックがリーダーに躍り出た。12周目にはシーリーとロクスンが入れ替わり、これで1〜3位が確定。セーフティリードを築いたトマックが、開幕から負け知らずの3連勝を遂げたアナハイム2となった。それでもランキング首位トマックのリードは、まだ9ポイントに過ぎない。次戦オークランド、そしてアナハイム3、サンディエゴと続く西海岸ラウンドで、決定的なポイントリードを築けるのか…。あるいはロクスンやシーリーによる逆転はあるのか…。250SX首位争いの行方はまだ楽観できない。


順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 1 R・ビロポート Monster Energy Kawasaki Kawasaki "17.59.155 DUNLOP user
2 41 T・カナード Honda Muscle Milk Honda +6.886 DUNLOP user
3 22 C・リード TwoTwo Motorsports Honda +9.970 DUNLOP user
4 18 D・ミルサップス Rockstar Energy Racing Suzuki +15.647 DUNLOP user
5 12 J・ワイマー Monster Energy Kawasaki Kawasaki +18.016 DUNLOP user
6 5 R・ダンジー Red Bull KTM KTM +18.865 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 1 E・トマック Geico Honda Honda "13.36.114 DUNLOP user
2 94 K・ロクスン Red Bull KTM KTM +3.412 DUNLOP user
3 43 C・シーリー Troy Lee Designs Lucas Oil Honda +10.780 DUNLOP user
4 338 Z・オズボーン Geico Honda Honda +24.658 DUNLOP user
5 23 J・カナダ Motoconcepts Honda +26.999 DUNLOP user
6 59 C・クレイグ Troy Lee Designs Lucas Oil Honda +29.179 DUNLOP user

AMAスーパークロス/450SX第3戦/250SXウエスト第3戦

順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 18 D・ミルサップス Rockstar Energy Racing Suzuki 63 DUNLOP user
2 41 T・カナード Honda Muscle Milk Honda 60 DUNLOP user
3 22 C・リード TwoTwo Motorsports Honda 56 DUNLOP user
4 1 R・ビロポート Monster Energy Kawasaki Kawasaki 52 DUNLOP user
5 5 R・ダンジー Red Bull KTM KTM 48 DUNLOP user
6 12 J・ワイマー Monster Energy Kawasaki Kawasaki 47 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 1 E・トマック Geico Honda Honda 75 DUNLOP user
2 94 K・ロクスン Red Bull KTM KTM 66 DUNLOP user
3 43 C・シーリー Troy Lee Designs Lucas Oil Honda 58 DUNLOP user
4 338 Z・オズボーン Geico Honda Honda 47 DUNLOP user
5 59 C・クレイグ Troy Lee Designs Lucas Oil Honda 35 DUNLOP user
6 28 T・ラトレイ Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 35 DUNLOP user