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CATEGORY
■ 2013/2/23 AMAスーパークロス第8戦/450SX第8戦/250SXイースト第2戦
ジョージア州アトランタ/ジョージアドーム
天気 気温 観客
曇り 日中11度〜深夜4度 68,987人

スチュワートが今シーズン初優勝!




 アメリカ南東部の要衝と言われるアトランタ。この地で行われるスーパークロスは、全17戦が組まれているシリーズの中で最も重要な大会の一つである。会場のジョージアドームは巨大なインドアスタジアムだが、昨年は満員御礼となる71,009人の入場が記録された。これは当地のアメリカンフットボールチーム、アトランタ・ファルコンズの平均観客動員数を上回る数字で、スーパークロスの認知度の高さを物語っている。
 アトランタと言えば、誰もが「赤土」と「ワダチ」を連想する。その赤土は今年も健在だったが、ワダチの方はコーナーのイン側にラインが1本できた程度であまり多くなかった。以前は土が湿っていてソフトだったため、ジャンプの踏み切り斜面などがワダチだらけになるのが常だったが、ここ数年は土の乾燥〜硬化が早くなっている。特に今年は1週間前にここでモンスタートラックが開催されたので、その土をコース造成に流用したことが影響した。
 レイアウト的には表情の豊かなテクニカルコースで、ジャンプが連なるリズムセクション、短めだが険しいフープス、ドラゴンバック(勾配付きフープス)、そしてパッシングを演出するボウルターンなどで構成されていた。ドッグレッグ型の最終コーナーには、イン側に小さめのダブルジャンプがあり、インとアウトの2レーンに分かれての競り合いが見られた。また深いサンドセクションの出口には、アトランタで発祥した名物のウォール(垂直に近い絶壁ジャンプ)があり、大幅なスピードダウンを強いられる難所となっていた。このためトップライダーのラップタイムは、52〜53秒あたりに集中することになった。
 
 450SXのメインレース(20周)、ジェイムズ・スチュワート(スズキ)がホールショットを取ると、7万弱の大観衆がどよめいた。スチュワートはこの日、タイムアタックから予選ヒートレースに至るまですべて1位で進出してきたため、注目される存在だったからである。スチュワートの背後には、ライアン・ビロポート(カワサキ)、ジェイク・ワイマー(カワサキ)、ジャスティン・ブレイトン(ヤマハ)、デイビー・ミルサップス(スズキ)、マイク・アレッシ(スズキ)、ジャスティン・バーシア(ホンダ)らが続いた。
 2周目にはバーシアと接触したブレイトンが転倒。3周目には負傷欠場から復帰したばかりのワイマーがポジションを下げ、トップグループの上下関係が整う。スチュワートとビロポート、そしてやや遅れてミルサップスとバーシアという形だ。トップ争いは1〜2秒差の接戦となったが、選択肢の多いリズムセクションのこなし方で差が付いた。1個所スチュワートだけが3-3で飛べる連続ジャンプがあり、ビロポートはここで離されて苦戦した。
 レース後半になると、周遅れの出現でトップ争いの間隔が詰まったが、スチュワートが1秒強のマージンを残してフィニッシュ。昨年のデイトナ以来ほぼ1年ぶりとなる勝利を得た。ビロポートに続き、地元ジョージア州出身のミルサップスが手堅く3位入賞。また450SXへのエントリーが注目された、250SXウエスト2位のイーライ・トマック(ホンダ)は、スタート12位から7位まで挽回してチェッカーを受けた。


ハーンが悲願の初優勝をゲット!


 250SXのメインレース(15周)では、ウィル・ハーン(ホンダ)がホールショットを決めた。2位にはディーン・ウィルソン(カワサキ)、その後にはブレイク・ウォートン(スズキ)、マービン・ムスキャン(KTM)、ジャスティン・ヒル(カワサキ)、ジェレミー・マーティン(ヤマハ)とほぼ順当な顔ぶれが上位陣に揃う。3周目にはムスキャンが3位に浮上。4位に下がったウォートンは徐々に離されていった。
 予選ヒート1ではウィルソンが1位、ヒート2ではハーン、ムスキャンが1〜2位となっていたこともあり、メインレースのトップスリーは非常にハイレベルでミスの少ない走行を続けた。プラクティス開始時には湿り気があったコース表面も相当ドライになり、特にホームストレッチを横切る平坦な部分が硬く滑りやすくなっていた。イン側にレールがあるヘアピン、失速するサンドセクション、そして滑りやすい路面と変化に富むコンディションに細心の注意を払わなければならない。そんな難しさがあったので、意外と独走劇にはならなかった。
 レース後半になるとムスキャンのペースが衰え、トップ争いはハーンとウィルソンの一騎打ちとなる。最終ラップにはラストスパートしたウィルソンが迫ったが、ハーンが冷静に逃げ切って優勝。ハーンにとってはキャリア初の記念ずべき勝利となった。250SXイーストシリーズでは、2戦で2人のウィナーが生まれた。ウエストとは異なり、ウィルソンとハーンが互角のポイント争いを繰り広げるのか…。あるいは第3の男が現れるのか…。


順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 7 J・スチュワート Yoshimura Suzuki Suzuki "17.52.788 DUNLOP user
2 1 R・ビロポート Monster Energy Kawasaki Kawasaki +1.468 DUNLOP user
3 18 D・ミルサップス Rockstar Energy Racing Suzuki +5.903 DUNLOP user
4 51 J・バーシア Honda Muscle Milk Honda +9.689 DUNLOP user
5 41 T・カナード Honda Muscle Milk Honda +11.724 DUNLOP user
6 5 R・ダンジー Red Bull KTM KTM +12.762 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム  
1 19 W・ハーン Geico Honda Honda "13.41.726 DUNLOP user
2 15 D・ウィルソン Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +1.100 DUNLOP user
3 25 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM +8.807 DUNLOP user
4 13 B・ウォートン Rockstar Energy Racing Suzuki +16.219 DUNLOP user
5 77 J・マーティン Star Racing Yamaha +17.394 DUNLOP user
6 317 J・ヒル Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +33.017 DUNLOP user

AMAスーパークロス/450SX第8戦/250SXイースト第2戦

順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 18 D・ミルサップス Rockstar Energy Racing Suzuki 174 DUNLOP user
2 1 R・ビロポート Monster Energy Kawasaki Kawasaki 152 DUNLOP user
3 5 R・ダンジー Red Bull KTM KTM 148 DUNLOP user
4 41 T・カナード Honda Muscle Milk Honda 135 DUNLOP user
5 22 C・リード TwoTwo Motorsports Honda 127 DUNLOP user
6 51 J・バーシア Honda Muscle Milk Honda 116 DUNLOP user
順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント  
1 15 D・ウィルソン Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 47 DUNLOP user
2 19 W・ハーン Geico Honda Honda 45 DUNLOP user
3 13 B・ウォートン Rockstar Energy Racing Suzuki 40 DUNLOP user
4 25 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM 35 DUNLOP user
5 50 K・ピータース AG Motorsports Honda 31 DUNLOP user
6 317 J・ヒル Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 31 DUNLOP user