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CATEGORY
■ 2013/2/16 AMAスーパークロス第7戦/450SX第7戦/250SXイースト第1戦
テキサス州ダラス/カウボーイズ・スタジアム
天気 気温 観客
晴れ 日中13度〜深夜マイナス3度 54,036人

ビロポートが本領を発揮し、今季3勝目を挙げる!




 アメリカ西海岸を転戦してきたAMAスーパークロスは、今大会を境に北米中部〜東部へと戦場を移す。デイトナ・スピードウェイを除き、フットボール用ドーム式スタジアムでのレースが続くので、東部ではコースレイアウトや土質が西部とは異なる。今回の開催地は、ダラス近郊のアーリントン市に4年前オープンしたカウボーイズ・スタジアム。最新式リトラクタブルルーフは、2008年までスーパークロス会場として使用されたテキサス・スタジアムの天窓付き屋根を模したデザインだが、こちらは随時開閉できることが利点となっている。
 今回は1コーナー直後にフープスを配置したコースマップが出回り、実際にプログラムにもその通りのイラストが掲載されていたが、ライダーからの要望でステップオン・ステップオフを含むリズムセクションに変更された。当初の設計意図では、スタート時に数台が並ぶエキサイティングなシーンを演出する狙いがあったのだが、フープスは危険性を指摘されたために別の場所へ移設された。コース設営を担当するダートワークスのリッチ・ウィンクラー氏は、参加選手の声でコースデザインの完成度が高まることを是としている。
 ダラスの土質はクレイ系のハードパックで、走行時間が進むと表面がフラットで滑りやすいコンディションになることが多い。ライン取りにバリエーションがある180度ターンでは、あちこちに削られた粒子が浮いた状態だが、90度ターンでは走行ラインがアウトインアウトの1本に絞られるので、特にフラット化が進んだ。全体的なレイアウトはフィールドの広さを生かしたものだったが、平坦なストレート部が多いためアベレージスピードが高く、トップライダーのラップタイムは44〜45秒辺りに集中していた。
 
 450SXのメインレース(20周)では、スタート直前にマシントラブルを起こしたジェイムズ・スチュワート(スズキ)がDNSとなる番狂わせが発生。ホールショットはデイビー・ミルサップス(スズキ)が決めたが、1周目からライアン・ビロポート(カワサキ)とチャド・リード(ホンダ)が先行した。3位ミルサップスの後ろには、ライアン・ダンジー(KTM)、マイク・アレッシ(スズキ)、ジャスティン・ブレイトン(ヤマハ)が続く。4周目にはミルサップスがリードをかわして2位に浮上したが、4秒ほど先を行くビロポートの差を詰めることは難しそうだった。
 レース後半になるとビロポートの独走態勢が固まり、ミルサップス、リード、ダンジーによる2位争いが注目される。15周目にはダンジーがリードを攻略して3位に浮上、現時点のランキングトップスリーが、1〜3位を占める形となった。終盤に向けてダンジーのスパートが際立ち、ミルサップスのテールに迫るシーンもあったが、2〜3位の入れ換えはならなかった。レースは1周目から全ラップを物にしたビロポートの圧勝でチェッカー。ディフェンディングチャンピオンのビロポートが第3戦、第4戦に次ぐ今季3勝目を挙げたが、ポイントリーダーのポジションは依然としてミルサップスが保持している。


イースト開幕戦のウィナーはウィルソン


 併催される250SXクラスは全米ではなく地方選手権となっており、前週サンディエゴにて第6戦まで消化したウエストシリーズに替わって、今大会から250SXイーストがスタートする。出場ライダーは総入れ替えとなるが、主なチームの陣容は下記の通り。ガイコ・ホンダ=ウィル・ハーン、ザック・ベル、ジャスティン・ボーグル。モンスターエナジー・プロサーキット・カワサキ=ディーン・ウィルソン、ダリン・デュラム、ジャスティン・ヒル。ロックスターエナジー・レーシング=ブレイク・ウォートン、ニコ・イズィ。レッドブルKTM=マービン・ムスキャン。スターレーシング・ヤマハ=ジェレミー・マーティン。'11〜'12チャンピオンのジャスティン・バーシア(ホンダ)は、今年から450SXにステップアップしている。
 250SXイースト開幕戦のメインレース(15周)では、プライベートライダーのカイル・ピータース(ホンダ)がホールショットを取った。1コーナーで転倒を喫したムスキャンを除き、ほぼ全員が難所を上手くクリアしていた。ピータースはウィルソンとウォートンに抜かれ、2周目からは3位を走行。レース中盤にはクラッシュが相次ぎ、7周目にはベル、8周目には一時3位に浮上したコール・トンプソン(ホンダ)が転倒リタイアを喫した。
 レース終盤になると、スタート7位から追い上げてきたハーンが、11周目にピータースをかわして3位に浮上。これでウィルソン、ウォートン、ハーンの1-2-3が確定した。序盤から独走態勢に持ち込んでいたウィルソンは、リーダーのポジションを脅かされることなくフィニッシュ。危なげないレース運びでイースト開幕戦を制したウィルソンであった。


順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 1 R・ビロポート Monster Energy Kawasaki Kawasaki "15.26.992 DUNLOP user
2 18 D・ミルサップス Rockstar Energy Racing Suzuki +3.888 DUNLOP user
3 5 R・ダンジー Red Bull KTM KTM +5.080 DUNLOP user
4 22 C・リード TwoTwo Motorsports Honda +7.162 DUNLOP user
5 10 J・ブレイトン JGR Toyota Yamaha Yamaha +13.141  
6 51 J・バーシア Honda Muscle Milk Honda +16.581 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 15 D・ウィルソン Monster Energy Pro Circuit Kawasaki "12.08.380 DUNLOP user
2 13 B・ウォートン Rockstar Energy Racing Suzuki +5.926 DUNLOP user
3 19 W・ハーン Geico Honda Honda +11.879 DUNLOP user
4 50 K・ピータース AG Motorsports Honda +16.201 DUNLOP user
5 317 J・ヒル Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +18.930 DUNLOP user
6 25 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM +20.904 DUNLOP user

AMAスーパークロス/450SX第7戦/250SXイースト第1戦

順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 18 D・ミルサップス Rockstar Energy Racing Suzuki 154 DUNLOP user
2 5 R・ダンジー Red Bull KTM KTM 133 DUNLOP user
3 1 R・ビロポート Monster Energy Kawasaki Kawasaki 130 DUNLOP user
4 41 T・カナード Honda Muscle Milk Honda 119 DUNLOP user
5 22 C・リード TwoTwo Motorsports Honda 115 DUNLOP user
6 51 J・バーシア Honda Muscle Milk Honda 98 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 15 D・ウィルソン Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 25 DUNLOP user
2 13 B・ウォートン Rockstar Energy Racing Suzuki 22 DUNLOP user
3 19 W・ハーン Geico Honda Honda 20 DUNLOP user
4 50 K・ピータース AG Motorsports Honda 18 DUNLOP user
5 317 J・ヒル Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 16 DUNLOP user
6 25 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM 15 DUNLOP user